Song and Silence FAQ適当翻訳

by ○やま

 

QS&Sに載ってる特技のPyroなんだけど、これは火に関する呪文で与えるダメージをダイス毎に+1できるって僕のところのプレイヤーは言ってる。これって本当にいいのかな?この特技を持った6レベルの術者が唱えたファイア・ボールは6d6+6ダメージを与えるの?Aganazar’s scorcherみたいな呪文でもダイス毎に+1ボーナスがつくのかな?他にも関係しそうな呪文ってたくさんあると思うんだけど。僕のところのプレイヤーはバーニング・ハンズやファイア・シールド、ウォール・オブ・ファイア、フレイム・アローについても聞いてくるんだけど、どうすればいいのかな?

 

APyroは何かに着火させるとき(例えば錬金術師の火などによって)にのみ、追加のダメージを与える特技です。着火のルールについてはDMGの第三章を参照してください。多くの呪文はどんなものに対しても着火しませんし、生物に着火できる呪文は極わずかしかありません。

 DMGにあるように、持続時間が瞬間である呪文によって生物に着火することはありません。そのため、PyroによってAganazar’s scorcherやバーニング・ハンズ、ファイア・ボールのダメージが増加することはありません。

 ファイア・シールドをウォーム・シールドとして使用した場合の炎によって、生物や物体に着火することはありません。

 フレイム・アローによって作った炎の矢弾は、それが命中した物体を発火させることができますが、生物に着火することはありません。発火した物体は毎ラウンド1d6の火ダメージを受けるため、もし射手がPyroを持っているならば毎ラウンド1d6+1ダメージを発火した物体に与えることになります。

 フレイム・アローで炎を打ち出した場合、生物や物体に着火することはありません。

 

Q:特技のDashなんだけど、これって複数回習得して速度を増加させていってもいいのかな?

 

A:複数回習得できると記述された特技でない限り、複数回習得することはできません(そしてDashは複数回習得することができると記述されていません)。

 

Q:特技のHamstringなんだけど、これって急所攻撃によって対象の移動速度を減少させられるよね。この攻撃を2回行って移動速度をさらに減少させることってできるのかな?あと、飛行している生物の足じゃなくて翼を狙って攻撃することで、飛行による移動速度を減少させたりしてもいいかな?

 

A:複数回の攻撃によるHamstringの効果は、とくに記述がない限り累積しません。例えば4つ足の生物に対しては、その速度を半減させるためにはHamstringによる攻撃を2回必要とします。そして、一度速度を減少させたらそれ以上のHamstringによる攻撃の効果は累積しなくなります。

 翼を狙うことで対象の飛行による移動速度を減少させることはできません。特技の記述にあるように、この特技は対象の地上での移動速度にのみ影響を及ぼします。

 

Q4本よりも多くの足を持っている対象にはなんでHamstringが効かないのかな?6本足の対象なら、3回攻撃することで速度を減少させることができそうに思うんだけど?それと、この特技による影響は24時間か治療判定に成功するまで持続するってあるけど、治療判定のDCっていくつなのかな?

 

A:確かに、足の本数の半分の数だけHamstringによる攻撃を当てることができれば、その速度を減少させることができてもよいでしょう。しかし、例えばモンスタラス・ジャイアント・スパイダーに対してHamstringによる攻撃を4回行うよりも、通常の急所攻撃を4回行ったほうが良いのではないでしょうか。また、足を4本よりも多く持っている対象は通常の意味での“腱”をもつ生物ではない場合が多いでしょう。急所攻撃が効かない対象は、Hamstringによる攻撃の影響も受けないということに注意してください。例えば、ゴーレムなどには急所攻撃が効かないため、Hamstringによって速度を減少させることはできません。

 Hamstringによる速度の減少は治療判定(DC15)に成功することで回復します。


Q:特技のQuicker Than the Eyeについてちょっと混乱しているんだけど。これって敵の中の誰か(例えば20体のゴブリンのうちの1体でも)が視認判定に失敗していれば追加の部分アクションがもらえるの?それとも同じラウンド中にはったり判定とその後の攻撃一回ができるだけなのかな?

 

AQuicker Than the Eyeによって追加の行動を得ることはありません。視認判定に失敗した対象は、そのラウンドの残りの時間にあなたがとった行動を見ることができなくなります。

 移動相当アクションではったり判定を行った後、そのラウンドの残りの行動については自由に決定することができます。移動相当アクションを使用しているため、部分アクションを一回行うことができます。あなたはこの部分アクションとして攻撃や移動、技能の使用や呪文の使用などを行うことが可能です(PHB8章の部分アクションを参照してください)。

 はったり判定後の行動は、周囲の対象の視認判定の結果によって制限されたりはしません。しかし、視認判定に成功した対象はそのラウンドにあなたが行う部分アクションを認識することができます。

 

QS&Fに載ってる特技のExpert Tacticianと、S&Sに載ってるQuicker Than the Eyeを習得しているローグがいるとする。このキャラクターが近接戦闘中に、移動相当アクションではったり判定を行って成功したら、Expert Tacticianによって追加の攻撃を得てもいいのかな?そうしたとして、残った部分アクションで逃げ出してもいいかな?もし部分アクションでもう一度はったり判定を行ったらどうなるの?もう一度追加攻撃を貰ってもいいのかな?

