週刊メジャーリーグ(12月26日号/その2)

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週刊メジャーリーグ
編集責任者/発送 momo(yankees@mail.goo.ne.jp)
編集/It’sGone! With 7IS
(Marcy/Cubもり/ともすけ)

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MLB Topix(〜12/25)

伊良部がエキスポスへトレード(12/24)
●22日、エキスポスはヤンキースから伊良部秀樹投手を獲得し、ジェイク・
ウエストブルック投手と後日発表2選手を放出した。また伊良部は併せて
2年間の契約に合意している。
伊良部は今季開幕をリリーフでスタート、自己最高の32試合に登板、うち
先発では27試合に登板して11勝7敗、防御率4.84という成績だった。
133奪三振も自己ベストを記録、7月には6試合の先発で4勝0敗、この
月の月間MVPに選出されている。メジャー通算では74試合に登板して2
9勝20敗、防御率4.80という成績を残している。エキスポスのジェリ
ー・ローリアCEOは「伊良部はローテーションに加わる強力な戦力で、きっ
と先発1番手になってくれるだろう。以前から言っているように、春季キャ
ンプに向けて、我々はチームを強化し続けていく」と語り、「伊良部はエキ
サイティングなプレイヤーで、彼をエキスポスの一員とすることに、我々は
ワクワクしている」とコメントしている。ウエストブルックは96年にロッ
キーズ入りし、97年11月にマイク・ランシングがロッキーズへ移る際、
ジョン・ニコルソン投手、マイク・ハムリン外野手と共にエキスポスへトレ
ードされている。今季は傘下の2A級ハリスバーグに所属、27試合に先発
登板して11勝5敗、防御率3.92をマークしている。
このトレードについて代理人のダン野村氏は「伊良部も最初は驚いていたが、
契約条件で折り合ったし、今は彼もハッピーだ」と語っている。伊良部には
ヤンキースとの契約でトレードを拒否できる球団の記述があり、その中にエ
キスポスの名前もあったが、今回移籍と同時に提示された2年間、年俸総額
450万ドルが保証されるという条件を飲み、移籍に同意した形になってい
る。ヤンキースとの契約は2000年までの4年間、総額1280万ドルと
いうものだったが、エキスポスでの契約はこの最終年の年俸200万ドルを
継続、加えて2001年は250万ドルの年俸が保証され、これが150イ
ニングを投げれば300万ドル、165イニングなら350万ドル、180
イニングなら400万ドルになるという出来高制になっている。また契約を
結んだエキスポスのジム・ベアッティGMは「この時期に投資をほとんどす
ることなく、素晴らしい投手を取ることができた。先発3本柱の一人に加え
る」と明言、伊良部にとっては望まれて加入するということで、ヤンキース
入りの際にパドレスとおこしたゴタゴタを思えば、その雰囲気はかなり違う
ものになっている。
一方、放出したヤンキースのキャッシュマンGMは「ヒデキは歓迎されてヤ
ンキースに入ってきたが、こちらが期待したほど働かなかった。いい時もあ
ったが、それと同じくらい悪い時もあった」と話している。体重オーバーで
キャンプインした今季、オープン戦では1塁ベースカバーを怠るプレーで首
脳陣、チームメイトから不評を買い、開幕直前にはスタインブレナー・オー
ナーから「太ったヒキガエル」とのありがたくない称号まで頂戴することに
なって、この時にも放出の噂が駆け巡っていた。特にALCS第3戦では先
発クレメンスの降板を受けてマウンドにあがり、4回2/3を投げて8失点
と火達磨になった後、ワールドシリーズの出場メンバー枠から外された段階
で、放出はもう時間の問題と見られていた。ヤンキースはすでに来季の先発
ローテに3A級コロンバスで今季13勝を挙げているエド・ヤーナルの起用
を決めており、仮に伊良部が残留を決めていても、試合に出場できていたか
どうかわからない。フィンリー獲得にも走ったヤンキースは、ペティート一
人となっていた左の先発要員の充実を今オフのテーマとしており、その意味
でもヤーナルの起用は理にかなっているものでもある。
2年半でNY生活に終止符を打った伊良部だが、エキスポス入りで、メジャ
