歌のお勉強

ここでは、歌姫のお勉強した歌の数々をご紹介していきます。ご質問、ご意見、ご感想などもお待ちしています。

※個人的解釈も含みますので、ここに掲載の全てが絶対という訳ではありません。


現在 勉強中! 現在お勉強中の歌の紹介です。
オペラアリア オペラアリアの紹介です。
イタリア古典歌曲最初に触れるイタリア古典歌曲です。
イタリア近代歌曲最初に触れるイタリア古典歌曲です。



■◇■◇■◇ 現在勉強中の歌 ◇■◇■◇■

Andrew Lloyd Webber〜アンドリュー・ロイドウェバー
「レクイエム」より
ピエ・イエズ

Requiem
PIE JESU
As dur

アンドリュー・ロイドウェバーといえば、有名なイギリスの作曲家です。クラシックというより、ミュージカルでは外せない人。そう、「キャッツ」や「オペラザ座の怪人」と言えばお分かりになるでしょう。
とにかくメロディーが美しく、印象的で、かといって現代かぶれしていない、純粋で清楚な音楽を書いておられますよね。
今回はクリスマスの演奏会にちなんで、この曲を選びました。歌詞はラテン語。
レクイエムを歌う時は、歌詞がみな共通なので歌詞の暗記が楽(!?)です。(笑)イタリア語の発音に近いので、比較的声も出しやすいので初心者の方にもお薦めかもしれません。

*********ここがポイント!*********


レクイエムというわけで、鎮魂歌ですね。
だから決してドラマティックに歌ってはダメですし、酔いしれてもダメです。(なんにしろ、自分の歌に酔いながら歌うのは厳禁なんだけど。)
ビブラートの幅は究めて少なく、リリックな声向きな曲です。ヴェルディのレクイエムなどになると、曲もかなり劇的なのでいいのかもしれないんですが・・。
5度の跳躍などは滑らかに滑り上がるような気持ちで行きたいのですが・・・そこが難所。途中、はもりがあるので、そこは相手の方と(声色も合う人を慎重に選びましょう)気持ちのやり取りをしながら歌わなくてはなりませんね。

Pie Jesu Pie Jesu
主よ、慈悲を与えたまえ
Pie Jesu Pie Jesu
主よ、慈悲を与えたまえ
Qui tollis pecata mundi;
この世の罪を洗い流す御身よ
Dona eis requiem, Dona eis requiem.
彼等に安らぎを与えたまえ 彼等に安らぎを与えたまえ

Agnus Dei Agnus Dei,
神の小羊よ 神の小羊よ
Agnus Dei Agnus Dei.
神の小羊よ 神の小羊よ
Qui tollis pecata mundi;
この世の罪を洗い流す御身よ
Dona eis requiem, Dona eis requiem.
彼等に安らぎを与えたまえ 彼等に安らぎを与えたまえ
Sempiternam sempiternam requiem.
永遠なる安らぎを 永遠に 



Rossini〜ロッシーニ(1792〜1868)
1817年初演

オペラ「どろぼうかささぎ」より
すべて微笑み
LA GAZZA LADRA
Tutto sorridere
E dur

ロッシーニといえばイタリアオペラでは欠かせない作曲家!モーツァルトを受け継いだような音符の羅列がなんとなく印象に残るのは私だけでしょうか?速いパッセージにアルペジオが彼の作品を聞き分ける手掛かりかもしれません。(別に聞き分けなくてもいいのだけど・・。)
明朗解決なハーモニー&ストーリーで、一言でいうと素直で清々しい曲奏といった感じ。私にとっては、シャープ系をイメージしてしまう作曲家として3本の指に入ります。
他の作品では「婚約手形(1810年)」「ブルスキーノ氏(1813年)」「アルジェのイタリア女(1813年)」「セビリアの理髪師(1816年)」「シンデレラ(1816年)」「セミラーミデ(1823年)」「「ウィリアム・テル(グリエルモ・テルともいう)(1829年)」が主なオペラです。

*********ここがポイント!*********


序曲が有名ですね。以前車のCMで使われていたんじゃないでしょうか?
かささぎの「光る物を集める」という趣味のおかげで、一人の娘(ニネッタ:SP)が危うく、無実の罪に落とされかけられるというお話。

とにかく「ロッシーニ」というだけあって、メリスマが随所に出現!まずはアルペジオの練習、パノフカなどしっかり訓練しておかないと荒がでまくります。それに足を取られているようでは、歌詞の軽やかな内容は表現できないと思いました・・・当たり前かぁ..(汗)
後半は伴奏の左手(トニック、ドミナントの交互のカデンツ)と右手(16分音符の刻み)が、「これはロッシーニが作ったぞ」の象徴ともなるべき「ロッシーニクレッシェンド」であります。いかにバリエ−ションを利用し、曲に変化と華やかさをもたらすか。聴き側に軽快さを感じさせなくてはいけないでしょう・・。ただし、決して外すべき音がないように慎重にバリエーションを選び、入れなくてはいけません。バリエ−ションはリッツのカデンツァ集を参考に。

Di piacer mi balza il cor ; ah bramar di piu non so:
この心は喜びに踊っているわ。ああ、これ以上望むことなどないわ。
e l'amante e il genitor finalmente io rivedro,si rivedro.
だって愛する人にも、お父様にも会えるんですもの。
L'un al sen mi stringera;
お父様は私を旨に抱き締めてくれるけど、
l'altro...l'altro... ah che fara?
もうひとりの方は・・・どうしてくれるかな?
Dio d'amor ,confido in te; deh tu premia la mia fe!
愛の神様、あなた様を信頼していますのよ。私の信仰に報いて下さらないとイヤよ!
Tutto sorridere mi veggo intorno;
私の周りがみんな、私に微笑みかけてくれているみたい。
piu lieto giorno brillar non puo,no,no,no.
これ以上お日さまが幸せに輝くこともないわ。
Ah gia dimentico i miei tormenti:
あぁ、これでもう苦しかった日々なんて忘れてしまったわ。
quanti contenti alfin godro!
こんなに大きな幸せを満喫するのよ!

