Entry List -99年ラインナップ-

 データ及びコメントは全て99年開幕時点でのものです。

ただしシーズン途中にドライバーなどの変更があった場合は、そのつど該当部分のみ修正します。

今シーズンは参入タイヤメーカーがブリヂストンのみになりましたので、タイヤの欄をカットしました。

 

なお、基本的に昨年書いた事柄は繰り返しておりませんので、ご了承ください。

またカッコ内の順位は97年→98年の変動を示しています。

事実誤認などありましたら、メールでご指摘いただければ幸いです。


 見たいチームを選んでクリックしてください。

マクラーレン  フェラーリ  ウィリアムズ  ジョーダン  ベネトン  

ザウバー  アロウズ  スチュワート  プロスト  ミナルディ  BAR


マクラーレン West Mclaren Mercedes 公式ホームページへ

チーム本拠地:イギリス 昨年度獲得ポイント:156(4位→1位)
通算出走回数:476回(1966年〜) 通算優勝回数:116回 タイトル獲得:8回
代表者:ロン・デニス エンジン:メルセデス
マシンの色:

1 ミカ・ハッキネン(30歳/フィンランド/エントリー9年目)

昨年度獲得ポイント:100(5位→チャンピオン) 通算優勝回数:9回  

チャンピオン獲得回数:1回(98年)

2 デヴィッド・クルサード(27歳/イギリス/エントリー6年目)

昨年度獲得ポイント:56(3位→3位) 通算優勝回数:4回

ひとこと…昨年は開幕以来圧倒的な強さを見せ、中盤から終盤はフェラーリの猛追を受けたものの、終わってみればドライバーズ、コンストラクターズのダブル・タイトルを獲得。再び黄金時代が始まるのか。

 ドライバーは4年続けて同じ顔ぶれ。未完の大器の名を見事に返上してチャンピオンとなったハッキネン。地味ながらコンスタントにポイントを獲り、時と場合によっては十分優勝も狙えるクルサード。どちらかというと渋めのコンビだが、2人とも非常に優れたドライバーだ。

 今季も両タイトルの最有力候補である。チーム体制も盤石であり、これといった弱点も見当たらない。当面の敵はフェラーリのみと考えてよいだろう。 チーム名一覧へ戻る

 

フェラーリ Scuderia Ferrari Marlbolo 公式ホームページへ

チーム本拠地:イタリア 昨年度獲得ポイント:133(2位→2位)
通算出走回数:603回(1950年〜) 通算優勝回数:119回 タイトル獲得:8回
代表者:ジャン・トッド エンジン:フェラーリ
マシンの色:
  

3 ミハエル・シューマッハ(30歳/ドイツ/エントリー9年目)

昨年度獲得ポイント:86(記録抹消→2位) 通算優勝回数:33回

チャンピオン獲得回数:2回(94、95年)

4 エディ・アーバイン(33歳/イギリス/エントリー7年目)

昨年度獲得ポイント:47(7位→4位) 通算優勝回数:なし(最高2位)

ひとこと…昨シーズンを最後まで面白くしたチーム。シューマッハはマクラーレンより戦闘力の劣るマシンでたびたび驚異的なドライビングを見せ、観客を熱狂させた。明らかに現在最高、歴代で考えても屈指の名ドライバーだ。アーバインもしっかりポイントを稼ぎ、自己ベストの成績を残した。ここも顔ぶれが4年間変わっていない。フェラーリ史上に残る名コンビと言えるだろう。

 今年はタイヤの違いによるハンデがないぶん戦いやすいと言えるが、初めて履くブリヂストンがマシンとうまくかみ合うか。昨年から同社を採用しているマクラーレンとの差は、意外と大きいかもしれない。しかし他チームとは戦闘力、ドライバー、財政基盤、どれをとっても1ランク上であり、今季もマクラーレンと1年を通じて勝負できるのはここだけだろう。もしコケたら今シーズンはとてもつまらないものになるのは間違いない。 チーム名一覧へ戻る

 

ウィリアムズ Winfield Williams 公式ホームページへ

チーム本拠地:イギリス 昨年度獲得ポイント:38(1位→3位)
通算出走回数:395回(1973年〜) 通算優勝回数:103回 タイトル獲得:9回
代表者:フランク・ウィリアムズ エンジン:スーパーテック 
マシンの色:赤地のストライプ
  

