【ぴいらの紹介】 【ぴいらの写真館】 【お便り】 【最後のぴいら】


あなたは人目の大切なぴいらのお友達です




うさぎの





目次


ぴいらとの出会い

ぴいらとの戦い

ぴいらの散歩

鳩の話

○○ぶうさぎ

ぴいらのハゲ

初めての病院

驚きの熊笹パワー

ぴいらの世話

ぴいらの好きなもの

再び病院へ

最近うれしかった事

首の傷

ぴいらの涙

さよならぴいら











ぴいらとの出会い

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ぴいらを初めて見たのは、あるデパートのペットショップでした。

私の妹が最初に見に行った時、2つの檻があって左の檻には、小さいうさぎが5羽いて、右の檻にはピーターラビットそっくりのかなり大きな茶うさぎが1羽いて、両方ともに"ミニうさぎ"と書いてあったそうなのです。
店員さんに、「この大きなうさぎもミニうさぎなのですか?」と聞くと
店員さんは「そうです、最初は一緒の檻に入れておいたのですが、この茶うさぎが他のうさぎにいじめられて、毛をむしられていたので、別の檻に移したら、こんなに大きくなってしまったのです。」と答えたそうです。

当時、私は、妹と2人暮しでしたので、家に帰った妹は、さっそく私に、「ねえ、うさぎ飼おうよ。」と切り出し、私は「ダメッ!!絶対にダメだからね。」と答えました。
その後も妹は、、毎日、ペットショップに通い、その時の様子を、面白おかしく話して、そのうちに私も、見て見たくなりました。
すかさず、妹が「行こう、もう売れちゃたかもしれない」と言い、2人でペットショップに行くと、そこには、少々太りぎみのうさぎが、ブーンと居たのでした。
2人で、檻の前に居ると、店員さんが来て、「すごくいい子なんですよ、ほら、手を出してみて」というので「噛み付きませんか?」と恐る恐る手を出すと、なんと暖かい舌でペロペロと私の手を舐めたのです。

そして30分もいるうちに、とうとう"飼おう"と腹が決まってしまいました。
そして手付金を払い、翌日取りにいくことにしました。
帰りがけ、「このうさぎは、♂ですか♀ですか?」と店員さんに聞くと、「分かりませんので明日までに調べておきます。」と言いました。



次の日、ペットショップに行くと、昨日の店員さんが、「メスでした。」とにっこりと笑い。 私と妹は、うさぎを段ボールに入れて、家に帰りました。

私はしぶしぶ飼ったことを装い、妹に「今日から、あんたが世話するんだからね」と宣言しました。
すると妹は、「わかったよ、私の部屋で飼うから」と言い、前日に買った檻を自分の部屋の机の上に乗せ、その中にうさぎを入れる為、段ボールからうさぎを抱き上げました 。 その瞬間、うさぎがおもらしをしたのです。
そして檻の中に入れるとものすごい勢いで暴れはじめ、妹の机の上は、おしっこと糞が飛び散り、妹は、「お願いだから、お姉ちゃんの部屋に置いて。」と泣き付きました。ちなみに妹の部屋は3畳、私の部屋は6畳です。
私は、仕方なく自分の部屋に檻をおいて、「今日は一緒に寝んねしようね。」とうさぎに語り掛けました。

その後妹と、名前を決めようということになり、あ〜でもない、こ〜でもないといろいろ意見を出し合いました。 私が、「ピーター・ラビットそっくりだから、ピーターにしよう。」 と言うと妹は、「ピーターって男の名前だよね。」と言い。
私は、うさぎを家に運んだ疲れと、いらいらが募って、「いいんだよ、日本にだってピーターっていう中性の人がいるじゃん。 だったら、外人は、ぴぃーらぁー って発音するから"ぴいら"でいいじゃん。」と言い切りました。 妹は、「うっ、いいんじゃないかな。」といい、名前はぴいらに決まりました。

その夜、私は、布団に入り、「ぴいちゃん、おやすみ。」と言って眠りにつきました。 しばらくして、ガッタン、ガッタンとものすごい音がして、私は目を覚ましました。
よく目をこらすと、うさぎが檻の入り口を、歯でこじ開けようとして、音をたてていて、私は、「いい子だから寝てね。」と猫なで声で話し掛けましたが、うさぎは、いっこうに止めず、その夜は一睡もできずに、明けました。
仕方なく明け方、檻の入り口を開けてあげると、ぴいらは勢いよく飛び出しました。
そして、引っ越してからそのままにしてあるダンボールの裏に入り込んだので、私はそのままにして会社に行く事にしました。その時、檻に戻しておけば、あんな悲劇は起こらなかったのに・・・・

家に戻って、ぴいらを捜すと、段ボールの裏からガサガサという音が聞こえてきました。
「ぴいらちゃん」と呼ぶとちょこちょこと出てきました。しかし、まだ怯えているようで、びくびくとしていました。
そこで私は、"そこにいない作戦"をする事にしました。
"そこにいない作戦"とは、まったくうさぎがいない様に振舞うのです。
 以前、私は猫を飼っていたのですが、事情があって実家に半年程あずけたのです。
猫は、私の事を全然憶えておらず、おびえるわ、ひっかくわで、その時に 全く知らんふり="そこにいない作戦"をやって見事元通りの仲を取り戻した経験があったのでした。

餌を置いて、知らん顔をしているともぐもぐと食べ始めましたので、臨時のトイレ(プラスチック製の書類入れ)を洗い上げ用のざるに代えて置きました。
そうこうしている間に、寝る時間になりましたので、「さー寝よう」と布団を敷く為に、部屋の隅に行くと、なぜか わらが散らばっているのです。
「なんじゃ、こりゃ」と思って、わらを辿っていくと、あの段ボールの裏に行きつきました。
そっ・・そこには掘り返された畳の穴が黒々と空いていました。





