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プジョー6世代の足まわりについて

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プジョー106に関するTips

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プジョー106スピーカー交換要領

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おさるのアイちゃんでもできるオイル交換


 お約束だが、これを見て真似をしてどーなろーと筆者は関知しない。最悪車が焼ける、またはあなたが死ぬ可能性がある。とりあえず脅しとく。

 さてメンテナンスの基本、オイル交換である。106のオイル交換ははっきりいって簡単だ。もっとも、実はアイちゃんには困難かと思われる。途中ちょっと力を要求される箇所があるのである。か弱い美少女の類の方は適宜殿方の手を借りよう。

1.手順

 頭文字D厨ならみな知っている通り、通常エンジンの下部にはオイルパンという器があり、ここにオイルが入っている。オイル交換の手順は大雑把に(1)オイルパンの底の栓を抜いてオイルを抜き取り (2)必要に応じてオイルフィルターを交換し (3)かわりのオイルを充填する という3段階となる。何のことはない、風呂の底を抜いて新しい湯を入れるのと変わらない。
 ただ、そのままではあのやくたいもないエアロが邪魔をして作業スペースを取りにくいので、ちょっと車をジャッキアップする必要がある。なくても出来るかも知れないが。

2.用意するもの

 しかしながらそこはフランス車、その底の栓が実にケッタイな代物である。下に示す画の通り、「8ミリの正方形の穴」があいている。

 これも正当な理由はあるらしい。即ち、日本においてラチェットレンチというのは12.7ミリ・9.6ミリ・6.なんぼだっけ?のインチ系だが、メートル法発祥の地おフランスには8ミリ正方形があったらしいのだ。これが最大の難関である。
 もっとも、一応新世代車たる106には救済がある。

 ご覧のとおり、外径が24ミリの6角形なのだ。たぶんこれで外れるだろう。とすれば必要な工具は、

道具:
a.長めのラチェットレンチ、またはブレイカーバー

 割と固く締まっているので長めのがいいだろう。

b.当該レンチ用に付く8ミリの正方形のコマ、又は24ミリのコマ

 8ミリ正方形のコマはコーケンという会社から出ている。カタログ品で注文すれば入手できるので、できれば注文すること。ハンズの渋谷店でも売ってた。

c.オイルフィルターレンチ。外径は……忘れた。大きめのやつ。

 オートバックスで丸いやつ2種類売ってるけど、デカいほうが便利(後述)。

d.ビニールシート

 床に寝るのであったほうがいいだろう。別に新聞紙でもかまわんが。

下からブレイカーバー、コマ、オイルフィルターレンチ

消耗品:
a.オイル 3L〜3.5L


並行品だけど。

 この選択が迷いどころだ。あたしはリッチにMOTULの300V使ってま。

b.オイルドレーンプラグのパッキン

 ドレーンプラグというのはオイルパンの底の栓のことである。ここにパッキンとかワッシャーとかいう輪っかがはまっている。こいつは比較的柔らかく、ネジを締めることで潰れて漏れを防ぐのである。106のパッキンは内周にゴムを張った極めて手の込んだ構造で、高価である。ディーラーで350円で買うしかない。
 よい子は当然毎回換えているものと思う。俺は悪い子なので、どうせ減るオイルが多少漏れても気にしないのでたまにしか交換しない。そのかわり始動ごとにオイル量をメーターパネルでチェックしている。

c.オイルフィルター(オイルエレメント)

 要するに濾紙の入った缶である。オートバックス等でも売っているが、プジョー用は2種類あり、205等用の太くて短いものと306(N5)等用の細長いものがある。細長いのが正解だが高い(2000円くらいする)。306(N5)に太いのを付けたら、工具が入らなくなってえらい事になったそうだ。106はどうか? 実は旧型一度付けてみたことがあり、何の問題もなかったが、どうするかは自己責任だ。
 FBM等だと800円くらいで安く売っているので買っておくのも手だろう。実は欧州価格は2.5ポンドだったりする(メーカー違うけどね)。
 やはり日本は住む国ではないのかもしれない。

3.作業

(1)スペースの確保

前から見た写真。写ってるのは右前輪

 オイルパンつーのはこういう黒い器で、エンジンの下側についている。右側、要するに助手席側だ。しかし泥まみれで汚ねぇなぁこの車。
 その後ろにこういうかわいい肛門がついている。

 後側から見た写真。なんか漏れてる?

