作品名 | 発行所 | 国際図書コード | 作家・作品番号 | 判型 | 初版発行日 | |
秘密工作者 | 光文社 | 4-334-96051-0 | 4-6 | 1990.10.30 | ||
チェ・ゲバラを殺した男の告白 |
※翻訳書
SHADOW WARRIOR
ゲバラ処刑からイラン・コントラ事件まで――大物工作員が明かすCIA極秘作戦!
20世紀後半の歴史の大きな暗部に鮮明な光を当てたこの上なく貴重な証言――落合信彦
本書の著者フェリス・I・ロドリゲスは、キューバ生まれのキューバ人だが、アメリカ留学時代にカストロ打倒戦闘員となった。当時彼はまだ17歳だったが、その後CIAのエージェントとなり、ピッグズ湾事件、ベトナム戦争、そしてレーガン政権をゆるがしたイラン・コントラ事件などの真っ只中で動いてきた。
それだけに本書は現場にいた者にしか描き出せないディテールと迫力に満ちている。ヒギンズやフォーサイスなどの小説が決しておよびもしないような“事実”の重みがある。
本書の原題は“シャドー・ウォリアー”――影の戦士――。その名のとおりロドリゲスは歴史の大イベントの裏で常に影の存在として戦ってきた。彼のような影の戦士なくして政治家、外交官、軍人などによって作り上げられる表の歴史はありえない。
この意味から言っても、本書は20世紀後半の歴史の大きな暗部に鮮明な光を当てたこの上なく貴重な証言であると言っても決して過言ではない。
訳者まえがき――歴史の暗部からの証言 落合信彦
プロローグ
1. バティスタ政権崩壊と一族離散〈キューバ/マイアミ〉
2. 反共産主義軍への志願〈ドミニカ共和国〉
3. ジャック・アンダーソンの陰の支援〈ワシントン/グァテマラ〉
4. サバイバル訓練とカストロ暗殺計画〈グァテマラ/マイアミ〉
5. 故国キューバに決死の武装潜入〈キューバ〉
6. ピッグス湾侵攻失敗と国外送還〈キューバ〉
7. CIAマイアミ支部の“インディアン”〈マイアミ/キューバ〉
8. 自由キューバ、さもなくば死を!〈ニカラグア〉
9. 偉大なる革命家チェ・ゲバラ捕獲指令〈ワシントン〉
10. 捕虜“パコ”からの情報〈ボリビア〉
11. チェ・ゲバラの遺言〈ボリビア〉
12. カストロの刺客〈エクアドル/ペルー〉
13. ベトコンと戦った二十五ヵ月〈ベトナム〉
14. CIA長官ブッシュからの表彰状〈アルゼンチン/レバノン〉
15. 新たな戦い――ノースからの手紙〈エル・サルバドル/ワシントン〉
16. 試練のとき〈ワシントン〉
17. 試練のとき〈ワシントン〉
エピローグ
著者→フェリス・I・ロドリゲス
ジョン・ワイズマン
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