気をつけようシンガポール(法律)
お国が違えば法律も違う
日本では軽犯罪法にも引っかからない事がこちらでは‥‥‥
基本は罰金と厳しい刑罰(鞭打ちもあり)
ゴミのぽい捨ては罰金 ボウフラが湧いたら罰金 賭けゴルフはOK 麻薬
迷惑行為 飲酒運転 少年法

ゴミのぽい捨ては罰金

ゴミのぽい捨て。そんな事しちゃ―いけないのは道徳の授業で習ったのですが

昔の人は自分の家から外へいろんな物を捨ててたようです、家の周りがゴミだらけでも

結構気にしなかったようだ、こんな事ではいけない?と出来たのが

Envirometal Public Health Act この法律は公衆衛生、環境に関して規制を行う法律で

その中で旅行者や駐在員に適用される可能性があるのが17条から21条の

Offences in respect of Uncleanliness in Public Places です

内容は

17条の(1)

ゴミ等の不要物を公共の場所に捨てる事

ゴミ等の不要物を公共の場所に運ばれるままにする事

公共の場所で洗濯物を干したり食品を干したりする事

公共の場所に廃液や動物の体液等を流す事

埃や紙屑、砂等を風等で公共の場所まで飛ばされるままにする事

飲料缶、ボトルやテイクアウト用の容器などを公共の場所に捨てる事

唾などを公共の場所に吐き捨てる事

登録抹消になった自動車等や不要となった家具等を放置する事

を禁止しています。

17条の(2)

河川や海等にゴミを捨てる事を禁止しています。

18条

ビルや家屋の建築、改装中は公共の衛生や安全の為に必要な手段を講じなければならない。

19条の(1)

公共の場所に有毒な液体、砂、土、石、藁屑等を捨ててはならない。

19条の(2)

これらが運搬中の車両から落ちた場合には反証の無い限り車両の運転手か所有者が

刑事責任を負う。

20条の(1)

車から公共の場所にゴミを投げ捨てたり、公共の場所にゴミを捨てる為に車を使用した場合

刑事罰の対象となる。

20条の(2)

これに使用された車は没収の対象となる。

21条の(1)

同法に違反した場合は警察もしくはその他権限のある職員は令状無しに違反者を逮捕できる。

罰則(主なもの)

車からの投棄、または車を投棄目的に使用した場合はS$50,000以下の罰金もしくは12ヶ月以下の懲役

またはその両方で、再犯の場合はS$100,000以下の罰金および12ヶ月以下の懲役。

車や家具等を放置した場合にはS$5,000以下の罰金、再犯の場合S$10,000以下

の罰金もしくは3ヶ月以下の懲役、またはその両方が科せられます。

その他の本条違反に対しては、初犯S$1,000、再犯S$2,000、3度目以降はS$5,000の罰金。

裁判所が適当と判断する場合、同法17条又は19条に繰り返し違反した者で16歳以上の者に対しては

矯正労働(Corrective Work Order)が科せられます。

矯正労働は違反者に対し無償で公共の場所等を清掃するよう命ずるもので、一日3時間以内

総時間12時間以内の範囲で裁判所が命令します。が最近の若い人達は全然懲りない様子。

矯正労働に従わない場合S$5,000以下の罰金もしくは2ヶ月以内の懲役が科せられます。

過去事例

タバコの吸殻を道路脇の排水溝に投げ捨てた人にS$300の罰金。

(オーチャードやチャイナタウンで薄いグレーっぽい服を着た肩から黒いバッグ下げてるおばさんに捕まる)

今年(2000年)できた法律でHDB(公営住宅)から外へ物を投げ捨てた場合は

政府が強制的に家を買い上げ、その後5年間は安い公営住宅を買えない事となりました

既に数件がこの法律の適用を受けており、中には子供が窓からゴミを捨ててこの法律が適用されたケースもある


ボウフラが湧いたら罰金

ボウフラが湧いたら罰金?、いえいえ罰金どころではすまない場合もあります。

Destruction of Disease-Bearing Insects Act この法律は病原害虫の駆除およびこうした病原害虫

による疾病に罹った患者の治療等に関する事項を規制した法律で全32条からなり以下のものが

ボウフラ等に関する主なものです。

第6条

マラリヤを媒介する蚊等の病原害虫が発生しやすい状態を作り出したり放置した場合

第8条

建物の建築や土地開発により病原害虫が発生しやすい状態を作り出した場合

第10条

水路付近の下草を無断で伐採したり7日以上雨水が溜まるような穴を放置した場合

第12条

病原害虫により疾病に罹った患者は検査を受け Medical Office of Healthの要求する必要な治療を

公立病院で受けなければならない。

罰則(主なもの)

