PTA法(ドッサリース農法)

第15章 PTA法(光合成移転農法)サイトの図面集 

PTA法(ドッサリース農法)の色々な図面

最終更新日:2010-12-30

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PTA法(光合成移転農法)の図面集

当サイトは、「作物が低分子量有機物を吸収・同化するのであれば、低分子量有機物は炭素肥料と考えてよいのではないか」と考えるPTA法(光合成移転農法)という一つの農業の見方を提案するものです。

その切っ掛けは、「家畜糞尿の生石灰処理と、その残渣の圃場利用が長く好適に運営されている。糞尿を完璧に殺菌処理しても、損をするどころか、大いに潤っている!」という現象を合理的に解釈することでした。

言い換えれば、明らかに常軌を逸した現実が存在していたと言えます。(糞尿が利益をもたらしている!

これは、人類史上初めての珍事とも言えることでしょう。ただ、ものがものだけに、日頃、真顔で会話する機会は絶無と思われます。勿論、日々、身近に接してはいるのですが・・・・

しかし、その行き着いたものは、「光合成のリサイクル」という驚くべきものでした。

その検討や思考の過程では、幾つかの驚くべきものの見方を提案することになりました。次のようなものです。

● 「生態系の炭素循環において、有機圏内で有機炭素が循環する」<有機圏内炭素循環>

● 「光合成で獲得された生体エネルギーが、散逸することなく有機炭素の吸収によって循環する」<エネルギーの循環>

● 「低分子量有機物は炭素肥料のように振舞う」<炭素が肥料要素に加わる>

● 「作物への有機炭素の補給は、収量の増加ばかりでなく、食味を改善する」<食味に着目した新しい栽培の在り方>

● 「地形学的に日照が少ない高緯度地域の農業の生産性向上」<高緯度農業の改善>

● 「光合成が不得手な陰性植物が、有機炭素を経根吸収することで生育を助勢する」<陰性植物に格別効果を奏する肥料>

● 「過去の光合成産物を、現在の光合成の場に加える、光合成のリサイクル」<光合成のリサイクル、光合成リサイクル農業>


ただ、多くの場合、凡その趣旨が判れば、模式的な図表・絵図等を一瞥するだけで理解できると思います。

ここでは、トップから順番に、図面や表を転載し、簡単な説明を付すに留めます。

PTA法の趣旨を、納得できないまでも、ご一読いただければ、その余はこの図面集で事足りるかもしれません。

著名な著書に「バカの壁」というものがあります。これに対して、「知恵の壁」という表現もあります。何れも、巧みに推敲された表現で、理解しやすい方を用いればよいと思います。

PTA法(光合成移転農法)は、既に、誰もが常識として考えてる事柄から、全く思いもよらない結論を導き出していることから、「知恵の壁」という見方が理解しやすいかも知れません。

常識という知識が障害となって、理解しにくいことがあるかもしれません。しかs、この説明に用いた図表を眺めることで、PTA法の言わんとするものがご理解いただけるかもしれません。