ーの日本人選手では初めてのカナダの球団の所属選手ということになる。9
7年に日大鶴ケ丘高校卒の星川博秀選手が、独立リーグのノーザン・リーグ
に所属するウィニペグ・ゴールドアイズに籍を置いていたことはあるが、メ
ジャーでは伊良部が最初ということになる。
さて、エキスポスの今季のチーム事情だが、二桁勝利を挙げた投手は一人も
いない。先発では9勝14敗のダスティン・ハーマンソンと9勝8敗のハビ
アー・ヴァスケスが勝ち頭で、これに7勝11敗のマイク・サーマン、6勝
8敗のカール・パバーノという布陣。逆にストッパーには6勝6敗41セー
ブでナ・リーグのタイトルを獲得したウーゲス・ウービナ、セットアップ陣
にはスティーブ・クライン、アンソニー・テルフォードと二人の防御率3点
台の投手がおり、ブルペンは充実しているが、なかなかそこまで試合をリー
ドしてつなげないというのが現状だ。しかし、先日のオーナー会議で身売り
が承認され、これまでの安かろう悪かろうという球団の運営体質にも変化が
見られているのも事実で、ブルージェイズからFA登録していたグレアム・
ロイド投手と3年間、年俸総額900万ドルで契約を結ぶなど、来季に向け
て着々と補強の歩を早めている。伊良部にとっては、プレッシャーの多かっ
たNYでのプレイから開放されるだけでも、精神的には随分と違うものがあ
るのではないかと思われる。またフェリペ・アルー監督は名将の誉れも高く、
足りない戦力でもその気にさせて結果を出す、という点では現在のメジャー
でもトップクラスの指導力を持っている。ストライキで中断された94年の
シーズンではナ・リーグ東地区トップどころかメジャー全体でも最高の勝率
を残しており、翌年のオールスターで指揮をとったアルー監督は、出場を辞
退したブレーブスのグレッグ・マダックスに代わり、当時ドジャースの野茂
をナ・リーグの先発として起用したこともある。そういった意味では、伊良
部にとってもこのモントリオールでの選手生活は、いい経験となるのではな
いだろうか。順調にスケジュールを消化できれば、開幕となる4月3日の対
ドジャース戦のマウンドに立つことも十分可能だ。
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ロッカーが人種差別発言(12/24)
●ブレーブスのジョン・ロッカー投手が、スポーツ・イラストレイテッド誌
のインタビューで人種差別発言を行い、問題は急速にその波紋を広げている。
この中でロッカーは、「シェイスタジアムに行く地下鉄7号線に乗ってみろ。
隣には髪を紫に染めた子供、その隣にはエイズに感染した同性愛者、4度目
の出所を終えたばかりの男、20才で子供を4人も産んだ母親という具合だ。
ベイルートにいるみたいだぜ」と話し、「タイムズスクエアではまったく英
語を聞かないことだってあるんだ。アジア人、韓国人、ベトナム人、インド
人、ロシア人、ラテン民族。いったい、奴らはどうやってこの国にもぐりこ
んできたんだ?」とまさに言いたい放題。今季終盤、メッツと地区優勝を争っ
ている際に、ブレーブスのチッパー・ジョーンズが「メッツのファンは早く
家に帰って、ヤンキースのユニフォームを着るべきだ」と発言、これが口火
を切る形で、メッツのヴァレンタイン監督、そしてロッカーが舌戦を繰り広
げたのは記憶に新しい。NLCSでシェイスタイジアムに登場したロッカー
が、メッツファンの轟々たるブーイングに対してアッカンベーをすると、ス
タンドからは25セント硬貨をはじめとする様々な物が投げ入れられ、グラ
ウンドに乱入しようとするファンを警官が必死に抑えるという殺伐とした雰
囲気となった。コックス監督やグラヴィンがロッカーにクールになるように
話し、
ワールドシリーズで再びNYのヤンキースと対戦することになった際には
「嫌いなのはNYではなくメッツファン」とその騒動に一応のピリオドを打っ
たというのに、オフに入ってまた爆弾発言をしてしまった。この発言を受け
て、ブレーブスのブライアン・ジョーダンは地元アトランタのラジオに出演
し「あんな奴の言うことは聞くな!」とロッカーを非難する声明を発表、N
Yのジュリアーニ市長も「不道徳で、偏見に満ちた彼の発言は責任を問われ
るべきだ」と話している。当のロッカーは、自身の発言が大きな問題になっ
ていることを知り、22日に「オレは人種差別主義者じゃない。誰にでも間
