黒浜沼を救う会

かって黒浜沼には一面蓮が咲いていました。
 タナゴやメダカ、ダボハゼがいましたが現在はいません。汚染に強い鯉やフナがいますが汚染でやっと生きているところに酸欠で沼のあちこちに死骸が散乱しています。
 黒浜沼をきれいな公園にしよう。黒浜沼の自然を守ろうとあちこちに看板も見えます。
いつか県の大きな予算がとれたらヘドロの除去や遊歩道の整備など出来ると思います。
しかしそれまで何年かかるか分かりません。その間こんな環境でよく死に絶えないのだろう思いますが定期的に酸欠で魚が大量死します。
魚の遺族に聞いてみました。
「あなた方のために何かしてあげられないかしら。ちょっとしたことで」
「ヘドロをとったり汚染物質を流し込まないようにして貰えればいいのだけどすぐにはできないでしょう。せめてどこか一坪くらいでいいから苦しくなったとき泳ぎつける駆け込み寺みたいな水域があったら助かります」
 魚語はよく分かりませんが水量の少ない時や気温が高いときなど水中の溶存酸量が減少して魚が死ぬのだと考えられます。
 そこで考えました。一坪か二坪くらいな水域にポンプで空気を送ったらどうでしょう。 
構成は下図のようになります。これなら費用もあまりかかりません。実費は電気の引き込み工事、コンプレッサー、雑材労務は有志の人のボランテアでやれば30万円くらい(仮に一口3000円100口)から考えられます。  
 奇特な方ご賛同下さい。報酬は何にもありませんがやって悪いことはなく人間はともかく魚たちから喜ばれ後生がよくなります。
                         
いいだしっぺ    大畑 善夫
                       
いいんじゃないの   泉川  佐





 
感謝状

 あなたは黒浜沼の魚を救う会に入会さ
れ酸欠防止のポン
プ装置のために浄財を寄贈されました。
 大変奇特なことです。人間世界では大したことではないかも知れませんが私たちの世界では「アンタは偉い」と種族をあげて感動しております。
 ご厚意は孫の代まで言い伝えるつもりです。商売繁盛、交通安全、健康、恋愛問題、ギャンブル、色即是空空即是色エトセトラ、何かいいことが起るはずで
す。万一生きて
いるうち無ければあの世へ行ってからあるでしょう。
       平成10年7月 吉日
          
黒浜沼の魚代表
                        鮒村 鯉太郎  印





    もくじ
 
   きっかけ
   即実行
   試行錯誤のその後の経過
   発泡装置から噴水装置へ
   浮島のこと
   ミニ「ナチュラルゾーン」の提言
   カルガモのマンウオッチング      
   その他関係資料
  


