(近況報告。)

私の205はもう手元にありません。

2000年春、世帯主の転勤に伴い、ウツクシキ札幌をあとにすることとなりました。

その折、東京でセカンドカーを維持することが我が家としては困難であるとの理由から、可愛いマルゴッチとお別れとなりました。

私達は古い車に発生する不具合やその修理から永遠に開放され、

ですからこのホームページはもう更新することは出来なくなりました。

しかしなにかこう、感傷のようなものから、もうすこしホームページをこのままにしておこうと考えています。

せっかく見に来て下さった方々、あまり御参考になれず申し訳ありません。

ここから先は、その後のクルマ遍歴にまつわる徒然事を少し。

世帯主は同時に、メインに乗っていたOPELのアストラワゴンをかつて愛したアルファロメオ155TS(8V)に再び買い替え、

苫小牧沖のフェリー上の人と車となり、仙台より東北道を快調に走って東京入りしました。

以前初めて乗った155よりも年式は1年古いのですが、155としては格段に上玉でした。

タワーバーとかアンダーバーとかいろいろ着けてボディ剛性を上げたところ、ロメにつきもののミシミシ音が鳴らないことには驚いたものです。

そういうアフターパーツの効果ってあるものなんだな、と実感しました。

正規ディーラーによる整備も快心の出来で、特に不具合はありませんでした。心酔しました。

が、我々夫婦には初めてのコドモが生まれたばかりでした。

ここでまたしても葛藤が生じたのです。

暑い日に走ってもロメにしてはオーバーヒートの気配はなかったのですが、

東京の夏、クーラーが殆ど効かない車に大人はともかく小さなあかんぼは耐えられないのです。

改善策をということになったのですが、いろいろ調べたところうちの155のエアコンは効いてないわけじゃない、ということが分かりました。

つまり壊れても弱ってもいないエアコンはこれ以上直せないのです。

札幌にいた時にはあり得ない悩みでした。寒冷地というのはある意味、古い車にとっては楽な土地なのですね。

悩んだ挙げ句、また買い替えることになり、さらに悩んで選択したのはクライスラー・ボイジャーです。

初めてのアメ車ですが、日本のお父さんの鑑、ワンボックスです。

クーラーは効き過ぎる程効くし、ウォークスルーです。7人乗りです。天井高いです。そしてほどよい高級感です。

真ん中の椅子の一つにチャイルドシートを着けちゃっても狭くなんかありません。

母親は助手席とコドモの隣席、あるいは一番後ろの席(オムツ替えにとっても便利!)の間を行ったり来たり、自由自在なのです。

最善の選択のように思えたのですが、この時、ドライバーは自分の趣味を捨てた事になります。

オペルの時と同様、マニュアル好きの夫にはとても寂しいカーライフのようです。

ワンボックスとしては足は固めらしいのですが、山道では全員酔います。

155の倍の車重、スピード出ません。155よりもブレーキがききません。

なんだか以前ほどおでかけしなくなりました。ロングドライブなんて疲れます。都心では駐車場も不自由です。

外国車にはつきものかもしれませんが、かの国とこの国の、風土・地形のギャップを思い知る事になるのです。

クルマ好きの夫は何台と乗り継いできたのですが、ちょうどいい車になかなか出会う事ができないようです。

多くを望み過ぎなのでしょうか??

モノと価格のバランスのとれた理想の車、どうして日本にいながら手に入らないのでしょうか?

どうして外車屋さんはマニュアル車をあんまり輸入してくれないのでしょう?

フシギです。

(2001,2,2,やっぱり寒い東京の冬に。)