die.2






好きだったとか、愛していたとか、それだけじゃ駄目なこの世の中だから。








雑音にまみれた教室はとても居心地が悪かった。
というのも、背中に刺さる視線さえなければもう少し楽だったかも知れない。

最前列にいるは、前から三番目、後ろから二番目の列にいる雨竜にじとっと見張られていた。


何だか動く気もしなくて、登校してからずっと机に突っ伏している。
友達はもともと少なかったし(は人とコミュニケーションをとる事自体苦手だった)
いつもこうなので今さら彼女に話しかける人間は居なかった。


そう思っていた。
事実そうだった。

けれど、いた。










その声は聞き間違えるはずもない声で、もしかしたらこれは夢なのではないかとも思いながら、ゆっくりと顔を上げた。






「黒崎君…」








オレンジ色の髪の人が、そこに、いた。









(これ、現実だって思ってもいいですよね)















いってえ。みじけえ。いいんです。(開き直り)






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