『ながれぼしの夜』

  

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 ながれぼしが ながれるんだって。



 ぼくは ほしを さがしにいくことにした。



 よるのせかいはすこしさむくて おほしさまは きらきらとまたたいていた。



 ぼくは ひとつのながれぼしを みつけたんだ。



 ぼくが ながれぼしのところへいってみると・・・



 「わぁーん。」     「わっ。」



 どうして ないているの?



 ぼく ながれぼしなの。

「おそらから おちてきて、 ほしのペンダントは ぼくのいのちなんだ。

 じめんにおちると、 ほしのペンダントは きえてしまうんだ。」



 きっと ぼくはもうきえてしまうんだよ。 わぁーん。



「なかないで。 ぼくがもういちどおそらをとべるように てつだうからさ。」

「もう とべないよ。」

「ぼく、いいばしょをしっているよ。」





 

「まちでいちばんたかいおかのうえにいくと、 いつもおそらのくもにてがとどいて、 くもにのれるんだよ。」



 おほしのひかりが きえないうちに さあ、はやく。」



  いち にの さん!!



  あのかぜにのると ジャンプして おそらを とぶんだよ。



 あっ! ぼくのなかま!!





ぼくたち ながれぼしは、 みんな おほしのペンダントをもってる。

ひかってみえるのは、 みんながおそらをとぶときに そのペンダントがひかっているから。





「ながれぼしがながれるとき、 どこかでだれかがしんでいるんだよ。」って

ぼくのおばあさんはいってたよ。



 それは ほんとうのはなしだよ。



 ぼくも、とおいくにで おかあさんとおとうとと うしをかってくらしてた。





あるひ、 どこかのおおきなくにと ぼくらのくには、 せかいじゅうをまきこむ おおきなせんそうを はじめたんだ。


ここは、 とても とても へいわなんだね。



 ながれぼしとなったぼくたちは、 せかいじゅうをたびして みんなのこころをきれいにする。



「せかいが はやく へいわに なるように。」



 じめんにおちて たねになった ながれぼしは



 だいちをうるおす おおきな やさしい きになるよ。





いま、

きれいな ながれぼしがみられるということ。

それは、 いま、

せかいのどこかで ひとがきずついているということ。

たくさんの ひとが。



あなたもへいわを  つくってみせてよ。



おおきな かぜの ばしょへやってきたよ。



いち にの さん!!



 わぁーっ!!    うっひー!!





ぼくらは みらいを つくることができる。


ぼくらは へいわを つくることができる。



おとなは ひとを きずつけることができるけれど、

たくさんの おおきなせんそうを することができるけれど、




ぼくらは ひとを しあわせにできる。




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携帯がカメラ付きのになったら、ぜひともこれがしたかったのです。

2002年の秋、9.11や獅子座流星群のニュースが流れる中、このお話を思いつきました。
寝る時間を削ってまでして、どうしても作り上げたかった。
あのあとすぐにアメリカはアフガニスタンへの空爆を開始したのでそれを元にこの物語を考えたんだけれど、
皮肉にもこの物語は今の世界とも重なる話になってしまいました。

いつかこの物語を大きく公表するのが夢です。