ぴいらとの戦い


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畳が掘り返されたショックから覚めずにいた私に、さらに次のショックが襲ってきました。
それは、朝、あまりの足の痛さに飛び起きると、ぴいらが私の足に手を掛けてものすごい勢いで腰をカクカク振っていたのです。
(確かメスだったよな・・・)とぼんやり思いながら、足をみると血だらけ傷だらけで、うさぎってこんなに強暴だったのか・・・と恐ろしくなりました.)
いろいろな本で調べたり、ニフ○ィサーブのうさぎフォーラムで問い合わせましたが、どこにもでていませんでした。
(後日になって、うさぎは自分より下だと思うとそういう行為をするということがわかりました。)
がっかり
そこで私は、ファンシーショップでぴいらと同じ位の、黒いうさぎのぬいぐるみを購入し、それを身代わりにすることにしました。

ぬいぐるみに“黒ぴー”いう名前を付けて、ぴいらのそばに持っていくと、何とぴいらは、知らん顔をするではないですか、私は、財布から減った千五百円を思い、がっかりしました。

その夜もぴいらは、足かく(ここからは、腰ふりを足かくと呼びます。)をしかけてきました。
抵抗をしていましたが、だんだん意識が遠くなり真夜中近くになった時、突然ダーンダーンというものすごい音で目が覚めました。
私の部屋は、ぴいらの畳かじり対策で、全面に段ボールが敷かれているのですが、何か棒のようなもので、思いっきりたたいたような音だったのです。
初めは下の住人が棒で下からつついているのかと思いました。
「まったく、真夜中に何してるんだろう」(\‖/〃)♂と床に耳をつけていると又ダーンダーンという音がしました
下に怒鳴り込みに行こうか・・と悩んでいると、ぴいらがいきなり私の腹の上(毛布を掛けていました)に飛び乗ったのです。
私は、まっまさか・・・今の音はぴいら? と思っているとお腹に乗ったぴいらが足でダーンダーンとやったのです。 思わず飛び起きて台所に行くと、そこには電気を消したまま一服している妹がいて、「今の音な〜に?」と言い、私は「あんたが、電気もつけないで、シュボッとライター付けたから、ぴいらが泥棒=敵だと思って、私に危険を知らせたんだよ。」 と言いながら、自分も納得したのでした。
実はその数日前、テレビで「うさぎは、危険を感じると足を踏み鳴らして、仲間に知らせます。」といううさぎ特集を見ていたのです。
私は、眠いのと、下の人今ので起きたかな?という不安と、ぴいらが私を仲間だと思っているんだという喜び?で一杯になりその夜も、まんじりともせず朝を向かえたのでした。








ぴいらの散歩

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私は、ぴいらを飼うことに決めたときから、絶対にしたいことがありました。
実は、近所で(どこの家かは不明)白うさぎを散歩させている人を見たことがあるのです。
私も、うさぎを飼ったからには、散歩させようと決意しました。

会社の昼休みに、ペットショップでぴいらの茶色にあう赤いリードを買い、わくわくしながら、家に帰りました。
さっそく次の日が休みだったので、ぴいらにそのリードを装着しました。
それは、お腹のところでたすきがけにして、首のところについているフックに引き縄をひっかけて散歩させるタイプのリードでした。
お腹のところに着けるのに、ぴいらがものすごく嫌がって暴れたため、小一時間かかってしまい、着け終わったころには体力が消耗し、散歩どころではなくなっていました。
しかし、気力を振り絞って、とうとう引き縄を付ける作業に入りました。
やっと付け終わると、ぴいらはものすごい早さで、段ボールの影に入ってしまったので、あわてましたが、引き縄が出てましたので、それを思いっきり引っ張りました。
ぴいらも何かに噛み付いているのか、綱引き状態になってしまいました。
それでも引っ張ると、次の瞬間私は尻餅をついていました。
一瞬何が起こったのか理解できませんでしたが、私の手には、先がぎざぎざになった引き綱が残されいました。

そうです、ぴいらはあまりの嫌さに、引き綱を噛み切ったのでした。

そして、わたしの野望は、幕を閉じました。

でも、その位でめげる私ではありません。 せめてもぴいらを籠に入れて、近くの公園に行こうと、早速行動を開始しました。
公園に着き、ぴいらを籠から出して、「ほら、ぴいちゃん、おんもだよ。」と言うと。 ぴいらはいきなり伏せをしました。
そこへ、大量の蚊が押し寄せたので、思わず私は、ぴいらを抱き上げました。

せめて緑の木々をぴいらに見せてあげようと思って、回りを見渡すと、洗濯した物をブランコに干している浮浪者のおじさんと目が会いました。
私は、「ぴいら、帰ろう。」とぴいらを抱きながら、籠を肩にかけて、とぼとぼと歩き出しました。
その瞬間ぴいらが私の胸に思いっきり噛み付き、私はぴいらを籠に戻しました。

教訓・・・うさぎには散歩はあわないかもしれない。





鳩の話

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ぴいらを飼う前に、私の家には鳩がいました。

真っ白なレース鳩で、台風の後、家に迷い込んで来たのです。

私の部屋の、電気の傘を巣にして、弱った体を休めていたのですが、部屋中鳩の糞だらけになり、ダイニングにも進出する為、家族の不評を買い、なんとかこの鳩の飼い主を探し出して戻してあげようと思いました。
まず、足に数字が書かれたわっかがしてあるのを見て、その番号を読み取り、104でレース鳩のセンターの番号を聞き(2ケ所あった)問い合わせをしてみました。 すると、練馬にあるペットショップがその鳩の持ち主と判明しました。

そのペットショップに電話をしてみた会話が以下です。
ぺ=「ペットショップの主人」

私「実は、私の家に迷い鳩が来まして、足輪から○○○鳩協会に問い合わせて、こちらの電話番号を伺ったのですが、鳩が弱ってますので この鳩の飼い主を教えていただきたいのですが。」

ぺ「あ〜〜っ?知らねーな。誰に売ったかわかんねーや。」

私「あっ あの・・・じゃどうすればいいのですか?」

ぺ「外に追い払えばいい。そして餌をやらなければ、いなくなる。ほっときゃええっちゃ。」
ャ  ツーツーツー

私は体の弱った鳩を外に追い払う事ができず、又餌は何を与えていいのかわからなかったので、もう一度協会に電話してみました。

私「あの、家に迷い鳩が来ているのですが、何を与えたらいいのでしょうか?」

協会「さ〜〜 よく解りませんけど、米でもあげたらいいんじゃないですか?」

今考えると鳩の餌が、イトー○―カ堂でさえ売っているんだから、不親切だな・・・と思いますが何も協会で働いているからって、鳩好きの人が働いているとは限らないんだ・・・と思いました。

