ぐっちさんの読書感想文

 

  ここでは小説のレビューを書きます。内容は、よごれ気味です。

 ご意見、ご感想、そして、レビューの投稿も受け付けます。

 この本おもしろいよー、、とか、おすすめです、、という本があれば

 メール、もしくは掲示板にお願いします。コピーアンドペーストでこのページにはりつけますので。

 

 

「殺人鬼」     綾辻行人      新潮文庫

   買って後悔、読んで後悔、、、、、スプラッタです。

  血しぶきが飛び、四肢は切断、目玉はくりぬかれ、腹は引き裂かれる、、、

  グログロのぐちょぐちょのびちゃびちゃです。しかも、エンディングに救いがありません。

  

「殺人鬼U −逆襲編−」     綾辻行人      新潮文庫

   2冊セットで買っちゃいましたので、これも読まされる羽目になりました。

  今回もグロいです。意味もなく、人が次々に殺されていきます。

  前作と違って、今作は、少しエンディングに救いがありました。

 

 

「四季・奈津子」    五木寛之   集英社文庫

   小峰家の4姉妹、エネルギッシュで自由奔放な次女、奈津子の物語。

  奈津子も十分魅力的ですが、東京で出会った「ケイ」さんがいい感じです。

  ある意味、奈津子よりもキャラが強いかもしれません。

 

「四季・波留子」    五木寛之   集英社文庫

   小峰家の4姉妹、長女の波留子の物語。長女は少し地味ですね。

 後半で奈津子が出てきますが、前作と少し性格が変わっているのが残念でした。

 奈津子の元つきあってた達夫君がいい味出してます。ドクターはまじめすぎるけど。

 

「四季・布由子」    五木寛之   集英社文庫

   小峰家の4姉妹、四女の「燃えるうさぎ」布由子の物語。

  そして、私は布由子がいちばんお気に入りです。もうちょっと明確に布由子のサクセスストーリー

  だったらよかったのに。ただ、川本くん、お邪魔キャラです。彼はいない方がいいでしょう。

  もっとも、彼がいないと話し自体が成り立ちませんが。

   3作通してほとんど出てこなかったのですが、最期の最期に三女の亜紀子が出てきます。

   

 

「いちばん初めにあった海」     加納朋子    角川文庫

   女性の心理を描いた物語。ミステリーとして読むとおもしろくないかもしれません。

  短編2本が入っています。最初、つながってない、と思ってたら、実はつながってたのですね。 

 

「ガラスの麒麟」      加納朋子    講談社文庫

   出てきて4ページ目に殺される「安藤麻衣子」がちょっとかわいそう。もうちょっと長生きして

  魅力あるヒロインになって欲しかったのだが。訳の分からない自己犠牲ぶりを発揮してしまったようです。

  探偵役の神野先生もいい感じです。

   でも、最初に出た「ななつのこ」以降どんどんつまらなくなっているような気がします。 

 

「ななつのこ」   加納朋子    創元推理文庫

   人が死ぬばかりがミステリーではありません。何気ない日常にもミステリーは転がっている、、

  こんな事を教えてくれる作品です。おすすめです。

   作中作のヒロイン、あやめさんがいいです。きれいで、物静かで、何でも知ってる人、、、

   6話目の「白いタンポポ」が中でも絶品です。私の知人は、これを読んで、 

  九州に白いタンポポを見に行きたくなったらしい。私は、アジサイの根本にアルミホイルを植えたく

  なりました。あと、プラネタリウムにも行きたくなりました。

 

「魔法飛行」    加納朋子    創元推理文庫

   前作「ななつのこ」の続編。心温まる連作ミステリー。そして、背後にある謎も気になります。

  ミステリーとしてはいまいちですが、ヒューマンドラマとして読めばおもしろい作品です。

  表題作の「魔法飛行」はいいおはなしですね。メルヘンですね。

 

 

「青の炎」   貴志祐介     角川書店

   本の帯の部分を抜粋(一部ねつ造)しますと、

    

    こんなにも切ない殺人者がかつていただろうか 

    光と風を浴びて、17歳の少年は、海沿いの道を駆け抜ける。  

    愛すると、義理の妹 のためにー。氷のように冷たい殺意を抱いて。

  

  まさにこの通りだと思います。まじおもしろいです。一気に読んでしまいました。

  しかし、、、以前から思ってたのですが、貴志祐介はおたくですね、、。

  その証拠に、文中から抜粋しますと、

 

   「最近の18禁ゲームは、泣けるんだぞ。しらないだろう?」

   「知らないよ。それに、18禁だったら、お兄ちゃん、ダメじゃん。」

 

  なんなんだ、この兄と妹の会話は。っていうか、何でそんなこと知ってるんだー?