黒浜沼の魚を救う集い顛末記
 
 きっかけ

 蓮田市を2分した激しい市長選が終わり2ケ月が過ぎようとしている6月のある夜のことでした。
 電気屋といっても私の電気工事業とは一枚畑違いの電子機器関係の泉川氏と雑談していました。
「こんな狭い町で町を2分する選挙ってのは気が疲れるね」
「身の回りのことで参加した人がみんな楽しめるようなことがいいな」
「そうだね。生臭くないのがいいね」
「魚のことだけど生臭くない話があるよ。まもなく梅雨が明けると思うけど、そこの黒浜沼、例年酸欠で魚が累々と死ぬね。どこにいっても魚の死骸に蠅がたかりよく死に絶えないと感心するよ」
「湧水を作っていた林が無くなり代わりに生活排水が流れ込むようになってから雨水の希釈水が無くなる夏がくれば当然のように酸欠になる理屈だ」
「ずいぶん前から公園化の計画もあり、いろいろな団体があって沼の汚染を防ぎ周辺整備をしようとしているようなので何時かは何とかなると思うけどとりあえず今年も梅雨明けに魚が死ぬね」
「昔、駆け込み寺というのがあったでしょう。世の中の大勢を変える大変だけどそこに駆け込んできた人だけは何とかなるというの。沼全体を浄化するのは大変だけど、少なくもその一角に来れば酸欠から救われる場所を作ったらどうだろね。俺30年以上魚飼っているけど狭い水槽の魚はブクブクで生きているからね。どこかで使っていないコンプレッサー見つけてきて沼の一角にエアを送ったらどうだろ、少なくもそこにいた魚は助かるぜ」
「他の場所にいる魚にも知らせる必要があるのではないかな」
「水中に誘導灯みたいな矢印付き案内看板をつけるの」
「そう」
「でも魚は字が読めないんじゃないかな」
「そんなもの無くても魚心あれば水心というじゃない。何となく寄ってくるよ」
 夜の10時頃でしたが、ちょっと場所を見て来ようか。ということになり気の早いことに二人は10分後弁天様の下の沼岸にいました。
うまいことに近くに電柱があります。
善は急げ、次の土曜日に下調べをしよう。と言うことになりました。
「ところで二人だけではさびしい。せめて仲間が5、6人欲しいな。いい年して冗談に乗りそうな人やこういうことに一緒にどろんこになれる人がいいな」
「明日、○○さんと○○さんに話してみるよ。あの人達なら乗ると思うよ」
「俺は一応正式なところを確認しておくよ。沼の所有者、管理者には一応ことわっておく必要があると思うし、意図を誤解ないようにビラを作っておくよ」
 翌日市役所に問い合わせたところ沼の管理者は「新堀土地改良区」であることが分かりました。
 理事長さんを訪ね、この計画には善意とジョークの実験的行為で関連団体の参考データーにしてもらえばと考えている人畜無害の趣向であること伝えました。
 理事長さんは個人的にはいいと思うが一応近く開かれる役員会で話すということになりましたその後近 くの役員の方から役員会においても了解されたことを知らされました。
 


