イナダ


 ●釣り場

 東京湾奥のイナダ釣りは秋の一時期のみですが、その年の潮の流れなどに左右されることが多く、毎年狙えるとは限りません。1998年や1999年はシーバス狙いの外道でわずかに釣れた程度でしたが、今年(2000年)は近年まれに見る当たり年で、普段はルアー釣りをやらない船宿からも乗合船が出ているほどです。

 釣り場はなにぶん回遊魚のことなので、とくにどこという決まりはありません。だいたい海ほたるや川崎の人口島周辺から狙うことが多いのですが、その日に鳥山が立ったところへ急行して狙うというスタイルが中心なので、昨日は富津沖だったのに今日は川崎で…ということも珍しくありません。

 2000年はスタート直後の9月は海ほたる〜中ノ瀬〜富津周辺を狙うことが多かったようですが、10月には羽田から東海場にも群れが押し寄せ、最終的には最奥の浦安沖で好釣果が出るようになりました。


 ●タックル

 シーバス釣りではバス用のベイトタックルを使うことが多く、そうでないと乗船させてくれない船宿もあります。しかし、イナダに関しては超速巻きが必要になるため、中型のスピニングタックルが圧倒的に有利です。ロッドはバス用では折られる危険があるので、ある程度パワーを発揮できるものが必要です。シーバス用と銘打ってあるスピニングタックルのうち、全長2m程度のものがよいでしょう。

 メインラインはPE〜2号で、リーダーは最低でも2m、できれば3mほどとったほうがよいでしょう。イナダは目がよいので、リーダーが短過ぎるとメインラインの動きを見られてしまい、食いが悪くなります。

 ルアーはメタルジグのほか、シンキングミノーやペンシル、場合によってはバイブレーションも使用します。色はあまり神経質になることはありませんが、種類は多めに揃えたほうがよいでしょう。


 ●釣り方

 鳥山を発見すると船長は船を近づけます。キャストの合図が出たら、鳥山の横をルアーを通過させるつもりでキャストし、まずは可能な限り高速でリールを巻きます。「あまり速いと魚が追いつけないのでは?」と心配になりますが、捕食活動中のイナダは弾丸のような速さで泳ぎます。いくら高速で巻いたところで、イナダにとってはジョギングしているようなものです。

 鳥山が立っているところでは、水面にイワシの群れがいることがほとんどです。このようなときには、イナダがイワシを狙ってアタックし、水面にボイルしてきます。ボイルのあったところを中心に狙うのも効果的です。ただし、鳥山にしろボイルにしろ、真ん中に直接ルアーを放り込んでも魚を散らすだけになってしまうので、狙ったポイントの向こう側にキャストして「すぐ近くを通過させる」という感覚で狙いましょう。

 イナダが掛かると強烈に引き込みます。ライトタックルでは簡単にへし折られてしまうので、リールのドラグ調節は事前にきちんとやっておいたほうが安全です。


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