5★復帰 アレックス・ザナルディ(32歳/イタリア/エントリー5年ぶり、通算4年目)

昨年度獲得ポイント:不参加(米インディ参戦) 通算優勝回数:なし(最高6位)

★移籍 ラルフ・シューマッハ(23歳/ドイツ/エントリー3年目)

昨年度獲得ポイント:14(11位→10位) 通算優勝回数:なし(最高2位)  

ひとこと…一昨年までの活躍がウソのような大不振だった98年。今年はドライバーを2人ともチェンジした。90年代初頭、今はなき名門ロータスでF1を戦った後、アメリカで大成功を収めたザナルディと、シューマッハの実弟にして、ジョーダンでここ2年間活きのいい走りを見せたラルフだ。なおエンジンは名前こそ異なるが、実態は昨年使用したメカクロームと同じである。ちなみに来年からはBMWとのジョイントが予定されている。

 ここの不安はドライバーだ。ザナルディはハッキリ言ってロータス時代、全然パッとしなかった。アメリカのインディCARTで2年連続チャンピオン獲得と聞いたとき「へぇー、あのザナルディがねぇ」と思ったぐらいだ。実際シーズンオフのテストでも、目立った走りを見せてはいない。6年前鳴り物入りでマクラーレンにやってきて、すぐアメリカへ戻ってしまったマイケル・アンドレッティの二の舞にならなければいいのだが。ラルフもまだまだ経験豊富とはいいがたく、なぜこのような不慣れな2人を並べたのか疑問だ。

 いずれにしても今季、以前のような華やかな結果を残すことはまずありえない。フランク・ウィリアムズは、今季はあくまで来季以降へのつなぎとしか考えていないのかもしれない。 チーム名一覧へ戻る

 

ジョーダン Benson and Hedges Jordan Mugen Honda 公式ホームページへ

チーム本拠地:イギリス 昨年度獲得ポイント:34(5位→4位)
通算出走回数:130回(1991年〜) 通算優勝回数:1回
代表者:エディ・ジョーダン エンジン:無限-ホンダ
マシンの色:黄色と黒

7 デイモン・ヒル(38歳/イギリス/エントリー8年目)

昨年度獲得ポイント:20(12位→6位) 通算優勝回数:22回

チャンピオン獲得回数:1回(96年)

★移籍 ハインツ−ハラルド・フレンツェン(31歳/ドイツ/エントリー6年目)

昨年度獲得ポイント:17(2位→7位) 通算優勝回数:1回

ひとこと…雨のベルギーで悲願の初優勝を果たし、最終戦の入賞でついに“4強”に割って入った昨シーズンは、エディ・ジョーダンにとって生涯最良の1年だったろう。今年はウィリアムズからフレンツェンが加入。優勝経験のある2人が揃っているのは、マクラーレンとここだけだ。

 2年目となる無限ホンダとの関係も良好。何より昨年の快進撃でチームの士気は非常に高いと思われる。ドライバーも経験豊富。うまく歯車がかみ合えば、昨年以上の成績も十分望める。個人的に好きなチームなので、がんばってほしい。 チーム名一覧へ戻る

 

ベネトン Mild Seven Benetton Playlife 公式ホームページへ

チーム本拠地:イギリス 昨年度獲得ポイント:33(3位→5位)
通算出走回数:267回(1981年〜) 通算優勝回数:27回 タイトル獲得:1回
代表者:ロッコ・ベネトン エンジン:プレイライフ
マシンの色:空色のツートン

9 ジャンカルロ・フィジケラ(26歳/イタリア/エントリー4年目)

昨年度獲得ポイント:16(8位→9位) 通算優勝回数:なし(最高2位)

10 アレクサンダー・ヴルツ(25歳/オーストリア/エントリー3年目)

昨年度獲得ポイント:17(14位→8位) 通算優勝回数:なし(最高3位)  

ひとこと…フレッシュコンビで臨んだ昨年だったが、やはり地盤沈下をくい止めることはできず、終盤には現場のトップが追放されるという内紛まで勃発。ついに長年守ってきた4強の一角の座をジョーダンに奪われてしまった。今季はその奪還が至上命題となる。ちなみにエンジンは関連企業の名前がついているが、中身はウィリアムズやBARと同じスーパーテックだ。

