保育園預け小3までOK
授業後、夜間も子育て支援
厚生省が規定変更共働きの家庭に朗報

  小子化対策の一環として厚生省は二十七日までに、 夜間に一人っきりになってしまう小学校三年生までの子供を保育園で預かれるように規定を変更することを決めた。 エンゼルプランなどで保育園の夜間延長事業は進んでいるが、 小学校に上がったとたんに、子供を授業後に預かれる学童保育は多くが夕方五時ごろには終了し、 夜間の受け皿がない点が問題になっていた。 男女雇用機会均等法の施行から十三年近くが経過し、 “均等法世代”の子供たちが学齢期にさしかかるなどで、対応を迫られた格好だ。
  厚生省は小子化対策としてエンゼルプランを進めており、 時間延長を行なう保育園は平成九年度に全国二万二千の三割にあたる約六千ヶ所に上る。 午後七時−八時までのところが多いが、夕食サービスを行ない午後十時まで預かるところもあり、推定六万−七万人の園児が利用している。
  しかし、子供が小学校に上がると授業後の受け皿になる学童保育は夕方五時ごろには終了するところが多く、その後の居場所がないことが問題になっていた。 特に、都会では「一人で留守番させたら、見知らぬお兄ちゃんグループのたまり場になっていた」「女の子なのに、不用心だ」などの声が上がり、友人やベビーシッターに預けるなど、親子の精神的、経済的負担が大きかった。
  一方昭和六十一年に男女雇用機会均等法が施行され、働く女性の数が増え、男女が同様に遅くまで働く犇囘法世代瓩硫板蹐了匐,燭舛学齢期にさしかかり、低学年児支援策へのニーズが高まっていた。
  低学年児を預かれるのは午後六時行こうに一時間から六時間の延長保育を行なっている保育園。 対象は小学校一年生から三年生までで、卒園時に限らない。 保育園側は、こうした子供を延長保育の利用児童としてカウントできるようになることで、 国や地方自治体からの延長補助額を増額できる。
  また、一時的に園児を預かる「一時保育」を行なっている保育園では、授業終了後の二時や三時といった早い時間から小学校三年生程度までの子供を預かれるようにする。 これによって学童保育のない地域では保育園の空きを利用できるようになるほか、 一時保育と延長保育の両方を行なっている園では、授業が終わる昼間の時間帯から夜まで継続して一年生などを預かることができるようになる。

[産経新聞 1999/1/28 より転記]
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