A〜DE〜HI〜LM〜PQ〜TU〜XY〜Z
(例  ドビュッシーはD、ウェーバーはWのように分類しています。)

A〜D



マルコム・アーノルド
(1921-)
☆クラリネットとピアノのためのソナチネ 作品29☆

アーノルドが最初のクラリネット作品を書いたのは1948年のフレデリック・サーストンに捧げた協奏曲第1番。
このソナチネはチェルトナム音楽祭で第1交響曲が初演され、アーノルドの名が知れ渡った1951年の作品。
指揮者として活躍しているコリン・デイヴィスが初演。ジャズからの影響が見られる作品である。
アーノルドは1974年にベニー・グッドマンのためにクラリネット協奏曲第2番を作曲しているが、これもジャズからの影響を受けた作品である。他にファンタジーフォークラリネット(1966)、2本のB管クラリネットのための二重奏曲(1988)がある。

第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ
第2楽章 アンダンティーノ
第3楽章 フリオーソ

演奏時間 約8分






エルネスト・アンセルメ
(1883-1969)
☆小品☆

1941年のジュネーブで開催されたスイス国民音楽演奏コンクールの初見用課題曲。
変拍子の連続、テンポの変化などが盛り込まれた短い作品。

演奏時間 約1分30秒






ルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン
(1770-1827)
☆クラリネット三重奏曲 変ロ長調 作品11 街の歌☆
1797年(26歳 出版1798年)にヨゼフ・ベーアからの委嘱で書かれた。ベートーヴェンとベーアは一緒に舞台に立つことがあり、この曲もベートーヴェンがピアノを受け持つつもりで作曲された。
街の歌のニックネームは最終楽章のテーマが、前年にウィーンでヒットしたヨーゼフ・ヴァイグルのオペラ《海賊と水夫の恋》から、私が約束する前にという歌から取られているからである。この曲をテーマに変奏曲を書いてくれと頼んだのはベーアであったが、のちにベートーヴェンは後悔したと伝えられている。

第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ
ソナタ形式

第2楽章 アダージョ

第3楽章 アレグレット
主題と変奏
演奏時間 約21分30秒

☆七重奏曲 変ホ長調 作品20☆

1800年、29歳の作品。マリア・テレジアに献呈された。1800年ウィーン・ブルク劇場で初演。
この1800年は弦楽四重奏曲作品18や交響曲第1番などの完成があり、初期のベートーヴェンの作品が一気に発揮され、ウィーンのベートーヴェンの評価も高くなっていった。リヒノフスキー候からの年金や9歳のツェルニーがピアノの弟子になるなど、この時期ベートーヴェンの生活は充実している。
この曲は18世紀に人気の高かったディベルティメントの形式と同様である。6楽章であり、そのうちの2楽章がメヌエットもしくは、メヌエットから派生したスケルツォの形式をとっている。

第1楽章 アダージョ
変ホ長調 3/4拍子  アレグロ・コン・ブリオ 変ホ長調 2/2拍子  序奏付のソナタ形式

第2楽章 アダージョ・カンタービレ
変イ長調 9/8拍子 自由なソナタ形式

第3楽章 テンポ・ディ・メヌエット
変ホ長調 3/4拍子 このメヌエットはベートーヴェンが書いたソナタ作品49の2 第2楽章と同じである。ピアノソナタではト長調

第4楽章 アンダンテ
変ロ長調 2/4拍子 主題と変奏

第5楽章 アレグロ・モルト・エ・ヴィヴァーチェ
変ホ長調 3/4拍子 スケルツォ 18世紀のディベルティメントなら当然メヌエットとなるところだが、ベートーヴェンはテンポの速いスケルツォをもってきている。

第6楽章 アンダンテ・コン・モート・アラ・マルチア
変ホ長調 2/4拍子  プレスト 変ホ長調 2/2拍子  序奏付ソナタ形式

☆ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 作品16☆

1796年の作品。翌年4月に友人のシュパンツィヒの演奏会で初演。
ベートーヴェンは後日、ピアノと弦楽三重奏のために編曲している。
この作品はモーツァルトの五重奏曲と楽器編成、調性、楽章構成、各楽器の音域など、ベートーヴェンはこの作品を手本としている。ベートーヴェンの時代にも続いていたハルモニーの流行にのって作曲され、シュヴァルツェンベルク公爵に献呈されている。

第1楽章 グラーヴェ - アレグロ・マ・ノン・トロッポ
変ホ長調 4/4拍子  変ホ長調 3/4拍子  ソナタ形式

第2楽章 アンダンテ・カンタービレ
変ロ長調 2/4拍子 変奏曲形式によるロンド楽章

第3楽章 ロンド、アレグロ・マ・ノン・トロッポ
変ホ長調 6/8拍子





ヨハネス・ブラームス
(1833-1897)
☆クラリネット三重奏曲 イ短調 作品114☆

クラリネット、チェロとピアノのための三重奏曲。1891年夏作曲。ザルツブルクに近い避暑地バート・イシュルで書かれた。マイニンゲンで、ミュールフェルトのクラリネット、ブラームス自身のピアノ、チェロをハウスマンが担当した。

第1楽章 アレグロ
イ短調 2/2拍子

第2楽章 アダージョ
ニ長調 4/4拍子

第3楽章 アンダンティーノ・グラツィオーソ
イ長調 嬰へ短調とニ長調のトリオを持つ 4/4拍子

第4楽章 アレグロ
イ短調 2/2拍子 6/8拍子 9/8拍子

演奏時間 約24分30秒

☆クラリネット五重奏曲 ロ短調 作品115☆
1891年、三重奏曲に引き続き、3週間ほどで書き上げたらしい。
初演はマイニンゲンで1891年11月24日。リヒャルト・ミュールフェルトとヨアヒム四重奏団で行なわれた。
その後の公開演奏での反応は熱狂的で、第2楽章は繰り返し演奏された。
そのときの聴衆の一人、画家のアドルフ・メッツェルは、ミュールフェルトをミューズの神にたとえたスケッチをブラームスに送っている。
この曲は独創的であるが、悲愴感を漂わせ、音のやわらかさ、ジプシー的な色彩などが見られる。ブラームスの40年の長い作曲活動の集大成。
モーツァルトの五重奏曲が天上的な美に満ちた作品であるならば、この五重奏曲は地上的な愛に満ちた作品なのではないだろうか。
ちなみにモーツァルトが協奏曲を書いてからちょうど100年後の作品である。

第1楽章 アレグロ
ソナタ形式 ロ短調 6/8拍子

第2楽章 アダージョ
3部形式 ロ長調 3/4拍子 中間部ではジプシー音階を用いている。

第3楽章 アンダンティーノ-プレスト・ノン・アッサイ・マ・コン・センティメント
序奏をもつソナタ形式。 ニ長調-ロ長調 4/4拍子-2/4拍子

第4楽章 コン・モート-ウン・ポコ・メノ・モッソ
コン・モートの主題と5つの変奏、コーダで構成。 ロ短調 2/4拍子 3/8拍子 6/8拍子

演奏時間 約37分

☆クラリネットソナタ ヘ短調 作品120-1☆
2曲のソナタとも、ブラームスお気に入りの避暑地イシュルで1894年(61歳)の夏に作曲され、ブラームスのピアノ、リヒャルト・ミュールフェルトのクラリネットで1895年1月にウィーンで初演。ブラームスの死の3年前である。
この2曲はブラームスの最後の室内楽曲となった。このあとのブラームスの作品は、四つの厳粛な歌、とオルガン用の、11のコラール前奏曲、のみである。
クラリネットソナタ2曲とも作曲者自身によりヴィオラ用に編曲されている。

第1楽章 アレグロ・アパッショナート
ヘ短調 3/4拍子 ソナタ形式

第2楽章 アンダンテ・ウン・ポコ・アダージョ
変イ長調 2/4拍子 三部形式

第3楽章 アレグレット・グラツィオーソ
イ長調 3/4拍子 トリオをはさむ三部形式

第4楽章 ヴィヴァーチェ
ヘ長調 2/2拍子 ロンド形式

演奏時間 約22分40秒

☆クラリネットソナタ 作品120-2☆
第1楽章 アレグロ・アマービレ
変ホ長調 4/4拍子 ソナタ形式

第2楽章 アパッショナート・マ・ノン・トロッポ・アレグロ
変ホ短調 3/4拍子 三部形式

第3楽章 アンダンテ・コン・モート(アレグロ・ノン・トロッポ)
変ホ長調 6/8拍子 変奏曲風形式の楽章。

演奏時間 約22分30秒





ハインリヒ・ヨーゼフ・ベールマン
(1784-1847)
☆クラリネットとピアノのための3つの小曲集(クラリネットと弦楽五重奏のためのアダージョ)☆

つい最近までワーグナーがクラリネット奏者ルンメルのために書かれた作品とされてきたものであるが、はっきりとしていない。
ベールマンのクラリネット五重奏曲変ホ長調作品23の一部とする資料もある。

演奏時間 約4分30秒






マックス・ブルッフ
(1838-1920)
☆クラリネット、ヴィオラとピアノのための8つの小品 作品83☆

息子マックス・フェリックスのために作られた。1908年から9年にかけて作曲。
いずれの曲も20世紀の作品とは信じがたい、落ち着きのある古典的で、またロマンティックな味わいをもった作品となっている。

第1曲 イ短調 アンダンテ 2/4拍子 二部形式 約3分30秒

第2曲 ロ短調 アレグロ・コンモート 3/4拍子 三部形式 約2分30秒

第3曲 嬰ハ短調 アンダンテ・コンモート 3/4拍子 二部形式 約8分

第4曲 ニ短調 アレグロ・アジタート 2/2拍子 ソナタ形式  約3分

第5曲 ヘ短調 アンダンテ  3/4拍子 一部形式 約5分

第6曲 ト短調 ナハトゲザンク・アンダンテ・コン・モート 4/4拍子 ABAA 約5分

第7曲 ロ長調 アレグロ・ヴィヴァーチェ・マ・ノン・トロッポ 6/8拍子 複合三部形式 約3分

第8曲 変ロ長調 モデラート 4/4拍子 ソナタ形式 約5分30秒

☆クラリネット、ヴィオラと管弦楽のための協奏曲 作品88☆
ブルッフの息子、マックス・フェリックスはクラリネット奏者であった。これは息子のために1911年に作曲。
ドイツのヴィルヘルムスハーフェンで初演。ブルッフは民謡旋律を多く用いたが、この作品では第1楽章第1主題、第2楽章第2主題がスウェーデン民謡に由来している説がある。