  

  さらに以下文中から抜粋

 

    「うぐぅ,最悪よう。」

    

   だあああああ、、、よごれてますー、貴志祐介。 

   クラスメイトの女の子(彼女)のセリフです。うぐぅ、うぐぅ、うぐぅ。狙いすぎです。    

     

 

「顔に降りかかる雨」    桐野夏生    講談社文庫

   金を持って逃げた奴を追う追跡物です。ラストのひっくり返しは当然、、、、。

  ヒロインの「村瀬ミロ」にはまるかはまらないか、、、、難しいところです。

  というか、ヒロインの親父がかっこいいです。脇役のくせに。

   

    

「空飛ぶ馬」       北村 薫     創元推理文庫

   円紫さんと私シリーズ一作目。ミステリーであると同時に「私」の心の成長物語でもあります。

  中には5本のストーリーが入っていますが、「赤頭巾」がもっともおもしろかったです。

  「食うためだー!」

  には思わず笑ってしまいました。

  いい物語、後味の悪い物語、両方ありますが今後の展開が楽しみです。

  「私」の成長も見ていきたいですね。 

 

「覆面作家は二人いる」    北村 薫    角川文庫

   お嬢様探偵、登場!

  いいですね、千秋さん。萌絵ちゃんよりよっぽどいいです。 

  ネタ自体も、殺人事件ばっかりではなく、全体的に軽くポップな感じがして、大変よいです。

  ノリもいいですよ。

 

「覆面作家の愛の歌」     北村 薫    角川文庫

   歌って踊れる編集者、登場。でもあんまり私はこの人が好きではありません。

  なんか、お邪魔キャラって感じがしますし。私、あんまりお邪魔キャラは好きではないんです。

 

「覆面作家の夢の家」    北村 薫     角川文庫

   やっぱ、ハッピーエンドですよね。特にコミカルな作りの時は。

  確かにキャラ萌え小説かもしれませんが、私はこのシリーズの方が好きだなあ、萌絵ちゃんよりも。

 

「冬のオペラ」      北村 薫    中公文庫

   名探偵の「巫 弓彦」と語り手「姫宮あゆみ」の物語。安楽椅子名探偵物ですね。

  あゆちゃんがGOODです。何事にもひたむきで一生懸命。 健気なところもポイント高し。

  端々に出てくる「韋駄天」がいいですね。私の高校時代を思い出しました。「韋駄天」と書いた

  はちまきを締めて試合で走っていましたから。

 

「夜の蝉」       北村 薫     創元推理文庫

  「円紫さんと私」シリーズ2作目。短編が3本入っていますが、最期の本のタイトルでもある

 「夜の蝉」がもっともよかったです。ミステリーとしてではなく、「私」と「私の姉」との心の物語に

 感動しました。近い存在でありながらのすれ違いが描かれています。そして、「私」が更に

 人間的に成長していく。今後の「私」の成長に目が離せないですね。 

 

「秋の花」      北村 薫    創元推理文庫

   「円紫さんと私」シリーズ3作目。ちょこっと悲しいストーリーです。

  でも、普通あんなので簡単に死ぬかなあ、、、などと深く考えてはダメですね。

 

 

「魍魎の筺」  京極夏彦     講談社文庫

  1000ページ以上もあったので、読み終わる頃には最初の方に書いてあったことを忘れて

 しまいそうになりました。うだうだと長いですが、前作よりも確実におもしろかったです。

 京極堂も、今回は陰陽師というよりは探偵に近かったので、かなり読みやすかったです。

 榎木津か私のお気に入りキャラです。彼の言動は読んでいて楽しいですね。

  

 

「コミケ殺人事件」   小森健太朗     ハルキ文庫

   この本を読んで、コミケには行きたくなくなりました。真夏の暑いさなかに超満員、

  会場には長蛇の列、、、これって本当なんでしょうか?なんか、謎な世界ですね。

  題材はともかく、中身は硬派なミステリーになってます。最後に二転三転するのがおもしろいです。

   、、、、しかし、コスプレってそんなにはやってるのでしょうかね、、、。

 