トップ:0:現実の異常な営農の姿(法外な費用負担増):30年・数千haに広がっている営農形態

慣行農法に有機石灰質土壌改良資材を併用する農法(PTA法)が、法外な経費の増額にも関わらず増え続けています。

PTA法(光合成移転農法)は、この転換を推奨する新しいものの見方を推奨します。

それは、耕種農業・畜産のためではなく、むしろ、消費者・社会全体に及ぼす計り知れない効果があるからです。

その意味で、積極的な公的運営によって、迅速に推進されることが、明らかに効果が大きくなります。

肥料の節約にならず、反対に、法外な金額と施肥量の土壌改良資材を追加する耕種農業の形態を「是」とすることは考えられないことです。しかし、それが増えているのです。


トップ:1:家畜糞尿の処理とリサイクルの模式図。

1) 家畜糞尿は生石灰によって完全に分解、殺菌され、低分子量有機物になり、一切の生命活動を断たれた状態となり、圃場へリサイクルされます。

2) 水稲・蔬菜類・果樹・花卉など殆どの作物・樹木に対して万能の土壌改良資材として利用されています。

3) 品目によって効果は違いますが、収量の増加、食味の向上、連作障害の抑制、老木の若返り、という効果を奏し、「万能の土壌改良資材」と認識されて利用されています。

4)糞尿の生石灰処理は、概ね、畜産の売上の半分程度の費用を要します。なお、通常の畜産では売上の6〜70%が飼料代金とされています。

5)糞尿の処理に関する一切の費用は、訴状改良資材の販売費として、耕種農家が負担することになります。畜産側は、些少ではあっての糞尿処理により利益を得ています。

6)耕種農家は、NPKの化成肥料を中心とした慣行農法に、この土壌改良資材を併用するだけのことであり、簡単に採用できる栽培方法です。

7)土壌改良資材の費用は、NPK等の慣行肥料の3〜10倍程度で、常識的には非常に高い負担と言えます。

8)また、土壌改良資材であれば、一定の土壌条件に整えた後は追加して施用する必要はないはずです。本資材は、毎年、施用する資材です。

9)さらに、土壌改良資材に「万能」は有り得ないはずです。しかし、現実には、概ね耕作面積に応じて、本資材を購入し、施用しています。



トップ:2:PTA法(ドッサリース農法Dossarys Farming・光合成移転農法Photosynthesis Transfer Agricultural Method)

従来の農業は、「播種定植されている圃場におけるその時の光合成」によって収穫物を得るものでした。

PTA法は、過去の光合成産物を、低分子量有機物として施肥し、今の光合成に合算する考え方の農業です。

今の光・耕地に限定されない、膨大な過去の光合成産物を加算できる全く新しい農業です。

PTA法は、光合成のリサイクル(或いは、光合成産物のリサイクル)とも言えるかもしれません。


トップ:3:今までの農業は「現在の光合成」によって収穫物を得ていました。

PTA法(光合成移転農法)は、上記現在の光合成に、過去の光合成産物を加算します。必ず、増加します。

今までの農業は、こと光合成は、栽培期間中だけの、神頼みでした。

PTA法は、栽培期間の時と場所に関わらず、膨大な過去の光合成産物を低分子量化して準備すれば、活用できるという提案です。


トップ:4:従来の栽培を示しています。

「間引き」「摘果」「摘蕾」「光反射シート」「南斜面」「海面反射」という、従来から普通に取り入れられていた慣行の所作には、大変深い意味があり、ただ、熟達したために、思考を伴うことなく行動に移っていたきらいがある。

トップ:5:PTA法(光合成移転農法)の考え方を示しています。


過去の光合成産物を低分子量有機物として付加することは、光合成の付加とも言い換えることができ、それは、太陽の付加ともいえる。炭素肥料は、大地の太陽とも言い換えることができるかもしれない。