そうこうしているうちに鳩が元気になったので、窓を全開にして鳩を外に出すことにしました。
鳩は嬉しそうにベランダに出て、後を振り返り、その後元気に飛び立って行きました。
私は、きっと飼い主のところへ戻ったんだと喜びました。

そして、1週間が過ぎた頃又鳩が戻ってきたのです。私は、鳩屋(?)のおやじの言ったことを思い出し、心を鬼にして餌を与えませんでした。
1週間程、無視して餌を与えなかったのですが、鳩は毎日来て、日に日に弱ってきました。私は、『鳩屋のおやじの嘘つき・・帰らねーじゃねーか。』と思い、餌をあげてしまいました。

それから、1年・・・今でも鳩は、毎日来ます。

きっと飼い主を忘れてしまったんでしょう。 たまに部屋に入って来ますが、ぴいらも鳩(ぽっぽぴーと名付けました)もお互いを無視している感じです。(草食動物同士だからかな?)
私は2人(?)が友達になってくれればいいなあ・・・と思ってます。





○○ぶうさぎ

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ある日、インターネットでうさぎのホームページを見ていると、西武線沿線上にある“○○ぶうさぎ”という店でうさぎを購入した方が多いのに気づきました。

私は、いったいどんな店なんだろう・・・・『きっと、3フロアーくらいあって、うさぎグッヅがあふれているんだろうなぁ』とおとぎの国のように想像していました。

その頃のぴいらは、6畳の私の部屋をなわばりとし、すでに他の部屋への侵入を試みていました。
ぴいらは、なわばり意識が強くなり、鳩が部屋に入って来ると、いかくするようになっていました。 既にぴいらによる被害はすさまじく、

電話のコード・・・5本
携帯電話の充電器のコード・・・2本
ステレオのコード、コーヒーマシーンのコード、ランプのコードetc・・・etc・・・やられ放題でした。
(今思うとぴいらも怪我がなく、よく火事にならなかっとぞっとします。 このままでは、全て飼い主の責任だと実感しました。)

ある時などは、帰ってきて自分の部屋でテレビを見ようとスイッチを入れると、つかないので、さんざん電源を入り切りしたあげく、テレビの後ろを見ると、ほとんどのコードケーブルが切断されていました。
あれ程、テレビの後ろに行けないように工夫していたのになぜ?と思っていると、昼間、母親がテレビの後ろを掃除していたとの事、思わず母親に怒鳴ってしまいました。
私の部屋のテレビは、ビデオ2台とBSチューナーと接続してあったので、コードケーブルを5本も買って接続し直したのでした。(すごい出費)

こういう状態でしたので、その“○○ぶうさぎ”へ行ってサークルを買ったり、いろいろ相談に乗ってもらおうと、日々わくわくしていました。
とうとう“○○ぶうさぎ”に行く日になり、私と母親と妹で向かいました。

途中、何回か道を尋ねましたが、どの人も“○○ぶうさぎ”を知っている人はいませんでした。『大きいはずだから、みんな知ってるはずでは?』と思いながらもようやく辿りつきました。

そこには、間取りで言えば8畳程の1Fだけの店舗がありました。
 入り口には所狭しと、うさぎを入れた籠があり、どの籠もおしっこと糞と何とも言えない悪臭がただよっていました。

中に入ると、東南アジア系の風貌をした男の人がしきりに客らしき人を怒っていました。 
私は、あたりを見まわしうさぎグッヅどころかわずかな餌入れと水入れ・・が置いてあるコーナーに行き、その2人やりとりを横目で見ていました。

妹と母親は、その店のあまりの臭さに目が点になり、ぼーっとしていました。
しばらくして、その客が帰り店主の手があいたようだったので、私は話しかけました。

私「あの・・・実は今飼っているうさぎが手におえなくて困っているんです。 6畳間で放し飼いにしているんですけど、ダイニングに脱走して、コードを齧ったり、畳を掘ったりして、どうすればいいでしょうか?」
店主「はっ放し飼いにしているんですか?」
私「はい。」
店主「どうしてっ・・・おりから出したんですかっ?」
私「・・・・・・」
店主「うさぎは、すぐつけあがるんだ
私「・・・あの おりに入れといたんですけど、入り口をがしゃがしゃいわせて、たまらず出しちゃったんです。 あ・・・あの コードとかは、ビニールホースとかで包んでおけばいいんですか?」
店主「うさぎはビニールを食うと死ぬっ
私「・・・・・・・」
店主「とにかく、出さないっ うさぎをおりに入れたままにするんだ。(かなりの怒りモード)うちでは、そういうわがままうさぎ、言うことを聞かないうさぎ(聞くうさぎっているのかな?)を預かって、有料で矯正しているんだ。 今預かっているのも、そこに居る。」
店主が指さしたのは、ものすごくびくびくしているうさぎでした。 
店主は、うさぎはどんどんつけあがる。甘やかしてはいけない・・・云々と話し始めました。
私は、「ずーっとおりに入れておくのですか?何かかわいそうで…」と言うと
店主は「うさぎは与えられた環境で満足する。 かわいそうというのは人間の勝手な考えだ。 よければ、あなたのうさぎも預かる。」と話し出しました。
確かに店主の言うことも一理あるけれど、本当のうさぎの気持ちが、あんたにわかるのか!! と思ってしまいました。
とにかく店主には丁重に断って、思わず何か買わなくてはと小さい丸太みたいなものが針金でつないである物を買ってし店を後にしました。

(家に帰ってあとで良く見るとハムスター用でした。)

3人とも疲れきって家に着きました。
ぴいらは、首を振りながら私の部屋の入り口に迎えに来て、じっとこちらを見ていました。
私は、「よしっ 取りあえずこの6畳があんたのおりだっ!!」と言い、もう絶対にここから出すのはやめようと思いました。