即実行

 6月27日(土曜)とりあえず実行班に集まってもらうことにしました。私と泉川氏、沼のそばに住んでいて沼の事情に詳しい中野信治さん、新井進さん、大工さんの菅野孝吉さん達で杭打ちをしました。
 柔らかい沼のほとりに何をするにもまず杭が要ります。どの辺でどのくらいもぐるものか。やってみなければ分かりません。湿地で腐らない杭として普通考えられるのはコンクリート柱、若しくは防腐剤を注入した木柱が考えられますが松材は何十年も持つと言うことも教えられまし
た。但し予算がないこと、実験なのであり合わせの木柱を利用することにしました。約3メートルの木柱は沼岸で2メートル位潜りました。菅野さんが脚立に乗って一段一段降りながら大ハンマーを打ち込みました。不安定な足場のせいで一度大ハンマーがはずれ沼にささり危うく菅野さんも沼に飛び込みそうになりました。何事もやってみなければ分からないものです。
 とりあえず4本打ち込んだ杭から何点かの学習効果を得ました。次回ポンプ小屋の基礎杭の程度が推測されたこと。このやり方で2本ずつ杭を打ち込みながら進んで行けば沼を横断する木道を作ることも可能なこと。
4本の周りを網で囲えばポンプの給水源として大きなゴミの防護が出来ること。
 沼の仕事は舟があれば作業が安全で能率的です。たまたま中野信治さんの知り合いの吉沢清さんが舟を貸してくれました。大助かりです。舟は意外なことに沈めてありました。初めて知ったことですがこの種の舟は岸近く繋いで水面すれすれまで水を入れて保管してあるので
す。ただ沼岸に係留しておいたのでは無断で使われるということだけではなく事故があった場合の責任問題が問われるかもしれません。保存状態も水中にあったほうがいいとかいうことでした。成る程。
 4本打った杭囲いの中に足場を渡し、あり合わせの工事用の排水ポンプを設置してこれはこれで役に立ちそうなことを確認し取り外しました。
 7月11日(土曜)
 いよいよ本番、前回のリハーサルでおよその必要な人でが分かったので来てくれそうな方2、3人増やしました。お林自治会の松本末蔵さん、菅野さん、泉川さんと久保田忠雄さん、中野さん。
 私案による特注の高札とポンプ小屋の木材を関根工務店(株)の関根康夫さんが提供してくれました。ポンプ小屋の基礎となる4本柱が足りそうにないのでy氏の裏に積んである廃材から角材を1本貰ってきました。
(株)旭建築設計事務所の渡辺周治さんは泡発生装置を浮かべる為のペットボトルを多数集めてくれました。遺憾ながらこのペットボトルは沈む筈のビニールパイプ製の発砲装置が逆に浮いてしまう事が分り大半無駄になりました。逆に沈めるための重量ブロックをさがしにいくというハプニングがありました。誰が悪いのでもありません。誰もこのカンタンなことに気がつかなかったのです。結果論からいえば馬鹿げたことでも全て予見するということは難しいことです。
(株)共栄設備の稲橋栄さんはビニール配管の接続の技術指導に顔を出してくれました。
 設計図なし、配役区分なし、挨拶無しのぶっつけ工事が始まりました。集まった人がそれぞれ意見を出しながら半日でポンプ小屋が出来ました。本職の大工さんがいるので少ない材料で手際よくポンプ小屋が出来ました。思いがけなく舟が借りられたので泡の発生装置は沖に設置する事が出来ました。
「何をしてるんだい 」
釣りに来ていた人がいました
こうこうこういうわけです。趣旨を説明すると
「そりゃいいことだ 俺も一口のるよ ここにはしょっちゅ来ているんだ」
「そりゃ もう 御奇特なことで 一口3000円ですがいいですか」
思いがけなく笑いながら一万円出した方は今井和夫さんという方でした。
一口3000円なので3口頂くことにし1000お返し領収書と鮒村鯉太郎の感謝状をお渡しいたしました。
 ビニールパイプを加工した4ヶの泡の発生装置をヘデロ層から離れた水位に設置し電源スイッチを入れると4ヶ所の水面からブクブク泡が立ち上りました。実験成功です。初めて宇宙ロケットを打ち上げた心境でした。実行班一同乾杯しないわけにはいきません。近くで昼飯を兼ねて祝杯をあげました。


 試行錯誤のその後経過
 
 
 思いつきから泥縄式に始めたことなので様々の方の様々なアイデアをお聞きしました。当事者自身にしてもやりながら気が付くこと次々と出てきます。
 数日経つと4ヶ所の泡は2ヶ所になっていました。
「何故だろう。目ずまりかも知れない」
「1ミリの穴では小さすぎたのかも知れない。 次の休日に引き上げて調べてみよう」
「いずれにせよ コンプレサーは時々停止するので穴の径は2ミリにしよう。目つまりの可能性がなくなるだろう 」
ということで次の日曜日引き上げて穴を大きくしました。今回はここによく釣りに来て鯉太郎の遠縁にあたるという久保田忠雄さんが応援に駆けつけてくれました。この方は昭和61年4月末頃この沼に一度無くなってしまった菱を千葉県の印旛沼よりバケツに一杯持ってきて増やしてくれた奇特な方です。それが現在の鬼菱です。
 穴あきのビニールパイプを引き上げて分かったこと
2ケ所はヘデロの中にそこから泡がでるほどのパワーがないので泡が出なくなっている事情が分かりました。少し心配はあったのですが穴のサイズを2ミリにあけ変えました。
 今度はブロックを半分にしてしっかり固定しヘデロ層から十分離隔をとり電源スイッチを入れました。
 泡は1ケも出ませんでした。コンプレッサーには異常はありません。原因はすぐ判明しました。穴の径が大きくなった為全てに圧がかからなくなったのです。止むをえず発泡装置を2台にしますと盛んに泡が出ました。この状態で4ヶ所から泡を出すにはコンプレサーのパワーアップが必要です。予算がないので新品は初めから無理なことです。どこかに2馬力3馬力程度のあいているコンプレッサーがないかその後こころあたりを探しました。
 中古品を安く売っている店にもいきました。何台もありましたが最低7、8万とのこと
「あ そう」
と帰ってきました。


