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33 担任

平成11年 4月 7日(水)

いよいよ、新しい年度が始まった。
正月は年の始めでめでたいものだが、4月は学校にとっては正月よりも大きな変化を迎えるので、忙しい(らしい)。
いやー、私はサボっているので、そんなには忙しくない。ゴメンナサイ!

今年は久しぶりに1年生の担任をすることになった (1年1組)。
今の学校に転勤してきてからもう10年目となるが、考えてみると2年目から担任した生徒たちをそのまま卒業させた後、しばらく担任していなかったなー。

はじめて担任したのは、もう遠い昔になってしまった。

教員になって1年目。
最初の高校で は、なかなか担任なんかさせてもらえない。
いよいよ2年目。
『今度こそ担任だ』と張り切っていたのだが、優先順位の関係で私まで順番が回って来ない。

ベテランの先生が学年主任をしていたが、私はそのクラスの副担任になった。
そのクラスで、担任のつもりで1年間を過ごさせてもらうことにした。
  「副担ではつまらないですか?
   私のクラスで、担任のつもりで自由に生徒に接してみてください。
   大丈夫! 私がついていますから。」
と言われて、担任の練習をさせてもらった。
しかし、なかなか思うようにいかず、生徒たちには迷惑をかけてしまった。ちょっと反省

ところが、夏休みの間に1年担任のうちの一人が突然学校を辞めてしまった。
誰かが2学期から、担任を引き継がなくてはならない。
  「そんな、途中から担任するなんて、やめた方が良いよ。」
  「無理することはないよ。」
  「ベテランの先生に任せておけば。」
そんな声ばかり聞こえてくるが、もともと担任希望だったので、自分から立候補することにした。
1年生は3クラスほど教えていたのだが、そのクラスは教えていないので様子がわからない。
今までにそのクラスの生徒とは、全然縁がなかったわけで、おそるおそる手を挙げた。

しかし、この年は大変つらい年だった。
生徒たちは、服装の乱れやトランプ持ちこみについて『前の担任の先生が認めてくれていたのに、なぜだめなんだ。』といろいろ苦情が出てくる。
辞めてしまった元担任は、教室にトランプその他遊び道具を持ってきていても何も言わなかった。
しかし、学年全体で禁止しているものを、1クラスだけ認めるわけにもいかないだろう。
生徒に責められる時間が多かった。

次の1年は、4月から担任できた。
気合が入っていたのかなー。
このときのクラスが一番上手くいったような気がする。
当時はまだ、生徒と一緒に休みの日に一緒に出かけることも認められていたので、海水浴などにも出かけたなー。

その学校では、1回卒業生を出した後、2つ目の高校に転勤。
その学校は新設2年目で、すぐ担任となり、2期生,5期生,8期生と卒業させてきた。
とはいっても,5期生は2年の副担から3年の担任に滑り込んだのであるが‥‥‥。

今朝の新聞に、『担任やめたい』という記事があった。
小学校の担任の3人に1人が、担任を辞めたいと思ったことがあるらしい。

自分の子供さえ、育てることは難しい。
私は3人の子供がいるが,思ったようになったことのほうが少ない。
まして、他人の子供を育てることはそんなに簡単なことではない。
社会が子供の教育に協力してくれないような現代では、担任の苦労も並大抵ではないのかもしれない。

うーーん、不安!

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