背中のハゲ

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ある日、ぴいらの背中を撫でていると、500円玉くらいのハゲがあるのに気が付きました。
びっくりしてよく見るとピンク色の地肌が見えています。
さわっても痛かったりかゆくは無いらしく、ただぴいらは背中をよく舐めるので、ハゲには気がついているようでした。

以前飼っていた猫が、皮膚病になってハゲたことがあったので、その週の土曜日に病院へ連れて行くことに決めました。

友人がストレスで10円ハゲになったことがあって、その時に反対側にも必ずハゲができると聞いていたので、思わずぴいらのハゲの反対側のお腹をみると、特にハゲは見つかりませんでした。
思わず、「どうしてハゲちゃったのぴいちゃん」と言いながら、ハゲの部分を指でなぞっていると、ぴいらは「やめてっ」というようにするりと逃げました。
日に日に、ハゲがだんだん大きくなっている気がして、毎日ぴいらを見るたびにハゲを確認しました。

そしていよいよ土曜日になって、病院行く前にもう一度ハゲを確認すると・・・なっなんと短い毛が生え始めているではないですか!!
思わず「ぶーーっ」と吹き出してしまいました。
てざわりがまるで小学生の丸刈りを触るようで、毛が伸びるまで、毎日触り続けたのは言うまでもありません。






初めての病院

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日に日にたくましくなっていく ぴいらが、ある晩おりに入ったまま出て来なくなりました。
気のせいか、前後にゆれている感じがします。
食欲も無く、糞もしないので「どうしよう」と妹とあわてふためきました。

取りあえずいつも見ていたあるホームページに病気の問い合わせのコーナーがあった…と思い出し、アクセスしてフォームに病状を記入しました。
そして、次の日見ましたが、返事がありません。 又次の日も回答が無く、そのコーナーは、質問と回答が、そのまま残っているのですが、しばらくすると消去されてました。
私は、ひどい・・と思いましたが、その頃には、ぴいらの具合は、もっと悪くなって、おりから出すと、ぐるぐる 回転するようになっていました。
私は、ぴいらを抱きしめましたが、体の回転は止まっても、、目がぐるぐる回っていて、涙が出ました。「馬鹿だな、最初から病院に連れて行けばよかった。」とものすごく後悔しました。

病院に連れて行くと、お医者さんが「今日がヤマです。非常にあぶない状態です。とおっしゃいました。 
私が、「いったい何の病気ですか?」と尋ねると
お医者さんは「はっきりとは、断定できないのですが、脳炎の一種だと思われます。」とおっしゃいました。
そして、とりあえず、注射をして、薬を出してもらい、最後に「ヨーグルトを食べさしてください。 この状態だと食糞できないので、いやがっても、ヨーグルトを必ずあげてください。」と言われました。

家に帰って、さっそく無糖のヨーグルトを小鉢に入れてぴいらの前に出しましたが、もちろん ぴいらは見向きもしません。
私の母親が手のひらに乗せてあげても、顔をそむけて嫌がります。 
私は、「ぴいちゃん、あんたそれ食べないと死んじゃうんだよ。」と泣きながら言っても、伝わるわけが無く、母親は無理やりぴいらの小さい口をこじ開けて、指につけたヨーグルトを口の中に流し込みました。
ぴいらは吐き出したいようでしたが、うさぎは、一旦口の中に入れたものを、吐くことができないので、ぴちゃぴちゃと口を動かして飲み込みました。 そして、一晩中少しづつ時間を置いてはそれを繰り返して、ぴいらもだんだん本能でヨーグルトが自分の命に必要だと言うことが解ったようでした。

次の日もぴいらを病院に連れて行きました。

首が右に曲がっていて、かつてはものすごいジャンプであちこち、飛び回っていたのですが、よろよろとしか歩けず。涙があふれてきました。
病院では昨日と同じ注射をして、点滴も打ってもらい、先生にヨーグルトを少しづつ食べるようになったことを報告しました。
病院の診察台が即体重計になるとは、とっても驚きました。 

ぴいらは、日に日に回復していきました。(あなどれないっ ヨーグルト)
食欲もじょじょに回復して、昼間たっぷり寝ているせいか、夜になると元気になってきました。
でも、かつての元気さを知っている私は、ぴいらの曲がった首を見るたびに涙が出てしまいました。
もうしきりを飛び越えることも、出来なくなってしまいました。(前は、戸はかじるし、あれ程、困っていたのに)

でも、病気のことがあって、私はもっとぴいらが好きになりました。 『ぴいらは、私を必要としている。私は外に出て、仕事したり人と会ったり出来るけど、ぴいらには私しかいないんだ。』もっとぴいらを大事にしてあげなければ、と思いました。




ぴいらの世話

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昨日ぴいらの爪を母親と切ったのですが、後ろ足の右足の中指?を切ろうとした時、ぴいらが暴れて思わず手元が狂って、深爪してしまったのです。
血が出てきて、止らなくなって、ぴいらは、母親に抱かれてぐったりしているし、思わず、ぴいらの爪を口にくわえてしまいました。
しばらくして、止ったのですが、ぴいらは私の事を怖がって、私が そばに行くと「ぷう ぷう」と声を出して逃げるのです。
でも今朝はぴいらが私の足をなめて起してくれて、すっかり仲直りしました。
ごめんねぴいら。

はじめて爪切りをした時は、「後ろ足攻撃」でかわしたぴいらですが 今でも爪切りは嫌いのようです。

以前、ペットショップで、ロップイヤーを抱いた女性が、店員さんに爪切りをお願いしてて(有料で)、店員さんから「こんなにのばしてしまったら、もう爪は切れません。肉が爪に巻き込んでいるのです。」と言われているのを聞きことがありましたので、怖くなった私は、まめに爪切りをしていたのでした。


ぴいらは、病気をしてから、首に傾斜があるので、お尻に口をつけて軟便を食べることが出来なくなってしまいました。
トイレに軟便が落ちているときは、ティッシュで取ってぴいらの口元にもっていくとすごい勢いで食べる時があります。
食べない時もあるのですが、そういう時は、いやいやをしながら 私の手をなめるのです。
お尻が汚れると、お尻だけのお風呂に入れます。
最近は馴れてきたのか、気持ちよさそうにじっとしています。

