日米野球2000

出場選手一覧

守備 選手 チーム 今季成績 一言
監督

ボビー・コックス

Bobby Cox

ブレーブス 95勝67敗/NLDS敗退 ロッカー騒動で幕を開けた今季、スモルツが戦線離脱、柱の一角として活躍を期待したミルウッドが煮え切らない投球を見せ、一時は抑え不在にも泣いたが、それでもいつものようにブレーブスをナ・リーグ東地区9連覇に導いた。熱くならず、クールな采配で常勝軍団を統率するが、一度抗議に飛び出すとそのまま退場を宣告されることも多い熱血漢の一面も持ち合わせる。やりくり上手な監督という評価を得ているだけに、日米野球でもその片鱗をうかがわせてくれるだろう。現役時代は内野手だったが、引退した71年にはマイナーで3試合で登板の経験を持つ。
投手

佐々木 主浩

Kazuhiro Sasaki

マリナーズ 2勝5敗37セーブ/防御率3.16 メジャー挑戦初年度となった今年、見事メジャーの新人セーブ記録を更新、ア・リーグの新人王候補の筆頭との呼び声も高く、前評判を裏切らない活躍を見せた。ローズと共にマリナーズ勝利の方程式と呼ばれ、その勝利に対する姿勢がチーム内でも高く評価、気がつけばもう何年もメジャーで投げているような印象を周囲に与えている。一足早く帰国して体調を整えてくれているだけに、かつて日本で対戦していた打者達にメジャーで一回りも二回りも大きくなった姿を見せつけることは必至。今回の登板で、更にメジャー行きを希望する選手を増やしてしまうかも...。
 

キース・フォーク

Keith Foulke

ホワイトソックス 3勝1敗34セーブ/防御率2.97 ヴュンシュ、ハウリーと共にホワイトソックス7年ぶりのポストシーズン進出に大貢献、シーズンを通して安定した投球を見せた。メジャーデビューは97年のジャイアンツ時代で、この年に初勝利を挙げているが、7月31日にホワイトソックスへトレードで移籍、98年8月に肩の手術を受けている。99年は中継ぎの雄としてア・リーグ最高という評価を得た。今季はハウリーと入れ替わってクローザーの座に就き、これまでのキャリアの倍のセーブを1年で稼いでいる。チェンジアップが素晴らしい。
 

ライアン・デンプスター

Ryan Dempster

マーリンズ 14勝10敗/防御率3.66 昨年7勝を挙げて頭角を現し、今季はフェルナンデスが肩の手術で戦線離脱した後を受けて、見事エースの座を射止めた。チーム唯一の二桁勝利、オールスターにも選出され、226回1/3を投げて209奪三振をマークするなど本当に素晴らしいシーズンを送った。150キロ前後のクセのあるストレートに切れ味鋭いスライダーを織り交ぜる。アウェイでの被本塁打の多さが玉に傷で、これが日本で出なければいいのだが...。思いっきりソックスを見せるユニフォームのレトロな着こなしが何とも言えずいい。
 

マイク・レムリンジャー

Mike Remlinger

ブレーブス 5勝3敗12セーブ/防御率3.47 今季はチーム最多の71試合に登板、さすがに投げさせ過ぎが祟ったのか、終盤は打ちこまれるシーンもあり、八面六臂の活躍を見せた2000年を100点満点で終えたとは言い切れないところが悔しい。ロッカー、ライテンバーグが共に好不調を繰り返した為、一時はストッパーとしても起用されている。150キロに届こうかと言うストレートにチェンジアップ、そしてスライダーを駆使し、1イニング程度の投球なら全く不安なく見ていることができる。コックス監督の継投プランになくてはならない存在だ。
 

デレク・ロウ

Derek Lowe

レッドソックス 4勝4敗42セーブ/防御率2.56 守護神ゴードンの故障による戦線離脱で、今季はボストンの新守護神として指名を受け、その大役を見事に果たした。シーズン終盤にヤンキースと共に負けが混んだレッドソックスだったが、それでも勝ち試合には確実にセーブを稼ぎ、気がつけば今季のほとんどをリードしていたタイガースのトッド・ジョーンズに並んで、見事タイトルを分け合っている。剛球でバッタバッタと三振をとるタイプではないが、大きく曲がり落ちるカーブと重いストレート、そして打ってもまず長打にならないシンカーを武器に、安定した投球を見せる。
 

