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練習見学



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<練習試合のルポ>
鹿島アントラーズ対シンガポール代表 4ー0

1999年7月7日(水)午後4時キックオフ
(於・鹿島アントラーズクラブハウス)

※久しぶりの「生やなぎ」がうれしくて、結構ぼ〜〜っと見ていたような気がしますので(笑)、見間違い、勘違いがたくさんあると思います。ご容赦ください(汗)。

※それから時間なんですが、正確に4時ジャストから始まったわけではないので、カウントしにくく、かなりずれがあると思います。ご了承ください。
(私は4時ジャストからカウントしましたが、確か正確なキックオフは4時5分ごろだったと思います)

※客席は7〜8割の入りで、見物人は決して少なくなかったのですが、鳴り物も応援もなく、静かな観戦でしたので、選手たちの声がよく聞こえました。そこで、たまたま聞こえた声を、拾って収録しました。一番声が多く、よく聞こえたのが奥野選手だったので、ほとんど奥野選手の声ばかりになってしまいました。(奥ちゃん、すみません)もっともっと声はひっきりなしに出し合っていますので、ほんの一例としてご覧ください。


前半

スタメンは、

     13柳沢  11長谷川

        9小笠原

   16阿部      17鬼木

        5内藤

 12中村  4奥野  15室井 2名良橋

         高桑

        

前半5分、鬼木がハーフウエーライン付近でボールを奪って、中央をドリブル。その右脇をやなぎが伴走。PA付近で鬼木からパスが出たが、DFにカットされる。

奥野「やなぎっ、左!」「ヨシロー、戻れ!」

10分、後方からのパスを、小笠原が左サイドを上がって受け、ワンタッチで中央にはたく。そこにヨシローが走り込んできて受け、右前方のやなぎへパスしたが、位置がずれてしまった。やなぎはヨシローがボールを受ける瞬間は、確かに右にカーブを描きながら走り出したが、それから左へ曲がっていったのだ。でも、ヨシローにはその動きが読めなかったようだ。

奥野「スペース! スペース!」「真ん中!」

17分、鬼木からのパスを受けた名良橋が、右サイドをドリブルで上がり、シュート。ゴール右にはずれる。

20分、やなぎが左からドリブルで上がり、シュートレンジに近づく。「よし、シュート!」と誰もが思ったが、鬼木にパス。DFが詰めて、鬼木はシュートできず。
24分、右サイドの名良橋からのパスを、PA付近のやなぎがワンタッチのヘッドで右の深い位置へ。それを長谷川がゴール前に落として、走り込んできた名良橋がゴール右へ蹴り込む。1点目!

やなぎ、立て続けにポストプレーをミス。ボールが落ち着かず、弾いてしまう。今日は、ちょこちょことコントロールミスが目立つ。

25分、左の阿部からのパスを小笠原が受け、そのまま中央をドリブル突破、シュートを打つが、右にはずれる。このとき、右前方でやなぎがDFを引き連れて走り、小笠原のドリブルコースを開けてやっていた。
30分、コーナーキック。阿部→長谷川がヘディングシュート。いいシュートだったが、GKがキャッチ。(やなぎも跳んでいたが、かすらなかった)
32分、鬼木が右サイドをドリブルで上がり、中央のやなぎに絶妙のスルーパス。しかしオフサイド。
左サイドでパスを受けたやなぎは、そのまま真横にドリブルをする。DFがしっかりついてきていて、2対1になり、結局右サイドでボールを取られる。客席から「おいおい〜、なんだ〜」という失望のつぶやき。
右サイドをオーバーラップした名良橋が、中央のやなぎにパス。やなぎはそれをワンタッチで送るが、出した先には誰もいない。「おいおい〜」という低いざわめきがまた起こる。

ヨシロー「阿部さん、阿部さん・・」

※いままで黙々と無駄走りしていたヨシローが、ついに阿部を呼んだ。(「さん」付けなのがおかしい)客席、どっと受ける。阿部、それに応えてパスを出す(笑)。

35分、PA手間右でFK。小笠原が蹴り、枠に飛んだが、GKキャッチ。

40分、名良橋→やなぎ(スルーか?)→阿部と渡り、阿部がシュートするが、ホームラン。
42分、阿部→やなぎ→長谷川→ヨシローがシュート。GKキャッチ。
45分、ヨシローの「オガサー!」というダミ声に応え、小笠原が左サイドを駆け上がるヨシローに絶妙のパス。これをヨシローがDF2人かわし、低いセンタリングを中央へ。合わせる選手がいなかったが、いい形だった。
ロスタイム、中央の小笠原から、ゴール前のやなぎへスルーパス。やなぎは右サイドで大きくウエーブを描きながら中に入ってきたが、少し位置が合わなかった。でも、小笠原にはやなぎの動きとタイミングが、だいぶ読めているようだ。