ぴいらは最近夜すごく元気です。 あちこちの角におしっこをするようになってしまって 困ってます。 一応3個所にトイレは置いてあるのですが破壊攻撃で(ちょっとでも新聞紙の敷き方とかが悪いと新聞紙を口にくわえて振り回すのです。)
私の部屋はぴいらの糞がちらばっています。
たまに地雷(やわらかうんち)があるのでどきどきものです。
妹とかは、ふつうこんな部屋でいられないとか言いますが、私は平気です。

ぴいらは私の娘のようなものですもの・・・
ぴいらは、どんなに嫌がることをしても絶対噛みません。
ぺろぺろ私の手を舐めるのです。
ぴいらは私の事を信頼してくれているんだ・・と思い涙が出るほどうれしいです。





ぴいらの好きなもの

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ぴいらは何よりも、目と目の間を撫でられるのが大好きです。

手が疲れて撫でるのをやめると、私の手をペロペロ舐めて、その後くいっと頭を押し付けてきます。
「舐めてあげるから、撫でて。」と言っているようで、交換条件のようです。

最近は、私が「めんめ!」と言うとやめるし、「いいよ」と優しく言うと続けるようになりました。
なんか、けなげでがわいくてしようがありません。 しかし私がトイレに入る音とか別の部屋に入る音を聞きつけると、しきりを飛び越えて、来るのです。 

病気が直ったばかりの時は、しきりに手を掛けて、背伸びをしてのぞくだけだったのですが、現在は1回しきりの上にのっかてから、ドスンと飛び降りて、たったったっと走るのです。
そしてわたしが、トイレから出ると、あわてて走って戻ってくるのです。 その様子があせっててとてもかわいいのです。
(ぴいらを見ていると、うさぎと亀の話は本当だな…て思います。)

最近では、ぴいらの部屋(私の部屋だったのに(xx;))の戸を閉めてしまうので、出られません。・・・・が、今では戸をガリガリかじるようになってしまったのです。
私の家は賃貸なので、出る時どうしようかと、悩んでいます。 築25年なんですが、一瞬 都合よく地震になって崩壊すれば・・・と恐ろしい事を考えてしまいました。

ぴいらは別の部屋に行きたくて行きたくてしようがないようです。 でも○飛ぶうさぎの 店主に言われたように、せめて部屋からは出さないようにしようと思います。

あ・・・ぴいらの好きなものからずれてしまった。 
好きな食べ物・・・・主食はちんげん菜、おやつは鳩の餌、あとだいこんの葉っぱ、クレソン、りんご、バナナなどです。
この間、デパートで「ハーブサラダ詰め合わせ」 というのが売っていたので、買ってぴいらに食べさせました。
ルッコラとかバジルはわかったのですが、針金のような草が入っていて、ぴいらはそれが一番気に入ったみたいでした。
あと、ドクダミみたいな匂いのきついのがあって、「ぴいらは食べないだろうな」と思っていたら、バクバク食べてびっくりしました。 それから「お肉と一緒に料理するセロリみたいな茎に松の葉みたいなのがついているハーブ」(?)も単品で買ったのですが、それは見向きもしませんでした。
そのデパートで売り場の人に「これウサギも食べますか?」と聞くと、ものすごく変な顔をされてしまいました。
「食べないと思いますよ」と言われたので、「ルッコラは、大好物なんですよ」と言うと「え〜っ・・・じゃあ食べるかもしれませんね」と言っていました。
わたしは、近所の八百屋さんで、毎日ちんげん菜を買っていますが、一回その八百屋さんに「これ、うさぎに食べさせるんです。」 と言ったらすごくいやな顔をされたので、それからはあまり言わないようにしているのです。

でも一番大好きなのは、ジャンボコーンなのです。どんなに呼んでも来ないのに、ジャンボコーンの袋を開けていると、白目をむきながら走って来るのです。 もったいぶっていると噛まれます。
だから最近は、トイレを掃除する時、ぴいらがどかないとジャンボコーンでつるようになりました。





再び病院へ

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ある日母親から会社に電話が入りました。

「ぴいちゃんが、何も食べないしふんもしないし、ぐったりしてるの・・・あ”〜」

私は、たいしたこと無いと思い「わかった、じゃあ帰ったら病院に連れて行くから。」と言い取りあえず電話を切りました。

家に帰ってみると、本当にぴいらは元気が無く、大好物のジャンボコーンを与えても、舐めるだけで食べません。
おまけに、背中にこぶがあり、私は、ひょっとして、ガン… とショックを受けました。
さっそくかかりつけの病院に電話をすると「診療時間は、10:00〜18:00までです。時間外診療は、別料金になりますが、よろしいでしょうか?」と尋ねられました。
ケチな私ですが、前回の病気のことがあるので「はい、これから連れて行きます。」と言って電話を切りました。

病院に着き、私は先生に「背中にこぶがあるのですが、それが原因でしょうか?」と言うと先生は、「まずレントゲンを撮りましょう。」と言い、ぴいらを別室に運んでいきました。
しばらくして、先生がレントゲンを持ってきて説明を始めました。 
レントゲンを指差しながら、「このお腹にある黒い影が・・・・」と言ったので、わたしは思わず「ガンですか?」と尋ねてしまいました。
先生は「違いますっ!!ぴいらちゃんは、便秘なんです。」と言い、私が「背中のこぶは、何なんでしょうか?」とこだわると「とにかくっ、そんなこぶは、たいしたことない。それよりもこの、お腹にある黒い影が危険なんです。本当にうさぎは、便秘でも死ぬことがある!!」と言いました

私が「以前先生に教えていただいた通り、ヨーグルトは毎日与えています。」と自信たっぷりに言うと、
先生はあきれたように「人間でもそうだけど、もしお腹の中で、食べ物が長時間たまっていたらどうなると思います?」
と私に聞きました。私が「腐ります。」と答えると、先生は「そうですよね、そこへヨーグルトが入っていったら?・・ヨーグルトは発酵食品なのです。」と言いました。