違いはあるさ」と謝罪に近い発言でその矛先をかわそうとしているが、セリ
グ・コミッショナーは「不適切で非常に不快な発言」として、ロッカーに対
して何らかの処分を科す事を示唆しており、どうやらタダでは済みそうもな
い雰囲気になっている。メジャーでは、レッズのオーナーだったマージ・ショ
ット女史が93年に同様の発言をしてやはり問題となり、この時は1年間の
資格停止という重い処分が下されている。
●この日、ブレーブスのオフィシャルHPに設置されているチャットではブ
レーブスファンが集合、終日に渡ってロッカーについての意見の交換が行わ
れていた。もっとも多かった意見は、ブレーブスはロッカーをリリースする
のではないか、というもの。またロッカーについては、物を知らなすぎる、
何もわかっていない、という意見が大半だった。またライテンバーグが復帰
するので、特にロッカーに固執する必要もないという冷静な見方も出ていた
のは印象的だった。
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ロッキーズが野茂獲得に乗り出す(12/24)
●工藤獲得にも走ったロッキーズが、その照準をブリュワーズからFA登録
している野茂に定めた模様だ。22日、すでにロッキーズが積極的な交渉に
入っていることを、地元紙のデンバー・ポスト紙が報じている。ここでは、
ロッキーズは今オフのFA獲得リストのトップに野茂の名前を挙げていると
されている。野茂の代理人であるダン野村氏は、クリスマス休暇もあり、野
茂の移籍先決定は来年になるだろう、と話していたが、チームも絞られてき
ていると付け加えており、すでに交渉は突っ込んだ部分にまで及んでいるこ
とをにおわせている。ロッキーズはこのオフに大胆なトレードを敢行してお
り、すでに看板打者だったビシェット、カスティーヤを放出、エースのカイ
ルも年俸と成績がアンマッチとしてトレードに出している。逆にブリュワー
ズからもスコット・カール投手、ジェフ・シリーロ内野手を獲得しており、
野茂にとっては知らない選手ばかりという状況にはなっていない。
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ブレーブスとパドレスで3対3のトレード成立(12/24)
●22日、ブレーブスはパドレスからキルビオ・ヴェラス内野手、ウォーリ
ー・ジョイナー内野手、レジー・サンダース外野手を獲得し、ブレッド・ブ
ーン内野手、ライアン・クレスコ内/外野手、マイナーのジェイソン・シエ
ル投手を放出した。ブレーブスは、FAでデビルレイズに移籍してしまった
ジェラルド・ウィリアムス外野手の穴を埋めるべく、新たなレフトとしてパ
ドレスのレジー・サンダースの獲得に乗り出していたが、年俸交渉で難航が
予想されていたブレッド・ブーン内野手の放出も合わせて決め、今回の3対
3のトレード成立となっている。ブレーブスはセカンドにヴェラス、レフト
にサンダースを起用、二人で今季66盗塁を残したこの二人の加入で、機動
力の向上を目指す。また今季はガンの治療とリハビリで出場のなかったガラ
ラーガが、来季予定通りの復帰ができなかったことを考えて、ジョイナーを
その保険として獲得している。逆にパドレスは二人で41本塁打のユニット
を獲得できた上、年俸総額で約100万ドルの削減も果たせ、一挙両得といっ
たトレードになっている。何にせよ、名GMとしてその名を馳せているブレ
ーブスのシュアホルツGMの面目躍如といったトレードといえる。
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サムソン・リーがレッドソックスと契約(12/24)
●中日を退団し、メジャー入りに動いていたサムソン・リー投手が、日本
時間の23日、レッドソックスと2年間+オプションの契約を行った。2
年目までに一定の数字を残せば3年目の契約が遂行されることになり、こ
れを含めると年俸総額は550万ドルということになる。また出来高も設
定されており、こちらは最高で100万ドルに達する模様。サムソンは韓
国プロ野球のLGツインズからメジャー入りを目指したことがあり、この
時は初めての入札制度が遂行され、レッドソックスが落札していた。しか
し移籍金の50万ドルをLG側が不服とした為に交渉は難航し、結局98
年5月にサムソンは中日に移籍している。サムソンの今季の年俸は700