●小笠原が高めの位置でゲームメークしていた。やなぎと長谷川のツートップだが、やなぎがワントップ気味に残ることが多い。

●阿部と鬼木は、どちらかが前に出たら、どちらかは下がり気味になるというふうに、バランスを取ることになっていたのではないか(と思う)。でも、阿部が下がりっぱなしになったり、お互いのポジションチェンジがうまくいかず、ときどきポカッとまん中があく。気がつくと、選手がどちらかのサイドに集まっていることも・・。そういうバランスが悪いときが結構あった。相手が弱いからつけこまれないが・・Jだったら、中位のチーム相手でも攻め込まれそうな気がする。

●阿部はますます玉離れが遅くなった。となりのおじさんも、阿部が持つと「ううう〜!」「左だ!」などとつぶやいている。とくにヨシローとのコンビは最悪で、何度も左サイドを駆け上がった中村は、そのつど無視されていた。観客も「阿部〜、気づいてやれよ〜」と溜息(さすがに近すぎて大きな声では言えない・・)。でも、そのヨシローがボールを持つと、やっぱり阿部にパスが出ない。仲が悪いのか?(笑)


後半

後半は、選手を入れ替えてきた。阿部out→8本山in 内藤out→3中田in 高桑out→古川in

どちらも、元の選手と同じポジションに入った様子。

     13柳沢  11長谷川

        9小笠原

        (20リカルド)

    8本山      17鬼木

        3中田

 12中村  4奥野  15室井 2名良橋

                (14松島)

        古川

        

後半5分、中田からのミドルパスを、本山が左サイド を駆け上がって受け、そのまま上がるが、DFに阻まれてCKに。CK小笠原のキック はクリアされる。
7分、DFからの強いパス(クリア?)を、小笠原が足元でぴたりと止め(うまい!)、ドリブルで中央を進むがDFに阻止される。両側では、やなぎ(左)と長谷川(右)がウエーブで上がっていた。
12分、奥野からのロングパスを、やなぎが中央右でポスト、ちょんと戻したところを、駆け上がった名良橋が受けてドリブルしたが、PA直前で倒される。このFKを鬼木が蹴る。左にそれたが、いいキックだった。
14分、やなぎ、ポストに入るが、相手にダイレクトパス。(今日はこの手のミスがやや目立つ)
15分、右サイドでボールを持った小笠原が、大きなサイドチェンジのパスをヨシローへ。しかしここで、ヨシローがもたついて、せっかくのサイドチェンジの意味がなくなる。

17分、本山が左サイドから中央へドリブルで切れ込み、右の名良橋にパス。名良橋のセンタリングを、ファーのやなぎがドンピシャ・ヘッドでGKの足元へ。しかしGKがはじき、長谷川がつめたがGKがキャッチ。
(※NSさんのご指摘により、一部訂正させていただきました。ありがとうございました)

20分、小笠原が詰めてくる相手を切り返してかわし、右サイドからクロスを上げる。これに長谷川がジャンピングヘッドで反応。1点もののドンピシャ・シュートだったが、詰めていたDFがカット。
23分、本山が左の深い位置から、中央の鬼木にパス。鬼木から前方へ駆け込むやなぎへスルーパスを出すが、少し合わない。

古川「鬼木〜、カウンター、気をつけて〜〜!」

24分、小笠原がハーフウエーラインの手前でボールを奪い、相手をかわしてから、中央をドリブルで進み、ふわりと浮かしたシュートはバーの上に。
小笠原out→20リカルドin

奥野「中田、まん中!」

25分、長谷川からのパスを、やなぎはPAの少し手前、中央付近で受け、左に流れながらドリブルで上がり(DFを2〜3人引き連れていた)、密集地帯で相手選手をかわして左足でシュート!右のサイドネットを揺らすファインゴール!これで2点目
やなぎ、これで急に動きが鋭くなる。このすぐ後、左サイドをドリブルで勢いよく上がるがカットされる。

奥野「もとやん、前出ろ!」「ゴー、ゴー」
「もと、後ろ!」「広がれ!」(どうしても、ときどきバランスが悪くなる)
やなぎ「ハセ!」(おおっ、やなぎの声だ!・・呼び捨てするようになったんだ!)