   発泡装置から噴水装置へ

そのうち(噴水なら かっこいだろうな)
 と気が付きました。あり合わせの排水ポンプで沼岸の水を吸い上げ放出口をつぶして散水はしていますがこのあり合わせの排水ポンプは揚程(水を押し上げる力)がないので噴水装置としては難があります。
 せめて家庭用の散水ホースくらい出たら考えました。共栄設備の稲橋さんにうまい出物はないと問い合わせますと浅井戸用のポンプを見つけてくれました。
 早速このポンプを据え付け20メートルのビニールホースを沼に引き出し沼に竹をさしてヘッドを取り付けました。出ました。但し家庭の水圧の半分くらい。噴水というより 「小狸が寝転がってしたショんベン」に近いものでした。その点チョット残念でしたがとにかく泡と違い水面に上がっていると目立ちます。ある夕方どういう訳かその近くに魚が集中的に集まっているのにはいたく関心をそそられました。魚は酸素というより水面を叩く水音が好きなのかもしれません。
 毎日眺めているうちせめてこの倍くらいは出したいと思うようになりました。殆どの方が好意的な目で見てくれますが「なんだ こりゃ」と冷笑する方もいなくはありません。予算があって新品で設計できるのなら苦労はありません。ポンプのカタログを眺めメーカーに問い合わせ機種については分かりましたが問題は予算です。思いがけ無い多くの方からカンパを頂きましたが20数万の予算のお金です無理です。奇特な方からタダまたは寸志で借りられる方法しかありません
 幸い2社から申し出がありました。2馬力で揚程17mの渦巻きポンプが一台。配管工事に費用がかかりますがこれはものになりそうです。
  もう一つは共栄設備の社長から注文流れの水中ポンプが2台あるが利用できないか 。という申し出がありました。
 ご厚意はありがたいのですが。吐出量が毎分150リットルはいいとして揚程が6mというのが気になりました。但し重量もサイズも片手で持てるます。吸い込み管工事なし、吐出管の配管工事が簡単です。これなら二人で出来ます。やって見ようというということでとりあえず上部の50ミリのキャップに3ミリの穴を12くらい開けました。テスト水圧を掛けますとすぐ詰まってしまいました。4ケだけ穴径を大きくして本番ということにしました。竹竿を沼岸から30mくらいのところに2本差しポンプ吊しました。スイッチオン 予想以上の結果でした。高さ5メートル位の朝顔状の噴水が水音をたて吹き上げました。大成功です。第2号噴水「朝顔」の誕生です。
 これなら「なんだ。こりゃ」とバカにされないで済みそうです。
こうなると水面でブクブクしている発泡装置はインパクトに欠けます。沼岸から汚水を吸い上げて横向きに水を吐き出している排水ポンプも同じ事で電気代が嵩むだけです。どういうわけかアメンボに好まれていましたが撤去することにしました。
 第2号噴水「朝顔」の噴き上げぶりに暫く見とれていましたが、どうせならも一つ欲しいなと思いました。何事も対の方がいいです。その後1週間もせずにもう一台設置しま.した。水の噴き出し口が違うので噴水の形が違います。
第3号機は「鉄砲ゆり」と名ずけました。
暫く見とれていましたがどうせなら一つ欲しいなと思いました。何事も対のほうがいいです。その後1週間も待たずもう一台 設置しました.。8月20日(木曜日)記念すべき日でした。


