2001年歌舞伎見物日記

あたしも最初は、着物を着て観に行くものだと思っていました。
でも、そんなに気張って行かなくても大丈夫。
特に歌舞伎座は建物が古いせいか、座席でお弁当を食べてもOKだし、なんで もありありです。

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12月24日(月)十二月大歌舞伎:歌舞伎座
夜の部:傾城反魂香(土佐将監閑居の場)/妹背山婦女庭訓(道行恋苧環・三 笠山御殿)
お弁当:ローマイヤのサンドイッチ、ブランジェ浅野屋の石焼きピザ・アンチ ョビとラタトゥーユのパイ、一番搾り(クリスマスらしさを演出。どこがやねん。
2001年のクリスマス・イブは、猿さまと一緒。
ども又は勘九郎と夫婦役でイイカンジ。雅楽之助(うたのすけ)役の歌六、足 がキレイでした。最近、ちょーちんブルマが多くないか?あのキレイなおみ足が 映ってる舞台写真があれば買ったのに、座ってるバージョンしかなかったから買 いませんでした。
妹背山婦女庭訓は、猿之助がちょっとしか出てこないのですが、玉三郎がおキ レイだし、あんまり好きじゃないけど、やっぱり絵になる団十郎が出ていて見応 えがありました。

11月5日(月)市川猿之助歌舞伎公演:新宿文化センター
夜の部:義経千本桜(椎の木・竹薮・鮨屋)/勢獅子
お弁当:なし。予想どおり歌舞伎座みたく座席でお弁当を食べる雰囲気ではな かったので。(そのかわり、早めに行って2階の食堂でカツカレーを食べました 。)
義経千本桜のうち、知盛と狐忠信は観たことがあったのですが、いがみの権太 は観たことがなかったので、「?」な会場でしたけど、行ってきました。想像ど おり、花道がないんです。能楽堂の橋(?)くらいの長さしかありません。この 公演は同じ演目で巡業しており、翌日の6日は、自宅近くのホールで公演するの ですが、お休みがとれる(悪くて早退)のが5日だったので、新宿までわざわざ 。
猿之助丈は若いです。ボディが若い。筋トレをしている訳ではないと思います が、お稽古で鍛えられるのでしょうか。それに、お肌に張りがあるというか。脂 肪がついている方が若く見えるって、ホントですね。
笑也さんは、最近、立役をなさるのですが、うーん、なじめない。ってゆうか 、附け打ちがタイミング合わない。動きが流麗すぎるのでしょうか。止めが効い てないというか。(えらそうに!)
歌六さんが爺の役だったので、ちょっと残念。権太は親爺に刺されて死んでし まうんだけど、これが「ああ、勘違い」もいいとこで、ホントに無駄死になんで すよね。散々悪事を働いたのだがら、仕方ないという気にもなれないし。
勢獅子にも義経−にも出ていましたけど、最近注目しているのが笑子さんと喜 昇さんです。どんな役でも判別できるほど、特徴のある顔立ちなんです。笑子さ んは小さい高見沢みたいだし。喜昇さんは、お鼻が上を向いています。

9月23日(日)九月大歌舞伎:歌舞伎座
夜の部:米百俵/紅葉狩/女殺油地獄
お弁当:?(ごちそうになったのでわかんない)
今回は、染五郎さん目当てです。猿之助一座とは違うメンバーの歌舞伎もたま には観るべきですね。違いがわかります。なんだか、のんびりしていて、退屈で 。(失敬)やはり「飽きさせない」という点では、猿之助丈の演出はすばらしい のだと思います。どこがどうだから「退屈」なのか「退屈でない」のか、わから ないんですけどね。
紅葉狩の雀右衛門は評判どおりで、ハラハラしながら観ました。こんな鑑賞の 仕方、初めて。
染五郎さんはりりしいです。色気があって。与兵衛といえば仁左衛門ですが、 染五郎さんもなかなかです。でも、お話の進み方が近松の時代のままなんじゃな いでしょうか?やっぱり途中でダレてしまいます。ビデオだったら、早送りして いるところです。

7月25日(水)七月大歌舞伎:歌舞伎座
夜の部:楼門五三桐
お弁当:朝顔880円(うなぎは入っていないのに、山椒の粉が入っていてうれ しかったです)
昨年、昼夜連荘で鑑賞したところ非常に疲れたので、今年は日を分けました。 宙乗りのある今回は、あえて三等席Aにしてみました。「に40」、つまり宙乗 りの真下です。ふふふ。開演前に「38」「39」のひとたちには、係員より注 意書きが配られていて、あたしも欲しいなあ…なんて書いてあるんだろ…と気に なっていたんです。宙乗り直前に理解しました。その列のひとたちは、座席移動 させられてしまったのでした。つまり、あたしの「40」の列が最も猿之助丈に 近い列だったことになります。ふふふ。あたしのこと見てたもん。目が合ったも ん。
通し狂言だったので、お話の内容も面白く、歌舞伎らしい時事ネタもあり、大 満足でした。
欲を言うと、やっぱり三階からでは花道の様子がわからず、視界が制限されて しまうので、「もっと見たい!」と感じてしまいました。でもね、花道を優先さ せると、宙乗りは良く見えないんですよ。今日は、宙乗り、しかも葛篭付きをメ インに鑑賞したということで、「予は満足じゃ!」

7月21日(土)七月大歌舞伎:歌舞伎座
昼の部:続篇華果西遊記/俊寛/連獅子
お弁当:華手毬880円
今回も「た39」での鑑賞です。ここは広々しているし、花道へ通じる揚げ幕 のすぐ側なので役者の横顔が見えるし、なかなかイイお席です。
さて、西遊記はスーパー歌舞伎のついでの出し物みたいな感じでした。棒やら 旗やら、ぶんぶん振りまわして、京劇の皆さんにお世話になりましたって良くわ かります。手品のネタも有りで、猿之助一座では器用じゃないと務まらないんだ なあと思います。
俊寛は、猿之助の渋い演技が光ります。一言でいうと、よぼよぼの逆切れです 。キャストアウェイのトム・ハンクスの役作りの比じゃありません。キモノのぼ ろい感じをつぎはぎで表現してあるのですが、どう見てもお金のかかったオシャ レなパッチワークです。
おもだかのお家芸、連獅子は初めて観ました。中村屋(勘九郎)のは何度も観 ているのですが、それと比べてやっぱり特徴がありました。ぜんぜん違います。 猿之助丈のお歳を考えると、あんなふうに脳をシェイクしてええんかいな?と心 配してしまいました。

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