.

"WARRIOR" … ROCK CITY / RIOT (1977)

  当時、私は単なる貧乏高校生だった。主にイエスやキング・クリムゾンといった
プログレ系を中心に聴いていたが、それらの音楽に物足りなさを感じていた。プロ
グレは緩急を付けるため、曲が中だるみしてしまうことが多いのだ。最初から最後
まで畳み掛けるように押し続ける曲が聴きたい、そう思っていた時に偶然ラジオで
この曲を聞き、すっかりハマってしまったのである。とにかくサビのコーラスがか
っこいいし、ギターソロも適度な泣きが心地よかった(特にエンディングの...)。
そして、速い! 今ではたいした速さではないのだが、当時としては充分すぎるほど
速かったのだ。当時はアルバムを買うだけのお金がなかったので、「幻の叫び」と
題されたこの曲のシングル盤を買ったのだが、これがHR/HM系では初めて買ったレコ
ードとなった。 
.

"DIE YOUNG" … HEAVEN AND HELL / BLACK SABBATH (1980)

  当時の日本ではオジー・オズボーンの人気よりも、ロニー・ジェイムズ・ディオ
の人気の方が高かったので、ディオがブラック・サバスに加入したことによりサバ
スを聴くようになった人が相当数いたものと思われる。私もその一人なのであるが、
初めて聴いたサバスのアルバム HEAVEN AND HELL は予想を遥かに超えた、素晴らし
いアルバムだったのを思い出す。ディオがレインボーより持ち込んだ様式美的セン
スが、サバス本来のヘヴィさと融合して、名曲満載の傑作アルバムとなったわけで
ある。"HEAVEN AND HELL" や "CHILDREN OF THE SEA" など、好きな曲はいろいろあ
るのだが、特に "DIE YOUNG" が私の大のお気に入りだった。レインボーの 
"KILL THE KING" を、さらにハードに、よりドラマティックに進化させたような様式
美な曲調に、コブシの効いたディオのボーカル。たまらんね、こーゆーのは。   
.

"BACK TO BACK" … RED, HOT AND HEAVY / PRETTY MAIDS (1984)

  今に至る根強いプリティ・メイズ人気の礎となったのが、伝説の名曲
"BACK TO BACK"である。この曲にノックアウトされたファンも多いのではないか。
プリティ・メイズと同様に北欧メタルのブームから出現したヨーロッパがあっとい
う間に凋落していったのにひきかえ、プリティ・メイズの人気が継続しているのも、
この曲が最初にあったお陰ではないだろうか。そういった意味では 
"THE FINAL COUNTDOWN" なんかよりも遥かにHM/HRシーンには影響力のある曲だった
と思う。この曲はパワーメタル寄りの様式美系とでも言えばよいのだろうか、とに
かく押して押して押しまくる。特にイントロダクションとも言うべき直前の曲、
"FORTUNA"との曲間の一瞬の間が最高。この一瞬の「溜め」により、"BACK TO BACK"
のイントロの爆発力は凄まじいものとなった。後はツインリードと圧迫感のあるボ
ーカルでエンディングまで一気に畳み込んで行く。全てはイントロのインパクトで
決まったようなものである。
.

"WILD FRONTIER" … WILD FRONTIER / GARY MOORE (1987)

  ゲイリー・ムーアがブルースへ転向する前、しばらくの間アイリッシュ・トラッ
ド調のHRを演っていた時期があった。その頃に発表されたアルバム WILD FRONTIER
には "OVER THE HILLS AND FAR AWAY" や "WILD FRONTIER" といった佳曲が収めら
れているが、特に演歌的なメロディーラインが心にしみる "WILD FRONTIER" の方が
印象的であった。アイルランドの荒野を吹き抜ける風を思わせるような曲調に、正
確なリフのカッティング。こんなに細かなリフを正確に刻みながら歌える人も珍し
いのではないか。いつになったら、またこのような曲を聞かせてくれるのだろうか。 
.