 

A:はったりとの対抗判定に負けた対象は、Quicker Than the Eyeの効果によってそのラウンド中の残りのあなたの行動を視認できなくなります。そのため、あなたが行う近接攻撃に対して対象は敏捷力ボーナスを失った状態となります。もしExpert Tacticianを習得しているならば、はったり判定に対する視認判定に失敗した対象に対して即座に追加の攻撃を行うことが可能です。一度攻撃を行った場合、対象はあなたの行動を認識するようになります。そのため、例えば追加の攻撃のあとに逃げ出した場合はその行動を見られることになります。追加の攻撃の後に、残っている部分アクションを使用して再度はったり判定を行うことは可能ですが、その場合は対象の視認判定にボーナスが与えられるべきでしょう。二回目のはったり判定で部分アクションを使用するため、あなたの行動はそれで終了となります。二回目のはったり判定も成功した場合、もういちどExpert Tacticianの効果によって追加の攻撃を得ることができます。

 

QS&Sに載ってるプレステージ・クラスのVirtuosoの能力でsustaining songっていうのがあるよね。能力の解説でstabilization checkっていうのについて言及されてるんだけど、このstabilization checkってなんなのかな?それと、sustaining song5分間もしくはvirtuosoが演奏を止めるまで持続するってあるけど、これってどういう意味があるの?

 

A:“stabilization check”は、瀕死状態のキャラクターが容態安定状態になるために毎ラウンド行う10%チャンス判定のことを指します(PHB8章の瀕死状態を参照してください)。sustaining songが効果を発揮している間、瀕死状態のキャラクターは容態安定状態になるための判定を行わずに、容態安定状態でないことによるヒットポイントの自動的喪失を受けずにすむようになります。

 sustaining songの効果は、最長で5分間か、virtuosoが演奏を止めるまでのどちらかより短い時間の間だけ持続します。

 

QS&Sに載ってるプレステージ・クラスのVirtuosoの能力でcalumnyっていうのがあるよね。これって超常で、精神作用で、言語依存な能力ってあるけど、言語依存な能力ってどういう意味かな?

 

A:言語依存とは、効果を発揮するために対象が理解可能な言語を用いる必要があるということを意味します。もし対象がこの能力を使用したキャラクターの会話内容を理解できないならば、この能力は効果を発揮しません。“言語依存”はこの能力以外の呪文や魔法的な効果でも用いられる言葉です。PHBの第10章を参照してください。


QVirtuoso1レベルで呪歌の能力を得た場合、バードみたいにレベル毎の追加の能力使用回数を得たりできるのかな?もしバードレベルを別に持っていたなら、virtuosoでもらえる呪歌の使用回数を使ってバードのほうの呪歌を使用してもいいのかな?逆にバードでもらえる使用回数を使ってvirtuosoの呪歌を使用してもいいのかな?

 

A:すべて問題ありません。virtuosoとバードの呪歌能力は完全に互換しています。呪歌の一日の使用回数はそれぞれのクラスの使用回数を単純に合計したものとなります。その使用回数を消費して、バード、virtuosoどちらの呪歌であっても使用することが可能です。

 

QS&S88ページにあるharmonizeの短い解説文なんだけど、これには複数のバードの能力を集めて、そのうちの1人の芸能技能に一時的な追加ランクを与えるってある。ところで92ページにある呪文の本文では、リーダーの芸能判定に協力者のバードレベル3毎+1の状況ボーナスを与えるってあるんだけど。どっちが正しいのかな?

 

A:呪文の本文が正しい記述です。

 

QS&Sに載ってる呪文のhealthful slumberなんだけど、これは対象の自然治癒速度を2倍にするってある。ところで治療技能の記述では、長期間の看護を行うと患者の自然治癒速度が2倍になるってある。もしかしてこのふたつを組み合わせると通常の4倍の速さで自然治癒するようになるのかな?

 

A:掛け算の計算が間違っています。2倍にさらに2倍が加わった結果は4倍になるのではなくて、3倍になります(基本で1+最初の2倍の分で1+次の2倍の分で13倍)。PHB275ページもあわせて参照してください。このケースでは、長期間の看護とhealthful slumberを組み合わせることで、軽い活動をしていても1日にレベル毎3点のヒットポイントを回復することができます。もし完全な休養をとった場合、1日にレベル毎4.5点のヒットポイントを回復することができます。