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白花詩編

月に向かひて







空に、明るい月が浮かんでいます

昨日、あの月のほとりに遊びに行きました

鶴になって、夜空を舞い上がったのです
気の遠くなるような、遥かな旅路を舞いながら
太陽の熱線がもたらす、厳しい刻印を翼に受けとめながら
ついに、シトロンの花咲く月の岸辺に脚をおろしました
そこでは、おしなべて漆黒の闇が広がり
押し花にも似た箒星の足跡が、暗黒の夜に波打っていました
壮絶な景観
耐え切れず、鶴はとこしえの夜に向かって叫び声をあげ
月の肌を、その鋭いくちばしで幾たびか傷つけました
その夜からです
月には、鶴の嘆きの痕跡が宿るようになりました
水色の惑星から見える、月の曇り
思い出してください
あなたが、ひそかに月に舞いおりた夜のことを





春草

白い花が咲いていた
雨の日のひそやかな春草
そっと摘み
空に放してあげよう
雨をしりぞけ
ひらひらと舞い上がる
名も知れぬ白い花
笑いながら
あの果ての流れに投じて
ひとすじの白い雲となれ





ブランコ

早暁、
起床した私の目の前で
巨大なブランコが揺れていた
淡い未来の青空のように、
ひそやかな過去の暗闇のように
その巨大なブランコは、悠然と空を切り
ゆるやかに、空色の踏み板をくねらして揺れていた

ああ、おまえ、悠久よ
深遠なる時よ
昇らなければいけないのか
ゆっくりと
風を浴びながら
鳥のように大空に舞い上がって
命のあかしを空にゆだねながら
離れなければいけないのか

それにしても惜しむらくは
積もる思い出の岸辺
ブランコの彼方に描かれた蜃気楼の森
懐かしい古里のざわめき

いつしか
思いは風音に消され
流れの音に混じわり
時のただなかで航海をあきらめていた
さざめきの残照

ああ、
なんじ明け方のブランコよ
足もとを揺らす永遠よ
いまひととき、心地よい重みをくれ
地のはらむ確かな広がりをくれ

念じつつ
やむを得ざる流れに誘われて
ブランコの吊り具を握る
深淵の匂い

そうだ、
そのように揺らすんだ
思い切り、大きく、
地平の姿が鳥の目に浮かび上がるように
後ろを振り向かないで揺らすんだ
狼煙のあかしが背後に舞い上がるように揺らすんだ







小さな虫
あるいはおのれ

いっぴきの小さな虫
おまえはなにを夢みているのか
やがてくるおまえの時代をか
小さな胸に秘めたトビラをひらいてくれぬのか
むしょうにかわいい小さな虫
おのれの手のひらでころがる虫
おまえは人間を憎んでいるのか
かわいい小さな目でにらむ
玉のような虫
羽をはばたかせ宇宙を指さし
未来を抱けと話しかけてくれる虫
わたしはおまえのいうとおりにしよう
天使のあなたのいうとおり
未来を抱くために
征服するために
かわいいわたしのエンゼル






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2000年09月02日 10時42分47秒


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