   浮島のこと
 
 噴水設備と並んで沼の表面に2ヶ所4メートル四方の水草の浮島があります。これを作った経緯は沼の水をきれいにする方法として沼そばの中野さんから提案されたものです。水の底はヘデロで植物が生えないかもしれないが浮草の下には魚が寄る。浮き草が水をきれいにするからだ。というのです。理屈にあいます。浮き草は風や波で散ってしまうので散らないようにビニールパイプで4メートル角の区画を作ったものです。初めは布袋草のコーナーを作ろうと考えましたが大量の布袋草を集めるのは大変です。沼に生えている菱をかき集めて入れてみました。
 翌日になって観察すると枠の外に幾つかはみ出していました。菱は波によってビニールパイプのバリアをカンタンにくぐってしまうのです。
 マコモなら簡単に出られまいとその後はマコモを集めて入れてあります。この浮島は予想外に水鳥に好まれました。パイプの上に止まったままの水鳥がいます。下に集まってくる魚を狙っているのです。
 魚のためには迷惑なことですがバードウオッチングとしては好条件です。沼岸近くの島に安心して居を定めたので一つ一つの動作がよく分かります。
 当初は魚の酸欠問題から始まったことですが脇道が広がりついでに鳥の面倒もみたくなりました。カルガモの親子が一列に並んで泳いでいるのもほほえましい光景です。
 とおもっているある日嫌な光景を見ました。釣りに来ていた親子ずれのうち中学生くらいのこどもがパチンコで浮島に遊んでいるカルガモを撃っていたのです。
「人間を信用してそばにきているのにパチンコで撃っては可哀想だろ」
 そばに親がいましたが注意しました。一応うなずいてやめましたが考え無ければなりません。
( 危ない 危ない)
 翌日カルガモに気に入られた4メートル角の浮き草の島も岸から遠ざけました。
現在浮島は2ヶ所あります。すべて対のほうが見た目にいいし、鳥に気に入られています。
管理上、最初に作った口径75ミリのビニールパイプ製のものを第1サテイアン、口径50ミリで少し安く作った方をとりあえず第2サテイアンと呼ぶことことにします。
 当初は魚のことだけ考えていたのですがカルガモ、カイツブリ(通称モグッチョ)ガン、サギ、アオサギ、バン、セキレイ、鵜、いろいろいます。魚のためにいいということは鳥も餌が増えることで歓迎しているようです。
 更にこの長雨で気が付いたこと。幾ら水鳥とはいえ雨は好きでないだろう。物陰があればそこに身を寄せたいのではないだろうか。浮島に屋根付きの止まり木をつくったらどうだろう。特に雨の夜は心細いのではないだろうか。とよけいなおせっかいを考え第1サテイアンにビニールトタン製の雨よけドームを4ヶ設置しました。
 設置後2日位罠か何か怪しげなものと警戒され、近かずかなくなりましたが数日後雨よけドームは気にならなくなりました。ただ 折角つくってやったのにただ今のところその中には入ってくれません。
次の計画は折角貸してくれた渦巻きポンプを動かして大きな噴水をあげることです。8月28日現在いま少しの工事を残しています。推定10メートルーは吹き上げそうなので 「ドドン4号」と名ずけています。但し2馬力ですので電気代が現在の倍以上になりそうです。コイン投入式にして100円を入れると1分間噴き上げるものにするつもりです。1分間の電気代は1円もしないので利用して貰えば維持費のタシになります。
 