第1楽章 アンダンテ・コン・モート
ホ短調 4/4拍子 ソナタ形式 

第2楽章 アレグロ・モデラート
ト長調 3/4拍子 複合三部形式。ワルツ風の音楽

第3楽章 アレグロ・モルト
ホ長調 2/4拍子 ソナタ形式

演奏時間 約20分






ウジェーヌ・ボザ
(1905-1991)
☆ブコリック☆

フランス音楽院の試験曲用に作曲。ブコリックとは牧歌調といった意味。

演奏時間 約6分

☆イタリアンファンタジー☆
イタリア幻想曲。

演奏時間 約6分

☆パストラール☆
即興的な部分、牧歌風な中間部分、終結部分と、3つの部分で構成されている。
非常に難曲。

演奏時間 約7分

☆ほたる☆
クラリネット6重奏曲。アンサンブルで非常に有名な曲

演奏時間 約分






アンドレ・ブロック
(1873-1960)
☆デネリアーナ☆

1938年、パリ音楽院の卒業試験のために作曲。多様な技巧を含む作品。
パリ音楽院教授のオーギュスト・ペリエに献呈。

演奏時間 約6分30秒






アルベール・ボーカン
(1921-1967)
☆哀歌☆

1951年に作曲。フランスの名クラリネッティスト、ジャック・ランスロに献呈。

演奏時間 約3分30秒






アルバン・ベルク
(1885-1935)
☆クラリネットとピアノのための4つの小品 作品5☆

12音技法をを使う前の無調作品のひとつで、1913年の作品。
ウィーンの私的演奏協会およびその創立者で会長であるアルノルト・シェーンベルク(アルバン・ベルクの師)に献呈。しかしシェーンベルクの評価は得られなかったとされている。
音楽的素材を第1曲目の冒頭のクラリネットの旋律音型から取った音程単位にのみ限定している。

演奏時間 約7分






ルチアーノ・ベリオ
(1925- )
☆リート☆

1983年作曲。ジェノヴァの初演で、エドアルト・ドゥ・ベネデッティに献呈。

演奏時間 約5分

☆セクエンツィアa☆
1980年の作品。セクエンツァのシリーズは1958年の第1番から始まって今日まで続いている。このシリーズの多くはアンサンブルをくわえたシュマンのシリーズへとさらに発展している。

セクエンツィアaは、1980年にフランスで初演されたクラリネットとデジタル・システムのためのシュマン垢ら生まれた作品。
この曲の規模は大きく、練習記号がAからZまである。
セクエンツィアaはクラリネット用でbはベリオ自身がアルトサックス用に編曲したものである。

演奏時間 約14分50秒







ピエール・ブーレーズ
(1925-  )
☆ドメーヌ☆

1968年に作曲。クラリネット独奏用とクラリネットと器楽アンサンブル用の2つの版があり、最終的な出版は独奏とアンサンブルのものである。
楽譜の断片がおかれたカイエがAからFまであり、この6枚の組み合わせは、作曲者によって可能性が指示されているが、基本的には演奏者に任されている。
ドメーヌとは領域という意味をもつ。
この曲は音響を空間移動させる”空間音楽”を用いていて、6組に分けられた楽器群が指揮者を囲んで円型状に配置され、ソロクラリネットが各グループを移動して演奏する。
独奏の場合は6個の譜面台を移動するのである。

Cahier(カイエ) A  約45秒
Cahier B  約1分11秒
Cahier C  約57秒
Cahier D  約1分16秒
Cahier E  約50秒
Cahier F  約2分30秒





レナード・バーンスタイン
(1918-1990)
☆プレリュード、フーガとリフ☆

1955年に《What is Jaza?》というテレビ番組で発表。その際に初演を申し出たのがベニー・グッドマンである。
この曲はブラス・セクションによるプレリュード、サックス・セクションによるフーガ、バンド全員によって演奏されるリフ(バンドがソロに対し、特定のフレーズを繰り返し演奏するスタイル)からなる。クラリネットはリフで活躍する。
ちなみにバーンスタインはベニー・グッドマンと1963年にはプーランクのクラリネットソナタを初演している。

.プレリュード

.フーガ

.リフ

演奏時間 約7分30秒

☆クラリネットとピアノのためのソナタ☆
バーンスタイン23歳の、1941年から42年に作曲。
カーティス音楽院で学んだ直後の作品。
花粉症の静養のためフロリダ半島の南に浮かぶキーウェスト島に出かけたときに作曲した曲である。バーンスタインはこの2年前から質屋で手に入れたクラリネットによって楽器の特性を知り尽くしていたので、この曲はクラリネット奏者にとって演奏しやすい曲となっている。
バーンスタインは「クラリネットソナタは出版されたはじめての作品ということもあって、特別に愛着のある作品だ。このソナタにはいつも誇りを感じてきた。だから今でも学生的な要素が残った作品であるけれども誇りに思っている」と述べている。
バーンスタインのピアノ、デーヴィット・グレーザーのクラリネットで1942年にボストンで初演された。

第1楽章 グラツィオーソ

第2楽章 アンダンティーノ
シンコペーションを多用している部分はジャズの影響を受けている。
冒頭にラテン的な旋律がでてくるが、「キーウェストのナイトクラブに通った影響だろう」とバーンスタインは語っている。

演奏時間 約10分







アーノルド・バックス
(1883-1953)
☆クラリネットとピアノのためのソナタ☆

1934年の作品。友人のアマチュア奏者ヒュー・ブルーに捧げられている。
バックスのクラリネット作品には1930年の九重奏があり、このソナタを書いた後、1948年にはイングリッシュホルン、クラリネット、ホルン、オーケストラのためのコンチェルタンテを作曲している。
バックスはバーンスタイン同様、クラリネットソナタが気に入っていたようだ。


第1楽章 モルト・モデラート

第2楽章 ヴィヴァーチェ

演奏時間 約13分






オーギュスト・ド・ブック
(1865-1937)
☆即興曲☆

演奏時間 約3分




ベルンハルト・ヘンリク・クルーセル
(1775-1838)
☆クラリネット協奏曲第1番 変ホ長調 Op.1☆

1810年頃作曲。

第1楽章 アレグロ

第2楽章 アダージョ

第3楽章 ロンド:アレグレット

演奏時間 約21分

☆クラリネット協奏曲第2番 ヘ短調 Op.5☆
1815年頃に作曲。その年ストックホルムで初演。ロシア皇帝アレクサンドル祇い妨ツ茵

第1楽章 アレグロ

第2楽章 アンダンテ・パストラーレ

第3楽章 ロンド:アレグレット

演奏時間 約25分


☆クラリネット協奏曲第3番 変ロ長調 Op.11☆
1829年の作品。

第1楽章 アレグロ リゾルート

第2楽章 アンダンテ・モデラート

第3楽章 アラ・ポラッカ

演奏時間 約24分







ルイ・カユザック
(1880-1960)
☆カンティレーヌ☆

1971年に出版。美しい作品である。

演奏時間 約4分






アーロン・コープランド
(1900-1990)
☆クラリネット協奏曲☆

ベニー・グッドマンの委嘱で作曲。1947年にブラジルのリオ・デ・ジャネイロで書き始め、1948年の秋にニューヨークで完成。
初演は1950年10月、ベニーグッドマンのクラリネット、フリッツ・ライナー指揮NBC交響楽団。
ジャズの要素が非常に多く含まれており、技巧的なパッセージやカンタービレなど、多彩な作風。
グッドマンの演奏は多くの作曲家を引きつけ、他にもバルトークがコントラスト、ヒンデミットが協奏曲、その他多くの作曲家が作品を献呈しており、またクラリネットの作品の初演も多数行っている。

演奏時間 約17分

☆クラリネットとピアノのためのソナタ☆
1986年に、ヴァイオリンソナタ(1942-43作曲)から編曲。
ブーランジェやフランス六人組から影響を受けたが、アメリカに帰ってからはアメリカ的であろうとした。
1942年から43年にかかれたヴァイオリンソナタは太平洋戦争で亡くなった友人に捧げられた作品である。1986年にコープランド自身で編曲した。コープランド自身によるとこの曲は最も単純な部類に属するものだとしている。
コープランドがクラリネットを独奏楽器として扱った最初は1937年の六重奏曲、39年の静かな都会、さらに1946年にはベニー・グッドマンの依頼でクラリネットコンチェルトを書いた。このクラリネットコンチェルトは人気作品となり有名なソリストと何度も共演して指揮を振っている。

第1楽章 アンダンテ・seplice

第2楽章 レント

第3楽章 アレグロ・ジュースト(正確に)

演奏時間 約18分30秒

☆ノクターン☆
1978年に、ヴァイオリンとピアノのための2つの小品(1926年作曲)から編曲。1926年に作曲されたこの小品はパリ留学時代の作品で、コープランドのピアノ、サミュエル・ドゥシュキンのヴァイオリンで初演。その後1976年にブージ&ホークス社から編曲を依頼されこの曲が生まれた。

曲の速度はレント・モデラートであるが、テンポ、気分も何度か変化する。4/4拍子も時に8分音符を3対5に分割したりして、ジャズに対する関心がうかがわれる。

演奏時間 約7分30秒






マリウス・コンスタン
(1925-  )
☆フォー・クラリネット☆

1975年に作曲。パリ国立高等音楽院教授のギイ・ドプリュに献呈。同年7月コロラド州デンヴァーにて初演。
超絶技巧の要求される曲となっている。

演奏時間 約4分30秒






セバスチャン・カーリア
(1959- )
☆暗示☆

1989年の作品。クラリネットとピアノの間に交わされる親密な対話の意味と、曲が完全な形になる前の、何らかの暗示、つまりきっかけとなる漠然としたものから作曲がはじまると行ったプロセスそのものを意味している。

演奏時間 約分秒






エルネスト・ショーソン
(1855-1899)
☆アンダンテとアレグロ☆

この作品はショーソンがパリ音楽院に籍をおいていた、1881年に作曲された。彼の初期の作品。
頻繁な転調、伴奏部の七の和音等、ショーソン固有の書法がすでに見受けられる。この作品はショーソンの生前は出版されず、フォンテーヌが校訂してメジャーになった。

