CLUBHOUSE OF HERENCIA

LAST UPDATE 03/2/6

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ワインは最近飲んでないので、別の話で。

2月4日で、我が愛すべき国「ユーゴスラビア」が消滅してしまいました。
セルビアとモンテネグロの連邦制の解消で、新しい国名は「セルビア・モンテネグロ」。
よりゆるやかな連邦制ということだそうですが、両国が分裂するのも時間の問題でしょうね。
そもそも、このユーゴスラビア(YUGOSLAVIA)、スラブ語で「南のスラブ人の国」という意味だそうです。

このユーゴスラビア、特に何が有名というわけではありません。
地球の歩き方などを読んでも、「ほとんど見所は無い」なーんて書かれてしまう始末。(怒×100)
確かに、首都ベオグラードにも、戦争の遺物か、セルビア正教会程度しかありません。
パリのエッフェル塔や、モスクワのクレムリンのように、立派な観光スポットはありません。
けど、東欧のユーゴらしい街並みは、やはりユーゴにしかないですし、何にも無いから楽しめない… なんてのは嘘です。
何は無くても、雰囲気はあるわけだし、異文化との直面はできるはずです。
逆の視点で言えば、そういうところにこそ、旅の面白みはあると思うのです。。。

大学4年の最後の休みに、東欧諸国を巡る旅をしました。
豪華絢爛な歴史的な建築物が立ち並ぶウィーンも素晴らしかったけど、
自分にはそれ以上にユーゴの小さな街のほうが素晴らしく思えました。
何を持ってして素晴らしいかは人それぞれでしょうが、自分にとって、様々な思い・葛藤を心に訴えかけたのは、
ウィーンではなく、プラハでもなく、ベオグラードだったんですね。

僕の好きな作家のひとりが、こんなことを言っていました。

「今まで行ったことの無い場所が、突如イメージの世界で像を結び、居ても立ってもいられなくなる…」

その作家も、やはりバルカンに惹かれて会社を辞め、旅立つのですが、
どうも自分のこの発作も彼のそれと類を同じものだったようです。

重ね重ねになりますが、何が素晴らしいというのは、人によって感じ方や違えば、当然違ってくるものなので、
ユーゴはいい、是非いくべきだ、チョーお薦め! なんて、安易に言うつもりはありません。
ただ、日常の些細なことが、些細な思いが、その人の「生きかた」を大きく変えてしまうことって、 すごいなあ…なんて改めて思った今日この頃でした。




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