【作物は何故生長するのだろうか?】

1)作物は、日照を受け、光合成によってブドウ糖を合成して生長します。

2)作物は、日照を受けても、光合成を営まなければ生長しません。炭酸ガスを除去した環境で生じる状況です。水分が飽和している環境でも同様です。

3)従って、作物が生長するのは、体内のブドウ糖の状況によって支配されているのではないか、とする見方もできるかもしれません。

トップ:6:PTA法(光合成移転農法)は、適正に運用される限り、今の光合成に過去の光合成を加えるので、必ずより良い結果につながります。


トップ:7:PTA法(光合成移転農法)は、その入口は「家畜糞尿の処理」となっていましたが、その中は、光合成のリサイクルです


     私たちの食糧の主体をなす農産物が飛躍的に増産され、美味しくなる手掛かりが家畜の御手洗に隠されていました。


トップ:8:家畜糞尿の生石灰処理とリサイクルに関連する業種の関係を示しています。


今の農業は、耕種農業の生産者までの段階でほぼ業務が完結しています。その後は物流です。しかし、消費者の購入代金は、流通で殆ど消え去ります。興味ある経済構造です。



トップ:9:家畜糞尿のような有機廃物の処理の方式とその特徴を示しています。


PTA法は、高度に浄化され、好適な条件の下では、処理費用を上回る経済効果があります。


それ故に、30年近くも利用されているリサイクルです。


トップ:10:生物地球化学的炭素循環の模式図です。PTA法では、有機圏内で有機炭素が循環します。


 有機圏内炭素循環は、ATPによって駆動され、光合成に比べて効率が高い方法です。


 このため、光合成で獲得した生体エネルギーが増幅される、という見方もです。


トップ:11:在来の農業では、太陽光に基づく光合成によって生長している。PTA法は、今の光合成に加えて、低分子量有機物(炭素肥料)として施肥された有機炭素を取り込んで生長するために、旺盛に生長を遂げます。


トップ:12:PTA法(ドッサリース農法)の流れを示します。概して、不要な生体組織を低分子量有機物まで分解して、作物に吸収させます。光合成と共にATPによって同化され、美味しい収穫物を多量に生産します。

トップ:13:植物のニッチを示す模式図です。植物は、種に応じて最適生息条件が異なります。土壌改良資材は、土壌環境を整えて所望の作物の生長を促します。「万能の土壌改良資材」というものはなく、それは肥料です。


トップ:14:PTA法(光合成移転農法)の食物連鎖を示しています。PTA法は、生体組織を低分子量化して生産者へ吸収させます。

即ち、炭酸ガスを経ることなく生産者へ有機炭素を与え、そして、同化させます。 光合成のリサイクルがPTA法の特色です。


トップ:15:鶏糞を例にした生石灰処理とリサイクルの模式図。反応処理の適切な条件を維持するため、水分を加えることもあります。


トップ:16:鶏糞の堆肥化処理の模式図:PTA法に比べて簡便です。

トップ:17:鶏糞の堆肥化処理と生石灰処理の比較(5万羽の採卵鶏の規模を例として)

第2章:1:糞尿は、古来、耕地にしか使い道はない。そのまま撒いたり、熟成させてから撒いたり、熟成の度合いもいろいろ。生石灰処理後に利用することもあった。

第2章:2:現在主流の堆肥化でも、別途石灰は圃場に施用している。生石灰処理は、「どうせ石灰を利用するなら、処理に使え」という合理的な見方から生まれたものかもしれない。

第3章:1:PTA法(ドッサリース農法:光合成移転農法)は、糞尿を処理する費用以上の農産物収益があり、30年近くも続いている。

第3章:2:採卵鶏1羽の1日の鶏糞の行方:卵45gのために、堆肥が64g生産され、PTA法であれば130gの粉末資材が生産されます。


第3章:3:おなじ重量の鶏糞から堆肥を生産する時と、生石灰処理で炭素肥料を生産する時の生産品の経済的価値を概観しています。堆肥化処理に比べ、ほぼ倍の量が生産され、単価が50倍ほど高いため、合計すると100倍の経済的価値の創造がなされている。鼠色の面積と緑色の面積がそれぞれを示しています。 

第3章:4:炭素肥料(ドッサリース)(固体粉末状)の一般的な施用量(10aあたり)

第3章:5:最少養分律:今日の農業で、肥料切れを招くような栽培はしていない。何れの養分もやや多めに管理されている。PTA法は有機炭素の施肥によって、疑似的に光合成を助勢すると考えます。


第3章:6:一般的な栽培の考え方を示します。「間引き」「減数処理」「反射光」などで品位を高める工夫がなされています。


第3章:7:PTA法(光合成移転農法)は、耕種農業の栽培目的に自由度を与えます。


「増収」を目指すのか、「食味」を目指すのか、生産者は栽培の目的に幅を持ちます。
そして、何よりも消費者は、美味しさに幅を持ちます。同じ品目でも、いろいろな食味を持つ農産物を使い分けることができます。
PTA法は、消費者其々が持つ個性を如何なく発揮できる食材を提供します。