演奏時間 約8分30秒






フランシス・ドヴィエンヌ
(1759-1803)
☆クラリネットソナタ 第1番 ハ長調☆

第1楽章 アレグロ・コン・スピリトーゾ
第2楽章 アダージョ
第3楽章 ロンド・アレグロ

演奏時間 約分秒

☆クラリネットソナタ 第2番 変ホ長調☆
第1楽章 アレグロ・コン・スピリトーゾ
第2楽章 アダージョ
第3楽章 ロンド・アレグレット

演奏時間 約分秒


☆ドゥオ 2本のクラリネットのための☆





クロード・ドビュッシー
(1862-1918)
☆小品☆

1909年、母校のパリ音楽院の高等評議会のメンバーに就任したドビュッシーは、コンクールの課題曲の依頼を受け、この年の暮れから翌年にかけて2曲を作曲した。この小品は定期試験のための視奏の曲として書かれた。38小節の曲で、中庸の速さでほどほどにリズムをはっきりさせてと指示され、付点が特徴的である。

演奏時間 約2分

☆ラプソディー第1番☆
1910年に小品と同様に課題曲として作曲され、1910年1月、友人のクラリネット奏者ミマールが初演。ミマールに献呈。
コンクール用でありながら、クラリネットの可能性を追及した傑作。夢見るようにゆるやかにとの冒頭から始まる。曲はテンポや曲想が刻々と変化していく中でクラリネットが、気まぐれに、また詩的に名人芸を披露しながら表情豊かに歌う。ちなみに2番は作曲されていない。この曲は翌年、作曲者自身で管弦楽用に編曲された。
ドビュッシーは、「私の最も愛すべき作品」と手紙に記している。

演奏時間 約8分






マルセル・ドートルメール
(1906-1978)
☆物語と即興☆

1943年作曲。ナチス・ドイツ占領下のパリ国立高等音楽院の卒業試験曲で、教授のオーギュスト・ペリエに献呈。
メランコリックな親しみやすい曲である。

演奏時間 約5分30秒






ジャン=ミシェル・ダマーズ
(1928- )
☆ソナタ☆
1984年の作品。クラリネットとハープのためのソナタである。

第1楽章 モデラート
第2楽章 アダージョ
第3楽章 アレグレット

演奏時間 約15分






フランツ・ダンツィ
(1763-1826)
☆クラリネットソナタ 変ロ長調☆
第1楽章 アレグロ

第2楽章 アンダンテ・ソステヌート

第3楽章 アレグレット

演奏時間 約25分30秒




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E〜H



ジャン・フランセ
(1912- )
☆主題と変奏☆
プーランクのエスプリを今日に伝える最もフランス的な作曲家といえるフランセの作品。1974年にパリ国立高等音楽院の卒業試験のために作曲。
イタリア・オペラのパラフレーズ風の技巧曲。作品は孫のオリヴィエに捧げられた。いろんな音楽の寄せ集め風の作品で、演奏を際立たせる難易度の高いこの曲は、演奏家の注目を集め、挑戦をうけるようになる。
主題と6つの変奏からなり、最後の変奏の前にクラリネットのカデンツァが挿入されている。
なお楽譜の主題にはオリヴィエの文字が入っている。

主題 ラルゴ-モデラート
第1変奏 ラルゲット・ミステリオーソ
第2変奏 プレスト
第3変奏 モデラート
第4変奏 アダージョ
第5変奏 ワルツ
カデンツァ
第6変奏 プレスティッシモ

演奏時間 約9分

☆五重奏曲☆
1977年、フランセ65歳の時の作品。

第1楽章 アダージョ  アレグロ
第2楽章 スケルツァンド
第3楽章 グラーベ
第4楽章 ロンド

演奏時間 約25分30秒






ジェラルド・フィンジ
(1901-1956)
☆5つのバガテル☆

1920年代に作曲。ロンドンの戦時運輸省勤務時代の1941年から43年にかけて改訂され、初演された作品。

第1楽章 プレリュード:アレグロ・デチーソ
第2楽章 ロマンス:アンダンテ・トランクィーロ
第3楽章 キャロル:アンダンティーノ・センプリーチェ
第4楽章 フォルラーナ:アレグレット・グラツィオーソ
第5楽章 フゲッタ:アレグロ・ヴィヴァーチェ

演奏時間 約14分






フィリップ・ゴーベール
(1879-1941)
☆ファンタジー☆

1911年のパリ音楽院の試験曲。幻想的な前半と、技巧的なフレーズが続く後半の構成となっている。

演奏時間 約分秒






ルイ−テオドール・グヴィ
(1819-1898)
☆クラリネットとピアノのためのソナタ☆

1880年の作品。同年5月、パリのサル・プレイエルでシャルル・テュルバンのクラリネット、テオドール・デュボワのピアノで初演。作品はテュルバンに献呈。ヴァイオリンでも演奏可能。

演奏時間 約分秒






アンリ・ガニェーバン
(1886-1977)
☆アンダンテとアレグロ☆

1939年に作曲。原曲は小管弦楽とクラリネットのためにかかれている。フランス風の作品で、パリ音楽院の課題曲と同じスタイルとなっている。

演奏時間 約6分






スタン・ゴレスタン
(1875-1956)
☆牧童☆

ルーマニアの民謡をもとにした作品。洒落た作品。

演奏時間 約7分






アルチュール・オネゲル
(1892-1955)
☆クラリネットとピアノのためのソナチネ☆

1921年から22年にかけて作曲した。第1楽章はチューリヒで1922年7月に、第2楽章はチューリヒで1921年10月に、第3楽章はパリで1921年11月に作曲されている。初演は1923年にルイ・カユザックと映画音楽の作曲などで知られたウェイネのピアノによって行なわれた。
第3楽章においてジャズ風の雰囲気を取り入れた斬新な曲想が特徴的である。

第1楽章 モデラート

第2楽章 レント・ソステヌート

第3楽章 いきいきとリズミカルに

演奏時間 約6分30秒







レイナルド・アーン
(1875-1947)
☆サラバンドと主題・変奏☆

1903年、パリ音楽院の卒業試験曲。シャルル・テュブランに献呈。古風なサラバンド、6/8拍子に変わっての主題、変奏と3つの部分からなる。技巧的には高度ではない。

演奏時間 約6分30秒






パウル・ヒンデミット
(1895-1963)
☆クラリネットとピアノのためのソナタ 変ロ長調☆

この曲は、1939年、戦争勃発前の夏に作曲された。この時期、ヴァイオリン、ハープ、ホルン、トランペットのためのピアノ伴奏つきのソナタも作曲した。
次のような手紙を書いている。「私が全ての管楽器のためのソナタを書いている事に、あなたは驚かれる事でしょう。私は、常にこのような作品をシリーズで作曲する事を計画してきました。結局のところ、それらは、春に発表する《世界の調和》で与えたいと望んでいる決定的な一撃のための技術的な訓練として役に立っているのです。」

第1楽章 適度の動きで、ゆっくりと
第2楽章 生き生きと
第3楽章 きわめてゆっくりと
第4楽章 小ロンド、ゆっくりと

演奏時間 約17分





ウィリアム・ハールストン
(1876-1906)
☆4つの個性的な小品☆

第1楽章 バラード:モデラート・ア・ピアチェーレ
第2楽章 クルーン・ソング:アンダンティーノ
第3楽章 インテルメッツォ:モデラート・グラツィオーソ
第4楽章 スケルツォ:ヴィヴァーチェ・マ・ノン・トロッポ

演奏時間 約12分30秒





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I〜L



イサン・ユン
(1917-)
☆クラリネット五重奏曲☆

1984年に草津夏季国際音楽アカデミー&フェスティバルの委嘱で作曲。エドゥアルト・ブルンナーのクラリネットによって初演。
全体に緩徐調の作品で、短い両端部と長い中間部の3つの部分から構成されているが、楽想に変化があるわけではなく、無限旋律なクラリネットの描く線の方向性によって区分される。

演奏時間 約13分30秒






アンドレ・ジョリヴェ
(1905-1974)
☆アセーズ☆

パリ音楽院教授時代1967年に作曲。対照的な5曲からなる。

演奏時間 約16分

☆瞑想☆
小品であるが、ジョリヴェの作曲理念が良く現れている。

演奏時間 約2分40秒






フランティシェック・ヴィンツェンツ・クラマーシュ(フランツ・クロンマー)
 (1759-1831)
☆2つのクラリネットのための協奏曲 変ホ長調 作品35☆

1802年に作曲。きびきびとした第1楽章。第2楽章は平行調のハ短調となり、途中からソリストの一人舞台となる。3楽章はロンド形式である。

第1楽章 アレグロ
第2楽章 アダージョ
第3楽章 ロンド

演奏時間 約19分30秒

☆クラリネット協奏曲 変ホ長調 作品36☆
1803年に作曲。ウィーン古典派。クラリネットの音域をいっぱいに使ってメロディーを十分に歌わせている。特に2楽章ではロマン派を感じさせるものがある。長調と、短調が急に変わるところなど民族色をも感じさせる。

第1楽章 アレグロ
第2楽章 アダージョ
第3楽章 ロンド

演奏時間 約21分30秒

☆クラリネット協奏曲 ヘ長調 作品52☆
1805年に作曲。原曲はオーボエ。
☆クラリネット協奏曲 ホ短調 作品86☆
作曲年不明。1809年にウィーンで出版されている。原曲はフルート。ヨゼフ・キュフナー編曲。前作より、ロマンティックな雰囲気をもち、かつ技巧的な華やかさももっている。

第1楽章 アレグロ
ホ短調

第2楽章 アダージョ
イ長調

第3楽章 ロンド・アレグロモデラート
ホ短調

☆フルート、クラリネットとヴァイオリンのための協奏交響曲 変ホ長調 作品70☆
1808年に作曲。全5楽章からなる大作である。協奏交響曲は18世紀後半にフランスでもてはやされた形式。その後ウィーンでも愛好された。
通常は3楽章であるが、この作品では5楽章に拡大されている。ウィーンのかおり、民族色が感じられる作品。ソロ楽器はヴァイオリンが中心となっており、伴奏は弦楽と2つのホルンのみとなっている。