ミニ「ナチュラルゾーン」の提案
  
 ブクブク装置から噴水、浮島、いろいろやっているうち気ずいたことがあります。
 第2号噴水を工事しているときでした。空き缶、空き瓶、ビニールなどマナーの悪い人の捨てたもの拾い集めているボランテア団体の方と逢いました。また沼の自然を守る会の人ともふれ合いました。大きな輪の中でそれぞれが協力出来るはずだと思いました。目的が人でなく、黒浜沼の自然を大事に保護し生き返らせる事、それが主目的にしているひと達であれば幾ら団体の数があっても輪が大きくなるだけです。
  そこで考えたことがあります。大きな予算を待たずとりあえず休耕している田圃のいくつかを市で借り上げ、ハスだけでなく、クワイ、菜の花、レンゲ畑、アヤメ、ショウブ(これについては現在あるようです)そして見た目に華やかな花壇よりも湿地帯の植物ゾーンなど四季で楽しめたら良いと思います。これはヘデロの沼を改善するより安価で早くできます。
 その他汚染のため絶滅した魚達が生きられるミニ水域をつくることも比較的低予算で出来す。
一つは今なお清水のでる場所がありますのでそこに保護水域をつくことです。
 もう一つは簡な浄化装置を作ることです。私案ですが木杭で囲いを作ります。そこに現在産業廃棄物になっている枝や竹の枝を束にして入れます。その上に排水ポンプで汲み上げた沼の水を散水します。E.M菌なども使うと更に良いかもしてません。枝や竹が汚れ腐ってきたら燃やしてしまえば良いのです。
 汚染に強い鯉や鮒だけでなくタナゴ、クチホソ、ダボハゼ、メダカ、ワダカ、どじょう、沼エビ、カラス貝などかって生息していた生き物がまた見られます。この実験水域は沼の水もきれいにする筈です。
 更に私の考案した「アベコベ水槽」を使えば鑑賞道を散策しながら魚の側面がみられます。
 植物がいて、魚がいて、鳥がいて、昆虫がいて人間も御邪魔しているというのがいいのでは無いでしょうか。現在の黒浜沼汚染されているとはいえ10種類以上の鳥類が棲息しています皮肉なことに公園として整備された近くの公園の池には数羽しか水鳥がいないという事です。
 今後どの様な形で公園化が進められるかわかりませんが、既存の自然環境を生かした形が理想的だと思います。大きな予算がついて大開発をすると遊園地にはなりますが、鳥も魚も昆虫も姿を消すと思います。地域の人が心の安まるゾーンにはならないと思います。
  行政の方がこのあたりを熟慮の上黒浜沼について予算計上をし、周辺住民の意向くみ、効率のよい対応をとられことを希望します。
 「黒浜沼の魚を救う会」は発案して3ケ月で67名の協力者をえて現在の設備を設置しましたお粗末とはいえ、それなりに見る人を楽しませ魚や鳥のためになっているはずです。1口3000円でカンパした資金はは26万円ほどです。小資金の面、こういう事に関して意外と関心をしめす人が多かったこと。少数実行の素早い対応など、何らかの参考になればと思います。
 

カルガモのマンウオッチング(人間観察)

 
釣りに来る人、散歩に来る人、野草を見に来る人、私たち水辺の鳥を見に来る人。黒浜沼には大勢の人がきます。
そのなかに様々な人がいます。
無造作に空き缶やビニール袋、人にも鳥にも危険な釣り糸を捨てていく人たちがいます。
一方他人が捨てたそれらのゴミを拾いに来る人がいます。
 
野鳥を静かに観察にくる人達がいます。
岸近く浮き草の島を作った人がいます。
安心して近ずいたその水鳥をパチンコで撃った人がいます
浮島をその後岸から離したのはそのためです。
飛来した白鳥をそっと見守っていた多くの人達がいました。
その白鳥の卵を盗った人がいます。
巣籠もりをしている所を網を掛けた人がいます。
母鳥はまもなく死亡、父親は行方不明です。
 
12年以前この沼から菱が見当たらなくなったのでわざわざ印旛沼から菱を運んできた人がいます。
たった一人が持ち込んだ菱は現在沼のあちこちに繁茂しよい生態系の一翼を担っています
沼のギャング、ブラックバスを持ち込んだ人がいます。そ
のために数え切れない魚の稚魚が食われています
 