 

「凍える島」       近藤史恵       創元推理文庫

   あやめさんとなつこさんに小HIT。しかし、探偵役が貧弱で、カリスマ性が全くありません。

  ラストも、かなーり納得がいかないところもあります。無人島+館+密室+連続殺人、、、

  ネタ自体は全くの王道です。しかし、内容はラブストーリーに近いのかもしれません。

  全体的には、とても読みやすかったです。

 

 

「ベルリン飛行指令」   佐々木 譲     新潮文庫

   日本から、遙か彼方のベルリンまで、英軍の包囲網をかいくぐって

  零式艦上戦闘機を空輸するお話です。ストーリーはめちゃ硬派。魅力的なヒロインもいませんが、

  相当おもしろいです。私はこの本を読んで、零戦の大ファンになりました。

  零戦が出てるSTG、やってみようかな、、。

   この本は、3部作の最初の作品です。次作「エトロフ発緊急電」につながってる部分が多いので、

  先に「ベルリン飛行指令」を読むことをおすすめします。

 

「エトロフ発緊急電」  佐々木 譲       新潮文庫

   真珠湾攻撃前に日本に入り込んだ、日系アメリカ人のスパイのお話です。めちゃ硬派です。

  登場人物がみんなアウトサイダー的であり、少なからず心に痛手を負った人々です。この

  あたりの人物描写もGOODです。めちゃおすすめ、これは読んでみるべきでしょう。

  ヒロインの「岡谷ゆき」も私のお気に入りです。なんと言っても、「沢口靖子」ですからねー。

 

「ストックホルムの密使 (上・下巻)」    佐々木 譲   新潮文庫

   第二次世界大戦三部作、最期の作品。日本の敗戦間際、スウェーデンの大使は重大な情報を

 手に入れた。確実に情報を届けるため、二人の密使が放たれた。その二人の密使の冒険物語。

 重大な情報ほど握りつぶされる、ということでしょうか。ちょこっと出てくる安藤大尉がかっこいいです。

 出てくる登場人物も皆魅力的です。ただ、ちょっと地味かな。

     

 

「絹の変容」     篠田節子      集英社文庫

   7色に光る絹織物、偶然それを見つけ、その魅力に取り憑かれ、その蚕をバイオテクノロジー

  で栽培しようとするが、、、。バイオパニック小説です。んなわけないやろ、て気もしますが。

   実験生物の環境汚染について考えさせられました。読む分には、お手軽で、3時間もあれば

  読み終わるでしょう、それなりにおもしろいですよ。   

 

「死神」       篠田節子       文春文庫

   市の福祉事務所に勤めるケースワーカー達の話。連作集です。

  出てくるのがおばちゃんばかりで、いまいち華がありません。

  2作目の「花道」は、なかなか傑作です。

 

「神鳥−イビス」   篠田節子      集英社文庫

   ある物に執着し、それを求めてどこまでも追っかける、、、パターンとしては、

  同じような絵を題材にしている「贋作師」よりも「聖域」に近い物があります。

   この小説、ヒロインはかわいくありませんが、もう一人の主人公である美鈴君が

  いい味出してます。邪険にあしらわれながらもヒロインに対する数々のセクハラ発言は

  読んでいて楽しかったです。しかも彼は全然めげてない、、、。

 

 

「名探偵に薔薇を」   城平 京      創元推理文庫

   メルヘン小人地獄事件と、その終わりを律した名探偵、瀬川みゆきの物語。2部構成です。

  特に第2部の「毒杯パズル」は話が二転三転し、かなりおもしろかったです。この小説、

  名探偵の登場の仕方が変わってます。私が読んだ探偵物は、たいがい探偵役は偶然殺人事件に

  居合わせ、事件に絡んできますが、瀬川みゆきの場合、事件の関係者に、名探偵として呼ばれて

  登場するのです。なんか、これがかなり私には新鮮に感じられました。

   瀬川みゆきの、ぶっきらぼーでクール、厳しい感じがとても良いです。名探偵であるが故に、

  真実に対するトラウマ、またそれによりあくまで真実を追求する、、、これのぐるぐる巡りに

  なっている彼女の内面も描かれていたのも良かったです。

   続編、大いに期待します、、、でるのかな、、、。 

 