第1楽章 アレグロ
第2楽章 メヌエット・アレグレット
第3楽章 アダージョ クアシアンダンテ
第4楽章 アラ ポルカ
第5楽章 フィナーレ・アレグロ

演奏時間 約32分
☆フルート、クラリネットとヴァイオリンのための協奏曲 作品80☆
1808年に作曲。

☆2つのクラリネットのための協奏曲 変ホ長調 作品91☆
1815年に作曲。

第1楽章 アレグロ
第2楽章 アダージョ
第3楽章 アラ・ポラッカ

演奏時間 約23分

☆クラリネット五重奏曲・5曲のクラリネット四重奏曲☆
1802年から1820年にかけてこれらを作曲した。





ヨーゼフ・キュフナー
 (1776-1856)
☆序奏・主題と変奏 変ロ長調☆

ウェーバーの作品と伝えられていたもの。おそらくウェーバーが編曲か何かをしたのであろうことから、1815年の出版の際に作曲ウェーバーとかかれたようである。
序奏はアダージョ、主題はアレグレット、主題が6回変奏され、アレグロ・アッサイとなり、華麗なコーダで結ばれる。

演奏時間 約8分30秒






ステファン・キセレフスキー
(1911- )
☆インテルメッツォ☆

1953年に作曲。スラヴ風な力強い作品。

演奏時間 約3分






フィリップクーチェフ
(1903- )
☆歌とルチェニッツァ☆

ブルガリアのメロディーに基づいて作られた作品。

演奏時間 約4分






ヴィトルト・ルトスワフスキー
(1913-1994)
☆クラリネットとピアノのためのダンス・プレリュード(舞踏前奏曲)☆
☆舞踏前奏曲集-クラリネット・ソロ、打楽器、ハープ、ピアノと弦楽器のための☆

1954年に書かれた作品。初演が行なわれた1955年にクラリネット・ソロ、打楽器、ハープ、ピアノと弦楽器のための作品に編曲している。

第1楽章 アレグロモルト
第2楽章 アンダンティーノ ウン ポコ ピウ ヴィーボ テンポプリモ
第3楽章 アレグロジョコーソ
第4楽章 アンダンテ
第5楽章 アレグロモルト ポコ ピウ トランクイロ プレスト

演奏時間 約9分30秒




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M〜P



ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
(1756-1791)
☆交響協奏曲 K.297b(Anh.1、9)☆
編成はOb、Cl(in B)、Hr、Bn、Orch

この曲は、モーツァルトがパリにおいてその地で活躍していたフルート、オーボエ、ホルン、ファゴットの名手たちのために1778年に書いた交響協奏曲との説がある。しかしながらこの曲は初演を前に楽譜を紛失し発表されなかったとのこと。

モーツァルト研究家のコレクションから、世に発表されていないこの協奏交響曲が発見された。この作品では前述の編成がフルートではなくクラリネットであった。発見後この作品がモーツァルト自身の作品か議論がなされているがはっきりした事はわかっていない。ちなみにケッヘルは当初、モーツァルトの作品としていたが、その後、偽物であるとしている。


第1楽章 アレグロ
第2楽章 アダージョ
第3楽章 アンダンテとヴァリエーション

演奏時間 約29分30秒

☆ピアノ、クラリネットとヴィオラのためのソナタ 変ホ長調 K.498ケーゲルシュタット☆
1786年に作曲。30歳のことである。その頃のモーツァルトはウィーンにおいて、当時としては珍しかった独立した音楽家として活動していた。この作品はもう後期といってもいいような時期の作品である。ケーゲルシュタットとはボウリングに似たゲームのことでヨーロッパではかなり流行したものらしい。なぜこの曲にゲームの名前がついているのかというと、当時モーツァルトはジャカンという人の家に親しく出入りし、そこの娘にピアノを教えていたりしたのだが、あるときそこでケーゲルシュタットをして遊んでいるときに曲想がわいてきたのでその場でまとめたとのエピソードがある。特に技巧的に難しくもなく、どちらかというと明るい親しみやすい内容で、おそらくジャカン家でモーツァルトがヴィオラを担当し、クラリネットはアントン・シュタードラー、ピアノはジャカン家の娘フランツィスカが受け持って、家族的な雰囲気の中で演奏されたのであろう。

第1楽章 アンダンテ
変ホ長調  自由なソナタ形式とも、三つの部分からなる独特の形式ともみることが出来るような工夫にとんだ内容。

第2楽章 メヌエット
変ロ長調 三部形式。 トリオはト短調。メヌエットが型通りに再現してコーダになる。

第3楽章 ロンド
変ホ長調 ロンド形式。

演奏時間 約19分30秒

☆クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581☆
1789年にウィーンで作曲。モーツァルトより3歳年上のアントン・シュタードラーのために書かれ、1889年にウィーンでシュタードラーによって初演。モーツァルト困窮時代の作品である。
この曲のオリジナルはバセット・クラリネットであると考えられている。
外見は室内楽に見えるが、手法はむしろ協奏曲に近く、弦楽四重奏を相手にクラリネットはソリスト的に活躍する。形式は典型的なウィーン古典派の室内楽曲である。モーツァルトは3オクターブの広い音域に渡って、クラリネットの魅力をあますところなく引き出している。明快な整理された形式で非常に格式高い作品である。当時の楽器でこの曲をモーツァルトに作曲させたシュタードラーのテクニック・音楽性は飛び抜けていたのだろう。
ちなみにモーツァルトはこの五重奏曲をシュタードラー五重奏曲と呼んだらしい。

よくモーツァルトの晩年の作品と耳にするが、それは後世の人たちがいっていることで、実際には33歳の時の作品であり、ブラームスの五重奏曲と比較することは矛盾があると思われる。モーツァルトはこの五重奏曲と没年に作曲した協奏曲とを創作意欲に満ちあふれて書いたことであろう。

第1楽章 アレグロ 
ソナタ形式 イ長調 4/4拍子 全体的に短調に傾く傾向にあり、モーツァルトの晩年の音楽性がうかがわれる。

第2楽章 ラルゲット
複合3部形式 ニ長調 3/4拍子

第3楽章 メヌエット 
2種類のトリオ 第1トリオはイ短調でクラリネットを用いず弦楽四重奏となる 第2トリオはイ長調

第4楽章 アレグロ・コン・ヴァリアツィオーニ 
主題と変奏の形式 イ長調 2/2拍子 主題と4つの変奏、アダージョ、アレグロ

演奏時間 約34分

☆クラリネット協奏曲 イ長調 K.622☆
この協奏曲はまず、1789年の終わりの頃に第1楽章のみが作曲されていたようで、しかもG管のバセットホルン用であったが、これは未完のままである。
バセットホルンのために書き始めたのは恐らくアントン・シュタードラーバセットホルンの名手であったためであろう。その2年後、91年(35歳)にバセットクラリネットのための協奏曲の第1楽章に前述のバセットホルンの曲が転用され、2楽章と3楽章が加わって完成した。 この曲はモーツァルトの協奏曲の中で1番最後の作品である。イ長調という調性はモーツァルトが非常に好んだ調性である。
これらのモーツァルトの作品によって歴史の浅いクラリネットの表現の可能性が広がっていったのである。
モーツァルトの死ぬわずか2ヶ月前の作品。モーツァルトは自分の死を予感していたのであろうか。しかしながら死の直前にクラリネットの特性をフルに発揮させ、低音域と高音域を絶妙に使い分け、このような作品を作り上げたモーツァルトの創作力には驚かされるばかりである。

第1楽章 アレグロ
協奏的ソナタ形式 イ長調 4/4拍子

第2楽章 アダージョ
三部形式 3/4拍子 ニ長調 中間部ではイ長調

第3楽章 ロンド(アレグロ)
自由なロンド形式 イ長調 6/8拍子

演奏時間 約26分30秒

☆ピアノと管楽のための五重奏曲 K.452☆
1784年3月に作曲。4月にブルク劇場でモーツァルト自身のピアノで初演。モーツァルトはこの五重奏曲は自分でも最上の作品と自負している。
この時期のウィーンで流行していたハルモニーのひとつであるといえるが、たんにハルモニーとして集団を扱うのではなく、ピアノコンチェルトとしての性格と室内楽との二面性をもつ作品となっている。

第1楽章 ラルゴ-アレグロ・モデラート
変ホ長調 4/4拍子 ソナタ形式

第2楽章 ラルゲット 
変ロ長調 3/8拍子 ソナタ形式

第3楽章 ロンド、アレグレット
変ホ長調 2/2拍子

演奏時間 約分秒

☆セレナード第10番 変ロ長調 K.361 グラン・パルティータ〜十三管楽器のための☆
セレナードとは、ディベルティメントやカッサシオンなどのように娯楽音楽のひとつである。ハルモニーの一種ともいえる。
この曲はユニークな楽器編成で、オーボエ2、クラリネット2、バセットホルン2、ホルン4、ファゴット2、コントラバスとなっているがモーツァルトが特に好んだバセット・ホルンの活用が目を引くものとなっている。
1781年初頭に作曲された説と1784年に作曲された説があり、1784年にウィーンのブルク劇場で初演されたと推定されている。

第1楽章 ラルゴ
ラルゴ-アレグロ・モルト 序奏部とソナタ形式

第2楽章 メヌエット
主部と2つのトリオから構成されているメヌエット

第3楽章 アダージョ
3部形式

第4楽章 メヌエット:アレグロ
2つのトリオをもったメヌエット 第2トリオはレントラー風

第5楽章 ロマンス:アダージョ
3部形式

第6楽章 アンダンテ
主題と6つの変奏

第7楽章 ロンド:アレグロモルト
ロンド形式


演奏時間 約49分


☆ディベルティメント第1番☆ ☆変ロ長調☆ ☆第2番へ長調☆ ☆第3番変ロ長調☆ ☆第4番へ長調☆ ☆第5番へ長調☆ ☆第6番変ロ長調 K.439b☆
☆アダージョ ヘ長調 K.410☆  ☆アダージョ ヘ長調 K.411☆

