イタリア滞在記 of Ikuのイタリア料理教室

シチリア滞在記(2008.9)

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IMG_4447.JPGずっと行ってみたかったシチリア・・・今回お世話になったのは、シチリア西海岸にあるイタリアでアフリカに最も近い町、トラーパニに住まれている「ラ ターボラ シチリアーナ」のレイさん!

 仙台から成田へ約6時間のドライブ。成田空港近くに前泊し、翌日、ローマ経由でパレルモへ。パレルモに到着したのが夜の10時半過ぎ。そこから、予約していたリムジンに乗り込み、一路トラーパニへ。驚いたことに、待っていてくれた運転手さん、イタリア人にはちょっと珍しく、ちゃんとスーツを着ていたんです。きっと安全運転派かな?と思いきや、これが、とばすとばす~!疲れもたまっていたので、目を閉じてしまいそうになりかけたけれど、眠ってしまったら、このままお星様になっちゃいそうで、コワクて眠れず、、、スヤスヤ寝ているあすかを膝の上でギュッと抱きしめていました。さすがに、2歳児には、これだけの移動はキツかったかも・・・

 深夜12時前くらい、無事レイさんのアパートへ到着すると部屋の設備の使い方等簡単なオリエンテーションをしてくれました。レイさんは、思ったとおり、素敵な方。ステキというより、本当にかっこいいんです。憧れちゃうなぁ~~ 

 お部屋に入ると、なんだかすごくいいにお~い♪そう、テーブルの上には、大きな包み紙が!レイさんからのメールに「到着時に軽食をご用意致します」と書いてあったけれど、軽食?って思ってしまうくらい、すっごい量!!シチリア名物アランチーニ(ライスコロッケ)、ピッツェッタ(小さなピッツァ)、パネッレ(ひよこ豆の粉を水で練って揚げたもの)、クロケ(ポテトコロッケ)などなど。さらに、「冷蔵庫の中のものも自由に食べていいですからね~」とレイさん。冷蔵庫の中には、これまたいろんなフルーツがたくさん!いや~ホントびっくり!

 部屋中おいしいにおいでいっぱいだったので、なんだかお腹もすいてきたし、家族みんなで夜中にパクパク・・・。さすがに全部は食べ切れなかったので、翌日の朝食にいただきました!

IMG_4382.JPGさて、次の日からお料理レッスンスタートです!まだ、あすかは小さいので、レッスンの間は主人とふたりでお散歩・・・といっても、レッスン中ずっと、というわけにもいかないので、今回は主人もお料理レッスンを一応申し込みました。

 今回のシチリアでのレッスンは、レイさんからはもちろんのこと、シチリアマンマ「パトリッツァ」からトラーパニの伝統料理を、田舎に住むベテランマンマからはクスクスを習ってきました!



 まずはパトリッツァのレッスン。パトリッツァの自宅は、レイさん宅から程近い比較的近代的なマンション。お部屋の中は私好みの家具で調度品もとってもステキ。本当は、このレッスンの名前は「パトリッツァ&カロリーナのレッスン」そう、本当はカロリーナ先生もいるはずなのですが、この日はカロリーナが不在のため、パトリッツァのみ。その代わりといっちゃなんですが(笑)パトリッツァの彼氏がいました。詳しいことはよくわかりませんが、パトリッツァに会いにわざわざメッシーナ(ちなみに、メッシーナからトラーパニまで約300キロ!)からやって来たんだとか。そう、ふたりは遠距離恋愛中!そうね~アモーレアモーレの国だから、いくつになっても恋愛はOKよね~

 その彼が料理レッスン中に、料理に関することなど、パトリッツァ以上に、横から私たちにいろいろ話しかけてくるんです。「へぇ~そうなの~おいしそ~~」なんて相槌を打っていたら、今度はパトリッツァが「そうじゃないわよ、こうした方がおいしいわよ!」と。あれれ、、、もしかしてケンカ???二人とも久しぶりに会ったのに、こんなことでケンカしないでよぉ・・・(汗)でも、もちろんすぐにラブラブに戻りましたけどね(笑)。

