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BUNVの音楽四方山話



「魔笛」のあらすじ

時代と場所
架空時代のエジプトのお話です。

あらすじ
あらすじだけ見れば史上最低のハチャメチャ作品。そもそもこの作品はモーツァルトの他の作品と違って大衆劇場の興行師であるシカネーダーが自分の劇団のために作ってもらったもので、もちろん台本もオリジナル。団員が何人かよってたかって台本を作ったためか、途中で善者と悪者の大逆転なんか朝飯前、ストーリーの矛盾点をつつけば本が一冊できるくらいひどいものです。

タミーノ(王子)

夜の女王(母親) パミーナザラストロ邸に保護されている)
モノスタトス(邪悪なムーア人)

パパゲーノ(陽気な鳥刺し、タミーノと試練にいどむが・・・)

パパゲーナ

青字は男性、赤字は女性、矢印は恋愛関係)

第1幕
大蛇に追われたタミーノが気を失っているところにパパゲーノやってきた。
(俺は鳥刺し)

俺は鳥刺し様だ いつも陽気だ ホイサッサ!
俺が鳥刺しだとは年寄りや子供も知っている
鳥寄せの腕ならうまいもの この笛ひとつで寄ってくる
俺が陽気なそのわけは 鳥がごっそり取れるから
俺は鳥刺し様だ いつも陽気だ ホイサッサ!
女の子を捕らえる網があれば たくさん捕らえてしまうぞ
そして檻の中に入れて飼ってやる そうすりゃ女は全部俺のもの
女が全部俺のものになれば 女を売って砂糖と換える
そして一番かわいい子に その砂糖をあげよう
その子は俺にやさしくキスをする そしたら俺たちは夫婦だな
その女は俺の横に寝る 俺は子守唄を歌ってやるさ

パパゲーノは気がついたタミーノに大蛇を倒したのは私だと言うがすぐにウソがばれてしまう。
一方、そこに現れた夜の女王ザラストロに捕らわれている娘パミーナの肖像画を見せ、娘を救出したら結婚を許可するとタミーノに約束する。パミーナの救出に向かうタミーノには魔法の笛を、女王の命令で仕方なくお供をすることになったパパゲーノには魔法の鈴が与えられた。

ザラストロ邸ではモノスタトスパミーナに言い寄っているが彼女からは嫌われている。そこへ一足先に偵察にきたパパゲーノパミーナにまもなくタミーノが助けにくることを告げる。
一方、タミーノザラストロ邸の前でザラストロが実は徳の高い賢人であること、パミーナは悪い母親である夜の女王から保護されていることを知らされる。
タミーノパミーナは会ったときから相思相愛となったが、ザラストロパパゲーノを含めた3人に試練を与えることにする。


第2幕
タミーノパパゲーノはそれぞれパミーナパパゲーナをゲットするために試練が与えられた。
最初は沈黙の試練。
試練の途中に夜の女王の侍女たちがやってきてタミーノの裏切りをなじるがタミーノは動じない。
怒った夜の女王は雷鳴とともに登場し、パミーナに短剣を渡してザラストロを殺すよう命じる。

(夜の女王のアリア)

地獄と復讐が私の心の中に煮えかかっている
死と絶望が私のまわりに燃え上がっている
お前によってザラストロが死の苦しみを感じないなら
お前はもうけっして私の娘ではない
永遠に勘当され 永遠に見捨てられる 永久に打ち砕かれる
自然の全ての絆は勘当され 見捨てられ 打ち砕かれる
自然の全て絆は
もしお前によってもザラストロが恐れなくなったとしたら
お聴き、復讐の神々よ
お聴き、母親の誓いを

しかし、パミーナにはとてもそんなことはできない。

さて、タミーノは第1次の試練に合格した。

(僧侶の合唱)

おお、イシスとオシリスの神よ、何というよろこび!
太陽の輝きは暗い夜を追い払う
やがて気高い若者は新しい生命を感じ
やがて彼は身を捧げてわれわれに仕える
彼の精神は大胆であり、彼の心は純情である
やがて彼もわれわれに価するものとなろう

タミーノはさらに水と火の試練をパミーナとともに立ち向かい、無事に乗り越えることができた。
さて、タミーノと一緒に試練を受けていたはずの野生児のパパゲーノだが、彼には試練なんて縁はない。

(恋人か女房か)

娘っ子かかわいい女房がひとり パパゲーノ様はほしいんだ
ああ、やさしい小鳩がいてくれりゃ 俺はまったく大喜びさ
そうなれば飲み物、食べ物がおいしくて、王様にだって劣りはしない
賢者のように生活を楽しんで、まるで天国にでもいるようだ
娘っ子かかわいい女房がひとり・・・
ああ、誰も俺を気に入ってはくれないのか
うっとりするような娘っ子が?
この悩みから誰か俺を救ってくれないのか
そうでなければ本当に死んでしまうよ
娘っ子かかわいい女房がひとり・・・
俺の恋を誰もかなえてくれないのなら 炎が俺を焼き尽くしてしまうぞ
でも娘っ子がキスしてくれれば 俺はまたきっと元気になるよ

このため落第となったパパゲーノパパゲーナを失うことになり絶望してしまう。
しかし、魔法の鈴を鳴らすことで大逆転、無事にパパゲーナをゲットすることができた。

(パパゲーノとパパゲーナの二重唱)

(パパゲーノ) パパゲーナ!
(パパゲーナ) パパゲーノ!
(パパゲーノ) お前は俺のものになるかい?
(パパゲーナ) 私はあなたのものよ
(パパゲーノ) 俺のかわいい宝になっておくれ
(パパゲーナ) 心の小鳩になったちょうだい
(2人) 何てうれしいことでしょう
神さまが私たちのことを気にかけてくださり かわいい子供をお恵みくださるのなら
(パパゲーノ) まず最初に小さなパパゲーノ
(パパゲーナ) 次には小さなかわいいパパゲーナ
(パパゲーノ) それからもう一度小さなパパゲーノ>
(パパゲーナ) それからもう一度小さなパパゲーナ
(2人) そうすればとてもすばらしい
もしもたくさんのパパゲーノ、パパゲーナが
これこそ人の親のこよなき幸せ

そこへ追放されていたモノスタトスを先導に夜の女王軍が襲撃してきたが皆で追い払い、歓喜のうちに幕が下りる。

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