 

「完全改訂版−異邦の騎士」     島田荘司     講談社文庫

   記憶喪失ものです。私はこのネタがあまり好きではないのです、個人的に。

  最後もあんまりハッピーエンドじゃ無かったです。けっこうがっかりかも。 

 

 

「奇跡の人」     真保裕一      新潮文庫

   あちゃー、、。やっちゃったー、、、。駄作です。

  「母」の日記には思わず涙してしまいましたが、、、。

  中盤からラストは、、、ぜんぜんダメです。ほとんどストーカーです。

  ラストは、、、元の木阿弥ってやつですか?つまらん。 

 

「ホワイトアウト」       真保裕一    新潮文庫

   ダムの運転員、強すぎ、タフすぎ。普通、死にますって、あれじゃあ。

  ヒロインの女の人、なんで無事なんでしょう?普通やられちゃいますって。なぞですね。

  ストーリーは冒険物で、めちゃおもしろいです。おすすめ、読んでみてください。 

 

「防壁」     真保裕一     講談社文庫

   危険と隣り合わせ、4人の特殊公務員達のお話。それぞれにつきあっている女の人がいて、

  仕事との間で葛藤する主人公達。4編の短編となっていますが、今回は「盗聴」よりもおもしろかった。

  専門職の公務員は楽では無いんですね。 

 

 

「ループ」    鈴木光司    角川ホラー文庫

   っていうか、あんなのありなんでしょうか。前作2つ、全く意味無いやん、、なんて思ってしまいました。

 なんか、3作目って適当に作った感じしますね。

 

 

「全日本じゃんけんトーナメント」   清涼院流水    幻冬舎文庫

   ネタがばかばかしいのですが、、、。おもしろいです、はまってしまいました。

  思わず、「エル!」と、右手でエルサインをつくってしまった私は愚か者ですね。

  こんなばかばかしいストーリーでも、ちゃんとヒロインがいるのが良かったです。

  助かる確率の低い病気を持っているにも関わらず、健気で潔いヒロインに感動です。

 

 

「黄金を抱いて翔べ」    高村 薫    新潮文庫

   金塊泥棒のお話+ホモ小説。ハードボイルドで、ヒロインが出てきません。

  内容はおもしろいのですが、華がありません。やっぱ、小説は魅力的なヒロインがいなきゃね。

 

 

「彼女が死んだ夜」    西澤保彦   角川文庫

   西澤保彦がSF的設定ではなく、本格的にミステリーを書いた作品。

  ただのタカチ、キャラ萌え小説に成り下がったような気がします。

  こちゃこちゃとつまらなかった。 

 

「殺意の集う夜」   西澤保彦       講談社文庫

   途中まではかなりおもしろいです。特に、6人連続過失致死の場面は、展開がスピーディーで

  ぐいぐいと引き込まれます。そして、その殺人を死んだ人になすりつけようとするあたりも

  ナイスです。しかし、、、最後のどんでん返しが、、、なんやそれー!て感じです。

  伏線の細かさもおもしろいですね。

 

「人格転移の殺人」    西澤保彦     講談社文庫

   SF的でおもしろいです。ただ、ごちゃごちゃとややこしいですが。英語の南部なまりが

  大阪弁で表現してあるのには笑いました。最後もハッピーエンドなので、よいです。 

 

「麦酒の家の冒険」    西澤保彦     講談社文庫

   タカチキャラ萌え小説。ごちゃごちゃと訳の分からない推論をこねくり回して

  とってもつまらない作品でした。だらだらとただ長いだけ。くだらん。 

   エビスビールを飲みたくなったくらいか。

 

「なつこ、孤島に囚われ」   西澤保彦   祥伝社文庫

   駄作です。おもしろくないです。読まなくて良いですね。 

 

「猟死の果て」    西澤保彦    ハルキ文庫

   なんか、西澤保彦ってだんだんつまらなくなってきてるような気がします。

 しかも、光門みたいな奴、普通いませんって。

 

 

