作品名 発行所 国際図書コード 作家・作品番号 判型 初版発行日
ずぶとい国、
ずるい国、
そしてバカな国
小学館 4-09-389555-4 4-6 2005.10.20

作品紹介

「学級崩壊」する国際社会!
「話せばわからない」から、
世界はこうなった


目次

まえがき
あらゆる国家と個人が否応なしに突きつけられる
「ポスト9・11」へのパラダイム・シフト

第1部 アメリカのパラダイム変化
「話し合いが通じない敵」に直面した「世界の警察」

@「新時代のアメリカ外交」を体現するブッシュ2期目の4年間
イラン核査察に見る「話し合いを信じない」外交
北朝鮮攻撃に中国もロシアも「NO」は言えない

A新世紀の軍事戦略「ラムズフェルド・ドクトリン」を採点する
米軍死者1500人は当初の予測よりはるかに少ない
ラムズフェルド戦略の「弱点」をいかに克服するかが今後の課題

B1世紀続いた「棍棒外交」の転換――ライス国務長官誕生の「衝撃」
米史上類を見ないホワイトハウス、国務省、国防省の「トライアングル」
ライス国務長官に戦々恐々の国連

第2部 中東のパラダイム変化
「民主主義不毛の地」で発生した2005年1月の「激震」

@アラファト死去で動き出したパレスチナの民主化
「都合のいい駒」から「厄介者」に変わった理由
「アラブ分裂」の端緒となるパレスチナとイラクの民主化

A「2005年1月」は世界史の1ページに燦然と輝く
シーア派とスンニ派の「妥協」という言葉の重さをわかっているのか?
「米軍の撤退」を闇雲に主張する「無責任な政治家」はイラクにいない

Bブッシュ「大中東構想」の到達点
ライスの民主化圧力で激震が走ったエジプトのムバラク長期独裁政権
想定外のスピードで走り出した「大中東構想」

Cイスラエルでも萌芽しつつある「アラブとの共存」の声
イスラエル人の間に広がるペシミズム
半世紀以上抱き続けてきた「夢」との訣別

第3部 ザ・ラスト・ウォーへ突き進む世界
中国・北朝鮮・ロシアがバラ撒く最終覇権戦争の火種

@世界最終覇権戦争は「民主主義VS独裁主義」の頂上決戦となる
9・11を境に独裁者は「絶対悪」となった
「顔の見えない独裁国家」中国は独裁システムの最終形態

Aアメリカが中国に打ち込んだ楔 くさび ――「中国版・オレンジ計画」
「石油」と「食糧」が中国の「アキレス腱」
「良質な乳牛」でも永遠にミルクを出し続けるわけではない

B世界は「中国カード」幻想から目覚めよ
韓国主導の南北統一を中国は内心では歓迎している
北朝鮮制裁に中国は「拒否権」を行使しない

Cいまやアメリカの「北朝鮮攻撃」は「ゼロ・アワー」で止まっている
ブッシュ会見に隠された北朝鮮攻撃の「ムード作り」
日本政府は北朝鮮の恫喝に反応してはならない

Dキルギス革命で中国が恐れる「ウイグル・チベット独立」への飛び火
アフガン民主政権誕生で暴落した中央アジアの地政学的価値
旧宗主国・ロシアへの影響は小さい
真空地帯となった中央アジアは歴史に埋没する

Eプーチン「ソ連帝国復活の野望」を見過ごすな
スターリン、ゴルバチョフの評価は国際常識とは正反対
民主主義国家の「仮面」を見抜けない先進各国

F米中最終覇権戦争の背後にある「環太平洋連合VSユーラシア連合」の構造
EUの対中武器禁輸解除は「NATO解体」の序曲となる
欧州のアジアに対する「無責任体質」を直視せよ

第4部 漂流国家・日本はどこへ行くのか
「新世界大戦の時代」を生き抜くための処方箋

@単なる「水運び」ではなく自衛隊が担うべき「民主主義の戦い」
「民主主義の伝道師」として自衛隊は最高の組織である

A日本の政治家・外交官が学ぶべき「外交の賢人」たちの4つの知恵
中東での核戦争を回避させたキッシンジャーの「情報力」
@軍事力
A情報力
“アメリカを利用”した唯一の外交官・周恩来
B対人力とビジョン
C交渉術

B日本と世界との「インテリジェンス・ギャップ」は広がるばかり
「都合のいい情報」だけを重視した結果が大量破壊兵器情報の誤りを生んだ
総合情報省なき日本は「対テロ戦争」を闘う資格さえない

C国家の将来を語り、国民を勇気づける「グレート・コミュニケーター 偉大なる対話者 」の必要性
国家の経済状況と国民の幸せは必ずしも比例しない
ユーモアのセンスある政治家とそれを解する国民が日本を変える

D世界に「親日」を育てられない日本外交の弱点
小切手外交は時として反感を買うこともある
「メイド・イン・ジャパン」頼りでは決して「親日」にはなってくれない

第5部 そして世界に「大人」はいなくなった
「みんなで仲良く」の多国間協調幻想から目覚めよ!

@「世界一贅沢な写真撮影会」に堕したG8サミット
91年を境にサミットの意義は失われた
「対テロ」に有効なのは「情報機関サミット」

A拡大路線の末に外交も軍事も統一できなくなったEU
「外交」と「軍事」で統一できない欧州
決定的な問題はリーダーシップの欠如

B日本にとって「安保理常任理事国の椅子」は百害あって一利なし!
外国に軍隊を展開できない安保理常任理事国などあり得ない
日本が目指すべきは「国連の監査役」である

C国連は「田舎外交官・アナン」の玩具に成り下がった
「日本は当確」というアナンの傲慢さ
沈みかけのタイタニック号に喜び勇んで飛び乗る愚行

D国連はもはや「学級崩壊の小学校」!
AUとG4の協議は「独裁者への迎合」
国連憲章「第6条」を厳格に適用せよ
国連はまさに「学級崩壊」の教室


備考

【初出】本書は『SAPIO』(小学館刊)2003年11月26日号〜2005年8月24日・9月7日合併号に掲載された連載『世界大戦の時代』に加筆、再構成したもの


Top Page 著者紹介 What's New サイトマップ
【一覧】
発行年度別 50音別 発行所別 ジャンル別 文庫本