多数決
 
足の親指がひょうそにかかったときのことでした
爪を抜くための麻酔注射を受ました
数分経った頃
「痛いかな」
お医者さんが少し爪を引きました
「痛テテッ」
私が悲鳴を上げますと
「オカシイな 麻酔が効いている時間なのに」                  
「この人痛がり屋さんなのよ」
看護婦さんが言いました
 
 「そうだな」
私は麻酔が効きにくいたちなのです
看護婦さんが足を押え込み
お医者さんが強引に爪を抜きました
私を痛がり屋さんに決めてしまったのです
2対1の多数決で!
「ギャア」
私は絶叫しました
 
それ以来
私は多数決が嫌いです