第6、8、10条に違反した場合S$1,000以下の罰金又は3ヶ月以下の懲役

再犯の場合はS$2,000以下の罰金もしくは6ヶ月以下の懲役、又はその両方

Medical Office of Healthの指示通りの治療を受けなかった患者に対してS$2,000以下の罰金が科せられる

過去事例

引越し先のコンドミニアムで配水パイプに既にひびが入っており、しずくにより常に溜まり水となっていた

S$500の罰金。(これは悲しい)

ときどきENV(環境省)の職員が抜き打ちでやってきて家の中を調べていきます

コンドミニアムを借りている人は、お部屋はもちろんバルコニーもテナントの管理エリアですので

雨水や溜まり水、植物の鉢等には注意しましょう。


賭けゴルフはOK

Betting Actはライセンスなしで賭博行為を規制する法律で、全23条からなります

賭博場の開帳や公共の場所での賭け事、賭け事の胴元になることを禁止しています

ただ、単に賭けをすること自体はなぜか禁止されていません。

この法律が適応されるのは違法な賭博場やノミ屋を通じての賭け行為が対象となっています

賭け事の対象は競馬及びその他のレース、ゲーム、戦闘、スポーツや競技の結果を含みます

ガサ入れには基本的に捜査令状が必要ですが合理的な疑いが存在する場合には警察官であれば

令状なしで逮捕でき、逮捕者に関して証拠物の捜査、押収ができます。

罰則(主なもの)

第3条(1)

賭博場のオーナー、胴元、賭博場の提供、援助、賭博場での掛け金の受領、その宣伝等を
行った場合は、S$20,0000以上S$200,000以下の罰金及び5年以下の懲役

第4条

賭博場開設のための資金を提供した場合S$10,000以上S$100,000以下の罰金
及び5年以下の懲役

第5条(1)

賭博場やノミ屋を通じて賭けをした場合S$5,000以下の罰金もしくは6ヶ月以下の懲役
またはその両方

第5条(3)

賭博場開帳者となったり、賭博場開帳者が刑事責任を逃れるのを支援した場合は
S$20,000以上S$200,000以下の罰金および5年以下の懲役

以上の事から賭けゴルフなら法律に抵触しませんが一応賭け事ですのであまりおおっぴらに
せず、大声で騒いで他の人に迷惑をかけないようにしましょう。


麻薬

シンガポールは麻薬に対し日本やその他欧米諸国よりもとっても厳しいです

麻薬等の薬物を規制している法律はMisuse of Drugs Actという法律ですが

この法律はシンガポールに入国するさいすでに使用しているものは対象とはなりませんが

持ち込もうとする時に行使されます。

当然国内での製造、所持、販売、使用はいけませんねー。

内容

この法律は人体に有害な麻薬等を規制する法律で、全45条からなります

外国人、旅行者といへども例外はありません

またシンガポーリアンやPR所持者は海外での使用も処罰の対象となります

この法律での規制は薬物の取引、製造、輸入、所持、使用、薬物使用のための器具の所持は

すべて刑事罰の対象となります、またシンガポール国外であってもシンガポール国籍や

PR所持者は処罰の対象となります。

24条、25条

合理的な疑いがある場合は捜査のため警察官の権限のある者は令状なしでガサ入れ

差し押さえ、逮捕、身体検査ができる

(警察官の権限はもってても本職が警察官でない人も居ます)

罰則

コカイン、覚せい剤、アヘン等を含む薬物の取引をした場合同法上他に規定がある場合を除き

5年以上20年以下の懲役及び5打以上15打以下の鞭打ち刑が科せられます。(痛いよ)

