タチウオ釣りの秘奥義


 ・新鮮なエサが一番!

 タチウオ釣りのエサとして船宿で支給されるものは,たいていは塩漬けにしたサバかコノシロの切り身です.言うまでもなく,どんな魚でも古くてくたびれたエサよりは新鮮でみずみずしいエサのほうが好きです.よほど条件がよくて魚が食い気立っているときは別ですが,通常の場合,塩漬けの切り身ではあまりよいエサとはいえません.

 タチウオはフィッシュイーターなので,まずはエサの切り身を生きている小魚かと思って飛びついてきます.条件のよいときならここで一発で食いつきますが,たいていは軽くかじる程度です.一度口にしたエサでも,普段食べている新鮮な小魚と比べて「なんか違うなあ」とばかりに放して竿しまうのです.先に1回「ピクン!」ときて食い込まないのはこういう場合です.

 タチウオの特エサとしては,まずサバの切り身があります.3枚におろしたサバならスーパーで年中売っています.まず腹骨を包丁ですき取り,次に幅2cmほどの短冊に切ります.このままでは背中のほうの身が厚すぎて水中での踊りが悪くなるので,余分な肉をハサミなどでカットし,身の厚さを均一にします.これに軽く塩をしてビニール袋に入れて持参するのです.用意する量としては,一日の釣りで大サバ2匹分が目安です.

 もちろん,外道としてサバが釣れたらそれが最高のエサになることは言うまでもないので,切り身エサを作るためのナイフとハサミの用意は忘れないようにしましょう.このほか,サンマの切り身も効果があります.手ごろなサイズのカタクチイワシが手に入った場合は,孫針仕掛けと併用すると効果抜群です.


 ・セコタチ対策

 シャクリの最中に1回「ピクン」とくるだけで食い込まず,エサの端をかじってゆくだけのセコタチは晩秋以降になると出没します.前述のとおり,食いのよい日はシャクリの途中に「ガツン!」ときて一発で針かかりするのですが,そんな日はいくらもありません.最近は「冬になったらセコタチのアタリを取れないと釣りにならない」といわれるほどです.

 セコタチのアタリが来たら,まずその瞬間にシャクリを止めます.次にすかさず竿先を水面まで下げ,ひたすらじっと待ちます.ときに2〜3分もこのまま待った後に竿先を少しずつ聞きあげてみると,安心してエサに食らいついたタチウオが一気に反転して「ガツン!」と針掛かりすることが多いのです.また,待っている間に竿先を30cm幅位で小刻みに上下させるのも効果があり,タチウオがエサをガツガツとやっている感触が竿先に伝わってくることもあります.

 こんな繊細な操作が必要になるため,タチウオ釣りでのシャクリのときは全神経を竿先に集中し,どんな小さな変化も見逃さない心構えが大切です.


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