アルビー・ロペス

Albie Lopez

デビルレイズ 11勝13敗1セーブ/防御率4.13 インディアンスでメジャーに初昇格したのが93年、以降メジャーとマイナーを行ったり来たりしながら、97年の拡張ドラフトでデビルレイズに2巡目に指名を受け、以降中継ぎとして2年間で105試合に登板した。昨年までの通算成績は22勝20敗、しかし今季は先発陣に故障者が続出、イーランドが消え、グッデンも解雇されたことでぽっかりと空いたローテにブルペンから入ると、なんとチーム唯一の二桁勝利となる11勝をマーク、防御率でもリーグ8位に入る大健闘を見せた。8月8日の対ツインズ戦では4安打完封を果たしたが、9月に入って4連敗でシーズンを終えている。
 

ダニー・グレイブス

Danny Graves

レッズ 10勝5敗30セーブ/防御率2.56 ベビーフェースの殺し屋、まさにこの名称がぴったり来る端整な顔立ちのレッズの守護神。解任されたマッキーン監督が同点だろうが何だろうがグレイブスの名前をコールした為、リリーフで10勝を挙げながら、本来狙いたかったセーブが30しか稼げず、何ともどっちつかずの成績となってしまったのは残念だった。ウィリアムソンが先発に回って以降、試合終盤のブルペンを一人で背負う形となり、夏場からは急速に精彩を欠いてしまったのは残念だった。ストレートは150キロ超、チェンジアップも絡めるが、カウントが不利になるとどうしてももろい面が顔を出す。まだ27才、修羅場で鍛えられて更に伸びていく可能性は充分だ。
 

ランディ・ジョンソン

Randy Johnson

ダイヤモンドバックス 19勝7敗/防御率2.56 髪の短い新しいスタイルで臨んだ今季も、やはりジョンソンはジョンソンだった。奪三振はメジャーで唯一300の大台を突破する347、シーズン途中から僚友となったシリングと共に8完投、マダックスと同じ3完封はそれぞれナ・リーグのトップをマーク、97年以来の20勝こそ逃がしたが、昨年に続くサイ・ヤング賞の有力候補として、今年も素晴らしい投球を見せている。シーズン最後の登板でジャイアンツ打線に打ちこまれ、防御率のタイトルをドジャースのブラウンにさらわれてしまったこと、そして前半は地区ニ連覇の勢いだったチームが、終わってみればドジャースにかわされて3位に沈み、4年連続のポストシ−ズン登板が果たせなかったことはジョンソンにとって悔いが残るところだろう。90年以来10年ぶりの日米野球参戦には、本当に感謝したい。
 

エリック・ミルトン

Eric Milton

ツインズ 13勝10敗/防御率4.86 ノブロックとのトレードでヤンキースからツインズにやってきたが、今季のミルトンの活躍を見て、ヤンキース先発陣が不調に苦しんでいただけに、キャッシュマンGMの歯軋りしながらミルトンの投球を見ていたに違いない。ラドキー、そして一時は佐々木の対抗馬として新人王争いに名乗りを挙げていたレッドマンと共に、ツインズの二桁勝利三人衆の一角として奮闘、好調時にはそれこそ相手打線を寄せ付けない投球を披露した。98年9月11日の対エンジェルス戦でノーヒッターを達成、これを機会に一皮剥けたという感が強い。ストレートは150キロに届く程度だが、チェンジアップをどのカウントでも投げられるようになり、カーブにも磨きがかかっているだけに、来季は更に飛翔する可能性大。
 

リーヴァン・ヘルナンデス

Livan Hernandez

ジャイアンツ 17勝11敗/防御率3.75 4月はいきなり4連敗でスタート、今年もぱっとしない成績に終始するのかとファンからため息が漏れたが、5月2日に今季初勝利を挙げてから波に乗り、8月18日、23日には連続完封勝利、気がつけば二桁勝利を5人も輩出したジャイアンツにあって、勝ち頭となる大活躍のシ−ズンとなっていた。特に今季から本拠地となったパシフィック・ベル・パークでは12勝3敗と無敵の強さを誇り、97年のワールドシリーズMVPが伊達ではないことを改めて知らしめている。キューバから95年に亡命、兄のオルランドと涙の再会を果たすなど、チャンピオン・リング獲得も含めて一時は話題の中心に位置していたが、緊縮財政を進めるマーリンズの中で孤軍奮闘が続き、勝ち味を忘れた昨年のシーズン中にジャイアンツにトレードされている。キューバ人投手らしい、えげつない変化球がキレ始めると、手を出そうにも手が出ないということになる。
 