 これを回して開けてやればいいのだが、案外固く締まっているので少し車を上げて作業スペースを確保する必要がある。通常は右側を少しジャッキアップする。

 写真の▽マークの下にジャッキを架けるための台座があるのでここにかけて上げる。タイヤが浮くかどうか位でよい。腕を伸ばすだけなので(もし落ちても大過ないので)いつもの駐車場で行っているが、常識人は舗装面でやること。
 今回は横着こいた。下の写真は旧式タイヤチェーンを巻くための台である。

 こいつを地面に敷き、その上に乗り上げて済ませた。


 なんかズレてるが上記理由で気にしない。

(2)下抜き

 オイルパックンの類である。

 これが500円するとそれだけで「オートバックスオイル会員は500円だっけ」とか思うがいろいろ工夫されたい。筆者は安売りで6L用を買い二回使う。とりあえず開けてオイルパンの下に敷く。
 オイルは少し温めておくという話と、かき回さず下に落としておくという話といろいろ聞くが、うっかり温めすぎると熱い思いをするのと、かなり柔らかいグレードを使っているので、長時間放っておくことにしている。
 さて本題だ。ラチェットレンチ又はブレイカーバーをこう掛けて、回す。

なにしろ四角だから、角度がなかなか。

 軍手を付けてはいけない。布手袋は熱いオイルが手にかかった場合、染みてすごいことになる。

 中々入らない、入っても力がかからないのでイラ立つこと請け合いだががんばってくれ。
 ちょっと緩んだら手でもってクルクル回す。人指し指で先を押さえながら回し、緩みきった所でせーの、と外すと良い。何しろ抜いた瞬間からオイルが溢れてくるので、手を汚さないためには素早く引き抜くことだ。

じょー。

(3)フィルター交換

 オイル交換2回に一回、オイルフィルター(オイルエレメント)を交換する。オイルフィルターはエンジンの前についている。要するにバンパーのすぐ後ろだ。

これは青いが色はいろいろ。黄色いのがバンパー。

 オイルフィルターレンチではさんで回す。隙間からオイルがドバドバ溢れてくるので、オイルパックンの位置で調整しよう。


 外し終えたらパッキンのカスが残ってないか確認し(とテキストには書いてあるが、こんなもん残ってることあるのか?)、新しいフィルターのパッキン(黒いゴムの部分)にちょーっと油塗ってねじ込んでやる。

 締めるときは工具は使わない。手でぎゅっと締めるくらいでよい。

(4)新規オイル補給

 ドレンプラグのパッキンを交換し、ドレンプラグを締め直す。ここで適切に締めたかすごーく不安になるが、無茶すると次回苦労する。どうせプジョーはメーターパネルにオイル残量計ついてるから、ヘマやっても始動前に分かる。あまり神経質にならず、外した時の感覚を思い出しながらやろう。
 さて、ジャッキアップしてたらもう車を下ろしてよい。もっとも、筆者のようにオイルパックンを抜かずに車下ろすようなバカをしてはいけない。
 いずれにせよ作業はほとんど終わりである。

 エンジンオイルを充填する。オイル注入口を開け、ドクドク流し込んでやろう。

 ジョウゴを使ったり、オイルジョッキを使ったり、いろいろ技があるらしいが筆者は4L缶だろーが一発そのまま流し込む。正直お勧めしない。こぼすとエキマニにかかり次回起動時焦げ臭い。プラグホール側にこぼすともっと大変だ。
 んで、入れ過ぎるとえらいことになる。素人施工では最初の手順を全部やりなおして下から抜くしかないのだ。まずはちと少なめに入れてオイル量を確認し、ちょっとずつ増やしていこう。筆者は大抵FULLとLOWの中間くらいにしている。
 先のスロープ作戦ではどうやって平地に立つのかなという気もするが、適当にがんばってくれ。
 ご存じと思うが、106はエンジンかける前にONでちょっと待つと油温計の表示がかわり、オイルの残量を示す。

 目安程度の精度しかないとも聞くが、先の「ひょっとしてヘマやってオイル漏れてたらどうしよう」という不安を解消するには大いに役に立つ。活用しよう。

 以上。