 途中であすかが寝てしまったので、ここからは主人も一緒にレッスンに参加。手打ちパスタ「ブジアーテ」なんて、私より上手なんだもん(ぐすん)。パトリッツァに褒められて、すっかり上機嫌な主人。あと30年後?には、私の助手になってくれるかしらん(笑)

 出来上がったお料理をみんなでワインをいただきながら試食し、残ったものは持ち帰り用にわざわざ用意してくれました。(子連れだと、こういうのって本当にありがたいんです。おまけに、ペストトラパネーゼを作るためのすり鉢&すり棒までもプレゼントされ!!あっ、もっとちゃんとしたお土産をお持ちすればよかった・・・と後悔。あとで驚いたのは、すり棒が日本のものより、すごく握りやすくって、とても使いやすいんです!大事に使わせてもらいますね~
IMG_4530.JPGさてさて次は、ベテランマンマのクスクスレッスン。クスクスって、今までおいしいものを食べたことがないからなのか?あまり好きではなかったんですが、今回のマンマのクスクスを食べて、私の中でのクスクスのイメージはかなり変わりました!!
 レッスンの仕入れのため、まずは、レイさんと一緒にお魚市場へ♪でもあいにく、海が大荒れだったらしく、広い市場の中に営業しているお店はたった2件だけ・・・もっと活気のあるトラーパニのお魚市場を見たかったけれど、こればっかりは仕方がありませんね。とりあえず、今日のレッスン用のお魚をゲットできただけでもよしとしよう!その後、レイさんの愛車でドライブすること約30分。のどかな風景が広がる田舎マンマのお家に到着。優しそうなマンマとパパが家の前で待ってくれていました。話には聞いていたものの、お家の前に広がる田園風景にあすかも大喜び、採ってもらったばかりのトマトもパクパク食べていました。

 そして、レッスン開始!さっき市場で買ってきたばかりの新鮮な魚をマンマが手際よくさばき、魚介の下処理が終わると、次はクスクス作り。クスクス用の粗挽きセモリナ粉を使って、水を少しずつ入れながら、ツブツブの粟状にしていきます。これが簡単なようで、結構難しかったりするのですが、うちのあすかさんも一生懸命アシスタントをしてくれました(笑)。

 いや~それにしても、クスクスレッスン、かなり甘くみていました。正直、こんなにタイヘンだとは・・・ 新鮮な魚介を用意して、クスクスを手作りして乾燥させている間に、ズッパディペッシェ(魚のスープ)を作り、その後、乾燥させたクスクスに味付けをして、鍋で蒸して。(ここまででかる~く3時間以上は経過しています)そして、ここからやっと仕上げに入ります。蒸しあがったクスクスにズッパディペッシェを少しずつ混ぜて、その後フタをして30分ほどなじませ、、、それからやっといただきま~す♪

 それはもう~~いままで食べたことがない、とにかくすばらしい魚介のクスクスでした!!このままでもおいしいのですが、さらにたっぷりズッパディペッシェをかけて、ひたひたにしていただくと、もう、参りました!という感じの一皿だったのでした。でも、あまりの工程の複雑さと所要時間の長さにこれはあえて日本で作るのはよそうと・・・思っています。食べたくなったら、またトラーパニに行くことにします(笑)。

 試食の時には、お料理を教えてくれたマンマだけではなく、家族みんなが集まり、一緒に試食。家族でイタリアを訪れても、こんな風にイタリア家庭をちょっぴり体験できるっていうのも、よかったです~
IMG_4628.JPG次は、お待ちかね、レイさんのお料理レッスン!もちろん、レイさんのキッチン(私たちが滞在しているアパート内)で行います。なので、途中、あすかが寝てしまってもOKだし、パパとあすかがふたりでお散歩してくれてもOKだし、レッスンのための移動もないし、子連れにとっては、すごくよかったです。でも結局、あすかも張り切ってエプロンをつけて、一緒にレッスンを受けていましたけどね。レイさんには、あらかじめリクエストしていたシチリアの伝統料理を教えていただきました!

