Chapter-3

Battle on the bed

御殿場インターを降り真っ暗なくねった道を行くとしばらくして、森の中にひっそりとたたずむ建物が見えて来た。オーナーが恋人達に気遣ったのかそれ風のケバさを押さえていたが唯一それらしき目印として、暗闇の中でもそれと分かる道路入り口の色使いを施したネオンポールが道角に見えた。幹線道路から150m程の木々におおわれた脇道をゆくと忽然とヨーロッパの貴族の館風の鉄格子の門が立ちはだかった。しかしどこで監視しているのかその門はゆっくりと開き、赤いロメオはギアーをセコンドにキープしてするすると玄関付近に向けて入っていった。ステアリングを握る左手のピアジェの腕時計はまもなく午前3時を指そうとしていた。車を降り長い黒コートを羽織った女の肩を抱き寄せ入り口のドアーをあけて中に入った。

窓のカーテンが薄っすらと明るくなりかけた頃、既に3度目のバトルが終わった。年は21。名前は聞かなかった。派手な見かけと違って意外なほど荒れてはいなかった。細身の割に豊かで、肌もきめやかで、そして要所がよく潤んでいた。それにしぐさも躾も案外しっかりしつけられ、そして何とも肢体のバランスがよくとれていた。上玉のくちであった。

昨夜は、車の話し以外にたいして話しもしてないのに・・・。不思議だ。まあ、どうでもいい。ともかくも軽い疲労を覚えながらも満足な眠りにつけそうだ。 喉に濃いめのアルコールを口に含むとまもなく、意識が薄らぎ始め寝入ってしまった。



...続く..........Chapter-4 Bed morning