 ドタバタの中、今年指揮をとるのはベネトン・グループの若旦那。レースにはまったくの素人であり手腕は未知数だが、それを承知でグループ首脳が送り込んできた人材なのだから、何かやってくれるのかもしれない。とにかくドライバーもスタッフもその若さを武器に、観客をアッと言わせる活躍を見せてほしい。少なくとも2人のどちらかには、初優勝を達成してもらいたいものだ。 チーム名一覧へ戻る

 

ザウバー Red Bull Sauber Petronas 公式ホームページへ

チーム本拠地:スイス 昨年度獲得ポイント:10(7位→6位)
通算出走回数:97回(1993年〜) 通算優勝回数:なし
代表者:ペーター・ザウバー エンジン:ペトロナス
マシンの色:青緑のツートン

11 ジャン・アレジ(34歳/フランス/エントリー11年目)

昨年度獲得ポイント:(3位→11位) 通算優勝回数:1回

12★移籍 ペドロ・ディニス(28歳/ブラジル/エントリー5年目)

昨年度獲得ポイント:(16位→14位) 通算優勝回数:なし(最高5位)

ひとこと…毎年そこそこの成績を残している割には、影の薄いチームである。オーナーがスイス人だからだろうか(?)。今年は豊富な資金力を誇るディニスがアロウズから移籍。財政的に一息つけたところだろう。

 アレジはやはりフェラーリ、ベネトン時代のような活躍は望むべくもないが、マシンを操る能力には素晴らしいものがあり、雨でエンジン・パワーの差が目立たなくなるときなどは今でも驚くほどの走りを見せてくれる。ディニスも過去4年間で腕を上げており、それなりに充実したラインナップと言える。今年はもう少し目立ってほしいチームだ。 チーム名一覧へ戻る

 

アロウズ Arrows 公式ホームページへ

チーム本拠地:イギリス 昨年度獲得ポイント:(8位→7位)
通算出走回数:321回(1978年〜) 通算優勝回数:なし
代表者:トム・ウォーキンショウ エンジン:アロウズ
マシンの色:前半分がオレンジ、後ろは黒

14★新人 ペドロ・デ・ラ・ロサ(26歳/スペイン/エントリー1年目)

15★移籍 高木 虎之介(25歳/日本/エントリー2年目)

昨年度獲得ポイント:なし(順位なし) 通算優勝回数:なし(最高9位)

ひとこと…開幕直前、高木がシートを獲得。このためミカ・サロがとばっちりを受けてF1を追われた(ホンダのテスト・ドライバーになるらしい)。ペアを組むのは、かつて高木とフォーミュラ・ニッポンで戦ったデ・ラ・ロサだ。

 合併や売却などいろいろ噂が多く、先行きが見えにくいチームである。しかし高木はせっかくF1に残ったのだから、常に同僚を上回る走りを見せてほしい。たとえ上位でゴールできなくても、印象に残るレースをすればいろいろな関係者の目にとまる。そこからチャンスが広がるのだ。 チーム名一覧へ戻る

 

スチュワート Stewart Ford 非公式ホームページへ

チーム本拠地:イギリス 昨年度獲得ポイント:(9位→8位)
通算出走回数:33回(1997年〜) 通算優勝回数:なし
代表者:ジャッキー・スチュワート エンジン:フォード
マシンの色:白地タータンチェックのストライプ

16 ルーベンス・バリチェロ(26歳/ブラジル/エントリー7年目)

昨年度獲得ポイント:(13位→12位) 通算優勝回数:なし(最高2位)

17★移籍 ジョニー・ハーバート(34歳/イギリス/エントリー11年目)

昨年度獲得ポイント:(10位→15位) 通算優勝回数:2回  

ひとこと…2年目の昨シーズンは途中でドライバーを替えるなどの荒療治を施したものの、初年度を上回るような活躍はできなかった。今年はザウバーからベテランのハーバートがやってきた。バリチェロもそれなりのキャリアを積んでおり、もしかするとよいコンビになれるかもしれない。

