更新情報(2017.11.23):
論文集PENSÉE 27号の目次を掲載しました。

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パスカル肖像
「人間は一本の葦でしかない。自然の中でも一番弱いものだ。だが、人間は考える葦である。」だからこそ、「私たちの尊厳はすべて、思考のうちにある。」


「大学で学ぶ」ということには、二つの側面がある。過去の遺産の継承と創造である。それぞれは講義とゼミに対応している。講義の役割は過去の遺産の伝達である。それはある面で、教師からの一方的な知の伝達にならざるをえない。これに対して、知の創造の役割を果たすのがゼミ活動である。そこでは、教師の役割は学生の創造活動の産婆でしかない。教え込むのではなく、ただ、我々の創造の苦しみに立ち合い、援助する存在である。問答法によって、知の創造を助けんとするのである。

ゼミはまた、学生の共同研究の場でもある。お互いに切磋琢磨し、自己を磨いていく場所である。報告、討論、相互批判を通して、自己の考えを論文としてまとめあげていくのが、ゼミ活動である。

このゼミでは、あえて共通テーマを設定せず、自分にとって一番切実なテーマ、関心のあるテーマを、深く掘り下げること、そしてそれを皆にわかる言葉で語ること、これを基本に活動している。それぞれの論文は各自の責任のもとに作成されたものではあるが、しかし、そこには他のゼミ生による協力が反映されている。幾度も幾度も議論を重ね、書き直し、それが最終的な論文となっている。テーマは様々だが、活発な討論は、様々なテーマを孤立分散させず、共鳴させている。

主体的に考えること。徹底的に考え抜くこと。他人の批判を受け入れ、自己解体と再創造を繰り返すこと。そしてそれを自分の言葉で表現すること。このような活動の集約としてこの論文集がある。この「パンセ」(思索)は、我々が「考える葦」たらんとした成果である。

(的射場ゼミ論文集『PENSÉE(パンセ)』巻頭言から)