"BROKEN PROMISES" … ASSAULT ATTACK / THE MICHAEL SCHENKER GROUP (1982)

  今どきの若いファンには想像もつかないだろうが、マイケル・シェンカーはかつ
て「神」とまで呼ばれていたのである。今では彼よりも速く弾くギタリストなんて
掃いて捨てるほどいるし、彼よりも泣きのメロディーを奏でられるギタリストもた
くさんいるに違いない。マイケル・シェンカーがどうして「神」だったの?、と疑
問に思う人も多いかと思う。しかし、彼はやはり「神」だったのである。嘘だと思
ったら、"BROKEN PROMISES" のギターソロを聴いてみて欲しい。類型的な「泣き」
に慣らされてしまった耳を、もう一度独創性溢れる彼の「泣き」に傾けて欲しいの
である。意外性に富んだフレーズを次から次へと繰り出し、それらを組み合わせて
巨大な「泣き」に仕立て上げてしまう構成力と、押しては引き、引いては押すよう
なフレーズ間の「呼吸」の絶妙さや、一瞬の切れ味は何物にも代え難いものがある。
そして、何よりもギターが唄っているではないか。この曲は、ギターソロ以外は駄
曲の疑いを避けられないようなパッとしない曲であるが、その分彼のギターソロの
特徴をはっきりと浮き出させてくれたのである。  
.

"FOOL FOR YOUR LOVING" … READY AN' WILLING / WHITESNAKE (1980)

  バーニー・マースデンとミッキー・ムーディーがいた頃のホワイトスネイクが一
番良かったと思っているのは私だけだろうか。この曲 "FOOL FOR YOUR LOVING" を
聴く度にそう思ってしまう今日このごろである。とにかく音に存在感があり、狭い
空間の中で火花を散らしている。デビカバも素直に唄っているし、他のメンバーも
ガッチリまとまっている。何よりも後年のきちんと制作された作品にはないような、
生のグルーヴ感に溢れている。このバンドにはスーパーギタリストなんか要らない
し、アメリカのリスナーに媚びを売る必要などない。ましてや、ボーカルがロバー
ト・プラントである必要などまったくないのである。このことは、後に10年程経っ
てリメイクされたこの曲の最新バージョンを聴けばよくわかる。やはりデビカバに
唄ってもらいたいような曲を、唄ってもらいたいようなアレンジで、さらに唄って
もらいたいようなスタイルで、演っていた80年頃のホワイトスネイクに勝るものは
ないと思う。
.

"DON'T TELL ME YOU LOVE ME" … DAWN PATROL / NIGHT RANGER (1982)

  ツイン・リードの醍醐味が炸裂するこの曲のギターソロには、とにかく「カッコ
イイ」という月並みな表現しか思いつかない。アメリカらしいカラっとした曲調に、
ツイン・リードのドライヴ感が加味され、抜けるような青空の下をアクセル全開で
駆け抜けるような爽快感がある。それにしてもブラッド・ギルスとジェフ・ワトソ
ンの力量は素晴らしい。当時はブラッド・ギルスの方がオジー・オズボーンのバン
ドでランディ・ローズの代役を務めていたこともあり、若干ジェフ・ワトソンの分
が悪い観もあったが、実はジェフ・ワトソンの方が当時のナイト・レンジャーでは
キー・プレイヤーだったのではないかと、この曲の一連のギターソロを聴いてふと
思った。まず最初にブラッド・ギルスが盛り上げておいて、その後を引き継いだジ
ェフ・ワトソンが勢いを更に加速しつつ、うまい具合に纏めて収束させるといった
分担なのである。この時の、ジェフ・ワトソンの纏め方にも注目して欲しい。
.

