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師走

平成10年12月13日(日)

ふーーー、忙しい。12月は師走だという。そうだよ。走りまわるほど忙しい。良いことといえば、ボーナスくらいかな。しかしボーナスといえば、公務員のボーナスに対する世間の評判が悪い。不況で給料もまともに出ないのに、何で公務員だけ税金からボーナスをもらえるんだ、という恨みつらみの声がしきりに聞こえてくる。

確かに、不況の中で公務員の身分は保証されている。それだけにテレビでもラジオでも、公務員に対する風当たりが強い。しかし、そんなに公務員が良いのか? だったら、自分達も公務員になっていれば良かったじゃないか。しばらく前まで、世の中の景気の良いときは、そんなに公務員のことをうらやむ声はなかったと思うが。

私が就職したときには、教員の世界には3つの魅力があると思っていた。
1つ目は、定年が無く、好きなだけ勤めていられる。
2つ目は、年金が良さそうだということ。
3つ目に、夏休みが暇そうだということである。

ところが、夏休みが暇だなんてとんでもない。1年目こそ学校で合宿している運動部の練習を見たり、手伝ったり、そこそこに暇があったが、2年目になぜか「バレーボール部」と「バドミントン部」の2つの部活動の顧問の掛け持ちになってしまった。もともと運動にはあまり縁のないほうであり、指導なんて言うことも出来ない。生徒が練習をしている手伝いをするくらいである。とは言っても、練習時間にその場に付き合っているだけでも結構大変。2つの部とも、夏休みに2週間ずつ合宿をするから、合計4週間、学校の教室で寝泊りである。

合宿は、早朝練習が終わってから朝食。午前練習が終わった後で生徒は昼食だが、こちらはもう一つの部活動がある。そちらがやってきて、昼休みに練習をしているのに付き合う。お昼ご飯を生徒に運んでもらって、体育館で食べている姿は情けない。こんなことが4週間も続くと、さすがにいやになってくる。

合宿がなくても、毎日のように練習がある。来る日も来る日も、学校に出て行く私に向かって父が言う。
「夏休みなんだから、ゆっくり休めないのか?」
「そんなこと言ったって、生徒が待っているんだから、学校へ行かなきゃいけなんだよ。」
「夏休みに学校に出て行って、いったいいくらもらえるんだ。」
「確か550円(よく覚えていないが)だっかたな。」
  (こういう金額を覚えていられない‥‥‥ボケてきた!)
「いまどき、時給550円で働くやつなんか、いないぞ。」
「うっ、時給じゃなくて、日給。一日部活動をみていると、550円なんだよ。」
「1日! そんなばかばかしい事、やめちまえ!」

今ではもう少しもらえるようになったが、もう、部活動の顧問なんかしたくない。勤務時間に部活動の面倒をみるのは仕事のうちといわれれば仕方がない。しかし、勤務時間だけで終わるわけでもない。さらに部活動をみていれば、その時間に他の仕事が出来なくて後回しになる。昔は8時、9時なんて当たり前。それでも1円も残業手当なんぞは、つかない。ほとんどみんな、ボランティア状態。

この頃、仕事していないなー。昔、やりすぎたかなー。

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