マイク・マイヤーズ

Mike Myers

ロッキーズ 1敗1セーブ/防御率1.99 吉井がロッキーズに移籍したことで、今季は日本でもよくその姿が中継に映る様になった。左の横手投げという変則的な投球で、対左打者のワンポイント的な起用をよくされている。それだけに今季はロッキーズトップの78試合に登板、0勝1敗ながら防御率1.99という成績を残し、ベル監督の信頼を裏切らない投球を続けた。マイヤーズの自己最多記録は97年の88試合で、5年連続70試合以上の登板を続けている。マイヤーズは90年のドラフト4巡目にジャイアンツに指名されてプロ入り、ルール5ドラフトでマーリンズに移った後95年にメジャーデビューを果たした。以降タイガース、ブリュワーズを経て99年の1月にレスカニックとのトレードでロッキーズに移籍している。日米野球でも、連日ブルペンで肩を作っているかもしれない。
 

ハビアー・ヴァスケス

Javier Vazquez

エキスポス 11勝9敗/防御率4.05 伊良部、パヴァーノ、ウービナと故障者が続出したエキスポスにあって、唯一シーズンを通してローテを守り、ハーマンソンと共に投手陣の屋台骨を背負っていたのがヴァスケスだった。67勝のチームにあって、11勝9敗、防御率4.05は立派な成績だったと言えるだろう。これまではスピードはあるもののコントロールに難があり、一皮剥けない印象が強かったが、昨年の後半から勝ち味を覚え、遂に今季は二桁勝利投手へとステップアップを果たしている。安定した成績が残せたのは、何といっても制球力がついたこと。エキスポス唯一人の三桁奪三振となる196をマーク、チャンジアップがキレ始めると内野ゴロが多くなる。これから大きく成長する可能性も高く、将来を見越して今回の日米野球で是非チェックを入れておきたい選手の一人だ。
 

マイク・サーロッカ

Mike Sirotka

ホワイトソックス 15勝10敗/防御率3.79 二桁勝利4人衆の一角として、ホワイトソックス躍進の原動力として活躍、今季は2年連続の二桁勝利、そしてチームの勝ち頭にまで上り詰めた。128奪三振もチームトップ、しかし大事なポストシーズン進出を前に肘の故障を発生させてしまい、マリナーズとのALDS第2戦では周囲の心配をよそに先発、6回途中まで2失点と好投を見せたものの、チームを勝利に導くことは出来なかった。スリークォーターからそれほど速くはないがキレのよいストレートを投げ込んでくる。昨年4月9日の対ロイヤルズ戦の5回に1イニング3失策を記録、これが投手のメジャー記録となっている。なかなか日本でのメジャー中継では見ることのできない投手なので、マウンドに立つ姿が楽しみではある。ただ、完調なのかがちょっと気にかかる。
捕手

サンディ・アロマー

Sandy Alomar

インディアンス 打率.289/7本塁打/42打点 父親のアロマー・シニアがコーチをしていたパドレス時代の88年から89年にかけて、急速に技術を身につけてメジャートップクラスの捕手の座に駆け上がった。90年にジョー・カーターとのトレードでバイエガらと共にインディアンスに移籍、この年は打率.290、9本塁打、66打点をマークして見事新人王に選出されている。インサイドワークに優れたリードで投手陣から厚い信望を受け、堅実なスローイングで投手陣を救う。97年の6月6日には1試合に4本の二塁打を放ち、30試合連続安打を記録するなど、しぶといバッティングでチームのワールドシリーズ進出にも貢献したが、ここ最近はとにかく怪我の連続で、満足なシーズンを送れていない。90年の日米野球では、はちきれんばかりの才能を披露してくれたが、選手生活の晩年を迎えた今回は、どんなプレイを見せてくれるだろうか。
 

ベン・モリーナ

Ben Molina

ベン・モリーナ

エンジェルス 打率.281/14本塁打/71打点 ここ数年、とにかく捕手が安定しなかったエンジェルスに、ようやく現れた超新星がモリーナだ。本塁打王を獲得したグラウスと共に、21世紀のエンジェルスを担う選手といっても過言ではない。ドジャースのワールドシリーズ制覇に貢献したソーシア監督が元捕手だけに、このポジションの何たるかを知るいい環境となっていることもプラス材料なら、今回同行するアロマー兄からも何かしらを学んで帰ることができる。来季のモリーナにとっては非常に意味のある8試合になることは間違いがない。打撃もしぶとく、ボーンやサーモンといった強打者の影に隠れてはしまうが、侮ると手痛い目に逢うというタイプだ。不思議なもので、アロマー兄が初来日した時のイメージが、モリーナにはある。なんだか時計が10年戻ったような感じだ。メジャー3年目でまだ新人王の資格を有している為、日米野球期間中に発表が予定されているア・リーグの新人王発表を、佐々木と共に心待ちにしているかもしれない。
内野手

