ザナミビルについて

インフルエンザウイルスの細胞表面には主に2つの抗原HA(血液凝集素)とNA(ノイラミニダーゼ)がある。
一般にウイルスは宿主の細胞の中に侵入後増殖し発芽により細胞から遊出する。
この遊出時にHAと宿主細胞表面のシアル酸が結合し固まりとなって凝集してしまうのを切り離すのがNAの役割である。
ザナミビルはこのNAの活性を阻害することでウイルスの増殖を妨げることにより抗インフルエンザ効果を示すのである。
ザナミビルより先に市販されていたアマンタジンおよびリマンタジンはM2というウイルス蛋白の活性を阻害するために効果を発現するがB型のインフルエンザにはこのM2が存在しないためA型にのみ有効であった。
ザナミビルはすべての型のウイルスに有効であり期待できる新薬である

このザナミビルは腸から吸収されにくいことから投与方法としては吸入という形を取らなくてはならない。
そのため気道以外の細胞にすでに感染している場合には効果を期待できないことから、症状発現後速やかに投与しなければならない。

ちなみにこの商品は英グラクソ・ウエルカム社のリレンザという名前
同様の効果がある経口の薬でロシュ社のタミフルという薬もあり使い方の面でこちらが選ばれる事もある。

薬事法24条
薬局開設者又は医薬品の販売業の許可を受けた者でなければ、業として、医薬品を販売し、授与し、又は販売若しくは授与の目的で貯蔵し、若しくは陳列してはならない。ただし、医薬品の製造業者また輸入販売業者が、その製造し、又は輸入した医薬品を、薬局開設者又は医薬品の製造業者若しくは販売業者に販売し、授与し、又はその販売若しくは授与の目的で貯蔵し、若しくは陳列するときは、この限りではない



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