このページは、投稿作品をご紹介します。
メールにて投稿された作品、掲示板に書き込まれた作品等を
こちらに集めました。どれも、その時々感じた心の断片を切り取っていて
言葉をつづる楽しさや素晴らしいさを感じます。
言葉って不思議ですね(⌒⌒)



再  び    笑 
雫  紋 光点点滅 梅雨
不安なの。 掲示板小説
合わせ鏡の向うに・・ 透明なガラス 君は鳥
アイデンティティー どこへ... 可愛いチィチャン
崩壊 よっぱらい 君は憧れ

関羽の恐怖体験特集

再 び

理屈無く 引き合った出逢いに ときめかせ 胸を躍らせる
この時の 喜びと感謝に なにもかも 信じられたよ
あなたを 泣かせる傷口を こんな僕でも 埋めれるの..
夢を描いた あの頃の 気持ちで強く 抱きしめて

いくつかの 出逢いと別れが この僕を 強くさせるのか
いつの日か この腕の中に 君を抱き 吐息感じる
あなたを 縛った想い出を 必ずいつか 解き放つ
楽しく語らう 幸せを 永遠の時に 変えるのさ

絶え間なく お互いの気持ちを 確かめて 作ってきた
いつまでも この気持ちを胸に あの地へと 歩いて行こう
必ず いつかは見つめあい 優しく微笑む 日々がくる
その日まで 安らぎの時間を 言葉に乗せて 送るのさ...

黄昏色した想い出と 今の高鳴るこの胸と
比ぶることなどしたくない 夢の狭間で揺れながら...
〜木陰〜 12.05.23

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雫  紋
愛する人よ
恋する人よ
時の流れを遡りたいよ
あなたは雫
胸に広がる雫
一つ一つが
響いてゆくよ
夢を見るのが
減った今
あなたと居る時間が
夢見る時かも
もしも
このまま
消えゆくものなら
一つの人生は
むなしいものになる
ただ
それだけの
余情だけの
青春は無い
今がすべての春
〜木陰〜12..05.24

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不安なの。
不安なの。
みんなに嫌われるのが、怖い。
自分が傷つくのが、怖い。
でも、ヒトを傷つけるのが、もっと怖い。
でも、傷つけてしまう。
好きなヒトを傷つけてしまう。
だから、ヒトを好きにならない。
だから、自分を傷つけるの。

嫌いだから。
だいっキライだから。

好きになっては、いけないの。
だから、自分を傷つける。

優しさはとても残酷
心を委ねたら、私は壊れてしまう
心が触れ合えば、あの人は傷つく

だから、私は壊れるしかない
無へと還るしかない

無へと還ろう
無へと還ろう
それは、優しさに満ち満ちたところ
そこは、真実の痛みのないところ
心の揺らぎのないところ

無へと還ろう
無へと還ろう
無へと還ろう
無へと還ろう・・・
〜K〜12.02.02

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合わせ鏡の向うに・・・・
 時々思う。
 合わせ鏡の向こうに広がる世界への憧れ。。。
 裏も表もないメビウスリングのような
 不思議な世界。。。
 X・Y・Z・・・そして時間軸
 この世に存在する全ての固定観念がない世界。。。

 固定観念がなければ、
 自分はどう映るんだろう。
 周りはどう見えるんだろう。
 
 行ってみたい。。。。

 すぐ目の前に広がっているのに、
 行く事が出来ない。。。。

 現実と理想の狭間で迷いながら
 今日も自分のレ−ルが敷ける場所を捜しつづける。。。。。。
〜はる〜 12.03.23

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アイデンティティー
 ごまはごまなのさ!!
 天然?
 しっかり者?
 わがまま?
 寂しがりや?
 1人が好き?
 泣き虫?
 いじめっこ?