これらのディベルティメントとアダージョK.410は3本のバセットホルンのために書かれた曲でありアダージョK.411は2つのクラリネットと3つのバセットホルンのための曲である。ちなみにディベルティメントの第6番は当時、出版するときは6曲まとめて1冊で出版するのが習慣だったので、6曲目は出版者がフィガロの結婚とドン・ジョバンニの中のアリアを編曲してつけたしたものである。これらのディベルティメントとアダージョK.410と411はアントン・シュタードラーのために書かれたのであろう。他にも数多くのバセットホルンの曲がある。





ダリウス・ミヨー
(1892-1974)
☆クラリネットとピアノのためのソナチネ 作品100☆

1927年作品番号100として作曲。
ミヨーの全作品は膨大な数にのぼる。彼は熱心な実験者であった。ミヨーは自分の芸術に対する自分自身の見解を「私に関する限りでは、美的な法則、哲学、理論といったようなものはまったくありません。私は音楽を書きます。そして音楽を愛しています。」
初演は1929年にパリの独立音楽協会の演奏会。クラリネット奏者のルイ・カユザックに献呈されている。

第1楽章 非常に荒々しく

第2楽章 ゆっくりと

第3楽章 非常に荒々しく

演奏時間 約9分30秒

☆クラリネットとピアノのためのデュオ・コンチェルタント 作品351☆
1956年に作曲。パリ音楽院のコンクール用に作曲。3部形式で書かれている。第1部は4/4拍子で元気よく 中間部は6/8拍子で中庸に 再現部で冒頭の主題が4度上で現れ、最後は華やかに終わる。

演奏時間 約6分30秒

☆カプリス 作品335a☆
管楽器のための作品335の3つの小品集の最初の曲で、1954年に作曲。6/8拍子 三部形式。独特の和声と音域の広い美しい旋律が魅力的な作品。

演奏時間 約2分






ジャン・マルティノン
(1910-1976)
☆ソナチネ☆

1935年の作品。
スケルツォ風のアレグロ・レジェッロとラルゲットからなる前半、アタッカで続くヴィヴァーチェと2つの部分で構成されている。

演奏時間 約分秒






レイモン・ガロワ・モンブラン
(1918-1996)
☆クラリネットとピアノのための小練習曲☆
6曲からなるクラリネットとピアノのための練習曲。

演奏時間 約分秒

☆コンチェルト・シュトゥック☆
1946年のパリ音楽院の試験曲。オーギュスト・ペリエに献呈された。非常に難曲である。

演奏時間 約分秒






ボフスラフ・マルティヌー
(1890-1959)
☆クラリネットとピアノのためのソナチネ☆

1956年にかかれた作品。マルティヌー晩年の作品である。1950年代マルティヌーは主にヨーロッパで生活しており、もしかすると望郷の念を募らせ、この作品を書いたのかもしれない。

第1楽章 モデラート テンポプリモ モデラート アレグロ
ソナタ形式

第2楽章 アンダンテ
葬送行進曲のようなフレーズ

第3楽章 ポコアレグロ
舞曲風のリズム

演奏時間 約10分30秒






フェリックス・メンデルスゾーン
(1809-1847)
☆クラリネット、バセットホルンと管弦楽のための演奏会用小品 第1番 作品113☆
☆クラリネット、バセットホルンと管弦楽のための演奏会用小品 第2番 作品114☆

ウェーバーに多大な影響を与えたハインリヒ・ヨーゼフ・ベールマンにメンデルスゾーンも同様に感銘を受けた1人で、ソナタと、この演奏会用小品2曲を作曲した。
この2曲は1833年に作曲された。両曲とも短い3つの楽章で出来ており、明るさとロマンを持っている。バセットホルンはF管の低音クラリネット。この曲ではこの楽器の広い音域を頻繁に使っている。元はピアノ伴奏であったが第1番はメンデルスゾーン自身で、第2番がベールマンによって管弦楽用に編曲された。なお通常はバセットホルンを通常のクラリネットにかえて演奏するため最低音を響かせる醍醐味は薄れるが、華やかな響きになる。

第1番 ヘ短調  単一楽章であるが三つの部分からなる。
アレグロ・コン・フォーコ  アンダンテ  プレスト

第2番 ニ短調  同じく三つの部分からなる。
プレスト  アンダンテ  アレグレット・グラツィオーソ

演奏時間 約7分30秒(第1番) 約8分30秒(第2番)

☆クラリネットとピアノのためのソナタ 変ホ長調☆
1824年に作曲。15歳の時の作品。北ドイツのかわいい町バートドベランで木管楽器のための序曲を作曲したが、このソナタはその頃の作品と思われる。
クラリネットはメンデルスゾーンがいくつかの独奏曲を書いた中で唯一の木管楽器である。このソナタでクラリネットの機能は十分に発揮されていないが、この楽器のカンタービレの部分をひき出している。この楽譜の起源ははっきりしておらず、おそらく、ドレスデンのパトロンであった、カール・フォン・カスケル男爵に献呈されたようで、そうだとすると男爵がアマチュアクラリネット奏者であったのであろう。クラリネットのパートは単純でハインリヒ・ヨーゼフ・ベールマンに献呈されたとは思えない。

第1楽章 アダージョ-アレグロモデラート
序奏つきのソナタ形式 序奏(アダージョ 3/4拍子) 主部(アレグロ・モデラート 4/4拍子)

第2楽章 アンダンテ
6/8拍子 

第3楽章 アレグロモデラート
ソナタ形式 4/2拍子

演奏時間 約分秒






オリヴィエ・メシアン
(1908-1992)
☆世の終わりの四重奏曲☆

ナチスドイツ軍に捕らわれた31歳のフランス兵メシアンが、ポーランドのシュレジエンの捕虜収容所のなかで、ヨハネ黙示録の第10章から啓示を受けて作曲した。メシアンはじめての室内楽。収容所で知り合ったヴァイオリニスト、クラリネッティスト、チェリスト、メシアン自身のピアノのための編成になっている。クラリネットでは第3曲目の鳥たちの深淵が特に有名で、メシアンは「深淵。それは悲嘆と倦怠のときである。鳥たちはこのときに対立する。彼らは光と星と虹そして歓喜のヴォカリーズへの我々の憧れの象徴である。」と述べている。
この曲は1941年、5000人の捕虜の前で初演されている。

第1楽章 水晶の礼拝
第2楽章 世の終わりを告げる天使のヴォカリーズ
第3楽章 鳥たちの深淵
第4楽章 間奏曲
第5楽章 イエズスの永遠性への頌歌
第6楽章 七つのラッパのための狂乱の踊り
第7楽章 世の終わりを告げる天使のための虹の錯乱
第8楽章 イエズスの不滅性への頌歌

演奏時間 約46分30秒






アンドレ・メサージェ
(1853-1929)
☆ソロ・ド・コンクール☆

1899年に、パリ音楽院の試験用に作曲。ちなみに1899年のプルミエ・プリにはルイ・カユザックが選ばれている。

演奏時間 約5分






ロバート・ムチンスキー
(1929-)
☆タイム・ピーセズ☆

1984年に作曲。タイムピースとは計時機、クロノメーターの意味。あらゆる事物、歴史、生命、そして音楽が時間的存在に他ならないという事実を意識して付けられたタイトルとの事。

第1楽章 アレグロ・リゾルート

第2楽章 アンダンテ・エスプレッシーヴォ

第3楽章 アレグロ・モデラート

第4楽章 イントロダクション:アンダンテ・モルト  アレグロ・エネルジコ

演奏時間 約分秒






フランシス・プーランク
(1899-1963)
☆クラリネットとピアノのためのソナタ FP184☆
フランス六人組の仲間で1955年に没したアルテュール・オネゲルの追悼のためにベニー・グッドマンの依頼で1962年に作曲。皮肉にもプーランクが翌年の1963年に亡くなってしまい、プーランク最後の作品となった。初演は1963年カーネギーホールで行なわれたプーランクの追悼演奏会においてベニー・グットマンとバーンスタインのピアノで行なわれた。
プーランクは1957年の時点で管楽器とピアノのための3つのソナタの構想を立てていて、オーボエとクラリネットは完成し、残る一作はバスーン・ソナタになるはずだった。

第1楽章 アレグロ・トリスタメンテ
メランコリックを漂わせる楽章。4/4拍子 自由な三部形式。

第2楽章 ロマンツァ
非常にやさしくメランコリックにと指示されている。 3/4拍子

第3楽章 アレグロ・コン・フォーコ
この楽章で活気づき、リズミカルに変化する。 4/4拍子

演奏時間 約13分30秒

☆クラリネットとバスーンのためのソナタ FP32☆
1922年の作品。1945年に改訂。初期の作品である2本のクラリネットのためのソナタと比較するとプーランクの作曲はいささかも変化していないように思われる。このソナタではストラヴィンスキーの兵士の物語や3つの小品の影響が見られる。
1923年にジャン・ヴィエネルの企画した演奏会’サティ-プーランク’の一環として、パリのシャンゼリゼ劇場で、ルイ・カユザックによって初演。

第1楽章 アレグロ

第2楽章 ロマンス

第3楽章 ファイナル

演奏時間 約8分

☆管楽器とピアノのための六重奏曲 FP100☆
1932に作曲され、ジェルジュ・サレに献呈されているが、最終的には1939年に現在の形で完成している。
1933年にコンセール・ド・ラ・セレナードで初演。第二次世界大戦が勃発し、いつ召集されるか分からないプーランクは旧作のスコアに手直しをして過ごした。この作品も1939年に手直しをして発表。1940年、パリのサル・ショパンで初演。初稿の譜面は紛失してしまっている。

第1楽章 アレグロヴィヴァーチェ
三部形式 4/4拍子

第2楽章 ディヴェルティスマン(アンダンティーノ)
三部形式 4/4拍子

第3楽章 フィナーレ(プレスティッシモ)
ロンド風の楽章 2/2拍子

演奏時間 約16分30秒

☆2本のクラリネットのためのソナタ FP7☆
1918年に作曲。1945年改訂。ピアノ連弾のためのソナタと同時期の作品で1919年、サル・ユイゲンで開催された「リラとパレット」演奏会で一緒に初演。
この作品はストラヴィンスキーからの影響を受けているようで、ストラヴィンスキーのペトルーシュカに出てくる2本のクラリネットや春の祭典などが連想される。

