作品名 | 発行所 | 国際図書コード | 作家・作品番号 | 判型 | 初版発行日 | |
「聖地」荒れて | 集英社 | 4-09-379361-1 | 4-6 | 1989.05.01 |
われわれは思わず目を見張った。その建物のドアーの右側に、イスラエルではご法度であるはずのパレスチナの国旗が二つと、ヤセル・アラファトの大きな写真が飾ってあるのだ。こんな場面をイスラエル兵に見つかったら大変なことになる。それこそ建物ごとバズーカ砲で吹っ飛ばされてしまうだろう。青年のひとりが言った。「ここがわれわれの本部だ」(本文より)
序章◎イスラエルへ
情報機関との電話
“表の取材”と“裏の取材”
第一章◎インティファーダ=永遠の闘争
少年銃殺事件を追う
フセイン国王の陰謀
PLOメンバーは涙を流した
ガザ難民キャンプへ潜入
第二章◎憎しみの構図
アラブとユダヤ、対立の起源
国家建設への闘争
PLO――血ぬられた歴史
中東を激変させたサダト構想
“失われた”チャンス
第三章◎瀬戸際の選択
イスラエル外務省高官に直撃
対アラブ、最悪のシナリオ
激戦地「ゴラン高原」を行く
第四章◎戦い、いまだ終わらず
政治戦略センターのM氏
導火線に火をつけるのはシリアだ
アンマン副長官が明かした回線シナリオ
世界の危機と日本
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