○月△日
現地時間の15時31分。ケネディー空港着。入り組んだ通路を抜けてスーツケースを取りに向かう。
壁にはニューヨークの歴史が写真にして飾ってある。それにしても日本人が多い。俺が20年前にはじめて来たときとは大違いだ。手続きを済ましロビーへ向かうと、ロバートがでかい体に人懐っこい顔で手を振っている。すぐわかる。人をかき分けながら歩き始めるとコーヒースタンドの影から視線を感じた。気づかれないようにして見ると、なんと飛行機で一緒になったあいつだ。スチュワーデスさんに腹が減っているこれだけでは足りない、おかわりを持って来い。もう3人前食べたからと、断られると責任者、そうだ、パイロットを呼べとか。いちいち頼むの悪いからビールまとめて5本持ってきといて。とか、横に座っていたチビのイヤホンを横取ってバックにしまったり。寝たと思ったら屁をこかれガス探知機にひっかかり安全ベルトが誤動作をおこしたり。えらい目にあわされたあいつだ。かかわらないように微妙に目をそらしロバートへ手を振り返す。背中に汗がびっしょりだ。

 

○月×日
ロバートの車でとりあえずホテルに向かう。チェックインをしてシャワーを浴びる。ホテルの中はとても静かで心が休まる。品のいい家具、気の利くボーイやフロント。でも窓の外に目をやるとすべてがエネルギッシュで身が引き締まる思いだ。ニューヨークではいつもここに宿を取る。

夜9時ロバートが迎えにくる。食事をとりに行く。今日はマンハッタンから離れ魚料理だ。

店の名前は”Great Fish”ちょっと怪しい感じがするが感じはよさそうだ。しかしロバートはよく食うなぁ。塩焼きとムニエル、フライ。最後にとりの丸焼きを頼んでいた。少し恥ずかしい。ワインを3本あけたあと楊枝がないとすこし怒っていた。今日は疲れた。タクシーを呼び一人で帰ることにする。ご馳走様でした。グットナイト。





タクシーで帰る道すがら、なんとあの男を見た。昼間とはうってかわって仕立てのいいスーツを着てまるで別人のようだ。絶えず周りを気にしている様子。いったい何物なんだろう。まさかあの組織と関係があるのだろうか?

ホテルのフロントでメッセージを受け取る。差出人はJonkeyとある。いったい誰だ。明日10時にロビー横の

レストランで朝食をとって欲しい。そこで会いたい、と書いてある。何なんだ、気味が悪い。


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