クラシック音楽

2000.6


好きなアーティスト

ファビオ・ビオンディ(Vn)

ビバルディ「四季」(OPUS111)の鮮烈・奔放な演奏で世の中を唖然とさせた、バロックバイオリニスト・ビオンディ。十年たって、ベリタスレーベルに再録した物は、ややマイルドになったようだが、実はいろいろ隠し玉があり、作品自体もデフォルメされてある。



ハンス・シュミット-イッセルシュテット (1900-1973)

ドイツ人指揮者。 ハンブルクの北ドイツ放送交響楽団創始者。イメージとしては、録音が残っているせいもあって、モーツァルト、ベートーベン、ブラームスだが、本当は現代音楽に強かった。

次回予告:オットー・クレンペラー、エリー・アメリング


新企画

「レーベル戦国時代!」

大レーベル時代が過ぎ、また小レーベル時代も終わりを告げて久しい。そういったレーベルの栄枯盛衰と現状を検討します。

EMI

何はともあれ、EMI。大プロデューサー・ウォルター・レッゲがいたにも関わらず、LP時代は日本じゃそれほど評価されていなかったかもしれないが、CD時代になってかえって評価が高まった。自然なバランス・音場主義がEMIの持ち味。ビートルズで知られる、アビイロードが専属スタジオであり、数々の名録音を生んでいる。指揮者なら、英国のクレンペラーやフランスのマルティノン、クリュイタンス、イタリアのムーティなどがスターだ。日本じゃ、エンジェルレコードとして有名だった。(僕も子供の頃からレコードが擦り切れるほど聞いた。僕自身の体にこの音場感は刷り込まれている。)最近もバージン・グループから、ヴェリタスを買収し、古楽に力を入れる。 なお、国産の東芝EMIとは、リマスタリング・システムが異なる。

BMG

元々はアメリカのRCAだったが、ドイツの多国籍企業ベルテルスマンに買収され、ドイツ・ハルモディアムンディやロシア・メロディアと合流した。旧アメリカRCAは、アメリカのレーベルとしては、音場派である。リビングステレオ・シリーズは3チャンネル収録した音源をミックスダウンしたもので、非常にリアルだ。CSOのライナーやボストンのミュンシュなどアメリカに移った名指揮者の名録音が、多数残されている。なお、これらのいくつかは、日本ビクターがXRCD2としてリマスタリングしている。高価だが、その迫力はすばらしいものがある。

Sony Classical

旧CBSコロムビア(CBSソニー)。LPの発明でも有名。初期のスターは、アメリカに渡っていた、ブルーノ・ワルター。フリーの奏者を集めた、コロムビア交響楽団を指揮して、マルチマイク・マルチトラックの名録音を残した。ついで若きバーンスタイン、ブーレーズ、グールド(P・アンドリュー・カズディン)らがスターダムにのしあがる。元々はアメリカ的な明るく、音像豊かな音だったが、後にソニーに買収されてからは、旧セオン(現ヴィヴァルテ)を通して、ヨーロッパのフリーエンジニアが起用されることが多くなり、サウンドも変わっている。その中心にいるのが、ヴォルフ・エリクソンだ。

Decca (London)

最近は大したこと無いが、かつてはショルティの「指輪」全曲録音で一世を風靡したデッカ。名プロデューサー・ヴィクトロフ・オロフ(ワルター、フェリアの「大地の歌」が有名)やジョン・カルショウ(「指輪」の他、カラヤンの「アイーダ」や「オテロ」など)を輩出して、一時期はウィーンフィルとも独占契約を結んでいた。その音は、一言で言って、派手。「指輪」を聞けば、わかる通り、とても舞台の自然な音とは思えない。しかし、小さな会社の割に、よくもこれだけ個性的な音を作ったともいえる。EMIに対抗するには、いろいろと必要だったのだろう。

Deutsche Grammophon

黄色い色のレーベルで有名なグラモフォン。カラヤン、ベーム、渡欧後のバーンスタイン、ブーレーズ、ポリーニ、アルヘリッチ、ギレリス、とスターが多すぎて、全体を共通する特徴はないが、やはり音像リアリティの豊かな音といえる。最高傑作はCD時代の「ばらの騎士」ということ。オットー・ゲルデスが凄腕プロデューサー。カラヤンを帝王にした人だ。

Philips

柔らかな感じの音作りのフィリップス。少々物足りなさも感じている。 その代表格がハイティンク・コンセルトヘボウの一連の作品。なおフィリップスはプロデューサーとエンジニアを一人に任せてしまう。コンセルトヘボウの座席を取っ払って、マイクを立てた、フォルカー・シュトラウスが有名だ。

Denon

CD時代に入った頃のデンオンは、凄かった。以前、NHKと共同制作したPCMレコーダーを使い、録り貯めていた音源を、次々にCD化して大ヒット、ヨーロッパにも評価されたのだ。インバルのマーラー全集はその最たるものだろう。フランクフルト・アルテオパーにおいて、BKマイクを使ったワンポイント録音がこれほどまで音が凄いとは!しかしその勢いも今はどこへやら。
なお、デンオンはずっと以前から東ヨーロッパの指揮者、楽団、エンジニアに強く、そういったつながりから、チェコフィル、スメタナ四重奏団、スークトリオとも多く仕事をしてる。始めの頃、チェコのスプラホンレコードの音をPCMに収録することで、デンオン技術陣も腕を磨いたのだ。

PonyCanyon

政変等があって、DENONと関係が弱くなった隙をついて、チェコと契約を結んだのが、キャニオン。プロデューサー江崎友淑氏、指揮者小林研一郎を送り込み、広いドボルザークホールの音場の中に、コバケンらしいダイナミックな音を目指した。


クラシック・リンク

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クラシック倶楽部 名曲解説コーナーは、お勉強になります。
CLASSICA クラシカジャパンを向こうに回しても一歩も引かない、老舗サイト
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