私の使っているバラに使える農薬        工事中

殺菌剤

てんとう虫

ダコニール1000フロアブル:TPN剤(クロロタロニル剤)

▽主成分はテトラクロルイソフタロニトリル〈TPN〉である。

▽広範囲の抗菌スペクトラムをもち,おもに園芸作物やシバ病害の防除に使用される。

▽保護作用の強い薬剤で,有機硫黄剤や銅剤に似た効果を示す。本剤の作用機作は病原菌のSH基に作用するという。

▽耐雨性があり,熱,紫外線にも安定で残効性もある。

▽茎葉散布剤,土壌灌注剤,くん煙剤,くん蒸剤として使用され用途が広い。

▽皮ふかぶれをおこしやすい。また,魚介類に対する毒性が強い。

★上記から予防に使うのが一般的で治療の効果は期待できない。 

有機塩素剤はTPNのみの系統

てんとう虫

サニパー:チアジアジン水和剤

▽主成分は3,3’-エチレンビス(テトラヒドロ-4,6-ジメチル-2H-1,3,5-チアジアジン-2-チオン)〈チアジアジン〉である。

▽ほかの有機硫黄剤と同じように保護殺菌剤であるが,胞子発芽阻害力や胞子形成阻害力も強い。果樹や花卉の病害を主対象とし,銅剤に弱い作物にも薬害のおそれがなく使える。

▽ミカンサビダニにも効く。

★病気の予防に使う。粉末で葉が汚れる。

★参考 有機硫黄殺菌剤とは

▽有機硫黄剤は保護的な殺菌剤で,胞子発芽阻害,菌糸生育阻害などの作用は強いが,治療的殺菌力はさほど強くない。作用機構は化学構造や分解過程の違いにより諸説あるが,病原菌のSH基酵素に作用し,呼吸阻害剤として働くものと考えられている。

▽病原菌に対しては非選択的に作用するため適用幅が広く,細菌病を除く各種病害に有効である。

てんとう虫

オーソサイド水和剤80:キャプタン剤

▽主成分はN-トリクロルメチルチオテトラヒドロフタルイミド〈キャプタン〉である。

▽作用機作は病原菌のSH基阻害剤で,非選択性である。

▽野菜,果樹,花類などの病害防除に広く使われる。作物をよごさないことや薬害のないことが利点である。

▽散布剤としての用途のほかに,土壌灌注,種子粉衣,球根浸漬などにも使われる。

▽化学的に安定で,残効性も比較的長い。

▽毒性は低いが,魚毒性は強いので,使用にあたっては河川などに流入しないように注意する。また使用器具の洗浄水,残液など魚介類に影響しないところに処理する。

★菌の耐性が出にくいので定期的なローテーションに含めるとよい。 

てんとう虫

カリグリーン:炭酸水素塩剤

▽炭酸水素ナトリウムは食品衛生法において食品添加物にとりあげられており,農薬としては硫酸銅と混合すると,従来の無機銅剤よりも低い銅濃度で効果を発揮するとともにうどんこ病に対しても治療効果がある。

▽野菜のうどんこ病に対して治療的に有効であることが認められ,炭酸水素ナトリウムは分生胞子の発芽,分生胞子の形成に強い抑制作用を示す。

▽幼苗期の散布は避けて中期以降に散布する。高温時および極端な低温時の散布は避ける。連続散布は葉の周辺が黄化したり,硬化することがあるので過度の連用を避ける。

★初期の病状で効果あり、感染が広まった場合は使用しない。 

★参考 炭酸水素カリウム水溶剤とは

▽本剤は,炭酸水素カリウムの水溶液中に生じる重カリウムイオンと炭酸イオンのうち,カリウムイオンが植物病原菌の細胞に入り込んで細胞内のイオンバランスを崩し,その結果,うどんこ病の病原体である菌糸の伸長を抑え胞子の細胞質を溶かすことによると考えられている。

▽本剤は,病害の発生初期に散布するが,多発した場合は効果が劣るので所定範囲の高濃度で使用する。

▽眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意し,また皮膚に付着しないよう注意する。