第1楽章 プレスト

第2楽章 アンダンテ

第3楽章 ヴィフ

演奏時間 約5分30秒

☆「城への招待」 クラリネット、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲 FP138☆
1947年に作曲。
ジャン・アヌイの戯曲に基づく劇付随音楽。パリのアトリエ劇場で1947年に初日を迎える。そのときの批評は「洗練の中に皮肉がこめられた舞台装置と衣装に対して、プーランクの音楽は完璧にマッチしていた」であった。

演奏時間 約17分






ガブリエル・ピエルネ
(1863-1937)
☆カンツォネッタ☆

6/8拍子のフランス的な洒落た優雅で軽やかな作品。友人のシャルル・テュブランに献呈。

演奏時間 約3分






クシュイシュトフ・ペンデレツキ
(1933-   )
☆クラリネットとピアノのための3つのミニチュア☆

ペンデレツキが学生であった1956年に作曲。
様式的観点からいえば、少しあとの1960年頃新しい音色、騒音、記譜法に関心を持ち、そして前衛的な作曲家として人気を得ることになる作品とはかなり異なっている。

第1楽章 アレグロ
第2楽章 アンダンテカンタービレ
第3楽章 アレグロ マ ノン トロッポ

演奏時間 約4分

☆クラリネットと室内オーケストラのための協奏曲☆
1993年、フルート協奏曲として作曲、初演。その後チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の委嘱で1996年プラハのルドルフィウムで作曲者自身の指揮、シャロン・カムにより初演。
第1楽章 アンダンテ
第2楽章 ピウモッソ
第3楽章 アンダンテ
第4楽章 アレグロ コン ブリオ
第5楽章 アダージョ
第6楽章 ヴィヴァーチェ
第7楽章 アレグロ モルト-アンダンテ レシタティーボ

演奏時間 約24分


☆シンフォニエッタ 第2番-クラリネットと弦楽のための☆
原曲はクラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための四重奏曲で、1993年リューベック(ドイツ)でシャロン・カムらによって初演。その後、作曲者により編曲され、1994年ドイツのバート・キッシンゲンでポール・メイエーにより初演。

第1楽章 ノットゥルノ:アダージョ
第2楽章 スケルツォ:ヴィヴァーティッシモ
第3楽章 セレナーデ:テンポ ディ ヴァ-チェ
第4楽章 アブシード:ラルゲット

演奏時間 約15分30秒

☆前奏曲 変ロ調-クラリネット・ソロのための☆
1987年、作曲家パウル・パターソンの40歳の誕生日を記念して作曲された。

レント ソステヌート

演奏時間 約3分30秒





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Q〜T



マックス・レーガー
(1873-1916)
☆クラリネットソナタ 第1番 変イ長調 作品49-1☆
第1楽章
第2楽章
第3楽章
第4楽章

演奏時間 約分秒

☆クラリネットソナタ 第2番 嬰へ短調 作品49-2☆
第1楽章
第2楽章
第3楽章
第4楽章

演奏時間 約分秒

☆クラリネットソナタ 第3番 変ロ長調 作品107☆
第1楽章
第2楽章
第3楽章
第4楽章

演奏時間 約分秒

☆クラリネット五重奏曲 イ長調 作品146☆
第1楽章
第2楽章
第3楽章
第4楽章

演奏時間 約分秒






カール・ライネッケ
(1824-1910)
☆クラリネットとピアノのための幻想小曲集 作品22☆
この作品はライネッケの初期の作品で、ケルンの音楽院で対位法とピアノを教えるようになった、1851年前後に作曲されたようである。

第1楽章 アレグレット
1/8拍子 3部に分かれている自由な形式 

第2楽章 プレスト
2/4拍子 

第3楽章 ドイツワルツ
3/4拍子

第4楽章 カノン
レント・マ・ノン・トロッポ 4/4拍子

演奏時間 約13分30秒

☆序奏とアレグロ・アパッショナート 作品256☆
作曲年度不明だが、作品番号からおそらく1900年頃と思われる。
序奏(アダージョ) 主部(アレグロ・アパッショナート・マ・ノン・トロッポ・プレスト) コーダ(モルト・プウ・プレスト)で構成されている。

演奏時間 約7分






ジョアッキーノ・ロッシーニ
(1782-1868)
☆クラリネットと小管弦楽のための変奏曲 ハ長調☆
1809年にボローニャで作曲。ロッシーニ17歳の時の作品。ベルリオーズの近代楽器法と管弦楽法で「あらゆる管楽器の中でクラリネットのようにスムーズに音を発し、それを強め、消えていくことが出来る楽器はない。それ故に、この楽器の特質は、遠くからの響きや、エコー、あるいは黄昏の魔法などを描き出すといったところにあるのである」述べたが、このロッシーニのクラリネットの作風は全く異なる、自由奔放な陽気さ、無邪気さなどが表現された作品である。

演奏時間 約7分40秒

☆クラリネットと管弦楽のための序奏、主題と変奏 変ロ長調☆
1810年に作曲。カデンツァやアルペッジオ、アルティッシモまでに駆け上がる表現など、華やかな技法と表情が盛り込まれた作品。ヴィルトゥオーゾ的。ピアニッシモで奏されるメランコリックな表情、クラリネットの低音域のドラマティックな表情。コロラトゥーラ・ソプラノのようにクラリネットを用いる技法。とにかくクラリネットの魅力を最大限に引き出したロッシーニに脱帽。ロッシーニはこのようなクラリネットの用法を、後のパリ時代になって、「モーゼ」「伯爵オリー」、「ウィリアム・テル」といったオペラではじめて用いた。

演奏時間 約7分40秒






アンリ・ラボー
(1873-1949)
☆ソロ・ド・コンクール☆

1901年のパリ音楽院の試験曲。「モダニズムは敵だ」といった彼の言葉どおり、この作品は明快な旋律と古典的な、序奏、主題と変奏の構成をとっている。短い曲ながらクラリネットの魅力を上手くまとめた作品。

演奏時間 約分秒






リヴィエ
(-)
☆クレマンのための子守歌☆

1982年に出版。ギイダンカンに献呈。

演奏時間 約3分






カール・シュターミッツ
(1745-1801)
☆クラリネット協奏曲1番 他☆
クラリネットのために書かれたもっとも初期の作品群。

クラリネット協奏曲 第1番 Fdur
第1楽章 アレグロ
第2楽章 アンダンテ・モデラート
第3楽章 アレグロ
演奏時間 約20分

クラリネット協奏曲 第2番 

クラリネット協奏曲 第3番 Bdur

クラリネット協奏曲 第4番 Bdur
(2本のクラリネットの協奏曲)
第1楽章 アレグロ
第2楽章 アンダンテ・モデラート
第3楽章 アレグロ
演奏時間 約19分

クラリネット協奏曲 第5番 

クラリネット協奏曲 第6番

クラリネット協奏曲 第7番
(ダルムシュタット協奏曲第1番 Esdur)
第1楽章 アレグロ・モルト
第2楽章 アダージョ
第3楽章 ロンド
演奏時間 約18分

クラリネット協奏曲 第8番
(ダルムシュタット協奏曲第2番 Bdur)
第1楽章 アレグロ
第2楽章 アンダンテ・モデラート
第3楽章 ロンド−テンポ・ディ・メヌエット

クラリネット協奏曲 第9番 Esdur

クラリネット協奏曲 第10番 Bdur
第1楽章 アレグロ
第2楽章 アンダンテ・ソステヌート
第3楽章 ロンド−ポコ・アレグロ
演奏時間 約16分

クラリネット協奏曲 第11番 Esdur
第1楽章 アレグロ
第2楽章 アリア−アンダンテ・モデラート
第3楽章 ロンド アラ Schas−アレグロ・モデラート
演奏時間 約17分

クラリネットとファゴットのための協奏曲
第1楽章 アレグロ・モデラート
第2楽章 アンダンテ・モデラート
第3楽章 ロンド
演奏時間 約23分30秒

木管四重奏曲

クラリネット四重奏曲2曲






ルイス・シュポーア
(1784-1859)
☆クラリネット協奏曲 第1番 ハ短調 作品26☆
1809年にゾンダースハウゼンという町で初演。非常に難しい曲。

第1楽章 アダージョ アレグロ
ハ短調 4/4拍子 ソナタ形式

第2楽章 アダージョ
変イ長調 

第3楽章 ロンド(ヴィヴァーチェ)
ハ短調 2/4拍子

演奏時間 約20分30秒

☆クラリネット協奏曲 第2番 変ホ長調 作品57☆
ヨハン・ジーモン・ヘルムシュテットが1810年のフランケンハウゼンにおける第1回のドイツ音楽祭に出演するためになったので作曲。

第1楽章 アレグロ

第2楽章 アダージョ

第3楽章 ロンド アラ ポラッカ

演奏時間 約24分30秒

☆クラリネット協奏曲 第3番 ヘ短調 WoO19☆
1821年に作曲。

第1楽章 アレグロ・モデラート

第2楽章 アダージョ

第3楽章 ヴィヴァーチェ ノン トロッポ

演奏時間 約28分

☆クラリネット協奏曲 第4番 ホ短調 WoO20☆
1829年に作曲。

第1楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ


第2楽章 ラルゲット

第3楽章 ロンド アル エスパニョール

演奏時間 約26分30秒

☆6つのドイツ歌曲 作品103☆
クラリネットがソプラノに花を添えているような大変美しい曲集。ヨハン・ジーモン・ヘルムシュテットのアドバイスがよほどすばらしかったのだろう。

1 静かにわが心よ  Sei still mein Herz
2 二重唱        Zweigesang
3 あこがれ       Sehnsucht
4 子守歌        Wiegenlied
5 秘密の歌      Das heimliche Lied
6 目覚めよ       Wacht auf