純粋なモルヒネが20g以上30g未満、アヘンが10g以上15g未満含まれている薬物の

取引をした場合は無期懲役又は20年以上30年以下の懲役及び15打以上の鞭打ち刑

それ以上が含まれる場合は死刑が科せられます。

大麻330g以上500g未満を所持していた場合は、無期懲役又は20年以上30年以下の懲役

及び15打以上の鞭打ち刑、それ以上所持していた場合は死刑が科せられます。

規制薬物を所持、使用した場合10年以下の懲役もしくはS$20,000以下の罰金または

その両方が科せられ、再犯の場合は2年以上の懲役となります。

日本では覚せい剤の場合グラム2年が一般的ですが、いずれにしても違法薬物使用、持込は止めましょう


迷惑行為

さまざまな迷惑行為、公共秩序違反を規制しているのがMiscellaneous Offences Act 

この法律は全40条からなり、そりゃもう貴方、日常生活の事細かな事まで規制されていて

特に旅行者の方は注意が必要です。

内容

第5条

所轄の大臣の定めた規制、条件に従わず集会、デモを行った場合

第6条

公共の場所で物を燃やしたり花火を打ち上げる等した場合
(ハングリーゴーストは宗教上の事なのでOK、ただし燃やすロウソクや線香の大きさは規制されている)

第8条

人などに飛びかかる性癖のある飼い犬が人や車に飛びかかった場合

第9条

どう猛な飼い犬に口輪をしていない場合

第10条

飼い犬が他人をかんだ場合

第12条

動物が他人の所有する又は公共の樹木、草花、フェンス等を破損等した場合

上記すべてが公共秩序違反として刑事罰の対象となります。

第11条

a)公共の建物や私有建物の壁、フェンスに許可または同意なく広告を貼ったり落書きをした場合

b)公共の道路や公共の水槽、水路、河川等で入浴したり家畜を洗った場合

c)他人の入浴場所に侵入し、または当該入浴場所や近接した場所で動物を洗う等により
  他人の入浴を妨害したり迷惑をかけた場合

d)動物の飼主が、動物が死亡した場合公共の迷惑とならないように死骸を処理していない場合

e)公共の道路やその近辺に動物の死骸を放置した場合

f)市場、レストラン、喫茶店、学校、劇場その他の公共の施設、もしくはバス、鉄道その他
 公共の輸送機関の中で、または埠頭、防波堤、公共の道路、歩道、その他公共の場所で
 唾を吐いた場合

g)口輪を付けていないどう猛な犬、その他動物を他人にけしかけた場合

第13条

a)交通の障害となるよう公共の道路上に石、レンガその他のものを置いた場合

b)車両から落ちた物品を公共の道路上に放置した場合

c)公共の道路上に交通の障害となるような物を必要以上長い時間置いた場合

d)交通の障害となるよう自転車、三輪車、荷車等を公共の道路上に置いた場合

e)凧を飛ばしたり、ゲームをしたり、その他公共の道路における交通の障害や電話線の使用の
  妨げとなるような行為をした場合

f)一部でも路面上から2.5m以下となるような目隠し、カバー、日よけを公共の道路にかかる形で
 または公共の道路に沿って設置した場合

第13条A

公共の場所又は私的な場所で故意に脅迫、罵倒、侮辱する言葉や行動によりまたは
脅迫、罵倒、侮辱する文章やサイン等目に見える形で表現したものを示して他人を困惑
畏怖させ、苦痛を与えた場合は刑事罰の対象

第14条(1)

他人の住居や付近や公共の道路上で他人に迷惑がかかるような音量で楽器を演奏又は騒音をたてた場合

第14条(2)

他人を困惑、畏怖させ、苦痛を与える目的で救急車を呼んだり警察に電話をかける等の緊急電話をかける

等のこれらの行為を公衆電話で行った場合

第18条

公共の道路や公共の場所、行楽地、裁判所、役所、警察署、礼拝所の付近で泥酔状態で発見された場合

第20条

騒動を起こしたり猥褻な行為をした場合

第23条

許可無く公共の病院に酒、薬その他の製剤持ち込んだ場合

第27条

売春行為、浮浪行為の他いわゆる露出狂的行為も犯罪として禁止

第27条(A)

公共の場所から見える私有地において裸体もしくは裸体に近い状態でいた場合

罰則(主なもの)