「破線のマリス」     野島 尚      講談社文庫

  テレビが映す物、それは「事実」ではあるが「真実」ではない、ということを教えられたような作品。

 見たこと、聞いたことについては鵜呑みにせず、自分のフィルターを通して判断しないといけない。

 まあ、私は単純だから、すぐ影響されちゃいますが。

  この作品の中で、腑に落ちないところがあります。何故、この女の人は手に入れたビデオの裏を

 とらなかったんでしょうか。普通、こんな胡散臭い物、そのまま使うのでしょうかねえ。

 

 

「漂流街」         馳 星周     徳間文庫

   日系ブラジル人、マーリオのたった一人の戦い。金とヤクを奪い、逃げ切れるか、、、、。

 展開がスピーディーで一気に読めるし、おもしろいです。全体的に退廃的です。東京って怖い街ですね。

 私の場合、主人公のマーリオに感情移入できませんでした。すぐかっとなる性格と、変なガキに執着する

 ところが理解できません。主人公的には前の「不夜城」の方が好きでした。ラストも、、、もうちょっと

 救いが欲しかったです。。

  

「鎮魂歌−レクイエム−不夜城U」     馳 星周   角川文庫

   前作の引き続き、歌舞伎町における中国マフィア同士の物語。今回も救いがありません。

 結局得をしたのは、、、もっともずる賢い奴なんでしょうね。 

 

 

「山妣」  (上下巻)    坂東 真砂子   新潮文庫

   前半は方言が多く、とっても読みにくかったです。しかし、遊郭のお話以降からとてもおもしろく

 なってきます。三本の話が後半につながり、雪山を舞台に凄絶なラストへ。最後はちょっと悲しい

 ですが、読んで満足しました。「死国」よりおもしろいかもしれません。 

 

 

「山猫の夏」     船戸与一    講談社文庫

   部長に勧められて読んだハードボイルド。分厚くて長いです。

  「山猫」の活躍する物語であると同時に、語り手である「おれ」の成長物語でもあります。

  そして、ラストは壮絶。「山猫」の漢っぷりには感動します。かっこいいですね。   

 

 

「鍵」    乃南アサ         講談社文庫

  耳が聞こえないという障害を持っている高2の真理子が主人公のお話です。

 内容は家族愛がメインですが、ミステリーもあります。

  健気な真理ちゃんがかわいいです。引っ込み思案で、思慮深く、ちょっぴり頑固。

 勇気を絞って社会に必死に適応しようと努力している姿に感動します。

  真理ちゃんの最後の方での「お兄ちゃん!」というせりふに転がったのは言うまでもありません。

 

「凍える牙」    乃南アサ      新潮文庫

   女刑事ものです。ミステリーですが、心理描写の方がメインです。ちょっと動機が弱いかな。

  私も深夜に、高速道路で立派な犬とツーリングしたいです。まあまあ、おもしろかった。

 

「窓」    乃南アサ         講談社文庫

   前作「鍵」の主人公であった俊太郎と真理子のストーリー、続編です。

  この2人の心の成長(メイン)+ちょっとミステリー+ちょっと猟奇入ってます。

  ここでは俊太郎がかなり成長しています。前作ではただのマザコンだったのに、、、。

  相変わらず真理ちゃん、かわいいです。彼女の最後の方でのせりふ、

  「私、切なかったんだ。」には当然ごろごろと転がりました。

 

 

「卒業 −雪月花殺人ゲーム−」     東野圭吾    講談社文庫

   卒業を間近に控えた7人の大学4年生のお話。茶道と剣道のミステリーです。

  図を用いてトリックについては詳しく解説しているので、とてもわかりやすいです。

  ミステリーとしてのラストも納得行きます。しかし、動機が「放課後」と同様に納得がいかないもの

  があります。さらに、サイドストーリーのラストが、全く納得行きません!(納得行かないのは私

  だけだと思いますが。) 「卒業」という題名上、そういうラストになるのも仕方ないかも

  しれませんが、私はヤダ。

 

「鳥人計画」      東野圭吾     新潮文庫

   楡井君がとっても魅力的なお話です。が、彼は速攻で死んでしまいます。後からの伝聞で

  彼のキャラクターは作られていきます。しかし、殺人の動機が、、、これまたいまいち。

  物語自体はとてもおもしろかったです。最期のひっくりがえしはちょっと強引かな、、。 

 

「パラレルワールド・ラブストーリー」  東野圭吾     講談社文庫

  横恋慕物です。あんまり私の好きなネタではありません。

 二つの世界が平行して進んでいくので、ごちゃごちゃしてわかりにくいです。

 

「分身」      東野圭吾     集英社文庫

  うおおおお! おもしろすぎ!

