大工作業の秘伝

大矩(おおがね)
大きな直角を作るときに使う。おもに、やり方(敷地に水平、直角のしるしをつける作業)

などの時に使う。 

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6対8対10 となる三角関数で大工さんは大きい直角をだします。大きなサシガネを買ってくるのでは有りません。

理論

6*6+8*8=10*10  36+64=100  100=100

です。

 

隅木(すみぎ)

隅木とは図のように屋根の隅、角に位置する斜め材である。頭の悪そうな大工さんでも、これをあらかじめ計算によって求め、切断加工しているのである。

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ではあなたはこの隅木の長さを求めることができますか?

屋根勾配 5寸勾配(5/10)として説明いたします。

まず上から見て隅木は45度なので、桁行きのルート2倍(1.414・・・・・)です。

それから勾配が5寸(5/10、0.5)なので

ルート2*ルート2+0.5*0.5=ルート隅木の実長

           2*0.25=

             2.25=

         ルート2.25=隅木の実長

              1.5=隅木の実長

桁行きの1.5倍が隅木のながさです。 桁行き*1.5=隅木の実長

となります。これからは大工さんを馬鹿にしてはいけません。



さしがね術の紹介

上記2つの事は計算によって求めていましたが、大工さんは、実は

計算によって求めるのでは無く、サシガネ術によって求めているのです。

裏を返せば計算によって求めるのは本当の大工さんでは有りません。計算しないで

求める方法がサシガネ術又は規矩術(きくじゅつ)といいます。

 

まず10cm幅の材料を3等分にする方法

素人のあなたは、10割る3で3.33333333・・・・と言う事でしょう。小学生以下です。

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と大工さんは、この様に3等分します。

 

つぎに勾配の付いている垂木、隅木にあらかじめ垂直線を記入する方法

大工 さんは分度器は使用いたしません。大矩(おおがね)のところで証明済みですが!

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と、 この様な使い方をしますが、2つとも似ているようですが、片方は普通の目盛りいわゆる、表目ですが、もう一方は、裏目です。裏目とは大工さんが使う「さしがね」の裏側に記してある目盛りです。この裏側に記して有る目盛りはあらかじめ表目(本当の長さ)の1.414・・倍してあります。と言うことは裏目1尺とは1.414・・・尺と言うことです。もうお分かりでしょうかいちいち計算しなくとも大工さんは隅木の垂直線を簡単にだせるのです。

大工さんは、汚い格好をしているから、土方と同じに思っている方が多いようですが、職人のなかでは、揺るぎなくNO.1です。設計士も足元にも及びません。

 

 

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