 ある程度の成績は残しているが、目を見張るような走りを見せてくれることは少ない。参戦3年目、そろそろ結果を問われる時期である。このままでは中堅下位チームという評価が固まってしまう。そうならないように発奮してほしいものだ。 チーム名一覧へ戻る

 

プロスト Gauloises Prost Peugeot 公式ホームページへ

チーム本拠地:フランス 昨年度獲得ポイント:1(6位→9位)
通算出走回数:359回(1976年〜) 通算優勝回数:9回
代表者:アラン・プロスト エンジン:プジョー
マシンの色:

18 オリビエ・パニス(32歳/フランス/エントリー6年目)

昨年度獲得ポイント:なし(9位→順位なし) 通算優勝回数:1回

19 ヤルノ・トゥルーリ(24歳/イタリア/エントリー3年目)

昨年度獲得ポイント:(15位→15位) 通算優勝回数:なし(最高4位)  

ひとこと…昨年最も期待を裏切ったチームの一つ。プジョー・エンジンを獲得し“オール・フレンチ快進撃”かと思われたが、フタを開けてみればわずかにベルギーでトゥルーリが6位入賞を果たしたのみ。プロスト教授もなすすべなしといった98年だった。今季はその昨年と同じ顔ぶれで巻き返しを図る。

 ここはもはや失うものはあまりない(不振が続けばプジョーを失うかもしれないが…)。天才デザイナー、ジョン・バーナードも加入した。彼の手が本格的に入るのは来年のマシンからだが、いずれにしても昨年以下という結果は考えがたい。体制も充実しており、普通にやれさえすればそこそこいけるはずだ。 チーム名一覧へ戻る

 

ミナルディ Tba Fondmetal Minardi Ford 公式ホームページへ

チーム本拠地:イタリア 昨年度獲得ポイント:なし(順位なし)
通算出走回数:221回(1985年〜) 通算優勝回数:なし
代表者:ガブリエル・ルミ エンジン:フォード
マシンの色:明るめの銀

20★新人 マーク・ジェネ(24歳/スペイン/エントリー1年目)

21★復帰 ルカ・バドエル(28歳/イタリア/エントリー4年ぶり、通算4年目?)

昨年度獲得ポイント:不参戦 通算優勝回数:なし(最高7位)  

ひとこと…中野信治が最後までシートを狙っていたが、結局資金上の問題もあったのか、かつてスクーデリア・イタリアから参戦、フェラーリのテスト・ドライバーも務めるルカ・バドエルを起用、中野は今季F1から漏れた(ジョーダン・無限ホンダのテスト・ドライバーに決定)。もう一人のジェネは、スペイン国内のレースでタイトルを獲得した新人だ。

 ここ数年、ポイント1点すら獲れていない。よくエントリーしているものだ。結局このチームは、前のオーナーで今も現場で指揮を執るジャンカルロ・ミナルディの夢と情熱の象徴なのだろう。しかしそれが実を結ぶ日がいつ来るのかは、誰にもわからない。 チーム名一覧へ戻る

 

 British American Racing 公式ホームページへ

チーム本拠地:イギリス 昨年度獲得ポイント:
通算出走回数:なし 通算優勝回数:
代表者:クレイグ・ポラック エンジン:スーパーテック
マシンの色:白とが左右半分ずつ

22★移籍 ジャック・ヴィルヌーヴ(27歳/カナダ/エントリー4年目)

昨年度獲得ポイント:21(チャンピオン→5位) 通算優勝回数:11回

チャンピオン獲得回数:1回(97年)

23★新人 リカルド・ゾンタ(22歳/ブラジル/エントリー1年目)

ひとこと…まったくの新規チームである。しかし代表者ポラックの豊富な人脈で、97年チャンピオンのヴィルヌーヴ(ポラックは彼のマネージャーをしていた)を獲得。またウィリアムズ、ベネトンと同じスーパーテック・エンジンを確保。単なる新参者に終わらないポテンシャルを持ったチームであることは間違いない。

 しかし、参戦1年目で優勝争いができるところまで持っていくのは事実上不可能である。今年はとにかくF1を学んで、獲れるときはしっかりポイントを獲るということで実績を積んでいくのが成功への近道だろう。個人的にはあまりうまくいくイメージが浮かばないのだが…(笑)。 チーム名一覧へ戻る

 


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