関東よもやま話 ( 地域限定ナリ )

生まれ育った関西を離れてから4年が過ぎました。

引越し当初は空気や水(人づきあいも含めて)もずいぶん違う気がして
順応性があるのが取り柄とはいえ、やっぱり無理してたようです。
少しずつ周りを見渡す余裕ができて、ちょっと肩の力が抜けたでしょうか。

やっと本来のなで肩(言われるまで気づかなかったという)に戻って
バッグの肩ひもをずりあげつつ行き来したいろいろな場所で出会った、
かなり地域限定で役には立たないヨタ話を書いていこうかと思います。


新 宿 1 新 宿 2 上 野


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「 淋しくなったら 」 〜 新宿 1 〜


駅近くの細い路地を入ったあたりに、アヤシイ界隈というか横丁がある。

大阪で例えるなら ( 例えなくてもいいんだけど )
お初天神のちょっとハズレ、もしくはおとなしめの新世界串カツ飲み屋横丁
といった雰囲気をご想像いただきたい。
少々さびれた感じってとこでしょか。 ( ←失礼 )

一杯飲み屋、焼き鳥屋、無国籍風Barが点々と並ぶ中に
おばちゃん達がやっている定食屋が数件ある。

生まれ育ちともに東京の人間に連れられて行った、そのうちの1軒。

メニュー自体に凝ったモノはない。(きっぱり)
サンマ、サバなどの焼き魚、煮魚、焼肉、餃子なんかに
ご飯と味噌汁、漬物といった感じ。

いわゆるアルコール無しの食べもん屋で、味はともかく安い。
ヘタするとケン○ッキー、いやもしかするとマク○ナルドより安くつく。

そこにはおばちゃんがふたり居て、

「 いらっしゃいませ、 ど〜ぞ〜 」

と声をかけてくれるその言い方がなんとも心地よい。
" おかあちゃん " って感覚とでも言おうか。

ちなみに私達を除くお客さんは微妙なお年頃のおじさんで
みんなひとりで入ってくる。
ま、そーいうお店ってことですな。

「 いらっしゃいませ、 ど〜ぞ〜 」 っていう
おばちゃん達の暖かい声を聞きに行ってるのかも。

ひとり暮らし、単身赴任のそこのアナタ。
淋しい気分になったら行ってみるのもよろしいかと。

( サンマは美味しかった )




「 100万円のオトコ 」 〜 新宿 2 〜


よくわかんないモノをいろいろと売っている駅近くの露店で
携帯電話のストラップを売っていた。

定価の2割にも満たない値段がついている。
知らないキャラクターがついた携帯ストラップ100円。
飾りの付いてないストラップだけでももっと高価な気が。

面白いので1つ買うことにした。

値札はナイロンのわっかのようなモノで付けられていたので
「 ハサミで切るから 」 と言われて商品をいったん手渡す。

切った値札を見て ひとこと。

「 100まんえんね 」

・・・・・
(心の中でエビになっている)

10mくらい離れた場所で ひきつけを起こしたように笑う私達の姿は
きっとずいぶんアヤシかったことだろう。

大阪では時々出会った( あったんかい )が、
まさか新宿まで来て聞こうとは。

いやー、いいダシ出てるね、おぢちゃん。

そのままいてください。
もっともっとジジイになっても。




 「 わたり鳥ぱらだいす 」 〜 2003.1 上野 〜


列車の発着場。パンダ。
わたしが思い描く上野のイメージはかなり貧弱。
( 住んでる方ごめんなさい、ごめんなさい )

こんなコトではいけない。
そういうわけで行って参りました、上野。

寒い、寒いよ、かーちゃん。
合羽橋ってどこにあんだよっ(怒)
( すでに見失っている )

はーはー。アメ横があるとこだったのね。
( 正式にはアメヤ横丁というらしい )

到着したのは11時過ぎ。
お店もほぼ開店した状態だけど、まだヒトは多くない。
干物、乾物、魚だらけで
あいだに洋服やさんやカバンやさんがある感じ。

とりあえず、一通り見回して上野動物園方面へ。

" くそ寒い中、なんで楽しませなあかんねん "
と、斜に構えてそうなパンダさまを見に動物園に行くつもりはなく
トリが多いという不忍池(しのばずのいけ)へ。

なごむ。ハナミズ垂れそうだけどなごむ。
こんなになごんで、タダ。
なんて素晴らしい。ぶらぼー不忍池。

みんな同じように見えた渡り鳥も実はいろいろ種類がいて
オスとメスで模様が違っていて
小学生のように感心しながら、ぐるっと一周する。

黒白模様でちっこい黄色い目の  キンクロハジロ 
集団で泳いでいるさまは
暴走族のようで腹黒そうで趣がある。

手がかじかむほど寒くても、トリじじい&トリばばあは来ていて
パンの耳やら米やらを投げまくっている。
不忍池で寝泊りしているらしい人間の先住者が
それをうらやましそうに見てたり、見てなかったり。

 オナガガモ  他渡り鳥チームに、ユリカモメやハトも加わって繰り広げられる
エサ争奪戦はなかなか面白く見物できる。

不忍池弁天堂境内ではノラらしきネコ5匹がひなたぼっこ中。
近くまでいって、ごあいさつして帰る。

1時間以上、池近くでうろうろして
なんとなく身体が軽くなったような気がする。
いわゆるヒーリング効果というやつだろう。
足は重くなったけど。

上野恩賜公園の清水観音堂にお参りして
ありがたいお話を聴いてからアメ横に戻る。

関西風うどんで食事を済まし
あらためてアメ横をぶらぶらする。

ゲットしたもの。
仕事用バッグ、チョコレートとキャンディ少し。
買ってもらったペンダント (嬉)

そろそろ帰ろうかという鮮魚、干物やさん前。
ルイ・アームストロングばりのつぶれた声で呼び止められる。

" おね〜さん、ここまで来たら負けたげるよ〜。げろげ〜ろ "
( 多少、誇張表現があります )

2,600円となぐり書きされてる中トロが1,000円になるらしい。
冷凍になってるが良さげである。
何よりおじちゃんの声がいい。しぶい。

魔力に引き寄せられるように近づいたとたん、次の声がかかる。

" この大トロもつけて2,000円でどだっ "

なぐり書き値段は4,500円。
ええっ、とこっちが動揺している間にアメ横サッチモは
さらにもう1つ大トロを乗せて

" これもつけて2,000円でいいやっ "

・・・えと、えと
中トロ2,600円+大トロ4,500円+大トロ4,500円で
計2,000円。

もー何がなんだか。

買いました。いや、買ってしまってました。
冷凍庫に入りきりません。
っていうか、大トロ苦手なんですけど。

ダメダメですか。

( ヅケ丼にして食べたら、もったいないオバケ出現? )