 どれが私?? 自分でもわかない
 きっと 探してる 本当の自分を
 でもね
       1番似合うのは きっと
 楽しいことが大好きな お気楽ごま♪
〜ごま〜 12.03.28

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崩壊
何かが崩れている
 目には見えないけど
 音はしないけど

私の中で崩れている
 見た目は変わらないけど
 周りも変わらないけど

壊れた私に近寄らないで
 そばにいて欲しいのに
 寂しいのはなぜ?
〜ごま〜 12.03.28

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考えてみれば[泣くこと]そういえば、なくなったよ

ただ、黒い闇の煙の吹出す部屋の中
自分の不甲斐なさに腹が立つ 自己嫌悪!
狂暴なまでの己の破壊願望だ 吐気がする!
消してしまいたい過去がせせら笑っている
全てリセットしてしまいたい衝動  馬鹿野郎だ!
また笑っている、、、

俺の記憶の中でもいい子で居たいのか
過去の俺を認められない弱い俺が笑っている

また腹が立つ、、、
〜飛竜〜 12.06.10

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光点点滅
今、 目の前にある   あの光はなんだろう・・・
昔、 背中で感じていた あの力はなんだろう・・・
現在、自分を取り巻く  この渦はなんだろう・・・
早く 少しでも早く あの光の中に 吸い込まれたい。

人は、人知れず
 音も立てずに 静かに壊れていく
ひっそり と ゆっくり と崩壊への道
 砂塵が舞う 砂粒が下へ 下へ
ある時、最後の 最古の堰が切れ 崩壊

何かが違う 何かが足りない 何かが?!
 ひとつ ひとつ の 歯車の 軋む音。
軋んだ時は 油をさせばいい。
 誤動作し始めたら、修理に出せばいい
     動かなくなる前に
 弱ってきたら 光を浴びればいい
     動けなくなる前に
〜魚〜 12.03.29

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掲示板小説
(打合せ無し 偶然共同作品)
火力支援班へ無電
谷を越えた向こうの側の森の中に六人から八人のグル−プを観測した 「敵」だ。中隊長に50口径機銃でこの敵兵を射撃する許可を求めたが 却下された。そのかわり貴官の砲兵隊の砲撃で叩く事にした。そうす ればチ−ムの戦車の居場所を覚えられずに、侵入者に同等の損害を与 える事が出来る。いずれにしてもこのままにしてはおけない。黎明攻 撃だ。君の隊の火力効果を確認して我隊は突入する・・・オ−バ−。

遊撃部隊へ無電
貴、遊撃隊の支援以来受諾した。
今より0130後、我が班は前方より絨毯砲撃に入る。 尚、右方位には焼夷弾使用。照明弾の使用は禁止す。 出来れば左陣に30mm機銃を配置されたし。 その他戦術は貴官の腕の見せ所也。 敵を包囲殲滅すべく全力を尽くす。 新月の夜に感謝し貴殿の幸運を祈る。オ−バ−・・・ガガッ

火力支援班へ無電
77こちら25−目標を発見−T72が5両西進中−引きつづき監視中− 25こちら77−よく見える−二両の車両を叩けいや、BMPが先だ− 補足−上げろ−一斉射撃−撃て−撃て命中−・・・・何だ・・ 十字砲火を浴びている・・・何処だ・・・退避・・・・・・・ ・・・
            
火力支援班へ「狂気」無電
今朝より77戦車隊との連絡が途絶えた我々25小隊も敵に位置を知られ た、夜半に貴隊の支援砲火を待ち、混乱に乗じて敵の包囲網より脱出 を試みたい、着弾地点の指示は「ここ」だ。焼夷弾は勘弁してくれ、 遅延信管弾だ・・隊員に貴様のくれた煙草を配った。万一の場合は、 「さくら」によろしく言ってくれ・・・・オ−バ−

火力支援班へ「狂気」再無電
まずい状況だ・・先ほど白いパンストを履いた大隊長殿が前線視察に 来られた、我々に「薬」を飲めとおっしゃる。「薬」は眠くなるので 前線ではまずいが、上官の命令なので飲んだ・・眠い・・ここは硝煙 のデルタ地帯、ここは東シナの艦上、ここは白い部屋、白い鉄格子の 窓、ここは何処だ・・桜、桜、花吹雪だ、木花咲姫・・ありがとう。
こちら88支援班。25小隊へ通信。
ガガガッ・・・・あー。そろそろお目覚めかな? 0030より、貴殿のご依頼通り花火をぶち込ませて戴く。 遅延時間はコンマ30だ。ちょっとしたロックンロ−ルだ。 ラリってる暇は無ぇぞ...。 北のBMPとT72はすでに補足した。こちらはラップだ。 フェ−ズ弾を散布するので派手にぶっ飛んでもらう。 ちょっとしたマッドナイトになりそうだ。
追伸。「さくら」了解した。 しかし、小隊の連中にも花は居るだろう。 一本たりとも枯らすことの無きことを祈る。オバ−・・・ガツッ