0万円で、メジャー移籍は大幅な年俸アップももたらすことになっている。
レッドソックスはトム・ゴードンが手術で来季の登板が絶望と見られてお
り、佐々木を含めてストッパー獲得が急務になっていた。
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メッツとアストロズでハンプトンを含む2対3のトレード成立!(12/25)
●23日、メッツはアストロズからマイク・ハンプトン投手、デレク・ベ
ル外野手を獲得し、ロジャー・セデーニョ外野手、オクタビオ・ドテル投
手、マイナーのカイル・ケッセル投手を放出した。ハンプトンは今季22
勝4敗でナ・リーグの最多勝を獲得、防御率2.90はリーグ3位、勝率
.846はリーグトップで、サイ・ヤング賞の投票でもランディ・ジョン
ソンに次ぐ2位の得票を集めている。メジャー7年間の通算では70勝4
3敗。来季で現在の契約が切れるハンプトンは、アストロズと契約延長の
交渉を行っていたが、FAになりたいというハンプトンの意向を覆せずに
決裂、来オフの放出は決定的と見られていた。今回のトレードはそうした
アストロズの動きに関する予想を遥かに上回る迅速さだったと言える。ハ
ンプトンも「ちょっと圧倒され、ちょっとショックだ」と語り、「なんか
色々なことが考えているよりも早く起きている感じだよ」とコメントして
いる。メッツのフィリップスGMは「ハンプトンのような安定した先発投
手を獲得できる機会を長い間待ち焦がれていた。我々はもう一段上に上が
らなければならなかった、だからこのトレードを行ったんだ」と語った。
メッツは今季の先発陣のうち、オレル・ハーシュハイザー、アスレチック
スからシ−ズン中に移籍したケニー・ロジャースの二人について残留交渉
を積極的に行わず、この穴を埋める投手の獲得に努めていた。ハンプトン
の加入でアル・ライター、リック・リード、吉井と二桁勝利投手4人を先
発陣に擁するレベルは変わらず、ハーシュハイザーとハンプトンの勝ち星
の差9が上詰みされた形になっている。先発5人目と目されていたドテル
の放出で、今季故障から復帰したばかりで3勝しか挙げられなかったボビ
ー・ジョーンズがここに入ると見られている。ハンプトンは93年にマリ
ナーズでメジャー初昇格、この年に初勝利も飾っているが、エリック・ア
ンソニーとのトレードでマイク・フェルダーと共にアストロズに移籍して
いる。シェイスタジアムでは3連敗の後連勝中で、通算では2勝3敗。今
季は2試合に先発して1勝0敗、15回を投げて2失点となっている。ハ
ンプトンはシェイスタジアムでの登板について「プレイするにはエキサイ
ティングなところ。ファンは本当にゲームに夢中になっている。気分を高
めてくれるんだ」と語っている。またデレク・ベルの獲得についてフィリッ
プスGMは「必要条件ではなかったが、その時々で我々を手助けしてくれ
るはず」と語っている。長いスランプに喘いでいるベルは、結局今季終盤
には先発出場の機会を失っていた。これはダーカー監督が迷いを断ちきっ
た末の決断で、脳の手術から復帰したダーカー監督は、早速ベルを6番に
下げていたが、ベルはその時のことを「顔面をはたかれたようなものだっ
た。もう必要とされていないんだ、と感じたよ」と語っている。そして
「自分を放出したアストロズが間違っていたことを証明したい」と話して
いる。ベルはパドレス時代の94年4月に、女性の覆面警官に20ドルで
オーラル・セックスをもちかけた容疑でスコット・サンダースと共にNY
で逮捕されたことがある。この時、ナ・リーグはベルに対して4月30日
までの出場停止を科しており、ベルにとってNYは決して楽しい思い出の
場所ではないことは確かだ。しかしベルは「クリスマスがオレには早く来
たカンジだね。とてもハッピーだし、ワクワクしている。トレードの話を
聞いた時、最初に思ったのはワールドシリーズに出るチャンスだ!という
ことだった」と話している。
一方ダーカー監督は今季ダイヤモンドバックスのウォマックに次ぐナ・リ
ーグ2位の66盗塁で、メッツのチーム記録を更新したセデーニョの獲得
を喜んでいる。ダーカー監督は「新球場では、守れるセンターが必要不可
欠だからね」と語っている。またハンプトンが抜けて繰り上がる先発ロー
テに4番手として組み込まれることが予想されるドテルについてハンシッ
カーGMは「ドテルは若くてゲームを支配できるピッチャー。今季ペナン
