バーナード・ホプキンス
PROFILE
WBA・WBC・IBF世界ミドル級統一級チャンピオン
44戦40勝29KO2敗1分1無効試合
年齢36歳(1965年1月15日 生)
ホームタウン ペンシルバニア州フィラデルフィア

"the executioner"死刑執行人の異名を持ち,入場の祭は変態チックな仮面をつけて登場する。 88年にプロデビューするが,なんと初戦で黒星を喫する。しかしその後は勝ちつづけ,92年に全米ミドル級タイトルを獲得。93年には現役最強と言われているロイ・ジョーンズJrと空位のIBFミドル級タイトルを争うが,接戦の末判定負け,この試合はホプキンスが勝っていたという人もいるくらいの拮抗した内容で,ホプキンスの評価は「ジョーンズを最も苦しめた男」というのが定着している。




95年には,ロイ・ジョーンズが返上したタイトルをセグンド・メルカドと争い,1度は引き分けになったものの再戦ではノックアウトしIBFミドル級タイトルを獲得。
2001年4月のWBC王者キース・ホームズとの統一戦では得意のラフファイトに巻き込み圧倒的大差で判定勝利。
そして,同年9月3階級制覇のスーパースター,WBA王者のフェリックス・トリニダードと3つのタイトルをかけた統一戦に挑む。自分でも自覚して悪役を演じているだけあって,トリニダード大歓迎のムードとは違いホプキンスの名前がコールされるとブーイングの嵐。しかし,ホプキンスはトリニダードのパンチを頑強なブロックではじき返し,いつものラフファイトからは 想像できないような見事なアウトボックス。トリニダードはいつものように全身するが,ホプキンスの鋭く重いジャブとカウンターそして固いガードの前に手も足も出ない。特にトリニダードの強烈な左フックを警戒した右のガードは常に高く,打った後もすぐ元の位置にもどっていた。勝負をかけて前に出ていったトリニダードに12Rホプキンスが強烈な右フックをねじり込みKOで14度目の防衛戦に華を添えた。



いままで過小評価されていたホプキンスだが,この勝利でそれを覆すことになるだろう。もう一度防衛すればミドル級至上最多防衛となる。
ナチュラルなミドルウェイトだけあって,上体の筋肉とパワーがすごい。 一見,ラフなドロ試合ばかりするつまらない選手に思われるかもしれないが 実はきれいなボクシングもできる。あえてキャラクターにあわせてダーティーファイトをしているのかは本人に聞かないとわからないが・・・。 頑強なガード,強い右ストレート,左フック,右アッパーどれも重く強い。 あまり華があるとはいえないが,実力は中量級最強を示したと言っていいだろう。