学校教育現場の実態
 最近の多くの学校が抱える悩みとして少子化がある。私は高校教員なので高校を中心とする実態しか実感していないが、これは中学校においてはもっと深刻であると聞いている。中学校の方が恐らくもっと深刻だろうと思って高校現場のことを述べてみたい。
 私の所属する高校は高知県中西部にある実業校である。かつては4科6クラスを有し、生徒数もゆうに600人を超えていた。それが少子化+普通科志向→学校改編の波にもまれ、今や3科3クラスで生徒数も350人を切った。(廃科1科については現在2,3年生が在学)これからもますます生徒数は減っていく傾向にあり、学校の存続そのものが危うくなっている。
 バスケットボール部においても生徒数が多いときには部員は20人を超えており、ベンチ入りのメンバーをしぼるのに苦労したこともあった。(ただし、弱小チーム)それが今は試合出場のために5人を辛うじて確保できる程度である。毎年、入学生の中から貴重な経験者を探し、または初心者をくどいては県高校総体まではなんとかチームを維持している。しかし高校総体が終われば少なくない高校がそうであるように3年生は引退し、チームとして試合出場ができるかどうかの人数で細々と練習をしていかなければならない。その時期にも新たに新入部員を探し、初心者を確保することもしている。
 ここまで述べれば共感していただける方も多くおられることと思う。すべての高校がそうではなくとも、少なくない学校が同じような境遇にあるのではないだろうか。