私はショックでいっぱいになりました。
先生は続けました。「お腹が腐った物で一杯になったら、やがてその毒で中毒になったりするのです。」
私は、「どうしたら、いいのですか?」とすがるように先生に取りすがりました。
すると先生は、「水をたくさん飲ませてあげてください。そしてキャベツとか繊維のある物を与えてあげて下さい。 野菜ジュースも大変良いです。 ヨーグルトはあげないように。」と優しく言いました。
その後、注射をして、薬をもらい、帰徒につきました。

私は、ぴいらが便秘であった事を知ったショックと、支払いの金額の高さにダブルのショックを受けました。
そして、ぴいらが苦しんでいた事を少しも知らなかった自分が情けなく、スーパーでキャベツと野菜ジュースとにんじんジュースを買いました。

家に帰り、ぴいらを入れていた籠をおろすと、いつもはピョンとジャンプして飛び出すぴいらが、籠の中でじっとうずくまっています。 私はぴいらを抱き上げ、部屋に戻してあげました。

ぴいらは、大儀そうにいつものクッションの上にのりました。 私は、さっそくプラスチックのスポイトに野菜ジュースを入れて、ぴいらの口元にスポイトを持っていき、飲ませようとしましが、ぴいらはいやいやをして顔をそむけました。 (実は前の病気の時に、薬を水で溶かしてスポイトで飲ませた事があるのです。)

「ぴいら、おいしいよ! お飲み」といってむりやりスポイトの先を口に入れた時です。 ばきっっという音がしたので、あわててスポイトを引き抜くとスポイトの先はぎざぎざに折れていました。 わたしは、あのペットショップの主人の「うさぎは、ビニールを食うと死ぬ」という言葉を思い出して あわてて折れたスポイトの先を探しましたが、床に落ちていたのでほっとしました。 そしてスポイトの先が金具になっているのを見つけ出して、再び野菜ジュースを飲ませようと、ぴいらの口にスポイトを持っていきました。

ぴいらは、ますます口を硬く閉じて、クッション(肉垂)の中に顔をうずめてスポイトから逃げようとしましたが、すかさずあごを押さえて小さな口をこじあけました。 すると小さな歯をくいしばっており、どうやってもスポイトの先が入りません。 そして私の手をかいくぐって自分の檻に逃げ出しました。

私は、ぴいらとの生活でいくつか決め事をしましたが、その内の一つがぴいらが檻に入ったら、“絶対に手を出さない”というものです。
それは、うさぎは隠れ場所が欲しいのでは・・・という私の勝手な考えですが、今までそれを守ってきました。 その為、今回もぴいらが出てくるのを、待つ事にしました。

しばらくして、ぴいらがトイレに出てきましたので、またスポイトを持って、追いかけました。 そして今度は、スポイトの先でむりやり歯をこじあけて、野菜ジュースをしぼりこみました。 ぴいらは吐き出したそうでしたが、そのままのみこみました。
今まで、ぴいらが嫌がることを無理にやったことが無かったので、涙が出てきました。 ぴいらはおびえて、その小さな心臓がどきどきしていて、私は何度も心の中で「ごめんね」と繰り返しました。 野菜ジュースをあげ終わると、ぴいらはしばらくうずくまった後、私の手をぺろぺろ舐めたのです。 私は、こんなに信頼してくれるぴいらを見てまた涙が出ました。
人も動物も関係なく、心が通じ合うって本当にすばらしいと思いました。




驚きの熊笹パワー

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ぴいらが便秘になってから、うさぎの便秘についていろいろ調べました。
ある方から、熊笹(ささの種類、普通の笹より大きい)がいいと伺い、さっそく近所のお屋敷の庭にあったことを思い出し向かいました。
最初は正々堂々と、「熊笹分けていただけませんか?」と言おうと、門の前に立ちましたが、とても勇気が湧きませんでした。
こっそり裏に回ると、そこは人通りが激しく、初めは恥ずかしくて中々取ることができませんでしたが、『ぴいらの為だ・・』と思い、庭の塀のすきまから手を伸ばして、熊笹を折ろうとしましたが、とてもじゃなく茎が強くて折れませんでしたので、家にハサミを取りにいったん帰りました。

自転車で往復しながら、『これは泥棒?』という気持ちが湧きましたが、 もし断られたら・・・と考え、その気持ちは消すことにしました。
はさみで何本か熊笹を切って手に持った時です。
何か緑色のもわっとしたものが見えた気がしたので、よく見ると、熊笹の葉の裏に毛虫がぞわっといました。
私は「ギャーッ!!」と叫んで持っていた熊笹を道に思いっきり捨てました。
捨てた熊笹をよく見ると、黄色い尺取虫のようなものや白い繭のようなものや緑の卵が付いているのもありました。
私は昔から昆虫(特に毛虫系)が苦手で、じんましんが出そうになりましたが、ぴいらの為だ・・ともう一度思い起こして、道に落とした熊笹の中から、虫が付いていないのを集めました。
よく考えてみると、殺虫剤を使ってないのだから、虫がいるのはあたりまえなので、反対にそれだけ虫がいるということは、熊笹がおいしいからではないでしょうか。

取りあえず、虫が付いた熊笹の茎のところを持って全て庭に戻すと、自転車を駆って、家に戻りました。
ぴいらは、「なに、なにっ、それなに?」といった感じで、そばによってきました。
私が熊笹を洗ってから差し出すと、しゃにむに匂いを嗅いでいましたが、 いきなりバリバリと食べ出しました。
ものすごい勢いで、あっという間に全ての熊笹を食い尽くしたぴいらは、 「もっと頂戴」とおねだりしているようで、私は再びあのお屋敷に向かいました。
今度は虫の恐怖で、こわごわ葉をひっくりかえしながら、熊笹を切り家に戻りました。
熊笹で一杯になったぴいらのお腹から、グルグルキューという音が聞こえてきました。
そしてぴいらはトイレまで跳ねて行きしばらくじっとした後、檻に戻りました。
トイレを見るとぴいらの健康な糞で一杯になっており、私は熊笹を教えてくれた方に感謝をしました。




最近うれしかった事

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ぴいらはいつも早起きです。
というか、夜中の間ずっと起きているのかもしれない・・・・でも決して私を起してくれません。 最近寝坊気味なので、「ぴいちゃん、起してくれればよかったのに。」とつぶやいても知らんふりしています。