"N.N.Y." … MIND'S EYE / VINNIE MOORE (1986)

  十年ほど前、高速ギタリストのブームがあった。トニー・マカパインやジョーイ
・タフォーラといったギタリストが続々と現れては、後に「ネオ・クラシカル」と
呼ばれた曲調のインストゥルメンタルアルバムをリリースしていたが、その中で最
も気に入っていたのがヴィニー・ムーアの1stアルバムだった。このアルバムは曲
が粒揃いで、トニー・マカパインのアルバムのように曲の出来にムラがあったりせ
ず、アレンジも良く練られていたことから、完成度の高さでは当時No.1だと評価し
ていた。中でも、レコードでいうとB面の1曲目 "LIFEFORCE" から3曲目 
"MIND'S EYE" までの流れが特に素晴らしい。さらにその中で2曲目の "N.N.Y." 
に、ネオ・クラシカル系インストゥルメンタルの究極の姿を耳にすることになるの
である。多重録音によるツインリードでハーモナイズした印象的なフレーズを軸に、
手数の多いマシンガン・ギターとゲスト参加のトニー・マカパインによるキーボー
ドソロが次々と繰り出される様は素晴らしいの一言。圧巻はラスト30秒の超高速
「泣き」ギター。どこまでも遠く、どこまでも高く、疾走してゆくギターのカタル
シスが爆発する。フェイド・アウトが惜しい!
.

"THAT GIRL" … INDISCREET / FM (1986)

  A面の1曲目にあるのが納得できるような、いかにもなポップな曲である。とは
いうもののやはり英国のグループ、哀愁の旋律が全編を覆い尽くしている。特に独
創性溢れるサビの部分のバッキングが印象的である。ギターソロも露骨に泣いては
いないものの、翳りを帯びたウエットな雰囲気を漂わせている。一歩間違えば、プ
レイヤーの "BABY COME BACK" のようなAORになってしまうかもしれなかったにもか
かわらず、ギターで細かく刻んで疾走感を出すことによって、ある程度のハードさ
を確保した戦術は成功している。
.

"NOW IS THE TIME" … ODYSSEY / YNGWIE J. MALMSTEEN'S RISING FORCE (1988)

  イングヴェイ・マルムスティーンの作品がまだマンネリ化していなかった頃、ヴ
ォーカルにジョー・リン・ターナーを招いたことがあった。イングヴェイ自身もま
だネタ切れに陥ってなかったし、大物ヴォーカリスト加入によって一人よがりな突
出した部分も珍しく抑えられて、4thアルバム ODYSSEY はバラエティに富んだ曲が
バランス良く配置された傑作アルバムとなった。JLT加入のせいか、末期レイン
ボー的な曲調も随所に見られるが、中でも "NOW IS THE TIME" という曲はそれまで
の作品には見られなかったようなミディアムテンポのポップな曲だった。こういっ
たポップセンスはイングヴェイが本来持っている一面が現れたものなのだろうか。
それともJLTが持ち込んだものなのだろうか。それにしてもギターソロになると
急に音量が大きくなるのは何とかして欲しいものである(そんなに大きくしなくて
も聞こえてるって)。
.

"RISE OR FALL" … LEATHERWOLF / LEATHERWOLF (1987)

  10年以上前にLAメタルのムーブメントがあったが、このLEATHERWOLFは元来、
掃いて捨てるほどいたLAメタルのB級バンドの一つでしかなかった。ところが、
彼らは87年に突然変異的に素晴らしいアルバムを発表し、瞬間的ながら超A級バン
ドへと変貌する。そのアルバムにはよく練り上げられたドラマティックな曲が並ん
でいるが、中でもアルバムのオープニングを飾る "RISE OR FALL" の出来ばえとい
ったら、ただ溜息しか出ないほどだ。正に"荘厳"という表現しか思いつかない程の
ぶ厚いコーラスワークを軸に、印象的な変拍子リフと流麗なツインリードが絡み合
い、驚くほどのドラマティックさと、極めて独創的な叙情性を生み出している。
しかも充分に重いし、パワーもある。この独自路線をそのまま継続してゆけば、
すごいことになっていたのだろうが、残念ながら次のアルバムからはまた元のB級
バンドに戻ってしまい、歴史の闇の中に消えていった。
.