☆クラリネットとオーケストラのためのポプリ 作品80☆
当時人気のあったオペラのメロディーをつなぎ合わせて作曲された作品。

ラルゲット
アレグロ-アレグレット

演奏時間 約10分30秒

☆ダンツィの主題による幻想曲と変奏曲 作品81☆
演奏時間 約7分





ロベルト・シューマン
(1810-1856)
☆幻想小曲集 作品73☆
シューマンは1844年夏あたりからうつ病に悩まされる。その年の12月にライプツィヒを去りドレスデンで生活をはじめる。その移住でうつ病に打ち勝ち、1850年の秋頃までに様々な楽器とピアノとの二重奏曲を作曲した。この曲はその時期の1849年2月にドレスデンで作曲。シューマンがクラリネットとピアノのために書いた唯一の室内楽作品。クラリネットの代わりにヴァイオリン、チェロでも可能となっている。クロートのクラリネット、クララのピアノでシューマンの自宅で初演。その後ライプツィヒでミューラーのクラリネット、デントラーのピアノで公開初演。
個々の小品はアタッカで演奏されるように指示してあり、独立した3つの小品とみるより3つの小品が密接に関連する作品と考えられる。

第1曲 Zart und mit Ausdruck
やわらかく、表情を持って イ短調 4/4拍子 三部形式(A-B-C,A-B-A)

第2曲 Lebhaft leicht
いきいきと、軽快に イ長調 4/4拍子 三部形式

第3曲 Rasch und mit Feuer
急速に、情熱を持って 嬰へ短調 4/4拍子 三部形式

演奏時間 約10分30秒

☆3つのロマンス 作品94☆
1849年に作曲。オリジナルはオーボエとピアノで、出版の際にクラリネットと、ヴァイオリンも可と併記された。ロマンスというタイトルは幻想小曲集と同様、シューマンが好んだタイトルである。
ロマン派に書かれたオーボエ作品としてオーボエ奏者には代表的な作品である。

第1曲 Nicht schnell
速くなく イ短調 3/4拍子 三部形式

第2曲 Einfach innig
素朴に、心より イ長調 4/4拍子 三部形式

第3曲 Nicht schnell
速くなく イ短調 4/4拍子 三部形式

演奏時間 約12分

☆クラリネット、ヴィオラとピアノのためのおとぎ話 作品132☆
1853年に作曲。当時のシューマンは健康状態、精神状態はすでに良好でなく、翌年には、ライン川に投身自殺を企てる。そのような時期にあたかも室内楽の年(1842年)のように、このような作品が生まれていることは、晩年のシューマンを考える上で大いに注目してよいであろう。
なお、ヴィオラはヴァイオリンで代用してもよいことになっている。友人のアルバート・ディートリヒに献呈された。

第1楽章 生き生きと、速すぎずに 
変ロ長調 2/4拍子

第2楽章 生き生きと、そしてきわめて明快に 
ト短調 2/4拍子

第3楽章 おだやかなテンポで、柔和な表現とともに 
ト長調 3/4拍子

第4楽章 生き生きと、きわめて明快に 
変ロ長調 4/4拍子

演奏時間 約13分30秒






カミーユ・サン=サーンス
(1835-1921)
☆クラリネットとピアノのためのソナタ 変ホ長調 作品167☆

亡くなる直前の1921年に作曲。サンサーンスは北アフリカへの旅行の前に管楽器のために3つのソナタ(オーボエ、ファゴット)を書いている。これは古典派時代までのまとめ書きにして作曲または出版する慣わしに習ったのであろう。
作品はパリ音楽院の教授であるオーギュスト・ペリエに捧げられている。同年に初演をしたが、サンサーンスは避寒地の北アフリカで他界し立ち会えなかった。
サンサーンスは近代フランス器楽の中心的存在であった作曲家であるが、人生の最後に書いた管楽器の作品がすべて清らかな、簡潔な作品であるのは興味深い。
名ピアニストであったサンサーンスにしては珍しくピアノはシンプルであり、クラリネットが歌う旋律線をもっていることが特徴。

第1楽章 アレグレット

第2楽章 アレグロアニマート

第3楽章 レント

第4楽章 モルトアレグロ

演奏時間 約15分






イーゴル・ストラヴィンスキー
(1882-1971)
☆兵士の物語☆
1918年の作品。兵士の物語の台本作者はラミューズ。
この独特な7人のオーケストラは、ジャズ・バンドにその発想を求めている。兵士の物語の楽器群の選択は、アメリカのジャズの発見から影響を受けています」とストラヴィンスキー自身が語り、ファゴットをサキソフォンのかわりに使い、新しいサウンドを生み出しロシアの管弦楽派と最終的に訣別したとしている。
兵士の物語ではジャズの他にもウィンナワルツやアルゼンチンタンゴ、バッハのコラールや無伴奏ヴァイオリンのための組曲等それまでの作風にはない新しい素材を取り入れている。

☆クラリネット・ソロのための3つの小品☆
1918年の作品。
ストラヴィンスキーは第一次大戦中、戦火を逃れてスイスに過ごした。この時期の傑作である「兵士の物語」(1918年)の公演を援助してくれたヴェルナー・ラインハルトに贈った作品で、1919年スイスのローザンヌで兵士の物語と同時に初演した。
この時期のストラヴィンスキーはヨーロッパで流行しはじめたジャズに強い関心を示し、《兵士の物語》《ピアノ・ラグ・ミュージック》《11楽器のためのラグタイム》などでジャズのスタイルを取り込んでいる。
この3つの小品でも特に3曲目などはジャズの影響が見られる。

機A管の低音域を用いて書かれている。瞑想的な曲 「かなり荒れ果てた風景を描写している。あるいは、難問を黙考している人の肖像かもしれない。」

供A管で書かれている。小節線も拍子記号もない。 「高い音域へと拡がっていく長いアルペッジオは、聞き手に鳥の様子を思いおこさせるだろう・・・優美な音がやわらかく奏されるのは、猫が鳥たちにそっと忍び寄るところを描いているのである。」

掘B管で書かれている。頻繁に拍子が変わり、ラグタイムや、タンゴの雰囲気を取り入れた曲想。

演奏時間 約4分






フロラン・シュミット
(1870-1958)
☆アンダンティーノ 作品30の1☆

1907年に作曲

演奏時間 約3分






フランツ・シューベルト
(1797-1828)
☆八重奏曲 D803☆
1824年の初め、ルドルフ大公の侍従長フェルディナンド・トロイエル伯はクラリネット奏者でアマチュアの作曲家であったが、シューベルトにベートーヴェンの七重奏曲に似た構造でと作曲依頼をした。
トロイエル伯の自宅による私的な演奏会で初演。シューベルトはベートーヴェンの七重奏曲の編成を一部変えて、第2バイオリンを加えている。その点を除けば、ベートーヴェンの七重奏曲を忠実に守っている。
シューベルトの八重奏曲もディベルティメントの形式に従った作品であるが、古い様式を離れて、新しい室内楽のエスプリを取り入れている。

第1楽章 アダージョ   アレグロ
ヘ長調 4/4拍子 

第2楽章 アダージョ
変ロ長調 6/8拍子

第3楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ
ヘ長調 3/4拍子 3部形式スケルツォ

第4楽章 アンダンテ
ハ長調 2/4拍子 主題に基づく七つの変奏曲でシューベルトの初期のオペラ《サラマンカの友人たち》D.326の二重唱からとっている。

第5楽章 メヌエット:アレグロ
へ調長 3/4拍子 

第6楽章 アンダンテ・モルト
変ロ長調 4/4拍子  アレグロ ヘ長調 2/2拍子

☆岩の上の羊飼い D965☆
ピアノの他にクラリネットの伴奏を持つ珍しいリート。シューベルトはピアノとホルンの伴奏によるリート、流れの上で、も残している。当時の花形歌手アンナ・ミルダー=ハウプトマンの依頼で、この曲を作曲したが、作品の引渡しが遅れ、シューベルトの死後、彼女によって初演された。
クラリネットはアルプスの羊飼いの木笛シャルマイを模倣し、ときに澄んだ空気を表現し、歌のオブリガートとなり、軽快なロンドで活躍する。

演奏時間 約4分30秒






カールハインツ・シュトックハウゼン
(1928-)
☆友情を込めて 作品46☆

1977年に作曲。シュトックハウゼンは70年代半ばに集中してクラリネットの作品を発表している。これもそのうちのひとつ。
クラリネット奏者のスザンヌ・ステファンの誕生日プレゼント。
この曲の特徴は、高・中・低の3つの層を意図して作曲されており、水平的なポリフォニーを形成している点である。
バセット・ホルンまたはバス・クラリネットのバージョンもある。

演奏時間 約13分

シュトックハウゼンのクラリネットの作品群

1951 作品1/7 クロイツシュピール(クロスプレイ) オーボエ、バスクラリネット、ピアノ、3打楽器のための (11'29)

1968 作品28 ドクターK六重奏 フルート、チェロ、チューブラーベルとヴィブラフォン、バス・クラリネット、ヴィオラ、ピアノのための (2'32)

1974 作品40-1/2 ”葉と雨” クラリネットとヴィオラのための「秋の音楽」の最終部のデュエット (11')

1975〜81 No.41-8/9 ティアクライス(12宮星座) クラリネットとピアノのための (約24')

1975/83 No.41-9/10 ティアクライス(12宮星座) 3重奏ヴァージョン クラリネット、フルートとピッコロ、トランペットとピアノのための (29')

1975 No.42 ハルレキン クラリネットのための (45')

No.42-1/2 小さなハルレキン クラリネットのための (9')

1975-77 No.43 シリウス 電子音楽とトランペット、ソプラノ、バス・クラリネット、バスのための (96')

1977 No.43-2/3 リブラ(天秤座) バス・クラリネットと電子音楽のための (33')

1976 No.44 アムール クラリネットのための5小品 (26')

1978 カデンツァ モーツァルトのクラリネット協奏曲のための

1978 3.ex48 磔刑 トランペットとバセット・ホルンI/クラリネット、バセット・ホルンII、2ホルン、2トロンボーン、チューバ、電子オルガンまたはシンセサイザのための (18')

1979 1.ex49-1/2 ルツィファよ踊れ!(「ミヒャエルの青年時代」より) バセット・ホルンまたはバス・クラリネットのための (6')  2.ex49-1/2 ビジュー(宝玉)(「ミヒャエルの青年時代」より) アルト・フルート、バス・クラリネットとテープのための (15')