27分、リカルド→やなぎへのスルーパスは弱く、マークしていたDFにカットされる。

名良橋out→14松島in
28分、中田→やなぎへのパスは途中でクリア。

奥野「やなぎ、右!」「いけ、いけ、いけ」
古川「中田、右!」

32分、左サイドの深い位置から、本山がクロスを上げ、リカルドが中央に詰めるが届かず、GKキャッチ。

奥野「松島、14番マークだよ!」「もとやん、中央」
古川「オニキ〜〜! ・・あ、やっぱりいいや」(客席でどっと笑い声が起こる)

35分、自陣PA付近で、松島がファウルを与える。

古川「4枚!4枚!(壁の枚数)」「リカルド〜〜! ○△××○〜〜」(リカルドに直接ポルトガル語で指示しているらしい)相手のFKはホームラン。

38分、リカルドが右へパス→やなぎがダイレクトで中央へ→走り込んできたリカルドがシュート!ゴール!3点目
40分、左ハーフウエーライン付近からの中田のロングクロスを、リカルドがゴール!4点目。(やなぎも中央に走り込んでいたが、空振り)
42分、やなぎ→リカルド→やなぎのワンツーで抜け出すが、DFに引っかかる。リカルド、めずらしくシンプルにはたく。
ロスタイム、中央の中田→左の本山→左サイドに駆け上がった中田のワンツー。結局阻止されるが、流れるような攻撃だった。

奥野「ヨシロー、外だ!」
古川「中村、中、中!」
(ど、どっちの言うこと聞けばいいねん・・笑)




●小笠原は、よく動いてボールにからんでいる。視野も広く、パス出しのタイミングもいい。以前は、ちょっと持ちすぎる気がしたこともあったが、今回はそういう印象はなかった。一次予選がいい刺激になっているんじゃないだろうか。よく見えてるし、わかっている。彼の「フォア・ザ・チーム」のプレーに成長を感じた。

●その小笠原がoutしたら、シンプルで早いパス出しをする選手がいなくなってしまった。本山もリカルドも持ちすぎるし、パス出しのタイミングが遅いので、素早いカウンター攻撃ができない。やなぎはもう、すでに動き出しているのに、なかなかパスが出ないので、決定的なチャンスがつくりにくいと感じた。

●それでも、本山の鋭い動きは攻撃を活性化してくれるから、ぜひ、積極的に使っていってほしい。中田のパスセンスも素晴らしい。DFでときどき大ポカをやる怖さはあるが(今日の試合は危なげがなかったが・・相手が相手だから当然か)、彼もどんどん使ってほしい。

●全体に、パスミスがちょっと多いぞーー(やなぎも含めて)。オリンピック代表とフル代表が離脱していたせいもあるのだろうが。

●鹿島のDFは、なぜああもドリブラーが苦手なんだろう。このレベルの相手でも、相手が中央を堂々とドリブル突破してくると、止めにいかずにじりじりと後ずさりして、かなりヤバイ場所まで進ませてしまう。



やなぎのプレー


●細かい部分では、ミスも目立ったが、終わってみれば、4点中、1得点、1アシスト、1イーシャンテン(笑)。つまり、ほとんどのゴールにからんでいた。そういう点では、きっちりと仕事をしていると思った。また、言い古された感があるが(笑)「ボールのないところの動き」の質も、相変わらずよかった。

●とくに、自分で持ち込んでいったあのゴールは素晴らしかった。(詳しい解説は、MKさんの書き込みをご参照ください)相手があまり強くないということを差し引いても、あの動きはエキサイティングだった。ああいうゴリッとしたプレーは、これからも意識的に増やしていってほしい。ゴリゴリもある、パス出しもある・・となれば、相手DFにとって非常に守りにくいと思うから。

●やなぎの動きにシンクロできない選手も多く、シンプルで有機的なパスサッカーは、セカンドステージでもあまり見られないかもしれない(涙)。そんな中で、小笠原とのコンビが楽しみだ。鹿島でも、代表でも。



おマケ


試合中、グラウンドの脇を、ビスマルクが走っていた。

それから、熊谷も走っていた。「くま、早く試合に出てきて!」と声をかけたくなった。(でも、あまりに至近距離なので、なんだかはずかしくて・・)
平瀬も、オリンピック代表の試合で故障して、別メニューの様子。やはりランニングしていた。

ところで、試合前の軽いパス練習のとき、増田が混じっているような気がしたのだが・・蜃気楼だったんだろうか。それとも、遠目で、松島くんと見間違えたのかもしれない・・



試合後、いったん下がった選手たちの中から、一人の選手がふたたびピッチにやってきた。
奥野だった。客席のところまで来て、柵越しに誰かと話している。どうやら、奥さまとお子さんの様子。
そして、手慣れた手つきで、赤ちゃんを抱っこした。ひょいと片腕で。父親のしぐさだった。
赤ちゃんは、とっても可愛かった。
それから、赤ちゃんを奥さまに返して、今度はもう少し大きい幼児とグラウンドの脇でボール遊びを始めた。「あれが噂のタッくん(名良橋選手のお子さん)かしら・・」などと言いながら、遠巻きに見ていたら、
「ほら、ボール蹴ってみな、タッくん」と奥野選手の声。おお、やっぱりそうだったんだ。
奥野ファミリーの楽しそうな様子は、どこか牧歌的で、見ていてなごんでしまった。(^^)



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