第4章:1:同じ有機廃物で堆肥化処理しても生石灰処理しても、同じ耕地にリサイクルされている。そかし、耕地面積が異なる。


第4章:2:低分子量有機酸のpHにおける解離状態を示すグラフ。


pH5以下では未解離の酸分子の状態で水に分散する可能性が示唆される未解離酸であれば、生体膜を濃度拡散によって透過する可能性が高まります。

PTA法では、アミノ酸に関しては格別考慮しません。それは植物の根の近傍は酸性の傾向が強まり、その環境で非解離状態になる有機酸の方が濃度拡散に都合がよいからです。


第4章:3:植物の生育の模式図です。光合成の後、一次同化、二次同化を経て、実体組織が構築されます。

第4章:4:生物地球化学的炭素循環からみた、従来の見方と、Dossarys農法の見方です。
      PTA法(ドッサリース農法)は、有機圏内で有機炭素が循環しているのが特徴です。

第4章:5:堆肥化処理とドッサリース処理との比較です。堆肥の有機炭素は炭酸ガスとなり、ドッサリース処理では、低分子量有機物の形態で作物に還流します。光合成のリサイクルです。
    


第4章:6:堆肥は原料に含まれるNPK等のリサイクルです。

PTA法は、有機炭素のリサイクルです。PTA法は、広大な空き地が資源になります。

農家は、耕地に播種・定植してから、その作物の光合成だけに関心を払います。原野の光合成は無関係です。関心は払っても、日照や気象は、眺めるしか術はありません。

PTA法は、未利用地の光合成を耕地に移転できます。過去の光合成産物を耕地に移転できます。耕地の栽培期間とは別の時であっても、仕事ができます。

PTA法(光合成移転農法)は、光合成の時と場所を移動させ、耕地に導くことができます。「光合成のリサイクル」と言われる所以です。





第4章:7:作物の根の先端の伸長とドッサリース粉末dとの関係を示す模式図

第4章:8:根の先端部における水分の吸収の模式図

第4章:9:作物の蒸散にともなう養水分の吸収と、有機酸カルシウムの吸収の模式図。細胞膜の透過は未解離酸の濃度拡散であり、葉部における濃縮は、水分の蒸散による濃縮となる。


第5章:1:ブドウ糖と酢酸のエネルギーの比較:両者はCHOの構成比が同じで、エネルギーレベルが若干違うだけ。酢酸が不足するエネルギーをATPで補給できるのであれば、植物としては大変都合がよい。

第5章:2:アミノ酸の重合と、蛋白質の生石灰に依る分解を示しています。

蛋白質は、20種類のアミノ酸を繋ぎ合わせた巨大な有機分子です。アミノ酸は比較的小さな分子です。アミノ酸同士がペプチド結合によって連なる様子を模式的に示しています。巨大な有機分子である蛋白質は水に溶けず、作物にも吸収されません。

生石灰処理では、蛋白質を構成するアミノ酸の結合部位(ペプチド結合)が断裂し、さらに分解が進行して、有機酸となります。

即ち、骨格窒素がアンモニアとして揮発し、取り除かれます。

その結果、黒い球の骨格をもつ有機酸が生成します。即ち、低分子量有機酸です。

そして、反応系には多量のカルシウムが存在しているので「有機酸カルシウム」という塩の形態で反応生成物に含まれます。

家畜糞尿や植物残渣に生石灰を加えて分解処理した時の残留生成物にはギ酸、酢酸、プロピオン酸などのカルシウム塩が多量に含まれています。

この低分子量有機酸は、弱酸性の下では非解離状態の分子状になっている割合がかなりのものとなり、その非解離有機酸の濃度拡散によって、植物の根の細胞膜を透過するものと思われます。
   

第5章:3:蛋白質の生石灰分解によって生成する低分子量有機酸の一例を示す模式図です。黒丸が炭素原子。数字は分子量。

      生石灰による分解反応で、炭素数が1〜4或いは、もう少し多い低分子量有機酸が多量に生成します。

第5章:4:クエン酸の分子を示す模式図です。生体内ではクエン酸回路が機能しています。生石灰処理で生じる低分子量有機物は、クエン酸よりも小さい有機分子が多数含まれていることが示唆されます。

