2002年歌舞伎見物日記

あたしも最初は、着物を着て観に行くものだと思っていました。
でも、そんなに気張って行かなくても大丈夫。
特に歌舞伎座は建物が古いせいか、座席でお弁当を食べてもOKだし、なんでもありありです。

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12月25日(水)十二月大歌舞伎:歌舞伎座
夜の部:椿説弓張月
お弁当:知床鮨650円 三階に11
見応えありました。あー、面白かった。
夏に横尾忠則さんの展覧会へ行ったところ、『椿説弓張月』のポスターが展示されていました。配役:猿之助丈とあったので、「観たいなあ。再演しないかなあ。」と思っていたところ、歌舞伎座で掛かると知って小躍りしてしまいました。なんというタイミングでしょう!
宙乗り=三階席!だったので花道やすっぽんが見えなかったけれど、今回は舞台装置に凝った場面が多く、全体が見渡せてよかったのかもしれません。舞台中央と両袖で見えを切るところなど、役者ひとりひとりの演技もすばらしいですが、舞台全体の構成も美しいです。それに、10倍オペラグラスのおかげで、ZOOM UPできるんですよね。観たいところだけ。
勘九郎・福助ペアは、どんな場面でも安心して見られます。最近、気になる段治郎さんは、凛々しい役でイイカンジ。猿四郎は、風呂屋に続いてまた半裸でした。たまたまなの?それともお約束なの?もうちょっと、胸の筋肉を鍛えてほしいなあ。大好きな歌六さん、今回は爺役だったので、せっかくの男前がメイクと鬘で…ちょっと残念!
小船って黒子が中腰で動かしているの?スルスルと動くよねえ。波布はモチロン人が操っているんだけど、文字どおり人海戦術が一番確実で美しいですね。
(余談:隣の座席のおじさまがジャン・レノ似で、うふふ。)

12月22日(日)十二月大歌舞伎:歌舞伎座
昼の部:小栗栖の長兵衛/紅葉狩/佐倉義民伝
お弁当:歌舞伎寿司890円 そ32
昼の部には、歌六さん出てなくてガッくし。まあね、お公家さん姿の猿之助が凛々しかったし、勘太郎の踊りも見られたし。世話物の勘九郎と福助もよかったし。
ひょうきん顔の右近さんは、ちょっとね。笑三郎と春猿の小芝居、笑えました。春猿さんキレイだったなあ。
勘九郎さんの右足親指にテープが貼ってあったけど、痛いのかなあ。親指痛いと歩くのも大変なのに、普通に踊っていました。役者魂?
最後にちょっとだけ出てきた亀治郎と門之助も、かっこいい!玉三郎さんは、、、個人的に好きくないのであります。(せりふ回しも、なんか音痴?)
段治郎さん、相変わらず長身で小顔で男前なカンジでしたよ。
「紅葉狩」で気になったことがひとつ。常磐津の皆さんだけ、手の位置が股間なんです。義太夫も浄瑠璃も手は腿の上なのに。そういう決まりなのかな。
(ロビーの雑音からキャッチしたんですけど、歌六さんのトークショーって何?)

10月22日(火)国立劇場十月歌舞伎公演:国立劇場大劇場
通し狂言:霊験亀山鉾−亀山の仇討−
お弁当:チキンカツサンド
仁左衛門、かっこよかったです。鶴屋南北の通し狂言は、面白いです。原作を読んでから鑑賞したのですが、わかりやすくなってました。染五郎も、相変わらずイイ男。仁左衛門は一人三役だし、染五郎は一人二役なので、早替りもあるのですが、ビミョーに早いだけなので、拍手喝采というわけにはいきませんでした。染五郎の源之丞から袖介への早替りは、「あれ?」しばらく気がつかなかったし、お客さんの反応も薄かったです。
2階席の7列20番だったのですが、真ん中だし、花道も良く見えました。歌舞伎座の2等席(1階)よりも、よっぽどイイです。実は、10倍のオペラグラス・デビューだったのですよ。念願のMYオペラグラスを購入して持参したのですが、必要ないくらいよく見えました。(通勤途中の“チケぴ”でチケットを購入したところ、2階のどん尻列だったので、その足でオペラグラスを購入したというワケです。)