参考文献:フランコ・マウッリ著/ドニゼッティ・オペラアリア集


■◇■◇■◇ オペラアリア ◇■◇■◇■


Donizetti〜ドニゼッティ(1797〜1848)(シューベルトと同年生まれ) 
1833年の作品

オペラ「ルクレツィア・ボルジア」より 
安らかに眠っている・・なんと美しい!
LUCREZIA BORGIA
Tranquillo ei posa...Come e' bello! Quale incanto
F dur→Es dur

彼の作品で著名な作品を見ると、「アンナ・ボレーナ(1830年)」「愛の妙薬(1832年)」の次の作品といえます。その後、30〜40代で「ランメルモールのルチア(1835年)」「殉教者(1840年)」「連体の娘(1840年)」「ファヴォリータ(1840年)」「ドン・パスクアーレ(1843年)」などなど作品を仕上げていっています。

*********ここがポイント!*********


ドニゼッティのソプラノのオペラアリア初挑戦!今までメゾソプラノのアリアばかりだったのでとても高音が心配な所なんですが、音域が少しずつ伸びてきたので自分の仕上がり度はさてさて?
しかし甘くない!案の定、これが結構大変な曲なんですわ。(まぁ歌で楽な歌なんてないんだけどね。)
「Tranquillo ei posa...」出始めは肝心。「静かに眠っている」んだから優しく、決してドラマティックになっちゃいけない。
そうと言っても、この部分、伴奏なしの部分。集中力を最大級に高め、狙うべきポジションを定めてから響きをまとめてソフトに当てたい!
ロマン派だから、スケール的パッセージの所も、コロコロ転がすというよりは滑らかに歌うのがまた難しい・・(汗)パノフカばかりやっているとどうしてもモーツァルト的(古典的)な歌い方になっちゃうのね。いやいや、まずはそれが出来なくちゃダメなんだけど・・(最初から滑っていては増々すべることになるからね、要注意!)

そもそもルクレツィアがそこに眠る美しい人に魅了されて歌うのだけど、その美しい眠る人は実は息子なのであります。

<recitativo>
Tranquillo ei posa!
静かに眠っている!
Oh! sian cosi tranquille le sue notti sempre!
毎夜の眠りが安らかでありますように!
e mai provar non debba,qual della notti e mie quanto e il tormento
この方の毎夜の眠りが、私が毎夜迎えるような苦しい夜ではありませんように

中略(この部分は殆ど省くので・・)

<aria>
Come e bello! Quale incanto in quel volto onesto e altero!
なんて美しい!なんという魅力!この純粋で上品な顔!
No giammai leggiadro tanto non se'l pinse il mio pensiero.
まだ知らない嬉しさが心に溢れる!
L'alma mia dia gioia e piena, or che alfin lo puo mirar.
心は喜びに満ちる!ついにこの人に会えた!
Mi risparmia,o ciel.la pena,
神様、どうか私の罪をお許し下さい。
ch'ei mi debba un di sprezzar.
彼に軽蔑されることのないように。
Se il detassi? No non oso ne scoprire il mio sembiante.
もし目覚めたら?とんでもない!姿を見られてはならない!
pure il ciglio lagrimoso terger debbo un solo istante.
私の目も涙に濡れてはならない。たとえ一瞬でも!
Mentre geme il cor sommesso,mentre piango mentre a te d'appresso,
心は乱れ、苦しみ、あなたの側で涙に濡れる。
dormi, e sogna,o dolce oggetto,
夢見なさい、愛しい人。
sol di gioia e di diletto.
心楽しい夢だけを見るのです。
Ed un angiol tuttelare
あなたを護る天使は
non ti desti che al piacer!
喜びの為だけ、目覚めさせましょう。
Triste notti e veglie amare debbo sola sostener.
悲しい夜、眠られぬ苦しみ、それは私だけで充分。
Gioie sogna, ed un angiol non ti desti che al piacer.
楽しい夢を。天使は喜びのためだけ、目覚めさせましょう。

参考文献:フランコ・マウッリ著/ドニゼッティ・オペラアリア集



■◇■◇■◇ イタリア古典歌曲 ◇■◇■◇■


誰もが歌を始めて通るのが「イタリア古典歌曲」です。古典だけあってバロック的なフレーズが多いのは当然。まさにその時代の作品なんですよね(笑)。
「古典」は、ベルカント唱法を学ぶに一番ふさわしい楽曲達です。オペラアリアでもロマン派を過ぎると、ヴェルディ、プッチーニなどの作品が挙げられます。確かにメロディーはとても美しいし、歌い甲斐あるのだけど、いきなり歌うと声に負担をかけずには歌えない・・。ドラマティックな物が多いのです。いかに自分の声をコントロールできるか、それに達するまでにこの「古典」をしっかり勉強して、正しい発声法(歌い方)を身に付けるのに避けて通れない、とても大事なステップと言えると思います。

Amarilli,mia bellaアマリッリg mollカッチーニ(1545〜1618)
Sento nel core私は心に感じるf mollスカルラッティ(1660〜1725)
Le violetteすみれB durスカルラッティ(1660〜1725)
Per la gloria d'adorarvi私は愛することを讃えるF durボノンチーニ(16170〜1747)
Caro mio ben私の愛しい人Es durジョルダーニ(1753〜1798)




■◇■◇■◇ イタリア近代歌曲 ◇■◇■◇■


ここも多い項目になるだろう・・

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