こちら25小隊。88支援班へ通信。
ガガガッ・・・・ 了解した。
0030よりの貴殿の隊の支援砲火を待つ、着弾報告は出来ない、17987 地点に砲撃要請、向かい側北斜面後方に、二重目的改良型通常砲弾を 希望、T72の砲撃観測の目潰しに煙幕弾も混ぜてくれ貴殿の隊の着弾 開始と同時に南に退路を開きたい我々もTOWで応戦予定だ・・尚、 現在敵が近い、隊員には残念だが煙草は禁じた、支援砲火予定時刻迄 交信は出来ない、関羽隊火力支援班の協力を感謝したい・・オ−バ

88班内通達
各員に告ぐ。我々はマルマルサンマルより支援砲撃を開始する!
MLRSは17987地点へフィ−バ弾を散布砲撃。敵T72・5両を初め 敵進撃部隊を抑止殲滅せよ。第1弾に索敵弾・煙幕弾・照明弾を 射出するのを忘れるな!随時織り交ぜて敵部隊をさらけ出せ!
75式は16822地点に煙幕弾を射出!第2弾以降コンマ30遅延信管弾を 撃て!尚、16822地点は友軍25小隊である!援護射撃ということを 忘れるな!直撃させた奴は25小隊へ移動させる! 誤射は許されない!覚悟して打ち込め!撤退方向は南! 各員戦闘指令書を受け取り戦闘体制に入れ!以上!

マッドナイトの狼煙
各員へ通達。
滞空時間を考慮し、今より砲撃に入る。 各員持ち場に着けー! 砲弾装填確認!・・・・・・
撃て〜〜〜〜〜!!!!

マッドナイト17987 地点にて
誘爆T72戦車長ぉ、血痕、うめき、血まみれのボロ切れ、焼け爛れた 放棄、遺体を、砕け散っている、轟音、遮蔽物を、嘔吐、閃光・・
ここは・・・何処だ  「狂気」・・ここは・・何処だ。

マッドナイト
貴殿の見事な支援砲火にて我小隊は原隊に復帰した。私は、 残念だが・・負傷して野戦病院に収容されている。なに、ケツに敵の 入れ歯がかすめただけだ、大した事は無い、ただ二回目の負傷なので 本国に帰還となりそうだ、ここは「誠心病院」だ、口の悪いやつが精 神病院なんて言ってやがる、笑える、ここは看護婦で鈴と言ういい女がいてなかなかだ。貴殿にはカリが出来た、本国で会えたら、一杯おごらせてくれ・・・
まずい、看護婦が来た・・・交信終了

同刻 Crying Beachにて。。。
戦地に巻き込まれたネフトの村で、ただ一人生き残った少年。。。 彼の右手には、血に染まった父親の肩身のペンダント 左腕には、父の大きな手の痕 そう。。。父は彼をかばい永久不変の地へ旅立ったのだ。。。 最後に自分の意思を、想いを、彼の左腕に託して。。。
後に少年がこの戦争を締結させたResistanceのリ−ダ−になることを まだ誰も知らない。。。
血で紅に染まったCrying Beach以外は。。。。

夕刻 : Crying Beachにて。。
海を見つめる一人の青年。 時と共に記憶の片隅に消えていく戦争の記憶。  
 (これでよかったんだよね。。。。。)
空を見上げしばらくの静寂の後、振り向く。。。。
  「帰ろうか?」
微笑む青年の顔から悲しみの影は消えていた。 左腕の痕も。。。
熱帯の夕日は美しい、椰子の実がひとつ渚にゆれている。ここはかつ てCrying Beachと呼ばれていた。

15年後Crying Beachにて
ここ は とても美しい場所です。  海から気持ちのよい風が吹いてきます。 丘の上からは、何も知らない子供たちの笑い声や 恋人たちの微笑みが聞こえてきます。。。 ふと 足元を見ると 小さな花が風に揺れています。 過去は風化し、木々たちの記憶の中へと。。。
何故? 人は争い 憎しみ 命を燃やすのでしょう? その瞬間こそに 命の輝きを見つけでもしたように。。
長い時の流れの中では、永遠と思われる時間の流れも ほんの一瞬でしかないことを。。。 この大木は何を感じているのだろう? 枝々に 力強く緑を茂らせて その体内には 多くの生き物たちを住まわせて 嗚呼。。 木々たちの声が聞きたい・・・