9月17日のレイさんのレッスン終了後には、C氏(レイさんのブログを読んでいる方はご存知ですよね)があすかのお誕生日ケーキを持ってきてくれました!!!コテコテのイタリアケーキにあすかも大喜び!! Tanti auguri a te ! Tanti auguri a te ! Tanti auguri a Asuka!Tanti auguri a te ~♪とみんなで歌い・・・♪
はい、1歳に引き続き、2歳の誕生日もイタリアでむかえちゃいました(笑)。そしてそして、こんなステキなプレゼントまで!!レイさんのお宅にもたくさん飾ってありますよね、そうトラーパニの伝統工芸のひとつ「珊瑚細工」でできているあすかの「A」の文字。今はあすかのお部屋のドアにこんなふうに飾っています♪
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 とにかく快適なトラーパニ滞在でした。それもこれも、いろいろコーディネートしてくれたレイさんのおかげですm(__)m。塩田、ワイナリー、スーパーマーケット、食材屋さん、それにおいしい魚介のレストランなどにも、いろいろ連れて行っていただきました!

 その中でも、特に印象に残っているのは大塩田地帯!ちょうど私たちが訪れた時には、「サリナイオ」と呼ばれる塩職人の手作業で塩を収穫し、それを小さな山の形に積み上げているところでした!真っ青なシチリアの空と真っ白な塩のコントラストによる、幻想的な光景に思わず見入ってしまい、なんだか感動してしまいました!



IMG_4727.JPGそして、ここからはシチリア滞在記も後半です。楽しかったトラーパニに別れを告げ、一路パレルモへ!パレルモに到着して、お散歩していると必ず目にするのが、パレルモ名物観光馬車。家族で乗ってもいいかな?と思いながら、横を通りすぎると「60ユーロだよ、乗らない?」と声をかけてきます。パパと顔を見合わせて、「高っ!」即効「乗らない」というと、「じゃあ、50ユーロでいいよ」とのこと。もちろん、50ユーロでも乗りませんよ~ その後、しつこいくらい、私たちに話しかけてきて、15ユーロまで勝手に値下げしてくれました(笑)。日本のどこかの観光地の馬車みたいに、どうせすぐに終わっちゃうんだろ~なと大して期待していなかったのですが、乗ってみるとこれが、ビックリ!パレルモ市内の主要観光地を約30分もかけてまわってくれました。写真スポットなどでは、ちゃんと停車してくれたり、思ったよりも親切だったような気もします・・最後に馬車を降りようとしたら、「ほら、馬もこんなに頑張ったんだぜ、、、」みたいなことを言われ、結局、お馬ちゃんに2ユーロプラスし17ユーロ渡しましたが、こんな充実しているなら、30ユーロくらい払って、また乗ってもいいかも・・・なん~て。

 それにしてもさすがシチリア!パレルモでの食事も、もちろん新鮮な魚介類のオンパレードでした!そして、その中でも毎回必ず注文したのは海老のグリル!我が家のあすかさん、海老をいたく気に入ったらしく(笑)、写真のようにどこのレストランに行ってもパパのひざの上で、ナイフとフォークを握り締め、海老を夢中で食べていました!

 日本からは、ちょっと遠いシチリアですが、イタリアの大都市に比べると、ゆったりとしていて子連れの方でもかなり楽しめるんじゃないかな~と感じました。
ただ、1点だけ帰りの飛行機でとんでもないことをやらかしてしまった私・・・(>_<)自分でも気がついたときはホント驚きましたが・・・皆さん、くれぐれも搭乗前のアルコールには気をつけてくださいね(笑)