トを争った経験を、NYというプレッシャーのかかる土地でできた。彼は
きっと期待に応えるエキサイティングな投球を見せてくれるよ」と語って
いる。
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”SAYONARA”伊良部(12/25)
●22日にエキスポスへのトレードが発表された伊良部について、NYの
マスコミは一斉に”SAYONARA”という見出しでこのトレードを報
じた。特にNYポスト紙は「”日本のノーラン・ライアン”という高い評
価を受けてメジャー入りしたが、期待に応えないままヤンキースでのキャ
リアを終えた」と1面で、またニューズ・デー紙も「伊良部のエキスポス
へのトレードで、ヤンキースの犯した失敗も終わる」、デイリー・ニュー
ズ紙では「ヒキガエルよ、サヨウナラ」と見出しをつけ、ヤンキースでの
伊良部のベスト3とワースト3を紹介、とどれも手厳しい論調だった。C
NNでも伊良部放出をスポーツニュースで放送している。一方、モントリ
オールではNYと違って野球熱の低い土地柄を反映しており、モントリー
ル・ガゼット紙がスポーツ面で取り上げたのが目を引く程度。しかし「伊
良部にはヤンキース時代の太ったヒキガエルの代わりに、魅惑の王子様に
なってくれることを期待する」とグリム童話のかえるの王様を引用した記
事を掲載、NYに比べれば遥かに好意的な記事の内容になっている。
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ロッカー発言に波紋広がる(12/25)
●23日、ブレーブスのジョン・ロッカー投手がスポーツ・イラストレイ
テッド誌のインタビューで行った人種差別発言の波紋が更に広がった。ブ
レーブスの上級副社長であるハンク・アーロン氏は「もううんざりしてい
る。そんな考えの人間は理解できない」と話した。アーロン氏自身、ルー
スの通算本塁打記録更新が迫っていた時期には、白人至上主義者による脅
迫や嫌がらせに苦しめられた経験を持つだけに、この種の発言については
抑えられない感情もあるのではないかと思われる。また同じくブレーブス
のトム・グラヴィン投手は「これがシーズン中なら25人の男が彼を許さ
ないだろう」と話している。この日はターナー・フィールドに約15人の
活動家が集まり、ブレーブスに「トレードや出場停止では済まされない」
としてロッカーの解雇を要請する騒ぎも起きている。また、問題になった
スポーツ・イラストレイテッド誌のインタビューに向かう際、ロッカーは
「見ろよ!あんな下手な運転をする馬鹿者は、きっと日本人の女だぜ!」
と話していたことも明らかになり、時間が経つにつれてロッカーの立場は
悪化する一方となっている。
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ヴィスケルがベネズエラの洪水被害救済に立ちあがる(12/25)
●15日から続く集中豪雨で、ベネズエラでは約3万人の死者が出ている
言われているが、この母国の危機にインディアンスのオマー・ヴィスケル
内野手が救済に立ち上がった。ヴィスケルは自宅のあるワシントン州の基
金団体ワールドヴィジョンを通じて22日から救済基金や物資の調達を開
始。周囲に「母国は多くの物を失った。協力して欲しい」と要請、ポケッ
トマネーを含めてチームやチームメイトから約35万ドルの寄付金を集め
ている。ヴィスケルは年明けにもベネズエラ入りし、3週間の救済活動を
行う予定にしている。
なお、この活動の関連サイトは下記URLになります。
http://www.worldvison.org/
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オリックスがマーセド獲得へ(12/25)
●日本時間の24日、オリックスは来季の新戦力としてエキスポスのオー
ランド・マーセド外野手の獲得を明らかにした。すでに身分照会を済ませ
ており、年明け早々にも正式に獲得が発表される予定。マーセドは90年
にパイレーツでメジャー初昇格を果たし、97年にオセ・シルバ、ホセ・
ペット、ブランドン・クロマーらとのトレードの際、カルロス・ガルシア、
ダン・プリサックと共にブルージェイズへ移籍、98年にFAでツインズ
に移籍後、7月末にマット・キニー、ジョー・トーマス、ジョン・バーン