みんなに見て貰いたいと思って
沼岸の囲いの中に姫睡蓮を買ってきて入れた人がいます。
暫く後そっくり持ち去った人がいます。
持ち出した方は大人か子供か分かりませんがその夜の家族の会話はどちらだったでしようか
もしお父さんなら
もし子供だったら
お互いに「よかったね」「得したね」と言うのでしょぅか
今年休耕した田圃に20年ぶりにハスが二つ咲きました
通りががった人たちはこの貴重なハスの花を大切に見守っていました。
ところ誰かがたった一つの花を千切って持ち帰りました。
千切られた花はすぐ萎れた筈です。
 
冷笑をし批判をしタバコを沼に投げ捨てる人がいます。
そのタバコから溶け出すニコチンは魚の大敵です。
市外の人なのに「良いことだねと」カンパをしていった人もいます。
 
子供のカルガモ達と話します
人間に生まれ変わるとしたらどちらを選ぶか分かるよね
   

 設備の経過 ( 実行班氏名 )

6月27日(土)杭うちテスト 排水ポンプテスト   ( 泉川、管野、新井、中野、大畑)
6月9日    電源引き込み工事  ( 大畑)
7月  日   ビニール管付属材集め 穴あけ組立加工 (稲橋 大畑 )
7月11日(土)本番工事 ポンプ小屋作り 看板立て コンプレッサー据え付け工事 発泡装置を沼底に設置。排水ポンプの吐出側を平たく加工し沼岸に散水設備をつける
         (中野、渡辺、稲橋、新井、泉川、吉沢、大畑、関根 )
7月13日   四基の発泡装置のうち2基不調発見
7月18日(土)発泡装置引き上げ穴を一ミリから二ミリにあけ変える。圧力不足のため発泡装置2基にする
7月 日    水草の第一号浮島を作る 。水草は菱を集めていれる。   (中野、大畑 ) 
  7月 日  菱は波間でビニールパイプで作った枠の外に出てしまうのでマコモを集めて入れる(中野)
8月 日    噴水が欲しくなり、共栄設備の稲橋さんに家庭用ポンプの出物を整備して頂き据え付ける。ポンプの吐出管に散水用のビニールホースをつなぎスイッチを入れる。予想以上にささやかに水面2メートル位上がる。第1号噴水は「コダヌの昼          寝のションベン」と名ずける。( 中野、久保田、大畑 )
8月 日    現状の噴水(岸より左)第2号「朝顔」設置 予想以上の成果に電気代の問題もあり第1号噴水撤去、ブクブク装置撤去、コンプレッサー撤去、見栄えのよくない散水設備撤去(泉川、新井、久保田、中野、大畑 )
8月 日    噴水がペアで欲しくなり第2号と同じ水中ポンプを借り受け「鉄砲百合」               第3号基を設置する(吉沢 中野、大畑)
8月 日    浮島2号設置(中野、大畑 )
8月31日   浮島1号 にカルガモの雨よけドームを4つ作る。カルガモの出方を監視中
9月5日    現在大型噴水ドドン4号工事は八割方完成。完成後は電気代のタシにしたいので有料噴水となります。100円で3分間。コイン投入式。
9月 10 日   水位が1メートルくらい下がり第2号噴水の吸水部が出てしまうことになり急遽、中野さんが引き上げる。
         検討の結果水位に関係のない画期的方法を考案しそれまでの固定式から自動的に水位に対応する方式を開発する。


サポーター 各位協力内容
   (9月5日現在)
 サポーター  総数   65名    市外協力者4名含む
資金カンパ    60名
2口以上の大口カンパ (4口から2口) 14名
 本田尚文 名島英子 今井和夫 高橋正直 野口一夫 斉藤信一 関根康夫 長谷川光司 稲橋昇
 H、A  吉田武 泉川佐 本田一夫  大畑善夫
労務協力(実行班)   11名
 中野信治、管野孝吉、久保田忠雄 稲橋昇、吉沢清、松本末蔵、新井進、 泉川佐、 渡辺周治
  関根康夫、 大畑善夫
物品資材協力      6社  稲橋昇(ポンプ、配管材)関根康夫、(看板、木材)中野信治(竹材)、泉川佐(電子部品、組立)吉沢清(舟) 大畑健次(コンプレッサー)大畑善夫(電材)
  