"DON'T BREAK THE CIRCLE" … THE UNEXPECTED GUEST / DEMON (1982)

  DEMON といえば NWOBHM の頃にデビューし、デイヴ・ヒルのソウルフルなハスキ
ー・ヴォイスと、ブリティッシュ・ハードロックの精神性を踏襲した音作りが魅力
のグループである。初期の頃にはギター奏者が曲を作っていたこともあって、現在
よりもさらにギター・オリエンテッドな曲調になっていたように思われる。中でも
名曲"DON'T BREAK THE CIRCLE"が収録されている2ndアルバムは、ブリティッシュ
・ロック史上においても欠かすことのできない作品と言われている。そして、特に
素晴らしいのはギターソロである。たとえば、"DON'T BREAK THE CIRCLE"のギター
ソロを聴いてみて欲しい。ワウワウの効いた、昔ながらの「泣き」のフレーズが、
確実にあなたを「あの頃」にいざなってくれるはずである。これほどギターソロら
しいギターソロは、今ではめったに耳にすることがなくなってしまった。91年頃、
この曲のリミックス版が発表されたが、ディレイが効きすぎていて、オリジナル版
のような生々しさと「味」に欠けてしまっている。
.

"ALTITUDES" … PERPETUAL BURN / JASON BECKER (1988)

  高速ギタリストがブームとなっていた頃に、レーサーXと並んで高速ツインリー
ドを売り物としていたユニットがカコフォニーだった。そのカコフォニーの看板二
人が揃ってソロアルバムを製作するという企画が実現したのは、88年のことだった。
ジェイソン・ベッカーのアルバムは、一風変わったメロディー満載のマーティ・フ
リードマンのアルバムとは対照的に、ネオ・クラシカル的な雰囲気のするアルバム
に仕上がっている。特に、アルバムのオープニング曲である"ALTITUDES"は、ネオ・
クラシカル系泣きのフレーズ満載の素晴らしい曲だった。イングヴェイ・マルムス
ティーンなら音符を詰め込めるだけ詰め込んでしまうような曲なのだが、ジェイソ
ンは緩急を付けて抑制し、押しては引き、引いては押すことによって劇的な叙情性
を演出している。彼はこの後、デイヴ・リー・ロスのバンドに加入したものの、ALS
という難病に蝕まれて、二度とギターを弾くことができなくなってしまう。そんな
彼の境遇を思うと、"ALTITUDES"を涙なしに聞くことはできないのだ。
.

"BURNING IN LOVE" … HONEYMOON SUITE / HONEYMOON SUITE (1984)

  カナダのハードポップ系グループであるハネムーン・スイートの1stアルバムに
は、キーボードを多用した哀愁溢れる曲が何曲か収録されているが、中でもシング
ルカットされた "BURNING IN LOVE" は、完璧ともいってよいほどの構成力が見事で
ある。イントロからエンディングまで寸分の隙なく配置された各パート。きちんと
した歌メロに効果的なギターソロ。歌謡曲的なHM/HRを「歌謡メタル」と呼ぶなら、
この曲はNM/HR的な歌謡曲、すなわち「メタル歌謡」の域にまで到達してしまってい
る。とにかくよく出来た曲だ。
.

"SURRENDER" … IN CONTROL / HEAVENS GATE (1989)

  ハロウイン系のジャーマン・メタルと思いきや、意外とまともな正統派だったヘ
ヴンズ・ゲイトの1stアルバム。ロブ・ハルフォードばりのハイトーンヴォイスを
生かしたジューダス・プリーストっぽい曲と、アイアン・メイデン的な曲が大半を
占める中で、まるでプリティ・メイズの"FUTURE WORLD"を彷彿させるような疾走ナ
ンバー、"SURRENDER"が心地よかった。わかりやすいメロディーラインに、勢いの
よいスピード感が融合し、お待ちかねのジャーマン・メタルとなっている。意外に
ヴォーカルがしっかりしているので、全メンバー一丸となった歯切れのよさが堪能
できる。
.

