★印;心に残ったフレーズ  ※印;しば子のコメント

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銀色夏生

「空の遠くに〜つれづれノートG〜」  角川文庫   amazon

※著者の日々の出来事を、日記と絵と写真で綴った1冊。
 読んでいると、癒される感じがするので最近、読み返してみた。@から揃えて持ってるはずなんやけど……(始めのあたりのが見当たらん。うーむ)
 マイペースな日々の中でも、キラリとするような一言を残していたり。

 実は、F〜Hと読んだのだけれども、その間の子供の成長ぶりとか、周囲の人との関係の変化とか、著者自身の変化がわかって面白い。なんちゅうか日記サイトをざーっと一気読みしてる気分。

★時がすぎると気分も変わったりする。憂うつの原因はどこにあるのか、知っているような知らないような、人の心の不確かさを思う。

★たとえおろかでも、くりかえす営み。
 ひとりの人の中で、0からはじまり、ボールのように高くのぼって、あるところから落下してもとへもどる。
 どんなことも、ひとりの人の中で生まれて消えることだから、他人は手をだせない。
 たくさんのボールが、それぞれの軌跡をえがいて、飛んでいる。
 それぞれに、人の生き方。

★たとえばこういうことはないだろうか。人と話していて、こんなことちっとも話したいわけじゃないんだけどな、と思うこと。せっかくしゃべるのなら、もっと別のもっとおもしろいことをしゃべりたいと。おもしろく深いことをしゃべるには、きっかけが必要だ。

★人は、あるひとつの環境のもとで、人間関係とかその他の問題に悩んでいる場合、それからのがれ
るために環境を変えても、しばらくすると、また同じようなことに悩まされていたりする。それは当然といえば当然。問題というのは、その人の弱点のあらわれで、その弱点を克服しないかぎり、どこへ行っても同じことが悩みのタネとなる。弱点を克服というのは、自分の欠点をよく知り、認めて、執着心から自由になるということだと思う。