カルロス・デルガド

Calros Delgado

ブルージェイズ 打率.344/41本塁打/137打点 98年の日米野球に続いての来日。今季は33年ぶりの三冠王達成か、と話題になったが、結局終盤にスランプに陥り、打撃3部門全てリーグ4位でフィニッシュした。元々本塁打は出るが打率が低いという選手だったが、今季のデルガドはボール球に手を出すことが少なくなり、昨年から一気に打率を72ポイントも上昇させ、その上41本塁打と飛距離は変わらない理想的なシ−ズンを過ごした。結果ブルージェイズはメジャートップの平均年俸1700万ドルという待遇を用意して、デルガド残留を決めている。東京ドームで2打席連続本塁打を放ったことで、日本にも急速にデルガドのファンが増加したが、デルガド本人もここ2年の躍進は前回の日米野球で学んだものが多かったからと語っている。今回の来日で、更にその打撃を磨く術を身につけるのか?
 

ロベルト・アロマー

Roberto Alomar

インディアンス 打率.310/19本塁打/89打点 99年にオリオールズからインディアンスにFAで移籍し、パドレス時代以来10年ぶりに兄サンディと同じユニフォームを着ることになった。これが起爆剤となったのか、不調だった98年を払拭する打率.323、138得点、37盗塁をマーク、ラミレスの打点にも大きく貢献した。今季は序盤からスランプに入り、なかなか打率を上げることが出来なかったが、ワイルドカード争いが激化するにつれて打棒も冴えまくり、気がつけばきっちり打率.310を残している。守備では当代一の名手として、ヴィスケルとの美しすぎるダブルプレーから、どうしてその体勢からボールが投げられる?というアクロバティックなプレイまで、ベースボール・マックスの常連として常にその素晴らしい守備でファンを楽しませてくれる。女子テニスプレイヤーのピエルスと婚約、人生の絶頂期に10年ぶりの来日を果たす。
 

トロイ・グラウス

Troy Glaus

エンジェルス 打率.284/47本塁打/102打点 トーマスとデルガドの一騎うちと見られていたア・リーグの本塁打王争いに、猛然とスパートをかけて割り込み、9月に入ってチームに負けが混んできたこととは無関係に量産体制を維持、レジー・ジャクソンが持っていたエンジェルスの球団記録を大きく塗り替えて初のタイトルを獲得した。グリフィーなきア・リーグに現れたフルシーズン2年目の若きスラッガー、それがグラウスだ。昨年は四球の少なさが指摘されたが、今季は逆に112四球を選んでチームトップ、弱点を確実に克服して頂点に上り詰めた。アトランタ五輪の代表にして97年には全米3番目で指名を受けるなど、その素質はUCLA時代からかなりのものと見られていたが、これほど早くメジャーで活躍するとは思いも寄らなかった。そのパワフルな打撃はかつての名三塁手マイク・シュミットを思い起こさせると言う声も大きいが、そう呼ばれる為には守備にも確実性が欲しい。
 

オマー・ヴィスケル

Omar Visquel
インディアンス 打率.287/7本塁打/66打点 ア・リーグの遊撃手で守備の名手と言えば間違いなくこの人。ジーター。A・ROD、ガルシアパーラと打ってよし、守ってよしという選手がひしめく中で、当然の如くゴールドグラブ賞を7年連続で受賞している。その華麗にしてキレのある身のこなし、詰まった打球を素手でキャッチとファンを唸らせるプレイを随所で披露、インディアンスは打たせて取る投手が多いだけに、チームに与える恩恵は計り知れないものがある。ロベルト・アロマーと組むニ遊間はメジャー随一の誉れも高い。今回の日米野球で最大の見物になることはまず間違いがない。打撃の方は昨年初めて3割を突破、遂に打撃でも何かを会得したかと思われたが、今季は例年並みに落ち着いてしまった。それでも22盗塁、101得点と2番打者として十分に評価できる数字を残している。
 

