音を出す基本中の基本。


 ・おなかの支え
 ・音色・音量を一定に
 ・ロングトーンの終わり方




おなかの支え

ロングトーンで重要なのがおなかの支え。
おなかの支えといっても、わたしはおなかに力を入れたりしていません。
音をのばしている間、音色・音量が変化しないように神経を集中するための支点になるのがおなか(胴回り、下半身)と、私はイメージしています。
息を吸ったときに上半身に力が加わらないようにするために、下半身をイメージします。これは呼吸法につながります。息をたくさん吸いすぎると上半身に力が入ります。
わたしは楽器を演奏するとき、普段と変わらずにブレスします。ひとつだけ異なるのが、おなか(胴回り、下半身)を意識することです。この程度のことできちんと楽器を演奏するためのブレスは取れているのです。息を必要以上に吸い込みません。
そして、そのとき意識したおなか(胴回り、下半身)を、ロングトーンのときに一定に保つのです。ただ、一定に保つといっても、力を入れて保つのではありません。神経を研ぎ澄まして、息の圧力が変化しないようにイメージする程度のことです。
実は、おなか(胴回り、下半身)を一定に保つだけでは、音色・音量は安定しません。アンブシュアも一定にしなければならないし、首が動くことさえ楽器が動いてしまうからだめですね。もちろん楽器を支えている両手も、体を支えている両足でさえも一定にしなければならないのです。
すべてが、バランスを保ちながら安定しなければきれいなロングトーンは出来ないのです。
実際には、体をずっと一定に保つのは不可能ですから、私は自分の耳と、イメージを大事にしながら、おなか(胴回り、下半身)の支えを意識の支点としてロングトーンをしています。

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音色・音量を一定に

管楽器は、ピアノと異なり音が立ち上がってから消えるまでに、クレッシェンド・ディミニュエンドなどが安易に出来てしまいます。
音楽的にひとつの音符のなかにクレッシェンドやディミニュエンドが有効なことは多々ありますが、逆にピアノのように自然に音が減衰する表現も必要になります。私が考えるに、演奏する上で、ひとつの音符のなかででクレッシェンド・ディミニュエンドすることよりも、音色・音程・音量を変化させない(ピアノのように)音符の方が圧倒的に多いのです。
アマチュアの方は歌うことを勘違いされていることが多く、ひとつの音符の中でクレッシェンドしたりディミニュエンドしてしまうのでひとつの音ごとに音量・音色が変化してしまいます。
ここでピアニストをイメージしてください。ピアノはひとつの音を鳴らしたら次の音までその鳴っている音はどうにも変化をつけることが出来ないのです。そのためにピアニストはクレッシェンドする場合は最初の音より2個目、2個目より3個目の音を大きくしていくのです。ディミニュエンドはその逆ですね。だからピアニストはフレーズを大きく表現出来るのです。
私は常にこのことを頭のスミにおいて演奏します。ひとつの音の中でのクレッシェンド・ディミニュエンドを極力しないようにして大きなフレーズを意識します。

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ロングトーンの終わり方

音の立ち上がりのことは、タンギングのところに記述してるので、ここでは音の終わり方。

音量・音色・音程を変化させないで音を切るのはかなり難しいです。音を切るときに目立つのが音が切れる瞬間にあまった息を吐き出してしまうこと。あまった息を吐き出してしまうので音の切れる瞬間にクレッシェンドが起きてしまいます。今度はそれを防ぐために音の切れる瞬間に息の圧力を弱めてしまいディミニュエンドになってしまいます。
私は音が切れる瞬間にあることをイメージします。音をのばしている間はフレーズにあわせて息が進んでいます。音が切れる瞬間に私は、息が進んでいるフレーズという名の道路を1mmくらい手前に戻るのです。
楽器を持たないで息をトゥー−−−と出してください。息を切る瞬間に余った息が出てしまったときは音の切れ目がクレッシェンドになってしまう奏法で、息の圧力が弱まってしまったときはディミニュエンドになります。わたしはトゥー−−−−と出して、息をきる瞬間に極ほんの少しだけ息を吸います。

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