私があせって、着替えてからぴいらの餌(ドライフードとちんげん菜とヨーグルトなど)を出してあげてから、「じゃね、ぴいちゃん。」というと、とても悲しそうな顔をしてこちらを見ます。

だから、休みの日は一日中、ぴいらと遊ぶのです。

最近とてもうれしかったのは、「ぴいら!!おいで」と呼ぶと たったったと来てくれるようになったのです。 もう、ぴいらのいない日は考えられません。

いつまでも、一緒だよ・・・ぴいら






首の傷

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ある日、目覚めると、首から肩にかけて激痛が走りました。
「おかしいな・・・寝違えたかな。」と思いながらも、遅刻しそうだったのであわててしたくをして、出勤しました。
会社に着くと、痛みはますます激しくなり、首をさわってみるとみみずばれの線が何本もありました。
そして閃きました。 そうだぴいらがひっかいたのだ!!と
よく夜いつものようにぴいらを撫でていて、最近疲れからあまり撫でてあげていなかったのです。
そういう時は、いつもぴいらは敷布団にあたって、シーツをばりばり引っ掻いていました。

家に帰って、「ぴいら、この傷あんたがつけたんだよ。 痛いよ〜。」
と言うと、ぴいらは気まずそうにふんっとそっぽをむきました。

それにしても、これだけ引っ掻かれていても起きない私って・・・・
と自分がちょっと怖くなりました。





ぴいらの涙

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4月の初め頃、ぴいらの右目から涙が止まらなくなりました。
茶色のぴいらの顔の目のまわりが真っ黒になってふいてもふいても涙がとまらないのです。

病院に連れて行くとお医者様が、「これは目に傷があるか、もしくは歯の不正咬合です。取りあえず目に傷がないか調べてみます。」と言ってオレンジの液体を目にかけました。

するとしばらくしてぴいらの小さな鼻からオレンジの液体があふれてきて思わず私は吹き出してしまいました。
うさぎももちろん目と鼻がつながっているのですね。
先生は「目に少し傷がありますね。」と言い、 「薬を出しますので、少し様子を見て下さい。少しお高いですが・・・」と言ったので、会計を待つことにしました。

やがて先生が薬を手にやってきて「お待たせしました。この目薬を一日に4〜5回点してあげて下さい。」と言い目薬を手渡しました。
その目薬を見て私はびっくりしました。
それは、私がものもらいになった時にもらった薬”タリ○ット”とまったく同じだったのです。 その時は、確か150円ほどでした。(保険がきいたので)
私が「先生、これ人間用じゃないですか。」と言うと先生は「今のところ、うさぎ用というのは無いのです・・・それでは診察料1800円と薬代2500円それに消費税を入れて4,515円になります。」と言い 私はガーンとショックを受けました。

でもペットには、保険がきかないのでしょうがないのです。

家に戻って、ぴいらにさっそく目薬をさそうと思って、ビニールの袋から目薬を取り出そうとすると そのガサガサという音を聞いて、ぴいらはジャンボコーンがもらえると思ったのか顔を寄せてきて、すぐに目薬をさすことができました。

とりあえず、一週間程目薬をさして様子を見ることにしました。

ぴいらの涙はその後もずっと止まらず、とうとう歯軋りまでするようになりました。
そして何も食べてくれず、大好きなジャンボコーンもちょっぴりしか食べません。
母が、ぴいらを抱きながら、「お腹がこんなにぺったんこになっちゃった・・」と泣きました。
私はもう一度、病院に連れて行く事にしました。

前回とは違う先生がぴいらのカルテを見ながら、小さい潜望鏡のようなもので、ぴいらの口を覗き込んで、「やっぱり歯ですね。 うちの病院に動物の歯を専門にしている先生がいますので、その先生に診てもらいましょう。」といいました。
しばらくして、女性の先生が来て、熱心にぴいらの歯を診はじめました。
先生は「奥歯がどうも噛み合ってないようなのです。それを削れば、歯軋りは治ります。
取りあえず、早急に検査をしましょう。」と言いました。
翌日検査をする事になり、ぴいらに点滴をしながら先生と麻酔について話しました。
まずぴいらが食べれらないので、歯が原因であれば歯を削る手術はやむおえない事と、 これからは、歯を伸ばさないためにも、わら50%、ペレット50%(おやつ、野菜も含む) を目指すようにとの指示をいただきました。
そして、検査の結果入院して歯を削る手術をする事になりました。
私は心の中で、これでもうぴいらは前みたいに食いしん坊に戻れるとほっとしました。

仕事が休めなかったため、次の日母に再び病院に連れて行ってもらって、夜その様子を聞き、病院の領収書を見ると、 「強制食餌」と書いてあり、歯を見てもらえなかったそうです。
ぴいらの様子を見ると、ますます歯軋りはひどく、私は、今日仕事を休んででも病院に一緒に行けばよかったと思いました。
母に聞いても要領を得ないので、あわててぴいらを連れて病院に向かいました。
その時対応していただいた先生に(この病院は毎回担当の医師が違いました。うさぎを診れる先生がいなかったからかもしれません。)今日、手術の為の検査の予定だったことを言うと、病院内で全く連絡が取れていないようで、あわててカルテをひっくり返して見ていました。
私はこのころからこの病院に不信感を抱くようになりました。

ぴいらの脳炎を治していただいた先生はもういなくて、ほとんどが20代から30代の若い先生です。
この病院はテレビでも何度か紹介されていて、"行列のできる病院""全員が熱血先生"などと言われている病院です。
テレビで院長が子猫を亡くした飼い主の子供に花束を渡すシーンがありましたが、私はこの病院で院長を見たことがありません。
又この病院の専門は、犬と猫のようで、いつも行くと、3時間から4時間待ちはあたりまえです。