第5章:5:細胞膜の二重リン脂質の構造を示したもの。PTA法は濃度拡散だけに頼っているため、能動輸送は省略している。




第5章:6:核酸の塩基の分子配列を示す模式図。炭素を黒丸で示す。


生石灰処理に依ってC-N結合が切断し、低分子量有機炭素分子が生成されることが予測されます。

第5章:7:核酸に生石灰が作用した時のリン酸基の離脱部位を示す模式図、および、ATPの模式図(右)。

第5章:8:有機化合物における様々な原子結合の凡その結合エネルギー。C-N、N-N結合は比較的結合エネルギーが小さい。
      弱い分解作用であれば、C-C結合が断裂せず、C-N結合が断裂する。CaO処理が都合がよい理由の一つ。 

第5章:9:生石灰処理残渣を施肥した時の推測される根の近傍の土壌のpHを模式的に示したもの。

   根の近くほどpHが小さい(酸性が強い)。酸性が強いほど、低分子量有機酸は非解離状態で水に分散している割合が高い。



第5章:10:作物が養水分を吸収するときの模式図。蒸散によって引き起こされた土壌水分の吸引作用で、土壌の養分や低分子量有機物も作物に取り込まれ、葉部に移送され、濃縮されて同化し易い状態になる。


第5章:11:食物連鎖における代謝(同化)の過程を模式的に示しました。


生産者である植物だけが光合成によってブドウ糖を合成し、このブドウ糖が生態系の生物の生体エネルギーとなります。


第5章:12:採卵鶏1羽1日の物質の推移を示す図表です。105gの餌が卵の他に良質のニンジン224gに変化し、増量としては約65g。これは、あくまでもPTA法を想定し、ニンジン栽培を例とした場合の推定です。


