1998年(22ゴール/32試合、2210時間)


16(3)

1st stage 第3節H 清水エスパルス戦(3-2で勝ち) 1998/3/28



 GK  古川            真田
 DF  名良橋(86分真中)      斉藤
     秋田            森岡
     奥野                       戸田 
     相馬          
 MF  本田            安藤
     熊谷            伊東(45分アレックス)
     増田(77分内藤)      サントス 
     ビスマルク         大榎
                   市川(56分長谷川)
 FW  長谷川             澤登    
     柳沢             ファビーニョ
 得点者 鹿=長谷川(39分、51分)、清=澤登(69分)、
     長谷川健(82分)、鹿=柳沢(89分)   



89分、ビスマルク→柳沢H(これで3-2と勝ち越し)

ゴールの内容 ロスタイムに入り、そろそろ延長かと思われた時、ビスマルクからのロングパス一発にするりと抜け出したやなぎが、ランニングジャンプヘッドで劇的なゴールを決める。両手で投げキッスをして全身で喜ぶやなぎ。駆け寄るチームメイト。ほどなく試合終了のホイッスルが鳴り、やなぎは小さくガッツポーズしてから、ひざまずいて祈るビスマルクに抱きつく。




ジョルジ、マジが怪我のため、熊谷、長谷川が先発した試合。

この日のやなぎは、本当に身体がキレていて、プレーが積極的だった。しかし真田のファインセーブなどに阻まれ、なかなかゴールを割ることができない。一方、ずっと調子を落としていた長谷川が少ないチャンスで2ゴールを決める。「今日は彼の日じゃないのかな」とあきらめかけた後半ロスタイム、最後の最後に決めた!
※これで開幕3試合連続ゴール。この4日後(4/1)、韓日戦に臨むことになる。

ポストもうまく、左右に開いてチャンスもつくるなど、シュート以外のプレーもよかった。しかし、とにかくシュートで終わることが多く、弾かれても弾かれてもあきらめずにゴールへ向かう気迫が90分間感じられて、個人的に非常に好きなゲーム。



●柳沢の全シュート(11本)

(1)2分、FK(ビスマルク)→秋田がヘッドで戻す→ゴール前中央で、胸で受けて右足でボレーシュートするが、ゴール上。

(2)6分、長谷川からの短いパス→Pアーク手前付近で後ろ向きに受け、即振り向いて左足でシュートするが、右にはずす。

(3)9分、CK(右)→ファーでヘッドするが、DFがクリア。

(4)27分、中盤で相手のパスミスからボールを奪い、ドリブルで独走、そのまま左足でシュートするが、キーパーがはじいてCKに。

(5)44分、やなぎがハーフウエーラインまで下がってポスト→ビスマルク→増田が左サイドで受けてドリブルで上がる→やなぎがゴール前左にするすると出てきて、左足でシュートするが、バーに当たって下に落ちる。微妙な位置だったがノーゴールの判定。

(6)59分、熊谷からのパスを、PA内を斜めに横切るようにして受け、背中にDFを背負いながら左足でワントラップして反転し、即左足でシュートするが、DFが足を入れてCKに。

(7)75分、ビスマルクからのアーリークロスを、走り込んでヘッド。わずかにゴール左にはずす。

(8)77分、左サイドでボールを受け、ドリブルで上がり、PA内に入り2人かわして右足でシュートするが、キーパーがセーブ。
※このドリブル突破は素晴らしかった。

(9)(10)89分、ロングパス一発で抜け出し、ついてきたDFを振り切ってキーパーと1対1になり、右足シュートするが、キーパーがはじく。それを再び胸トラップ+左足ボレーシュートするが、これもキーパーがキャッチ。
※ついてきたDFはやなぎをひっぱっていたが、逆にひきずられて転倒。速さと力強さのある抜け出しだった。

(11)ロスタイム、ついにゴール!(前述)




試合後のヒーローインタビュー

(伸びた前髪が汗でくしゃくしゃに濡れ、ピンピンと立ってワイルドな感じ。でも表情はおだやか・・というよりも「ぬぅーっ」とした無表情で(笑)、どことなく「野茂」を思わせる。代表に選ばれ、周囲が過熱してきたこの時期、やなぎは感情を表に出すことがますます少なくなったように思う)




――おめでとうございます。

Y(柳沢) ありがとうございます。

――見事な決勝ゴールでした。

Y そうですね。それまでかなりチャンスがあって、それを生かせなかったんで、何とか最後に決めれてよかったです。

――代表に戻って最初の試合で、こういう決勝ゴールでした。

Y そうですね。まあ、1試合1試合得点だけじゃなくて、もっともっといい動きで数多くのチャンスにからめるように努力したいと思います。

――岡田監督も観戦なさっていましたが・・。

Y ・・(やや驚いた表情)いや、知らなかったです。

――どういう気持ちですか?

Y どういう時でもベストを尽くすことが大切だと思うんで。そういう意味では、今日はよかったと思います。

――それがいい形で出ましたね。

Y そうですね。もっともっとレベルの高い動きやゲームをできるように、頑張っていきたいと思います。

――代表に関して、4月1日の韓日戦に向けての意気込みを・・。

Y そうですね。ベストを尽くすことしかできないんで・・。それをしっかりやっていきたいと思います。

――代表の方でも期待しています。おめでとうございました。

Y ありがとうございました。




アナ+解説者の雑談(ヒーローインタビューの後で)



山本アナ「冷静で謙虚な話し方と比べると、プレーは激しく、秘めた闘志が出ていたように思いますが」

宮澤ミシェル「力強さが毎試合毎試合出てきていますね。センターフォワードらしくなってきた」

山「DFから見て、どのへんに成長を感じますか? どういうところがイヤですか?」

ミ「その場合に応じて、いやなプレーをしていますね。今裏に出されたらイヤだな・・という時に裏に出すとか。簡単にはたくとか。1対1なら勝負にくるとか」

山「昨シーズンは、フルに出ないことで、なかなか代表に呼ばれませんでしたが、ある意味ではジョアンが時間をかけてでもじっくり育てたいと思っていたんでしょうね」

ミ「そうですね。今までは彼がチームに合わせようとしていたけど、最近になって柳沢にチームが合わせてきたという感じがしますね」




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