ズとの交換要員としてグレッグ・スウィンデルと共にレッドソックスに移
籍した。また8月末にはカブスへ移籍、今季はFAでエキスポスに移り9
3試合に出場、打率.268、8本塁打、26打点という成績だった。オ
リックスではすでに獲得を発表した元パドレスのジョージ・アリエスと比
較し、「実績ではマーセドの方が上」と活躍に期待するコメントを出して
いる。マーセドはメジャー通算10年間で1051試合に出場、打率.2
80、88本塁打、500打点をマーク、93年、95年に打率3割以上
を残している。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

追憶の1999年/ロサンゼルス・ドジャース編

●デービー・ジョンソン監督が就任、ケヴィン・ブラウンを7年間、年俸
総額1億500万ドルの契約で迎え入れた今年、ドジャースは間違いなく
地区優勝候補の筆頭だった。開幕戦では、ダイヤモンドバックスを相手に
モンデシーが9回裏に同点3ラン、そして11回裏にはサヨナラ2ランと
劇的なスタートを切ったのだが...。首位に立ったのは4月10日まで、
以降は投打の噛み合わせが悪くずるずると後退、6月11日には5割を切
り、一時は地区最下位にまで沈んだ。結局77勝85敗、地区3位で今季
を終え、つぎこんだ資金とのあまりのアンマッチに、出てくるのはため息
とブーイングのみという99年だった。
先発陣では何かと批判の対象になっていたブラウンが18勝、パクとドラ
イフォートが共に13勝と、そこそこの勝ち星を残してはいるが、パクは
カージナルス戦でタティースに1イニング2本の満塁弾を浴びるなど防御
率5.23、被安打208、与四球は3桁の100。ドライフォートも与
四球76と大荒れの内容だった。堅実な投球を見せたヴァルデスは、打線
の援護を得られない登板が続き、結局連続二桁勝利が途絶える9勝で終わっ
ている。ストッパーのショウが34セーブを挙げた点は救いとなっている
が、特に前半戦は勝ちパターンに入る前に先発が崩壊、なかなかショウが
登場する形にならなかった。
打線はケアロス、シェフィールドが34本塁打で100打点を突破し、一
時深刻なスランプに落ち込んだモンデシーも結局は自身2度目の30/3
0を記録。ヤングが51盗塁したのをはじめ、二桁盗塁が合計5名、チー
ム167盗塁はリーグ2位と、個人の数字だけを見れば何故これだけチー
ムが低迷したのか不思議だが、総得点793点はリーグ11位で、やはり
打線のつながりと、ここ一番のタイムリー欠乏にその理由あり、と言えそ
うだ。守備面では、メッツから捕手をやりたいと移ってきたハンドリーが、
右肩手術から完全に復調しておらずほぼ盗塁フリーパス、そして新鋭のベ
ルトレが29失策、グルジエラネックも123試合出場で13失策と三遊
間も乱れた。この部分にも来季は手を打っていく必要がある。
またフロントにはベルトレ、そしてキューバ人選手の契約で規約違反を犯
すという醜聞もあった。すべてにおいてチグハグだった、というのが今年
のドジャースを総括する言葉かもしれない。(momo)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

編集後記
●年も押し迫ってきたというのに、ロッカーの爆弾発言はあるわ、伊良部の
トレードが決定するわで、ただでさえ慌しいこの時期に睡眠時間がほとんど
とれない毎日でした。メルマガ発行したら寝ます(^^;(momo)
●24日はクリスマスイブだったようですが、自分にとってはリッキー・ヘ
ンダーソンとウチの親父という尊敬する2人の誕生日として認識してますん
で・・・(^^;(ともすけ)
●メッツの大補強&ロッカーのあほぅのおかげで、ブレーブスの連続地区優
勝に早くも赤信号が!? (Marcy)
●K.Woodがマウンドからの投球を開始してますね。やはり復活はWrigley
Fieldでと思ってしまいますが、日本でその勇姿が見たいなぁ(Cubもり)

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次回の発送は12月30日を予定しています。
広告掲載をご希望の方は、メールにてご一報ください。企画書をお送り申し
上げます。
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