  鞠子と双葉に大HIT! きれいどころ2人にかこまれてみたいものです。

  物語は、鞠子と双葉とが交互に進んでいきます。まー、ゲームで言うならダブルサイトって

  感じでしょうか。舞台は北海道と東京で対称に進んでいきます。鞠子には下条さん、

  双葉には脇坂君と、それぞれに強力なパートナーがつきます。そして、北海道出身の鞠子は

  東京で、東京出身の双葉は北海道で捜査を進めていく、、このあたりの技巧も見事です。

  下条さんと脇坂君の事情、鞠子と双葉のすれ違い、、、二人の心理状態、、、、

  二人を結びつける物とは?そして、驚愕のラストへ、、、。すばらしすぎです。

  さあ、レモンを丸かじりしなきゃ。

 

「放課後」   東野圭吾       講談社文庫

  ミステリーの舞台は名門女子校「私立清華女子高等学校」。これだけでも悶絶転がりものです。

 しかし、この高校名、どっかで聞いたことあるような気が、、、。裏のカバーのところで、

 「頭脳明晰の美少女」というのを見てこの本を買った私は汚れなのでしょうか、、、。

  

 

「けものみち」         松本清張      新潮文庫

   病気の夫を家ごと焼き殺した民子の物語。人の道を踏み外したものたちの悪と情痴ドラマです。

  日本の権力機構の裏面を描かれています。この作品、出てくる登場人物はろくな死に方はしないだろう、

  と思いながら読み進めていましたが、やっぱりラストは救いが無かったですね。もっとも腹黒い奴が

  最期まで生き残るのでしょう。

   この物語、かなり古い作品なので、女の人の感性が今とはなじめず、しっくりきません。昔の名作なのですが、

  主人公の民子の思考回路が私には理解できませんでした。  

 

 

「夏と冬の奏鳴曲」       摩耶雄嵩     講談社文庫

   

 桐璃ちゃん、最高です!

   

    桐璃ちゃん、大HIT!  やっぱ、女子高生はいいですねー。

    桐璃ちゃんの「うゆーさん」に、ごろごろごろごろごろ、、、と転がりました。

    奏鳴曲は「ソナタ」と読みます。700ページくらいあって、とっても長いです。

   しかし、とてもおもしろいです。めちゃおすすめ。作中作に「春と秋の奏鳴曲」という映画が

   出て来ますが、これの内容がある意味、鈴木光司の「リング」に出てくる呪いのビデオより

   怖いです。あと、ラストで物語の謎すべてが解明されません。ま、私があほすぎて気づかない

   だけかもしれませんが、、、。私には3つの謎が残りました。誰か読んで解明してください。

 

 

「魔術はささやく」     宮部みゆき      新潮文庫

    守君のお話。なかなかの傑作です。真紀ちゃんが可愛いです。

   うーん、、おもしろかったのは覚えてるのですけど、、、かなり前に読んだので、こまかいとこはおぼえてないなあ。

 

「竜は眠る」        宮部みゆき      新潮文庫

    二人の超能力少年のお話。女の人がはまりそうなキャラ物です。

   直也君のがんばりには、思わず涙してしまいます。かなりおもしろかった。    

 

「レベル7」         宮部みゆき      新潮文庫

   若い未亡人、女子高生、目が不自由な女の人、ちまい娘、、多様なニーズに応えてます。

  今回もダブルサイトです。追跡物です、かなりおもしろいです。ラストはかなりのけぞりました。

  かなり駄作を連発している宮部みゆきですが、今回は大当たりでした。この人、追跡物

  上手ですね。

 

 

「TUGUMI−つぐみ−」   吉本ばなな     中公文庫

   つぐみは病弱の美少女ですが、性格がとても悪い。意地悪で粗野で口が悪く、わがままで

  あまったれでずる賢い。こんなつぐみを中心として、つぐみの姉陽子、いとこのまりや、近所に

  すんでる恭一の4人の、一夏のきらめきを描いた、切なく透明な物語です。つぐみは体が病弱な

  分、気力がものすごい。性格も結構はきはきしてるので好感が持てました。でも、私の

  ストライクゾーンからは微妙にはずれてますが。