OP-VH7PCのスピーカー(LS-VH7)測定結果



  • 測定使用機材 ClioWin
  • 購入時期:2001年7月頃
  • 1日平均使用時間:5時間程度
  • 利用目的:PC・TV用


  • Fig.1 Impulse response (without grill cover)



    Fig.2 Step response (without grill cover)


    Fig.3(a) Frequency response (without grill cover)


    Fig.3(b) Frequency response
    (Black line:with grill cover, Blue line:without grill cover)


    Fig.4 Excess phase response (without grill cover)


    Fig.5 Water-fall response (without grill cover)



    Fig.6 In-room acoustic frequency response
    (Sinewave-sweep, autodelay:0.854ms, Red line:2nd Harmonic, Black line:3rd Harmonic)


    Fig.7 Impedance response



    結論:
     ステップレスポンス、インパルスレスポンスを見る限りではごく普通であるが、トゥイータの反転ドームとバッフルの形状(ホーンを成している)のために、12KHzと18kHz付近にディップを生じている。これはグリルを装着しても変わらず、逆にディップが酷くなるようである。同様に、In-room acoustic特性においてもやはり12kHz付近のディップが気になる。インピーダンス特性より、ダクトの共振周波数 fd=60Hzとなり、In-room acoustic特性からも分かるようにそこそこの低音増強につながっているようである。
     waterfallも悪くはないようにみえるが、これもバッフルの形状のせいと思われる共振点らしきものが見られる。


    改造に関するアドバイス:
     まず美観を損ねるが、フロントにせり出した無垢のバッフルは外した方が良いのではないだろうか? 測定前は、「バッフルと反転ドームを組合わせることによってウーハーとのアライメントでも取っているのでは?」と思っていたが、実際に測定してみると「実はただデザイン」であることが分かった。したがって、本格的に改造するのであれば、「別のバッフルを用意し裏からユニットを止めるのではなく、フロント側からユニットを取り付ける」ほうが良いと思う。
     ネットワークはどちらも12dB/octの正相接続(W:1.5mH+5.6uF,Tw:3.9uF+0.47mH,クロスオーバー3200Hz)で設計されている。クロス付近のつながりは問題ないので、コイルやキャパシタンスを質の高いものに変更するだけで良いと思う。現状のネットワークに追加する形で、ウーハーにインピーダンス補正をかませるとクロス付近にディップが生じるので、これはやらない方が良いのではないかと思われる。どうしてもというのであれば、最初からネットワークを設計した方が早い。

    最後に:
     これらの測定は、あくまで個人の趣味と好奇心から行ったものであり、改造を勧めているわけではないので悪しからず。改造される方は自己責任でお願いします。