*****
このことは、このホームページで触れないようにしようと思っていました。
このことを思い出すので、ホームページの更新も中々できませんでた。
しかし動物病院にほんの少しでも警鐘を鳴らす事ができたら・・・と思い、あえて書きました。
どんなに評判の動物病院でも、未だうさぎについては、専門医が少ないと思います。
有名な獣医が以前テレビで「飼ったこともない動物を、診る事はできないはず。」と発言していましたが、本当にそうだと思います。
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私には、「師匠」とも言うべき、うさぎについていともアドバイスをいただいている方がいます。
熊笹のことを教えてくださったのもこの方です。
うさぎのホームページを検索していたら、ぴいらとそっくりの写真を見つけて(本当に似ているのです)思わずこちらからメールを送って、それ以後、何かあるたびにメールをやりとりしていただいているのです。
ぴいらの病気の時も、いろいろアドバイスをいただきました。
今回の「歯軋り」の時も以下のような内容のアドバイスをいただきました。


うさぎが歯軋りをする場合、奥歯が伸びすぎて 噛み合わせが悪くかめないせいもあると思います。
しかしその他の部位に痛みや不快感を感じている場合にも 歯軋りをするそうです。
例えば膀胱炎などではうずくまるような姿勢と歯軋りなどをする・・ と言う記憶があります。
動物病院での強制食餌の処置は、しばらく食べていないことに よる胃腸障害(腸内細菌の不調)を防ぐための対処療法だったの だと思いますが、奥歯なら奥歯を、その他の部位なら 例えばレントゲンとか尿や血液など検査をきちんとすべき だと思います。
今度行くときは是非お願いしてみて 下さい。
また糞や尿の量、質、色などの変化の様子について も治療の重要なヒントになりますので、この点は 是非先生に伝えてください。
部位が不明では治療の方法が確立しないはずです。


但し、レントゲン結果を見て、例えば手術をするという選択を 先生がした場合、その症状と何故手術をするのかをよく 聞いてみて下さい。
それが必要ならするしかありませんが 手術には麻酔をはじめリスクがありますので。


私は病院に抗議しました。
そして次の日にぴいらを連れて行くことになりました。
病院でレントゲンを撮って貰い、歯の説明を受けました。
レントゲンを指差しながら先生は「この部分が伸びているので削ります。」
と言い、その日の夜手術をして、泊まらせて次の日迎えに来るとのことでした。
私は、麻酔の事を心配して先生に聞きましたが、問題ないと聞き安心しました。

その日は一日落ち着かず、何をしていてもうわの空になってしまいました。
夕方、ぴいらを迎えに行くと、又違う先生が「手術の後、ペレットを少し食べました 。栄養剤も点滴しておきましたので、しばらく様子を見てください。」と言い、清算 をして帰りました。
家に帰ると、ぴいらはぼんやりした様子でしたが、いきなり歯軋りを始めました。
そしてジャンボコーンも食べません。
歯じゃなかったんだ・・・・と私は、がっかりするのと同時に病院への怒りがこみあ げて来ました。
さっそく病院に電話をすると、歯を削ってもしばらくは歯軋りすることがあるので もう少し様子を見てほしいとの返事でした。





さよならぴいら

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その翌日、母親と外で食事をしてから帰ると、ぴいらが部屋の奥で倒れていました。
あわてて様子をみると、体から力が抜けて、ぐったりしているので、すぐ病院に電話 をしました。
状態を話すと、「時間外診療料金がかかりますが、よければ来てください。」とのこ と・・・
すぐに毛布でぴいらを包んで母親と出かけました。
夜なので、検査は出来ないと言われ、取り合えずぶとう糖とビタミン剤を注射しても らい、次の日の朝一番で見てもらうことになりました。
ぴいらは少し元気を取り戻して、自分で水を飲んでいましが、飲むたびに歯軋りをしていました。
次の日の朝一番で行き、レントゲンを撮ってもらい、歯を調べると、「右の奥歯が少 し噛み合わないけれど、食べれない状態では無い。腹部のレントゲンだけでは、詳し くわからないので、明日、バリウムを飲ませて、レントゲンを撮ります。
 強制 食餌は、続けてください。」
と先生がおっしゃり、腸の動きを良くする注射と、 食欲を増やすシロップを渡されました。

家に帰って、2時間おき位に、病院でもらった注射器でペレットをお湯でふやかした ものをぴいらの口に入れました。
最初はもぐもぐとしていましたが、回を重ねるごとに、飲み込まなくなり、口を開け てみると、ペレットが詰まっていたので、あわててスポイトで水を飲ませました。
状態も、ものすごく悪くなりかろうじて肉垂で頭がたれるのをふせいでいるようでし た。

ぴいらは元のように元気になれるのかしら・・・と涙がこぼれてきました。

ぴいらはなぜかテレビの横の角に行きたがり、いたい場所にいさせてあげようと思い、タオルケットを敷いて、やさしく目の間をなでてあげました。
夜中になると首までがぐったりしてきました。
何度も立ち上がろうとするのですが、手を貸しても立ち上がれなくなっていました。

朝7時を過ぎたころ、ぴいらの容態が落ち着いたようだったので、私は少し仮眠をとろうとぴいらの横に横たわりました。
すると、ガサッ、ガサッという音がしたので、『又立ち上がろうとしている・・・』と思った私は、あわてて電気を付け、ぴいらの様子を見ました。
すると「くぅっ くぅっ」と聞いたことの無い声を出したので、私はあわてて母親を呼びました。
母と向かい合って、ぴいらを抱き上げると、ぴいらはピクピクッとけいれんをしました。
以前看護助手をしていた母が、「けいれんがきたら最後だよ。」と泣きながら言ったので、私は「うそだよ、ぴいら死んじゃうの?ぴいら」と言うとぴいらは静かになり、その大きな目から光が消えていくのが見えました。

私は、涙が後から後からこぼれて、ぴいらがこの世からいなくなることが信じられませんでした。
呆然としていると、明け方妹が勤務を終えて家にもどりました。
妹が最初にぴいらと出会ったので、かなしみも深く、永遠に涙が止まりませんでした。
嗚咽が号泣になろうとした時、母が突然子供のように「あ〜んあ〜ん、ぴいちゃんヤダよう」とものすごい大きな声で泣き出したので、私と妹は顔を見合わせて、思わず吹き出してしまいました。
泣いてばかりいたら、ぴいらが悲しむと思い、3人でぴいらを送ることにしました。