"VLADIVOSTOK" … PRISM / PRISM (1977)

  カナダ出身のプリズムは当初、プロデューサーのブルース・フェアバーンに見出
されたメンバー達による寄せ集めバンドだった。そのためか、彼らの1stアルバム
には様々なタイプの曲が並んでいる。シンセ多用のスペイシーな曲、軽快なロック
ンロール、爽快なアメリカンロック、泥臭いブルージーな曲…。中でもB面1曲目
の哀愁ナンバー "VLADIVOSTOK" が特に印象的だった。いかにも70年代といった大雑
把なギターに、けだるいブラスが隙間を埋め、ラフなヴォーカルを盛り立てている。
そして、何といってもトーキング・モジュレーターによる泣きのギターソロが最高。
あまりにも単純で、あまりにも短いギターソロだが、今の過剰構築された音には無
い「味」を堪能することができる。
.

"NOVEMBER IS GOING AWAY" … THE HAND IS QUICKER THAN THE EYE / JOSHUA (1982)

  西海岸を代表する高速ギタリストの一人、ジョシュア・ピラヒアのこのアルバム
は全くの凡作であるが、たった一つの奇跡的なギターソロによって多くの人々の記
憶に残ることになった希有の作品でもある。問題のギターソロはミディアムテンポ
のバラードナンバー"NOVEMBER IS GOING AWAY"のイントロの中にあった。そこにあ
るのは、しゃくり上げるような高速泣きギター。アルバムタイトルにも謳われてい
るように、目にも留まらぬ速さで大空に向かって号泣するのである。そして湿り気
を帯びたギターのトーンが、溢れるほどの哀愁をしっかりと支えている。この至福
の時は25秒間続き、まるでそれが白昼夢であったかのように我々の前から消え去っ
てしまう。そしてそれが二度と現れることはなかったのである。
.

"QUEEN OF THE REICH" … QUEENSRYCHE / QUEENSRYCHE (1983)

  先鋭的な作品を次々にリリースして、HMの近代化に貢献したクイーンズライチ。
そんな彼らの1stアルバムには、彼らのルーツともいえる JUDAS PRIEST 的な様式
美で充満していた。中でも「デビュー曲」ともいうべき冒頭の"QUEEN OF THE REICH"
は、鋭角的なハイトーンヴォイスと疾走するツインリードが、ダイナミックなスケ
ール感に収束した好ナンバーである。特にイントロの「掴み」が最高だ。来るぞ、
来るぞ、来るぞ、と思わせておいて、やっぱり来た!と予感的中した瞬間には、す
っかり曲の中に惹き込まれているという寸法である。また、チープな録音も良い方
に作用している。高音域の「抜け」が抑えられたことで、音像がマイルドになり、
翳りを帯びたダークな雰囲気が醸し出されている。しかし何といっても魅力的なの
は、ジェフ・テイトのヴォーカルだろう。ヒステリックに声を張り上げても、線が
細くなることもない。素晴らしい喉としか言いようがない。
.

"EYES OF LOVE" … RESCUE YOU / JOE LYNN TURNER (1985)

  後期レインボーのヴォーカリストだったJLTの1stソロアルバムは、フォリナ
ーのアル・グリーンウッドが大半の曲を提供していることもあってか、キーボード
主体の、フォリナー的なハードポップ満載の作品となった。中でも唯一のJLT一
人のペンによる哀愁ハードポップナンバー "EYES OF LOVE" がいい。どことなく物
悲しい曲調に、JLTのハスキーヴォイスがうまくマッチし、ドラマチックな佳曲
となっている。とはいってもバラードナンバーではないので、躍動感溢れるドラム
スに、大仰だが歯切れのよいキーボードが重なるといった、産業ロック的なツボは
充分に押えてある。そして「お約束」の泣きのギターソロが加わり、今聞いても充
分に良質な作品に仕上がったのである。


戻る