夕刻 : Crying Beachにて
海を見つめる一人の青年。 時と共に記憶の片隅に消えていく戦争の記憶。  
 (これでよかったんだよね。。。。。)
空を見上げしばらくの静寂の後、振り向く。。。。
  「帰ろうか?」
微笑む青年の顔から悲しみの影は消えていた。 左腕の痕も。。。
熱帯の夕日は美しい、椰子の実がひとつ渚にゆれている。ここはかつ てCrying Beachと呼ばれていた。


忘却の彼方Crying Beachにて
ここは中世には海岸だった場所です。ここの国立博物館に「PC」と 呼ばれたネット黎明期の原始的通信機があります、保存状態もよく発 掘されました。この文化財の価値は実は、デ−タにあります、特に、「読み人しらずの歌の作品」は現代の人々にも感銘を与えます、かつ て、家族とか夫婦とか言っていた時代の作品です・・・・

学芸員、失礼ですがお名前は? 私の名前は「桜」です。なにか・・・・・・・?
〜くま、関羽雲長、Crying Beach、まお〜 12.03.20

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透明なガラス
くもり一つなく
傷は一つもない
歪みもなく
屈折もない
透明なガラス

可視光線を素直にとどける
人の目には 何もウツラナイ
何もウツラナイけど
そこには確かにあるもの

くもり一つあれば それはぼやけて見え
傷一つあれば それは壊れやすくなり
歪むことにより 他の色が見え
屈折していることにより 雑音が聞こえてしまう

キミへの思いは 透明なガラス
〜トーイ〜 12.05.24

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どこへ...
 ここから 動けない・・・ 
 
 何を期待してるの? 
    ずっと心の中で響いてる  
 何がしたいの?
    言いたい一言は・・・ 
     
 沈黙のまま時が過ぎる    
 
 あの日の冷たい空気が・・・

 私の心の奥の重い扉に鍵をかけた
    
 今度はきっと・・ 

 重い扉が 鍵をかけた扉が開く

 この鍵をどこへ・・・
 


〜ごま♪〜 12.6.22

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よっぱらい

”バッカヤロー”
叫んでみても いいじゃん
みんな よっぱらい
日ごろのウップン撒き散らす

ぼくら 立派なよっぱらい
全員集まって
”ばっかやろー”

そんな僕らが集まって
くだらない会話したら
正常動作

そんな僕らが集まって
政治問題話したら
異常動作


思考回路ショート気味
嗜好街道まっしぐら

〜トーイ〜 12.07.01

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精神が弛緩している。常に惰眠を貪っているかのようだ。
倦怠、怠惰、無気力、疑念、不安、恐怖・・・。あらゆる見えざる負の力。
それが日々重力を増幅させて僕にのしかかってくる。

ブラックホールとはこういう世界なのだろうか。光さえ脱出不可能なのか。
出口と云うものが存在するのか判然としない。
闇と化した周りのみならず、自分をさえ見失っている。

為るようにしか為らないと云って何もしようとしない。
運命に身を任せろと云い聞かせている。逃避が敗北であることを認めようとしない。

時間は凍りついているように見えた。
だが極めて事務的に情け容赦なく過ぎ去っていた。
ガラスは実は流動していると云うことが想起された。
どうやら時間に対してまで盲目になろうとしているようだ。

他人に弱みを見せることもまた敗北と思われた。
外への負のエネルギーの漏洩を、かたくなに拒んだ。
しかしそれは圧縮して出力を増大していることでもあるようにも思われた。

運命は多様な分岐点があるようで、本当は折り返しのきかない一方通行。
そう。今の自分にできることは足下を凝視しながら一歩ずつ確実に前進すること。
一方通行なのだからナビはいらない。いやナビの力が絶対なのだ。
僕の意志が無効とな
ってしまっているだけなのだ。

それが神なのだ。
〜修キチ〜12.07.15

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梅雨
全てを沈ませ濁らせる寂寥の雨。
時間までもが沈殿し、朝とも昼とも夕ともつかない、風景、空、温度。

