テープ起こしをする人
6つの質問に、「ハイ」ですか

6questions.htm

                                                                                                      
(タイトルの「テープ起こしをする人」の定義)
ここで、まず「テープ起こしをする」とは、在宅の営業なのか、在宅の下請けなのか、それともテープ起こしを営業する会社の社員としてするのか、を明確にしておきましょう。テープ起こしを営業として、個人的にやっていこうとする人のことです。こういう人が最も多いのではないでしょうか。これは、何らかの方法で、営業をして、注文をとって、クライアントの苦情なども自分一人が一手に受けてやっていくわけですから、それほど簡単で、のんきな仕事でないことは明白です。営業と聞いただけで、はなから自分には向いていない、と思う人も多いことでしょう。
(テープ起こしの適性が気になるころ)
多くの人が、こういうテープ起こしをするには、「適性」が必要だと思っているようです。掲示板のあちこちで、「適性論議」が話題になっています。おそらく通信添削講座を受け始めて、1,2回ほど提出したレポートが、あちこち添削されて返却されるころから、「私はテープ起こしの適性があるのだろうか」と疑問や悩みが出てくるものです。自分が予想していた以上に赤が入っている、と思う人も多いのではないでしょうか。私がそうでした。
(テープ起こしの「適性」を広告でうたえ)
この仕事の場合、私は、「努力」より「適性」のほうが大事だと考えていますが、そのことに一切触れていないのが、皮肉なことにテープ起こしの研修講座を広告している教育団体や、テープ起こしを営業にしている会社なのです。彼らは、もうとっくの昔に、「テープ起こしの適性」について、ある一定の考えや思いをもっているに違いないのです。いろいろな受講生の課題を添削して、その人たちがどのようになっていくか、非常に多くの数の成功例、失敗例を見てきたはずです。そういう専門家としての立場で観察された「適性」について、情報開示を求めてもいい時期にきている、と私は思っています。広告の端でもいい、ほんの少しでもいいから、「適性」をうたってほしいし、また、うたうべきだと思っているのです。
(ひざに子供を抱いてテープ起こしができるか)
企業が率先して、広告に「適性」をうたうようなことは、自然発生的に実現するとはとても考えにくいことです。彼らは骨の髄まで、金もうけに徹していますから、むしろ逆で、チラシやパンフや、新聞、雑誌、あらゆる手段を利用して、攻めてきます。「家庭の主婦でも、家事と育児の合間を利用して、原稿用紙と鉛筆と消しゴムさえあれば、あとは、通信添削講座に申し込み、講座を受けるだけで、修了の暁には、効率よく金もうけができます」という構図をぶらさげて、迫ってきます。ひざに子供を抱いて、テープ起こしの仕事をしている広告写真まで載せられると、自分の夢は広がってしまいます。 テープ起こしを少しでも経験した人には、そのコッケイさがわかるでしょうが、未経験者には、そのぎ瞞性を見抜くことはできません。
(一人一人の意識が大切)
私が提言するそのような要望を実現するのに、政治や行政などの、これまでの有り様に思いを致すならば、決して自然発生的にできることではないということ、おわかりだろうと思います。やはり一人一人の個人の意識が全体として、大きなうねりとならなければならないということです。だまされたけど、気を持ち直して頑張ろう、という精神主義では、一向にこの問題には終わりがないように思われます。
(6つの質問に「ハイ」の答えはいくつ?)
この願いをかなえるには、時間がかかるとは思いますが、しかし時は今も流れているわけですから、やはり自分で自分の「適性」を判断するより外ありません。次の六つの質問は私が退職後体力と気力の許す限り、テープライターとしてやっていけるかどうかを試す、自分自身に課している質問です。これらの質問に対して、私の場合、六つとも答えが「はい」ですので、やっていこうと思いました。
  • (1) テープ起こしそのものがおもしろく、楽しくて、時間が過ぎるのも忘れてしまいますか?
  • (2) 例えば、掲示板などに文章を書き込むとき、「常用漢字」などを意識しますか?
  • (3) 意味が分らない単語や常用漢字かどうかを調べるのが億くうではないですか?                                                                                                               ー   (はい、億くうではありません)
  • (4) テープ起こしの収入を時間給に換算して、単価が安い場合でも耐えられますか?
                                                                                              (テープ60分1本、6000円から7000円)
  • (5) テープ起こしの営業ができそうですか?
  • (6)あなたは、主たる生計維持者ではないでしょうね?   ー  (はい、主たる生計維持者ではありません)

                    (注)退職後は、年金をもらっていますので、こういう答えになります 
                    (注)(6)の質問の意味は、自分で営業しながら、テープ起こしをしていく場合、主たる生計維持者が、
                         家族を十分養っていくことは、一般論として無理であると判断しています。テープ起こしの仕事は、 

               テープ起こし会社の社員なら別だが、独立してやっていく場合、所せん、家計の補助程度にしか
               利益が得られないのでは、という考え方が根底にあります。           
《参考》「財団法人21世紀職業財団」
                   に載っている「テープ起こし」の適正・能力」について          
                             (http://www.jiwe.or.jp/jyoho/soho/index.html)  
            書籍・新聞、雑誌をよく読む   
            幅広い知識とボキャブラリが必要   
            ●耳で聞き、頭で文字を考え、入力するので、集中力と根気が必要
(本音トークの輪を広げよう)
私は、もっともっと「本音トークの輪」を広げることで、もっともっと良心的で、人にやさしい、信頼感が持てる商売が出てくる、と確信しています。今、不況の中で、そのような動きはもう始まっています。社会の動きが「人々の本音に耳を傾ける」時代に、もう入っていると信じています。「失われた10年」などと、今しきりに言われていますが、私は10年どころか、もっと多くの年月が失われたように思えます。日本人の「本音トーク」があまり好きでないところが、大きな原因の一つのような気がしています。

                

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