ジェフ・ケント

Jeff Kent

ジャイアンツ 打率.334/33本塁打/125打点 今季ナ・リーグ最高勝率を残したジャイアンツにあって、ボンズと共にその打棒で大きく貢献したのがケントだった。これまで一度も3割を経験してこなかったケントだったが、今季は春から好調を持続、一時はソーサを抑えて打点王のタイトルを獲得するのでは、という勢いを見せた。故障もあり、これまでは毎年休みながらのプレイが続いたが、今季は159試合に出場し、3年ぶりの150試合超をマーク、おまけにファン投票でオールスター選出の勲章も得た。メッツ、インディアンスと渡り歩いた後にジャイアンツに加入、ベーカー監督に肩の力を抜ようにアドバイスを受けてから、今のケントが誕生した。そのベーカー監督が残留を決めただけに、来季のケントの成功も約束されたようなものと言える。
 

ホセ・ヴィドロ

Jose Vidro

エキスポス 打率.330/24本塁打/97打点 昨年初めてメジャーに定着、いきなり140試合出場で打率.304を残すと、今季も開幕からヒットを量産し、200安打を放って大ブレイクを果たした。守備面で不安を抱えていた為に、エキスポスはモランディーニと契約をしたが、これがヴィドロに火をつける結果になったのだから面白い。まだ26才と若い上、その強肩には定評があるので、サードにでもコンバートされれば更に飛躍する可能性もある。オールスター出場も果たして自信を深めた今年の締めくくりとなる日米野球で、是非大暴れを見せて欲しいところだ。
 

フィル・ネヴィン

Phil Nevin

パドレス 打率.303/31本塁打/107打点 バルセロナ五輪のアメリカ代表、そして92年のドラフトでは栄光の全米1位指名をアストロズから受けてプロ入りと、ネヴィンの野球人生は成功が約束されていると誰もが思っていたものだが、再び脚光を浴びるまでに実に7年を要することになってしまった。タイガース、エンジェルスと渡り歩き、その間もメジャーとマイナーを行ったり来たりしていた為、かつて将来を嘱望されていたことなど皆が忘れかけていたが、昨年の開幕直前にパドレスへ移籍し、試合に出る機会が多くなり始めてから、持ち前の長打力が爆発し始め、今季は遂に打率を3割に乗せてきた。若い頃はイラつきを隠せなかったというが、今のネヴィンからそんな姿を想像するのは難しい。縮小傾向のパドレスにとって、ファンに夢を見せることのできる数少ない選手と言えるだろう。
 

マイク・スウィーニー

Mike Sweeney

ロイヤルズ 打率.333/29本塁打/144打点 昨年、スウィーニーが13試合連続打点や25試合連続安打を放った上に打率.332を残して一気に名前を売り、今季も好調を持続して206安打を放った上、シーズン終盤の猛烈な追い上げで打点王に輝いたエドガー・マルティネスにあと1打点にまで迫るという活躍ぶりを見て、これがあのスウィーニーかと、メジャーとマイナーを行ったり来たりしていた時代を知る者には驚き続きの2年間だった。守備の不安から出場機会が制限されたが、スウィーニーにとって必要だったのは、何にも増して経験だったということになる。もちろん来年以降も更にポテンシャルを上げてくるのは間違いがなく、タイトル獲得も時間の問題だ。今回の来日は仲のいいマック鈴木の存在も影響している模様。これもなんだか嬉しい話だ。
外野手

バリー・ボンズ

Barry Bonds

ジャイアンツ 打率.306/49本塁打/106打点 通算本塁打494、通算盗塁471。前人未到の500本塁打、500盗塁達成も早ければ来季には達成してしまいそうだ。今季は自己最高の49本塁打を放ち、初の本塁打王に輝いたソーサにあと1本と迫る大爆発、しかも故障を抱え、出場143試合でのこの数字には、ただただ驚く他ない。新本拠地パシフィック・ベル・パーク名物となった海に飛び込む本塁打も、7本中6本がボンズのバットから飛び出している。満塁のチャンスに打席に入ると、相手チームが敬遠を選択する気持ちもよくわかろうというものだ。守備もうまく、レフト線の打球をシングルヒットにし、味方投手陣を何度も助けている。ボンズの日米野球で思い出すのが、シングルヒットを二塁打にしてしまったあの凄まじい走塁。現場で見ていて鳥肌がたったことは忘れることが出来ない。今年はどんなプレイで驚かせてくれるのだろう。
 