8月18日(日)八月納涼歌舞伎:歌舞伎座
第一部:播州皿屋敷/真景累ヶ淵
お弁当:木の葉づくし980円
怪談は面白いかなあと思って。橋之助、白塗りでかっこいい。扇雀の声、ママに似てる。
亀蔵さんのファンになりました。「豊志賀の死」は、お客さんが笑いすぎでヤになりました。年下の男にしがみつく年増の情念、悲しすぎて笑えません。勘太郎の台詞回し、パパそっくり。
第三部:怪談乳房榎
勘九郎の早変わり、トリックがわかっていてもすごいです。揚げ幕の近くの席だったので、引っ込んでから猛ダッシュする「ドタドタっ!」という足音が聞こえました。勘九郎の見栄って、体躯と同じで寸詰まりなカンジですね。本水の滝の音が大きくて、浄瑠璃が負けじと大声を張り上げていたのが可笑しかったです。真与太郎人形ちゃんのキモノ、「四谷怪談」のお岩さんの息子の時と同じでした。赤ちゃんのキモノの柄は決まっているのか…

7月21日(日)市川猿之助七月大歌舞伎:歌舞伎座
昼の部:御摂勧進帳/吉野山/暗闇の丑松
お弁当:細工寿司1000円
夜の部を観てから、急に、昼の部も観たくなって、当日券で観劇しました。2等席「ね列36番」です。花道の引っ込みがよく見えました。
うこたんの弁慶ですが、「芋洗い」の前に口上がありました。毎日、あるのかな?
芝翫さんの静御前は、いつ観てもキレイです。エラ張り・大顔・老齢でも、お姫様役ができるって、スゴイことですよね。それが、技というものなんでしょうか。
笑三郎さんの、後見ちょうちょ、よかったです。
花道での三階さんも、良く見えたし。喜之助さんは、段治郎さんに似ていますね。
丑松は、「丑さん」と呼ばれていて、「カエルさんは?」などと独りで横道に外れてみたりもしたのですが、猿之助丈の世話物、好きですよ。色気があって。御贔屓の歌六さんの、締込み姿、御御足に見惚れてしまいました。舞台写真も、祐次のを買おうと思ったのですが、ちょと情けないカンジだったし、半裸の歌六さんのお写真を買うのが、ちょっと恥ずかしかったので止めました。(化け猫じじぃのを買いました。)
猿四郎さんも、半裸で頑張ってましたね。やっぱり、蚊に食われたりしたらアカンのでしょ・・・

7月19日(金)市川猿之助七月大歌舞伎:歌舞伎座
夜の部:南総里見八犬伝
お弁当:知床鮨1000円
宙乗りの時は、やっぱ、三階席でしょっ!!てなワケで、3等A席「ほ列31番」での鑑賞。中央やや花道寄りの、宙乗り鑑賞には最適なお席でした。
つづら抜け、よかったですよ。光る汗まで観ることができるって、いいですね。
猿之助丈は、常に「奮闘」公演なんですよ。ケレン味たっぷりの舞台は、年齢を考えると、スゴイことですよね。おじぃが頑張ってるので、元気をもらえるんですね。
なんか、あちこちで叩かれることの多い笑也さんですが、そうねー、立役はどうもねぇ。キレがないんですよね。春猿さんのほうが、凛々しさがあるかも。(なーんちて。)

1月4日(金)寿・初春大歌舞伎:歌舞伎座
夜の部:一谷嫩軍記(熊谷陣屋)/春興鏡獅子/人情噺文七元結
お弁当:石焼きピザとビール
やっぱ、お正月を言祝ぐには、歌舞伎でしょ!!てなワケで、思い立ったが吉日、確か、年末に電話予約して、衝動的に出かけたのでした。歌舞伎座で、お正月の雰囲気を味わうことが出来ればOKだったので、3等B席。しかも「わ列」。ほとんど幕見、大向状態です。
えっと、覚えているのは、文七元結くらい・・・
なんせ、染五郎さん目当てだったもんで・・・でも、吉右衛門さんも、愛敬がありましたよ。魅力たっぷり。玉三郎が、かんでばかりで、「えーっと、悪い病でももらったらいけないからね。」って、何度も言っていたのが、印象的でした。

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