1983 2.ex53 右眉のダンス クラリネット、バス・クラリネット/打楽器奏者/シンセサイザ奏者のための

シュトックハウゼン音楽情報







ティベル・オラー
(1928-)
☆ソナタ 無伴奏クラリネットのための☆

1963年に作曲。高度なテクニックが要求される曲。

演奏時間 約分秒






アレック・テンプルトン
(1910-1963)
☆ポケット・サイズ・ソナタ  No.1☆

1942年にかかれた作品。

第1楽章 インプロヴィゼイション
第2楽章 モーダル・ブルース
第3楽章 イン・リズム

演奏時間 約6分

☆ポケット・サイズ・ソナタ  No.2☆
ジャズ風の語法で、コンパクトな作品3つの楽章からなる。

第1楽章 モデラート
第2楽章 メヌエット
第3楽章 

演奏時間 約分秒




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U〜X



カール・マリア・フォン・ウェーバー
(1786-1826)
☆クラリネットと管弦楽のための小協奏曲 作品26☆
1811年、24才のウェーバーが演奏旅行でミュンヘンへ行った際、ベールマンと出会った。そこでベールマンがウェーバーに自分のための作品を3月の半ばに依頼。そのほぼ2週間後の4月2日に完成したのがこのコンチェルティーノである。
その3日後におこなわれたミュンヘンの宮廷楽団でのベールマンによる初演は大成功で、これを聞いたバイエルン国王マキシミリアンが感動し、直ちにウェーバーにクラリネット協奏曲を2曲書くことを命じた。こうしてそれからほぼ2ヶ月の間に作品73と作品74が完成。

曲は、導入的な第1楽章(アダージョ・マ・ノン・トロッポ ハ短調 3/4拍子)。主題と4つの変奏からなる第2楽章(アンダンテ 変ホ長調 2/2拍子)、そしてロンドに近い自由な形で書かれた第3楽章(アレグロ 変ホ長調 6/8拍子)からなる。
豊かでロマン的な音色、歯切れが良く華やかな演奏を得意としたと伝えられているベールマンにふさわしい、華麗で変化にとんだ作品である。

演奏時間 約9分

☆クラリネット協奏曲第1番 ヘ短調 作品73☆
1811年にウェーバーはミュンヘンでベールマンと再会し2人でコンサートを開く事となった。このときに作曲したのがコンチェルティーノである。この演奏会を聞いて感動した当時のバイエルン王マキシミリアンは、ただちにウェーバーに2曲のコンチェルトを作曲するように命じた。こうして2曲のコンチェルトがミュンヘン滞在中に書かれた。
この1番はミュンヘンでウェーバーの指揮、ハインリヒ・ヨーゼフ・ベールマンの独奏でミュンヘンで初演された。

1811年作

第1楽章 アレグロ
ヘ短調3/4拍子 自由なソナタ形式

第2楽章 アダージョ
アダージョ・マ・ノン・トロッポ ハ長調 4/4拍子 三部形式

第3楽章 ロンド アレグロ
ヘ長調 2/4拍子 ロンド形式

演奏時間 約20分

☆クラリネット協奏曲第2番 変ホ長調 作品74☆
1811年、ミュンヘンに近いシュターレンベルクで作曲。ミュンヘンでウェーバーの指揮、ハインリヒ・ヨーゼフ・ベールマンの独奏で初演。

第1楽章 アレグロ
変ホ長調 4/4拍子 協奏曲風ソナタ形式

第2楽章 ロマンツェ アンダンテ
アンダンテ・コン・モート ト短調 6/8拍子 三部形式 ロマンツェと記されており、独奏クラリネットがオペラのプリマドンナのように表情豊かに歌い、中間部のソロには、レチタティーヴォ・アド・リビトゥム(随意に)がある。

第3楽章 アラ・ポラッカ
変ホ長調 3/4拍子 ロンドに近い形のフィナーレ ポーランドの舞曲ポラッカとポロネーズ風のアラ・ポラッカ

演奏時間 約22分

☆《シルヴァーナ》の主題による7つの変奏曲 作品33☆
1811年プラハで作曲。ハインリヒ・ヨーゼフ・ベールマンがフィルミアン伯爵の邸宅で初演した。
この変奏曲の主題は1810年にフランクフルト・アム・マインで初演されたロマン的歌劇の副題をもつ《シルヴァーナ》でメヒティフデが歌うアリアの旋律である。

主部(アンダンテ・コン・モート 変ロ長調 4/4拍子) 
第1変奏(ピュウ・ヴィヴォ) 
第2変奏(コン・グラツィア) 
第3変奏(モルト・アダージョ・クワジ・ファンタジア) 
第4変奏(アニマート・エ・コン・フォーコ) 
第5変奏(アレグロ・アニマート、コン・フォーコ) 
第6変奏(レント) 
第7変奏(アレグロ)

演奏時間 約14分

☆クラリネット五重奏曲 変ロ長調 作品34☆
1811年から1815年にかけてのウェーバーのスイス、ベルリン、プラハ、ウィーン、ミュンヘンの旅行の間に作曲。
この五重奏曲はベールマンの自宅で完成したらしく、1816年に出版されている。
モーツァルトの五重奏曲と比べ、クラリネットが弦楽四重奏曲より優位にたち、協奏曲風に仕上がっている。

第1楽章 アレグロ
変ロ長調  4/4拍子 ソナタ形式

第2楽章 ファンタジア アダージョ・マ・ノン・トロッポ
自由な形式の楽章 ト短調 2/4拍子

第3楽章 メヌエット カプリッチョ・プレスト トリオ
スケルツォ風 変ロ長調 3/4拍子

第4楽章 ロンド アレグロ・ジョコーソ
めまぐるしく動き回るロンド楽章。 変ロ長調 2/4拍子

演奏時間 約25分30秒

☆協奏的大二重奏曲 作品48☆
1815年に着手し、翌年ベルリンで完成された。
快活で技巧的な作品。
ベールマンのために書かれたとする資料とヘルムシュテットの依頼で作曲されたとの資料がある。たぶんヘルムシュテットの依頼で書かれたのであろう。

第1楽章 アレグロ・コン・フォーコ
変ホ長調 4/4拍子 ソナタ形式

第2楽章 アンダンテ・コン・モート
ハ短調 3/4拍子

第3楽章 ロンド
変ホ長調 6/8拍子

演奏時間 約19分30秒






シャルル=マリー・ヴィドール
(1844-1937)
☆クラリネットとピアノのための序奏とロンド 作品72☆

1898年にパリ音楽院の試験曲として作曲。当時のパリ音楽院教授のローズに献呈。
これまではパリ音楽院の試験曲はウェーバーのコンチェルトなど既存の作品が採用されていたが、この作品の後は、毎年委嘱されることが定着された。

演奏時間 約8分






レオ・ヴァイネル
(1885-1960)
☆ハンガリアン・ダンス☆

ハンガリーの民族的特色を生かした作品。ハンガリー狂詩曲のスタイル。

演奏時間 約6分






アレック・ワイルダー
(1907-1980)
☆クラリネットとピアノのためのソナタ☆
ジャズの即興性とメロディーラインが、夜の雰囲気を醸し出す作品。

第1楽章 アレグロ・モデラート

第2楽章 アンダンテ

第3楽章 グラツィオーソ

第4楽章 アレグロ・コン・フォーコ

演奏時間 約分秒







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Y〜Z


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北爪 道夫
(-)
☆連歌 クラリネットソロのための☆
1996年に作曲。連歌とは、日本の古い詩歌の形態のひとつ。第4回日本クラリネットコンクール課題曲。1996年秋に初演。

演奏時間 約分秒

☆シャドウズ検
1977年の作品。シャドウズシリーズは音楽を、影を伴った立体として認識することを目的としている。
影は弱音と無音の間により表現。

演奏時間 約6分






北爪 やよひ
(-)
☆クラリネットとピアノのための『ソナチネ』☆
1971年に出版。

第1楽章 アレグロ・モデラート

第2楽章 レント・クワジ・アンダンテ、カンタービレ

第3楽章 ロンド、アレグロ・コン・ブリオ

演奏時間 約11分30秒






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末松 保雄
(-)
☆コレスポンダンス機Ν供
コレスポンダンスは末松氏が二重奏または三重奏のために書いているシリーズ。
気1975年、兇1976年に作曲。

演奏時間 機〔6分30秒   供〔7分




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藤家 渓子
(-)
☆初心者のための2つの練習曲☆
練習曲第1番 アンダンティーノ
ドレミの3つの音で作られている。

練習曲第2番 スケール・フォー・ユー
C,F,Gdurの3つの音階で作られている。

演奏時間 約2分






藤田 正典
(-)
☆セレナーデ☆
1983年に作曲。セレナーデ特有の多楽章形式で5楽章からなっている。

演奏時間 約17分30秒




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松下 功
(-)
☆東風(こち) 3本のクラリネットのための☆






三善 晃
(-)
☆彩夢 2本のクラリネットのための☆
1982年の作品。

Kurenai・Scarlet
   母親を含めて性的なものの象徴としてのScarlet
Yoki・Ingant fiend
   残酷さや滑稽さの入り混じった運動のイメージ
Hari・ Beam
   抑圧や威嚇の存在としてのBeam しかし、そこからの昇天のイメージも与えられる
Akane・Madder Red
   夕映えの空と地平線。 その拡がりの中の孤独と郷愁
Chu-ten・Fall in mid-air
   無重力状態の不安な存在感

演奏時間 約6分30秒




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安田 芙充央
(-)
☆ビル・エヴァンスのコード・プログレッションによる小品☆

演奏時間 約3分





湯浅 譲二
(-)
☆クラリネット・ソリチュード☆

1980年、入野義郎氏の追悼コンサートのために作曲。
戦後の日本へ十二音技法を紹介、実践した入野氏にならって、冒頭のモティーフは十二音セリーによっており、後半でその反行形が低音で現れる。全体的には、重音奏法など、様々な現代奏法が組み込まれている。中間部のダブルフラジオレッとは、死者へのコラールである。この曲には追悼の意と、運命に対するやるせない怒りなどが表されている。

演奏時間 約9分




吉松 隆
(-)
☆鳥の形をした4つの小品☆

西村朗氏の「現代の音楽展84」のために作曲。鳥の形のタイトルは、Ballade(バラード)・Invention(インベンション)・Recitativo(レシタティーヴォ)・Divertimento(ディベルティメント)の各楽章の頭文字の遊び言葉である。

演奏時間 約分秒


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※このページの内容はクラリネット・ハンドブック及び多くのCDジャケットを参考に作文してあります。