ゲーリー・シェフィールド

Gary Sheffield

ドジャース 打率.325/43本塁打/109打点 6月から本塁打を量産、マグワイア、ソーサを向こうに回し、一時は本塁打王の大本命と見られていたが、故障に加えてリグレーフィールドで起きた帽子盗難事件に係わるスタンド乱入の件で出場停止処分が科せられ、終盤は大きくペースダウンし、結局は自己ベストを1本上回る43本塁打でシーズンを終えた。しかし、3割、30本、100打点を2年連続でマーク、やはりこの人が打たなければドジャースの復権はあり得ない。打席でバットを世話しなく動かすことを手首を保護する為にやめると言っていたが、アツくなると忘れてしまう模様。日本でもこのお得意のポーズが見られるだろうか。
 

ルイス・ゴンザレス

Louis Gonzalez

ダイヤモンドバックス 打率.311/31本塁打/114打点 92年にアストロズでメジャーデビュー、しかし95年の7月にカブスにトレードされると、97年にアストロズに戻り、タイガースを経て99年にカリーム・ガルシアとのトレードでダイヤモンドバックスにやってきた。好調だったチームの勢いに乗って球団記録の.336をマーク、112得点、111打点と地区制覇に大きく貢献して、毎年訪れたトレードも回避した。今季も好調を維持し、本塁打と打点で自己ベストをマーク、昨年がフロックではないことを見せつけている。ようやくファンに認知されるようになっている。甘い球はライトスタンドへ、外角の厳しいコースは鋭くレフトへ弾き返し、と持ち前の広角打法は熟成の段階に入っている。守備も一塁を守っていた経験があることから、特にゴロの処理は非常にスムースだ。晩年を迎えたら、日本でプレイしても面白いかもしれない。
 

ジェイ・ペイトン

Jay Payton

メッツ 打率.291/17本塁打/62打点 NLDS第2戦で勝利を呼び込む延長10回のタイムリー、ワールドシリーズ第2戦では、ヤンキースの守護神リベラからライトスタンドへ3ラン本塁打と、おまけにヤンキースのワールドチャンプを決めることになった9回表のバックホームと、とにかくポストシーズンはその存在を大きくアピールするプレイを連発した。カブスとの開幕シリーズから半年、多くの経験を得て、再び日本に上陸を果たす。マクレー、ハミルトンとここのところメッツはベテランでセンターを賄ったが、ペイトンの躍進でしばらくこのポジションで困ることはないはずだ。先週まで実戦を行っていた上、東京ドームでの試合経験も十分ある為、今回のメンバーの中でもっともいい成績を残すかもしれない。
 

ショーン・グリーン

Shawn Green

ドジャース 打率.264/24本塁打/99打点 平均年俸1400万ドルで契約、しかも実家にほど近いドジャースタジアムが本拠地となった今年、誰しもが98年の30/30、昨年の45本塁打、123打点を上回る成績を期待したが、グリーンのバットがドジャースを浮上させる起爆剤にはならなかった。本人も認めるように、ドジャーブルーを身にまとうプレッシャーは相当大きなものだったようだ。順調に成績を伸ばしてきただけに、今季のスランプをどう克服していけばいいのかわからなかったのかもしれないが、今回の来日メンバーにはブルージェイズ時代に親交を深めたデルガドがいるだけに、これを機会に是非とも素晴らしかったあの2年間の記憶を呼び覚ましてもらいたい。今季の成績だけで全てを判断しようというのは絶対に間違っている!

日米野球、参戦メンバーが一部発表される(8/15)

●11月3日に東京をはじめ全国4ヶ所のドームで全8試合が開催される今年の日米野球に参戦するメジャー選手の一部が、14日に日米野球事務局から発表された。既に10日、メジャー機構側からマリナーズの佐々木、ジャイアンツのバリー・ボンズの参加が発表になっているが、この二名に加えてフィリーズのマイク・リーバーサル捕手、ブルージェイズのカルロス・デルガド一塁手、エンジェルスのトロイ・グラウス内野手、インディアンスのオマー・ヴィスケル内野手、ロベルト・アロマー内野手の計5選手の名前が明らかになっている。ボンズ、デルガド、グラウスの三人は13日現在で34本塁打を放ち、両リーグの本塁打王争いを展開中、ヴィスケル、アロマーの現代メジャー最高の二遊間コンビが揃って来日するなど、まだ全選手の陣容が明らかになっていないにも関わらず、今回のメンバーの豪華さは際立っている模様。またリーバーサルも昨年捕手としてはメジャー史上6人目となる3割、30本塁打を達成、初のゴールドグラブにも選出されて、これから絶頂期を迎える選手として注目されている。何といってもここまで発表された7選手のうち、実に5選手が今年のオールスターに選出(ボンズはファン投票で選出されたものの故障を理由に辞退した)されているだけでもすごい。佐々木は「今はチームが優勝争いを行っており、ペナントレースのことで頭がいっぱいですが、日本の皆さんの前で投げられるのを楽しみにしています。ボンズや他の一流選手との対戦をいつも夢見てきましたし、そんな選手と一緒のチームで戦えるのは、とても嬉しい」とコメントを寄せている。

