映画美術館


◎【映画美術館へようこそ】

99/6/16NEW! 『AMIN The Rise And Fall』/サインペン

『FLESH FEAST』/サインペン

『The Glove』/サインペン

『INCUBO SULLA CITTA CONTAMINATA』/水彩

『Zombi2』/水彩

『宇多田ヒカルに憧れる女』/水彩

【映画俳画の世界】


★アートコラム:和田誠と私
 ニフティの映画関連フォーラムで僕を知る人には意外かもしれないが、僕は高校時代はイラストレーター・和田誠氏の映画コラム集が大好きでした。『お楽しみはこれからだ』『シネマッド・ティーパーティー』『映画に乾杯』『いつか聴いた歌』などなど・・・。つまり当時はハリウッド黄金期の"名画"ファンだったということですね。和田誠氏の著書でビリー・ワイルダーの都会的なコメディやジョン・フォード、ハワード・ホークスの西部劇、フレッド・アステア、ジーン・ケリーなどのミュージカルの素晴しさに理解を深めたと同時に氏の親しみのあるイラストに大いなる好意を持って「こんなイラスト付きの映画コラムを自分も書きたいなー」なんて思っていたものです。
 しかし、最近は仕事に追われる等して、氏の著書に久しく接していませんでしたが、昨日、本屋で童心(?)に帰って思わず買ってしまったのが『似顔絵物語』(白水社:1998年)という、氏の"似顔絵"についてのコラム集。
 久しぶりに心がすっーっと洗われるような本を読んだって感じがしました。氏の軽妙酒脱な文章とイラストは、最近はもっぱら技術書、法律書、カルト系映画書籍に埋もれていた自分の偏った心を浄化してくれる作用を果たしてくれました。
 やっぱりねー、絵っていうのは見てて疲れるようなものはダメですね。ストレスたまっちゃいますもんねえ。僕にとって和田氏のイラストはヒーリングアート。僕もこんな"癒しのイラスト"を手がけたいものです。ストレスがたまったら自分の描いたイラストでストレス解消を図るっていう荒技をやってみたいもんですなあ(苦笑)
[1999/4/11]

★アートコラム:私のイメージ元ネタ本
 僕は自称"芸術家"である・・・というか、どうも人よりは絵が得意なほうであるらしい。もっともピカソとか、ゴッホとか、ルノワールといった美術の教科書に出てくるような類の物はあまり興味が無い。興味があるのはポップスターの写真とか、雑誌の挿絵とか映画ポスター、看板といった俗っぽい図像。そんな図像がいっぱい載った本こそが僕の創作活動に行なうにあたっての最高の"ネタ本"。ゴッホだのセザンヌといった画集はお呼びではありません(笑)。
 例えば『恐怖映画大全・怪奇映画史大研究』(辰巳出版)はホラー映画のチラシ、ポスター集なのだが、これこそイメージの宝庫!特に1960〜1970年代の映画宣材は写真コラージュ、人工着色で作られているので図像の配置や色使い等独特のものが多く、眺めていると癖になりますね。
 外国のポスター芸術っていうのも下世話な感覚満載で楽しいったらありゃしません。そんなワクワクな図像を楽しみたいなら"ZE CRAIGNOS MONSTERS"(MAD MOVIES刊)。フランス語で書かれた本だけどオールカラーで写真が満載。モンスター映画ポスターはいかにくどくあるべきか?を学ぶことができます。またやはり洋書で"IMMORAL TALES/SEX & HORROR CINEMA IN EUROPE 1956-1984"(PRIMITIVE PRESS刊)"Bizarre Sinema!/WILDEST SEXIEST WEIRDEST SLEAZIEST FILMS"(GLITTERING IMAGES刊)といった本も楽しいポップでワイルドでくどい写真満載でイメージ形成に役に立ってます。
 ポップスターの写真が載った本で最近のお気に入りは宇多田ヒカルが表紙を飾った『JAMSIS』(ソニー・マガジンズ)。この本ではSPEEDをR&Bシンガーとして捉えようとする試みがなされていたりと、ジャンル破壊の快感を感じます。こういったその時代のポップスターを題材にしたイラストといえば中原淳一の仕事を忘れてはいけませんね。中原氏は昭和20〜30年代に活躍した大イラストレーター。氏の偉大さを知ろうと思ったら『別冊太陽/美しく生きる 中原淳一 その美学と仕事』(平凡社)を参照。平成の時代に中原淳一みたいな人が登場してもらいたいもんです。
 最後に紹介するのはエロ本(笑)。この手の本があれば裸婦のモデルを見に高い金を払う必要はないんですよ(断言)。『アダルトビデオ全作品録』(宝島社)は似顔絵やポーズ描きの練習に役に立ってます(苦笑)。
[1999/4/7]  
(1)『AV女優シリーズ・朝岡実麗』/アクリル

(2)『AV女優シリーズ・麗華』/アクリル

(3)『ピンク映画女優シリーズ・長曽我部蓉子』/水彩