黒浜沼ナチュラルゾーン計画



黒浜沼は生活排水その他の条件の変化によって主に水質汚染がすすみ大量のヘドロが堆積しています。かって見事な群落をつくっていた蓮は姿を消し汚染に耐えきれない水棲生物も姿を消していきました。
 一方沼の周辺の田圃の大半は休耕地となり葦を主とした雑草が生い茂っています。水は汚れてしまいましたが野草は数多く見られ、それに伴い昆虫も種類が豊富です。それだけの原因かどうかはわかりませんが黒浜沼はこの界隈で尤も多種の野鳥が観測できる貴重な場所となっています。  
 植物が豊富で、昆虫がいて、鳥がいて、綺麗な水には水棲生物がいて人がいる。というのが良いような気がします。公園化の計画は以前からあってやがて大きな予算が県から与えられ立派な公園がいつか出来る可能性があります。
 ここで問題は従来型の公園は自然破壊から始まることです。造成工事によりまず様々な雑草がなくなります。コンクリートの護岸工事により自然の水の浄化能力がなくなります。植物、小動物の住処がなくなります。カラスとかスズメとか数種類の鳥は飛来してもとても現在の黒浜のような豊富にな鳥の種類と量は望めません。人造湖には鳥の餌がないのです。
 大きな予算を掛けないで、自然を生かしながら黒浜沼及びこの周辺をよくする方法があります
 休耕地をひとつひとつ地権者の方との了解を得ながら予算的には市のバックアップを受け地域住民及び理解ある市民のボランテア的な協力によって豊かな自然の区域(ナチュラルゾー
ン)を作る方法です。
 既に黒浜沼の自然を守ると言う趣旨において既に幾つかの団体があります。もとより全ての団体が善意と自然の志において発足し存続してきたものでありますが、個々における努力と同時に時によりテリトリーを超えて相互理解と友好的な協力が望ましいと考えます。
  現在下記のような計画があります。弁天様の下の約400uの休耕地に次のような計画をつくっています。
 1 3分の2くらいの場所に蓮を植える。今年計画すれば来年咲きます。
 2 排水ポンプで沼の水を汲み上げ北側の端に散水する。幸い北側が高くなっているので落差により沼に至るので蓮などの生育に適した湿地帯ができる。
汲み上げた水の一部を簡単な濾過層(枝の束)を通してメダカや沼エビの住める水域をつくる。
 3 四季を通して良質して水質を維持するために景観上も良い噴水設備を設ける
 4 木杭による護岸工事をする
 5 設備の維持体制をつくる。
 6 現在もゴミを捨てるなの注意看板はありますがゴミを無造作に捨てる人は後を絶ちませんゴミの内容は空き缶。空き瓶。ビニール袋。釣り具等です。この中で最悪のゴミは釣り糸です。釣り糸は人の足に絡んで危険なだけでなく水鳥にからみます。釣り具を無造作に捨てる人は誰かが放流したブラックバス等を対象とする若い人たちで、マナーを知らない人たちです。ゴミを捨てさせない為には注意看板だけでなく監視員による注意とか罰則とか対策が必要です。 
 7 従来の人工公園でなく本来の自然を生かした公園が望ましい。これは現在この沼にバードウオッチングに訪れる人達、野草を見に来る人達、魚を釣りに来る人達、散歩に訪れる人たちの共通した要望です。 
   自然を生かしたと言うことは周辺に樹木があること。野草が豊富なこと、湖沼に葦、まこも、菱その他水草等が豊富なこと。昆虫が豊富なこと。水棲生物が豊富なこと。水鳥が多数棲息することです。