佐々木、日米野球参戦決定(8/12)

●11月3日から全8試合が行われる今年の日米野球に、マリナーズの佐々木が凱旋参戦することが決定した。これは10日にメジャーのコミッショナー事務局が発表したもので、佐々木、そしてジャイアンツのバリー・ボンズ外野手も選出されていることが明らかになっている。残る26人のメンバーは後日改めて発表される予定。日本人選手の日米野球参戦は96年の野茂以来ということになる。またボンズは90年、96年に続いて3回目の来日ということになる。ボンズは来日の度にメジャー選手のパフォーマンスの違いを見せつけてくれるだけに、今回の参戦でもスーパープレイで大いに日本のファンを楽しませてくれると思われる。

日米野球、日本側出場選手のファン投票開始(8/11)

●11月3日から8試合が行われる日米野球の日本側出場選手のファン投票が、日本時間の11日から開始された。この投票で9選手を選出、残る19名を監督推薦により選出することになる。

投票の方法
@日本プロ野球公式戦開催本拠地での投票
専用投票ハガキで投票するか、50円切手を貼って投函する。
Aインターネットでの投票
下記URLにて
毎日新聞HP:http://www.mainichi.co.jp/entertainments/sports/nichibei
スポーツニッポンHP:http://www.sponichi.co.jp/usa/nichibei/2000/index.html
TBSHP:http://tbs.co.jp/ballgame/
B官製ハガキでの投票
官製ハガキで投票対象選手(上記URLにて参照下さい)の中から各ポジション1名ずつ(外野は3名)を記載の上、住所、氏名、年齢、性別、電話番号を明記し
〒100-8051
毎日新聞社「NTTコミュニケーションズ日米野球ファン投票」係

投票期間:8がつ11日〜9月10日

結果発表:9月18日

特典:有効投票者の中から抽選で以下の賞品をプレゼント
A賞アメリカ西海岸4泊6日ペア旅行券(3組/6人)
B賞:赤坂プリンスホテル宿泊券(6組/12人)
C賞:大会ペア指定席(各試合10組/20人)

当選者発表:発送を以って発表

日米野球の要項が発表される(8/1)

●2年に一度開催される日米野球の要項が発表された。今年は「NTTコミュニケーションズ・オールスターシリーズ2000 日米野球」というタイトルで、11月3日の東京ドームを皮切りに、福岡ドーム、大阪ドーム、名古屋ドーム、西武ドームで全8試合が行われる。今回は賞金総額も8000万円とメジャー級で、真剣勝負をアピール、3月29日、30日に東京ドームで行われたメッツ対カブス戦の成功公式開幕戦開催の成功を受けて、再び日本各地にメジャー旋風が巻き起こるかもしれない。注目の出場選手は今月下旬にも発表される予定だが、注目はマリナーズの佐々木がメジャーチームの一員として凱旋登板するかもしれないという点。既に7月、日米野球主催関係者がアメリカに渡って佐々木に出場を打診、「選ばれれば是非秋に日本相手に投げてみたい」と語ったとのこと。また賞金総額8000万円の内訳は各試合の勝利チームに500万円ずつ、シリーズ優勝チームに4000万円となっており、全勝すればその全てが手の内に入るということで、出場選手達の目の色も変わってくるのではないかと思われる。また日本側の出場選手はファン投票による選出を採用し、各ポジションの最多投票獲得者に、ダイエーの王監督が推薦する19人を加えた総勢28名が迎え撃つことになっている。各試合を指揮する監督にも内々で交渉が進んでいるようで、名古屋ドームでの試合では星野監督が初めて日米野球で指揮を執ることが内諾、東京ドームでは巨人の長島監督が指揮をすることも予想されるなど、華やかなシリーズになりそうだ。なお、主催チームは入れ替わるが、8試合全てで全日本が1塁側のベンチに入る予定。
なお、開催にあたり川島日本プロ野球コミッショナーは「日本野球は大リーグに力量的に近づきつつある。だからこそ出場する日本選手には大リーグに胸を借りるといった消極的な姿勢ではなく、大リーグをタオして日本野球の実力をファンにアピールするんだ、という強い気持ちを持ってプレイして欲しい」とコメントし、またセリグ・メジャーリーグ・コミッショナーは「8試合を通じて日本のファンは日本のオールスター選手とメジャーで活躍するスター選手の対戦を目の当たりにするだけでなく、野球というゲームの神髄にも触れ、両国の絆をより一層強固なものにすることでしょう」と談話を発表している。