花火やエアガンを発射した場合S$1,000以下の罰金

犬が人や車に飛びかかった場合飼主にS$1,000以下の罰金

どう猛な犬に口輪をしてない場合S$5,000以下の罰金でその犬が人をかんだり噛もうとした場合は

裁判所は屠殺命令がだせる

飼い犬が人を噛んだ場合飼主に対してS$5,000以下の罰金で被害者に対してS$2,000以下の慰謝料

第11条で禁止している行為に違反した場合S$1,000以下の罰金

第13条で禁止している行為に違反した場合S$5,000以下の罰金

他人を故意に侮辱等して畏怖、困惑、苦痛を与えた場合S$5,000以下の罰金

故意ではない場合でもS$2,000以下の罰金

他人に迷惑がかかるような音量で楽器を演奏し、又はその他のもので騒音をたてた場合S$1,000以下の罰金

他人に迷惑をかける目的で緊急電話をかけた場合はS$5,000以下の罰金もしくは1年以下の懲役

又はその両方

緊急電話に対応した者に対して猥褻・下品な事を言った場合S$10,000以下の罰金もしくは3年以下の懲役

又はその両方

これらの行為を公衆電話で行った場合前者はS$10,000以下の罰金もしくは2年以下の懲役又はその両方

後者はS$20,000以下の罰金もしくは5年以下の懲役又はその両方が科せられます

公共の場所等で泥酔状態で発見された場合又は騒動を起こしたり猥褻な行為をした場合S$1,000以下

の罰金又は1ヶ月以下の懲役

売春行為、浮浪行為、いわゆる露出狂的行為を行った場合公共の場や私有地であっても公共の場所

から見える場所において裸体になった場合S$2,000以下の罰金もしくは3ヶ月以下の懲役

又はその両方が科せられます


飲酒運転

飲酒運転はRoad Traffic Actで禁止されています、日本と同じで風船によるテストや実際に病院で血液を採取され

血中アルコール量を調べられ、一定以上のアルコールが検出されれば飲酒運転として処罰されます。

再犯の場合には懲役刑も合わせて科せられます(外国人、駐在員、旅行者、いずれも処罰されます)

内容

第66条

飲酒運転に対して罰則は厳しく、特に再犯者には罰金と懲役が合わせて適応されることがあります

飲酒運転を行った者にはS$1,000以上S$5,000以下の罰金又は6ヶ月以下の懲役が科せられます

再犯の場合はS$3,000以上S$10,000以下の罰金及び12ヶ月以下の懲役が科せられます

第67条

仮に運転して無くても酒器を帯びた状態で車中に居た場合も処罰の対処となりますので姑息な手段は通用しません

飲酒した上で車中に居た場合S$500以上S$2,000以下の罰金又は3ヶ月以下の懲役

再犯の場合はS$1,000以上S$5,000以下の罰金及び6ヶ月以下の懲役

当然これらの違反には免停、もしくは取り消しのおまけがもれなくついています

営業職の方だと失職という事態にもなりかねませんので飲んだら乗らないようにしましょう


少年法

未成年の犯罪は Children and Young Person Act に規定されています、この法律では16歳未満の未成年

犯罪を犯した場合、日本の少年審判にあたるJuvenile Courtで手続きを行うと規定されています

日本とは適応年齢が異なります。

同法は、未成年者に関する諸規定を定める法律であり、保護の必要な未成年者の取り扱いや

未成年者による犯罪に関する手続きを定めています、これは全87条からなります、また、Criminal Procedure Cord

第13条により、裁判所は21歳以下の男性被告人に対して、被告人の性格や従前の行動等を考慮して

懲役刑の代わりに矯正施設への収容や保護観察処分を言い渡すことができるされています。

同法では14歳未満をChild、14歳以上16歳未満Young PersonとしてJuvenile Courtの手続きの対象としています

ただし、重大犯罪の場合や成年者との共犯の場合は通常の裁判所で手続きが進む場合もあります。

Juvenile Court では親権者、監護権者が原則として同席し、関係者(裁判所職員、弁護人、証人)以外の傍聴は

許されていません。

未成年者が有罪とされた場合Juvenile Courtにより保護観察処分や少年院送致等、特別な処分がなされます。

過去事例

17歳少年がマリファナを使用し、逮捕しようとした警察官に対して暴行を振るって逃走した後、友人と共に

タクシー強盗を犯したケースで、裁判所は年齢や犯罪の内容を考慮し矯正施設への収容を言い渡しましたが

検察側、弁護側とも控訴しましたが、控訴裁判所はいずれの主張も却下し、矯正施設収容を相当としました。
 

17歳と16歳の少年がオートバイを数回にわたって盗んだ罪でPenal Codeに基づき起訴され17歳少年には

矯正施設への収容、16歳少年には2年間の保護観察処分が言い渡されました。