第9章:1:従来の生物地球化学的炭素循環の模式図。炭素は光合成によって有機圏に入り、酸化によって無機圏に戻る。


第9章:2:PTA法(光合成移転農法)の生物地球化学的炭素循環を示す模式図。


有機物が有機圏内で循環するのがPTA法の特徴。


見方を変えれば、「光合成のリサイクル」「光合成産物のリサイクル」とも言える。



第9章:3:従来の食物連鎖を示す模式図


第9章:4:PTA法(光合成移転農法)の食物連鎖を示す模式図。


PTA法は、分解者への物流を横取りし、有機物を生産者へ還流する。


第9章:5:生態系の物質循環では、物質は循環してもエネルギーは循環しない。


光合成の獲得エネルギーが最大で、最後に消失する。


第9章:6:PTA法(光合成移転農法)では、有機圏内で有機物が循環するので、エネルギーが循環している。


第9章:7:植物の必須元素とその凡その占有割合


第9章:8:原形質を構成する成分とその凡その占有割合



第9章:9:食物連鎖を示す模式図。

第9章:10:耕種農業を強調した食物連鎖を示す模式図。

第9章:11:PTA法(光合成移転農法)を強調した食物連鎖を示す模式図。


第9章:12:根の外表面における養水分の吸収の模式図。


 葉部の水分の蒸散を補うために、根では常に土壌から水分が吸収されています。


 根の先端の細胞膜では、水は透過できます。


 電荷を持たない小さな分子は、「濃度拡散」によって細胞膜を透過できます。このとき、細胞膜内面の領域は、ごく低濃度となり、濃度拡散を助けます。


 蒸散が多いと作物がよく生育することが示唆されます。


 蒸散が多いことは、空気が乾燥していることを意味します。また、空気が乾燥していると湿球温度が下がり、夜中の温度が下がります。


 昼間は焼けつくほど暑く、朝方は霜が降りるほど寒くなる砂漠は、空気が乾燥しています。オアシスのフルーツは格別に美味しいとされています。


第10章:1:堆肥化処理と生石灰処理との原料中の炭素の利用形態の違い。


堆肥化処理:炭酸ガスとなって、大気に拡散して、光合成によって作物に取り込まれる

PTA法:低分子量有機炭素となって、作物に経根吸収されて同化される。炭酸ガスの発生を抑制し、高効率で作物に転換される


第10章:2:農産物の収量と評価額の関係の傾向を示す図です。


収量が増す時には、品位が向上する傾向にあり、単価が上がる傾向にある。

特に、増収の度合が顕著な場合、その品位に大きな違いが生じて飛躍的に単価を高めることがある。

従って、通常の収量の農産物を多量に集めるのと、その同量をより狭い耕地で生産するのとでは、農産物の価値に差が生じる。


第10章:3:同じ畑で、同じ時に栽培した農産物が、図のように大きさに違いがあれば、食味に違いがある可能性があります。



 大きいものと小さいものでは食味に差がある可能性があり、自分の嗜好に合ったものを選ぶことが望ましいといえます。


第11章:1:標準的な栽培形態では、同じ重量の鶏糞を「堆肥」「PTA法」とした場合、最終的に施用される耕地の面積に差がある。


       PTA法(光合成移転農法)の方が、より広い耕地に利用できる。


この理由は、「堆肥・・・NPK等の成分の利用」「PTA法・・・・有機炭素のリサイクル」というように、着目成分が異なっているため。


       より広い耕地で利用された方が合理的であることには違いがない。


第12章:1:堆肥や有機配合肥料の施用でも、一部の低分子量有機物は作物に「有機物のまま」吸収されていると思われます。

完全な化成肥料だけの栽培よりも「微かに」堆肥を利用した栽培の野菜が美味しく感じられるのは、そのためと思われます。

しかし、堆肥や有機配合肥料中の巨大有機物の中で作物に吸収される有機物の割合は極めて少ないと思われます。


第12章:2:PTA法(光合成移転農法)では、巨大有機物を予め生石灰分解して低分子量有機酸カルシウムとして施肥するため、この低分子量有機酸の全量が、何時でも作物に吸収される形態であるために、作物の蒸散に伴う根圏の水分吸収に伴って速やかに作物に吸収され、ATPに依って同化されるものと推測しています。


このため、PTA法(光合成移転農法)では、より多くの低分子量有機物が作物に吸収されて植物体の構築に利用されるために、作物は旺盛に生長するものと考えられます。


前図と比較して、本図は有機物を生石灰で分解して低分子量化しているため、有機炭素が高い割合で作物に吸収されます。


前図の堆肥では、有機炭素が吸収される割合はほとんど考慮の対象となっていません。


第13章:1:有機物の炭素量の動きを示したもので、「ヒトの代謝」に伴う炭素の移動量は0.4PgC/y、全耕地の光合成による炭素固定量が4PgC/y、耕地以外の光合成で固定される炭素量が60PgC/y、そして、地球に蓄積されている有機物の炭素量が2500PgCと推測されています。


PTA法(光合成移転農法)や有機液肥が考える「有機物を直接作物に吸収させる」=「光合成リサイクル」という見方は、「60」「2500」という過去の光合成産物を耕地の光合成に付加するものであり、@食糧の大増産の可能性、A耕地の生産性の飛躍的な向上、B広大な休耕地の出現、C新規耕地の開墾の停止、D環境破壊の抑制、E食糧の食味の向上などさまざまな方面での改善が具体的に明らかになってきました。
追加・備考の為の図面など:メール添付図

トップエネルギー肥料植物から見た光合成移転理論第2章PTA法の糞尿処理第3章PTA法による栽培第4章PTA法の考え方第5章化学式で見るPTA法第6章低分子量有機物第7章光合成移転農法第8章PTA法のまとめ第9章PTA法の基礎知識第10章PTA法からの視点第11章有り得ない選択・PTA法第12章作物の美味しさについての一考察第13章PTA法の有機物吸収の考え方第14章炭素肥料が理解されない理由第15章PTA法サイトの図面集PTA theory is recycling of photosynthesis, carbon fertilizer and energy fertilizerツイッターのためのPTA法・光合成移転農法PTA法とランドラッシュ・第三の道か?ゲストブックにログイン