試合日程

  曜日 試合開始 場所 カード(前者が主催チーム) テレビ中継
第1戦 11月3日 19時 東京ドーム 全日本対メジャー選抜 TBS
第2戦 11月4日 18時30分 東京ドーム メジャー選抜対全日本 TBS
第3戦 11月5日 18時30分 東京ドーム 全日本対メジャー選抜 NTV
第4戦 11月7日 18時30分 福岡ドーム メジャー選抜対全日本 TBS
第5戦 11月8日 18時30分 大阪ドーム 全日本対メジャー選抜 TBS
第6戦 11月9日 18時30分 名古屋ドーム メジャー選抜対全日本 NTV
第7戦 11月11日 13時 西武ドーム 全日本対メジャー選抜 TBS
第8戦 11月12日 12時 東京ドーム メジャー選抜対全日本 NTV

東京ドーム、西武ドームのチケット前売り(問い合わせ/日米野球事務局03-3212-6556)

  発売 東京ドーム専用 西武ドーム専用 発売日
先行発売 am/pm CNプレイガイドで電話予約の上、レジで発券 CNプレイガイドで電話予約の上、レジで発券 8月19日から24日
  CNプレイガイド 03-5802-9911 0570-01-5522 8月19日から24日
一般販売電話予約 CNプレイガイド03-5802-9999 03-5802-9911/0570-01-5522(両球場共通) 03-5802-9911/0570-01-5522(両球場共通) 8月27日から
  チケットぴあ
03-5237-9955
Pコード:502-623/Pコード:502-624(両球場共通) Pコード:502-623/Pコード:502-624(両球場共通) 8月26日
  03-5237-9999 Pコード:502-623/Pコード:502-624(両球場共通) Pコード:502-623/Pコード:502-624(両球場共通) 8月27日から
  03-5237-9977 Pコード:502-623/Pコード:502-624(両球場共通) Pコード:502-623/Pコード:502-624(両球場共通) 8月27日から
  03-5237-9922 Pコード:502-623/Pコード:502-624(両球場共通) Pコード:502-623/Pコード:502-624(両球場共通) 8月26日のみ
  03-5237-9966 Pコード:502-623/Pコード:502-624(両球場共通) Pコード:502-623/Pコード:502-624(両球場共通) 8月27日から
  ローソンチケット
0570-00-0069
03-3569-9900
指定席Lコード:31747/入場券Lコード:31748(両球場共通) 指定席Lコード:31817/自由席Lコード:31818(両球場共通) 8月27日から
  e+(イープラス)
03-5749-9911
http://eee.eplus.co.jp/   8月26日から
店頭販売 開催各球場 東京ドーム入場券売り場 西武ドーム入場券売り場 8月26日から
  毎日新聞旅行
03-3213-4302
両球場共通 両球場共通 8月26日から
  その他   西武観光案内所 8月26日から

各球場問い合わせ

ナゴヤドーム 052-571-7510
大阪ドーム 06-6346-8249
福岡ドーム 093-511-1119

チケット価格

東京ドーム 価格 西武ドーム 価格 ナゴヤドーム 価格 大阪ドーム 価格 福岡ドーム 価格
S指定席 12000 特別指定席(ペア券) 20000 SS指定席 10000 SS指定席 10000 SS指定席 9000
A指定席 9000 S指定席 8000 S指定席 8000 S指定席 8000 S指定席 8000
B指定席 7000 A指定席 7000 A指定席 7000 A指定席 7000 A指定席 6000
C指定席 5000 B指定席 5000 B指定席 5000 B指定席 6000 B指定席 4000
外野指定席 3000 C指定席 3000 C指定席 4000 C指定席 5000 外野大人自由 2000
入場券大人 2000 外野自由大人 2000 外野指定席 3000 外野指定席 3000 外野子供自由 1000
入場券子供 1000 外野自由子供 1000 外野自由大人 2000 外野大人自由 2000 スポーツバー 1000
        外野自由子供 1000 外野子供自由 1000