光を遮られた葉緑体は再生を禁じられ、
鬱屈した空気の中で赤血球は窒息している。

透明にして明晰だった海の水平線は融けてしまい、
地上の一切を覆い尽くした雲は己をさえ暗黒に染めようとしている。

緑も赤も生命の躍動を雨音にかき消され、青も白も混沌として清浄を失った。

あらゆる色彩がその機能を停止したのか。

いや梅雨はさなぎなのではないか。
梅雨は夏のさなぎなのではないか。自然の変化には必ず中間体が存在する。
昼は夜となるとき夕方を経る。少年は大人となるとき青年を経る。
豊饒な母親の血液は子供の血液に転ずるとき胎盤を通る。
そんなしじまのひとときなのではないか。

滔々と降り注ぐ雨水は夏の乾きを潤すため。
湿度の高い重苦しい空気は、夏の倦怠に耐え得る身体を養うため。
分厚い雲を貫いてエネルギーを著しく浪費した、感知困難の脆弱な光は、
夏の日差しを強調するため。
梅雨があるのは夏に厖大なエネルギーを発散させるため。

夏の放埒活発は梅雨の静寂と蓄積があってこそ成し遂げられる。

色彩は漆黒の闇を経験してさらに鮮明、深遠、多様となる理。
それが今まさに発現しようとしている。
〜修キチ〜12.07.15

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漆黒の闇を貫く誠実の星。
あなたが生まれる遥か以前、数億光年彼方でその生涯を閉じていた。
けれどその光は、紛れもなく今あなたの角膜に飛び込んでいる。
宇宙に自分の存在を忘却されると恐れているかのようだ。

あなたはそして静かに目を閉じる。
明滅する星の残像を楽しんでいると、
ふと時空の迷宮に迷い込んでいたことに気づく。

あなたの視神経を刺激したその光は、現在ではなく過去なのだ。
もはや存在していないはずの数億光年彼方の孤独な星。
それはあなたに寡黙に自己主張しているようだけれど、
実は幻にすぎない。

その光はあなたに嘘をついたのだろうか。
真実は光ではなく闇なのか。
真実に虚構を点在させてもいいのか。
光を当てることは真実を覆い隠すことなのか。
ではなぜ光はあるのか。
嘘の形でしかいえない真実というものもあるからなのか。

真実が虚構を退けて純粋を極めるとブラックホールとなる。
闇が専制政治を行い、強力な重力を課し、
光は亡命叶わず音もなく抹殺される。あなたはそんな圧政に窒息し、
何であろうと純粋は人にとって毒でしかないことに気づかされ、
たまらず嘘を欲する。

嘘でいい、いや嘘がいい。
もっと光を。
〜修キチ〜12.07.15

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君は鳥
うらうらと、のどかな、春の日
黄色のインコは、飛び去った
 
そよそよと、南風が誘う、春の午前
突然に、別れが来たよね
 
さんさんと、降りそそぐ、陽を受けて
戸惑う姿が、伝わってきたよ
 
くり返しくり返し、呼ぶ声を、背中で聞き
わずかに、迷いを見せてから
 
君は南風に向かって旅立った
 
〜Hanako〜13.03.21

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可愛いチィチャン
あれから、もう四つの、朝を迎える
すでに、この大気に、もういない
そんな気がしてしょうがない
 
あれから、九階のベランダには
鳥かごが、風にゆれている
君の大好きな、ピヨコもね
 
こうしている今も、君が見える
キ−ボ−ドの横で、覗き込んで
チィチャンと遊ぼ、と聞こえるよ
 
あれから、どうなったか
夢に現れて、おしえてほしい
君は、すでに青い空に、旅立ったような
そんな気がしてしょうがない 
 
〜Hanako〜13.03.21

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君は憧れ 
君を捜して歩いたよ
柳が萌黄色をわずかに付けて
ツクシが蓬に隠れている頃
君の名前を呼びながら
君のなかまの鳥ばかり見ていた
 
白の綺麗な鳥たち、空に舞う雲雀
木の枝のヒヨドリ 川のカモたち
電線の上の雀、憎たらしいカラス
高く舞うトンビ、何処にでもいる鳩
西の空行く雁の群れ
 
神社の、下手な鴬の鳴き声、
君のホ−ホケキョ方が上手だね
君の黄色は、見つからなくて
わずか四日の間に
柳は萌黄色を濃くしていったよ
 
君は鳥、空飛ぶ鳥
人が、みんな憧れる鳥だもの
翼を授かった鳥だもの
風を感じて飛んでいったんだね
 
空の青さはまぶしかったでしょう
南風は優しかったでしょう
地上のすべては美しかったかしら
〜Hanako〜13.03.21

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