●日本発明史●

――果して日本人は本当に、創造力がないのか?――


 「日本人は、発想力・想像力がない」と、ヒトラーの『我が闘争 Mein Kampf』も斯くやの如き主張をなす方が日本内外を問はず結構おられるやうではある。それはそれとして、日本人がどのやうな発想力を用ゐ、また発明をしてきたかをみることに、この頁の意味はあります。

「思想といふものを単に観念的なイデア的なものとしてみるのは誤謬であつて、そこには必ず物質が関はらずにはいられないのであります。」

 これはわらくしが学恩を受けた某地方国立大学の教授のおことばことばである。我々の思考様式を単に思想或いは観念 idea としてだけとらへるのではなく、そこに関はらざるを得ない「物質性」を見ることによつてヨリ本質に近づくべきであるといふ意味だと思はれます。これは、とかく観念の世界に遊離しやすい思想史学の陥穽を指摘した警句であるといへます。


近代以前の諸発明

古代篇 「扇」
中世篇 「日本刀」



戦後高度経済成長を支へた三種の神噐・或いは日本労働者階級の三位一体説

 戦後日本の高度経済成長を支へたものは何か。それは、大量に存在した若き労働力に他ならない。彼らは農村を離れ、都市に移り住んだが、新たに都市民となつた彼らにとつて、自炊は時間的にも技術的にも極めて大きな問題であつた。下宿屋に住まうにも、金銭的事情、或いは下宿屋自体の絶封数の不足によつてその多くが一人住まひを送らざるを得なかつたのである。さういつた、彼らの食卓を根柢から革命したのが、この「三種の神噐」、別名「労働者階級の三位一体」である。

 彼らは、「電気釜」で主要食糧たる米飯を食してゐたが、或いは時間や余裕がないとき「インスタントラーメン」は大きな力を発揮した。そして、食後や残業の際には「インスタントコーヒー」が一服の清涼剤として機能した。これら三つが一体となつて日本労働者階級の胃袋を充たしたとき、日本経済は大躍進を遂げるに至つたのである。


情報化社会における偉大な発明品

「フロッピー・ディスク」 iMacにはFDDが付いていないらしいですが…。
「LHA」 パソコンやっている人間でLHAにお世話になっていない人は
多分モグリか、zipユーザー。
「八木アンテナ」あらたしいでも可 一家に一台。いや、一基か。


当研究所ではこの他にも存在するであらう日本人の偉大な発明を紹介していきたいと思つてをります。
発明に関する情報がありましたら国民文化研究所(田中征爾@衒学四重奏団)までお寄せ下さい。
あるいは、「みなさまの声」へどうぞ。

戻る